レイアース各話感想(4)
【第31話〜第40話】

 

31話 チゼータの移動要塞と戦えない光

概要

チゼータ初登場。攻め来るジンを海と風が迎え撃つが、剣が折れてレイアースを呼べない光は、何もできずに苦しむ。

印象に残った場面

  • ファーレンの高笑い三重奏
    #チャンアンも、意外とお茶目な人物だったのだな…。
  • お風呂場のモコナ像
    #まさか、このお風呂を作ったのはモコナ?

一言ツッコミ

  • 29話でランティスがモコナに頼んだ通信。やっぱりちゃんと伝わっていなかった…。
  • 「あのせっまい国かや」とお勉強不足のアスカ様にまで言われるチゼータ。タータが自国のせまさを気にするのも無理はないかもしれない。
  • 海に見つめられ、赤くなるアスコット。前は、話しただけで赤くなったりは…していただろうか?
  • 「(お風呂に)一緒に入らないか」などとアスコットに言っていたカルディナだが、入浴中、緊急事態を告げるアスコットの声を聞いて「覗いていたのでは」と真っ先に怒鳴るのもカルディナだった……。

 前回まで活躍していたイーグルだが、残念ながら、今回はお休みである。
 イーグルが寝ている隙にファーレンとチゼータが攻めてきたが、ほとんどギャグのような人たちのため、全体的にほのぼのとした雰囲気だった。
 セフィーロだけは、当初深刻な雰囲気だったが、カルディナの提案で何故かお風呂に入ったりして、こちらもくつろいだ雰囲気に。

 しかし、アルシオーネのいる部屋では、人物の表情も、部屋の明るさも、それらのほのぼのとした空気とはかけ離れている。
 そんな中、クレフ達とは別に、一人だけ離れた所に立っているランティス。
#やはり一匹狼なのだろうか。

 フェリオの言葉を聞いて憎しみをみなぎらせるアルシオーネは、ランティスの声を聞いた途端口調が一変するが、これはこれで、何か怖いものがある。

 そして、暗い雰囲気が突然変わって、いきなり画面にアップで出て来るのは、モコナ(像)。
#モコナ、侮り難し……。

 髪をおろした光や、それをカルディナに言われて、照れている様子の光が可愛い。
 みんなに可愛いと言われ、真っ赤になる光。
 でも、「他の男の人には、ないよ…。」
って、イーグルに「可愛い」と言ってもらえたのに、それを忘れているなんて!
#いくらああいう状況だったとはいえ…。

 しかし、そんなくつろぎの時間も長くは続かず、
「みんな、天井のスクリーンを見て!」
という、どこからか聞こえてきたアスコットの声に、緊張が走る。
#一体どこから呼んだのだろう、アスコットは……。

 スクリーンに映るは、チゼータの移動要塞、ブラヴァーダ。
 そのどこか間の抜けた外見に、「カレーなべ…?」とつぶやく海の反応は、アスカ様と同じ。
 チゼータの精霊に拒否反応を示すところといい、この二人は結構似ているのかもしれない。

 

32話 海・風とファーレン・チゼータ

概要

海がチゼータに、風はファーレンに、それぞれ捕まってしまう。

印象に残った場面

  • ジンを見て吐きそうになるアスカ様
  • アスカ様に「趣味が悪い」と言われてくしゃみをするタータ。
  • 巨大サンユン
  • ふと聞こえたノヴァの笑い声に、人気のない廊下を歩いていたランティスが足を止める所

一言コメント

  • ジンのようなものに、オートザムの曲が使われるとは…(涙)。
  • あのラグナ砲とうちあった怪光線をあびても、何故か無事な海……。

 一応激しい戦闘が繰り広げられた…のではあるが、それが全部ギャグ調という、中休みのような話だった。
 
チゼータの精霊は、見ていてあまり気持ちのいいものではないが、それを目にして大騒ぎする海やアスカ様を見るのが楽しい。

 ことあるごとに踊るチゼータの精霊。
 踊っている間に海と風が攻撃しなかったのが、近寄りたくなかったからだとすれば、それが、ジンを代々守護精霊としてきた理由なのかも(笑)。
#タータのようなセンスの持ち主ばかりだったからかもしれないが。

 それにしても、何故攻撃する前に踊るのだろうか。
 儀式なのか、魔力を送り込んでいるのか、はたまた敵を呆れさせるためだけに踊っているのか(笑)。
 最後の理由だとすれば、それは見事功を奏し、隙を突かれて連れ去られそうになる魔神。

 それを見て慌てたのはアスカ様である。
 紙に、サンユン(らしきもの)を描くアスカ様。
#あれが、あの絵のまま出て来るのではなくてよかった…。

 そして、足音を響かせ、雲を裂いて現われたるは、ジェオをして「何だ、ありゃあ…」とあきれさせた、巨大サンユン!!
 魔法騎士の魔法が炸裂するも、傷つくること能わず。
 アスカ様の想いがこめられた、最強の幻術!

 あっという間に戦局が変わり、「ぽいっ」と捨てられるジンと、捕まえられる魔神。
 一体を手中に収めて満足したか、同じく撤退する巨大サンユン。

 こうして、想像を絶する戦いは、幕を閉じた…。

 

33話 光の願いとプレセアの秘密

概要

柱といえど、死者を生き返らせることは不可能であり、今セフィーロ城にいるのは、実はプレセアのふりをした双子の妹・シエラであることが明らかになった。エスクードの武器を再生する術を持つ彼女は、光の剣を甦らせるべく、光と共に試練に立ち向かう…。

印象に残った場面

逆流する記憶

一言ツッコミ

  • モコナがプレセアの正体に気付いていたのは、シエラが「せっかん」をしなかったからだろうか。(笑)
  • ランティスを探すプリメーラ。この前は一緒にいたはずなのに、いつの間にはぐれてしまったのだろうか。
    #「あんなに大きい」のに……。
  • もしノヴァがいなかったら、この試練はどうなっていたのだろうか。この時だけ、やはり光の影の部分がノヴァとなって現れるのだろうか。

 暗い部屋で海と風のことを考えている光。
 セフィーロに電気はないだろうから、部屋の明りもおそらくは意思の力。…ということは、セフィーロでは、落ち込んでいる時は、部屋も暗くなるのか?
#それはそれで何だか不便なような…。
#逆に、楽しい夢を見ていたら、いきなり明りがついて目が覚めてしまうとか。

 一方、クレフの部屋を訪れるプレセア。
 クレフとの会話で、明らかになるプレセア(シエラ)の秘密。
#安易に「生き返った」としないところが、やっぱり容赦のない
「レイアース」である。 

 そして、プレセアの部屋。
 剣を蘇らせると強い決意を胸に言う光は、堂々としていてかっこよかった。

 

 エテルナの泉の試練よりも厳しいかもしれない試練。
 つらい戦いを思い出す光。
 「でも、もし、3人一緒じゃなかったら…」

 『どうなってたんだろう?』
#と、光とノヴァの声が重なる所がいい。

 決戦の場。
「…そう、知らなかったんだよね。」
の優しげな声から
「……でも、殺しちゃったんだよね。」
と怖い声になる所も凄味があった。
#急に氷の剣で突き刺されるような。

 苦しそうな光。

 「…つらかったよね。苦しかったよね。」
 と、「序曲」が流れ始めるのと同時に逆流する記憶の上に、追い打ちをかけるノヴァ。
#ノヴァは間の取り方といい、実によく光を苦しめるポイントを突いてくる。

「こっちへおいで……」
の呼び声から、さらに凄味を増して
「…おいで」
と呼びかけるノヴァ。
#ここで、巻戻り方がゆっくりになる点にも注目。

 最後に王冠が光るのも、緊迫感を高めてくれた。

 

34話 光と引き裂かれた友情

概要

ノヴァを相手にした試練に果敢に立ち向かう光だが、ランティスの幻を見せられ、深い闇に堕ちてしまう。一方NSXでは、イーグルが血を吐いていた……。

印象に残った場面

  • 血を吐いたイーグル
  • 堕ちていく光を見て、ランティスの幻を抱えて高笑いするノヴァ。

一言ツッコミ

  • イーグルの武器は、そのままでも結構強力らしく、通信機を一撃で破砕。
  • 通信機の修理はザズの担当だろうが、これをどう説明するのだろうか。転んだだけで壊れるというのは不自然すぎる。
  • ランティスの幻を見て闇に堕ちた光だが、今までの経過から、これがノヴァの精神攻だと気付かなかったのだろうか?
  • ランティスに会っていなければ、この試練、もしかして容易くクリアできたのでは…。
  • チゼータ兵は主に似たのか、結構乱暴である。4つの国の中では、一番乱暴かも知れない。
  • 海も風も、すぐに魔神を呼んで脱出することもできたはずなのに、そうしなかったのは、「相手が何を望んでいるのか確かめたかった」からだろうか。そのわりには、風は弓勝負の後、さっさと帰ろうとしていたが。

 今回も、色々な所で色々な事が同時進行していたが、なんといっても、一番衝撃的だったのは、イーグルである。これについては、イーグル名場面集に詳しく……。
 それはそうと、今回のタイトルだが、別に光の友情は引き裂かれてはいないし、それはむしろイーグルの方だと思うので、光とイーグル、どちらにもとれるように、単に、「引き裂かれた友情」にした方がよかったのではないだろうか。

 

 さて、試練は続き、ほとんど目が死んだような状態になりながら、海と風の名を口にする光。
 ノヴァからきつい幻を見せられても、二人を信じる光。
 しかし、そこに現れるランティスの幻。
 ランティスのことは自覚してなかったせいか、奈落の底に落ちていってしまう。

 ところで、この試練の内容だが、結局、「自分にとって本当に大切なものを理解する」という点では、エテルナの試練と同じなのかもしれない。
 それは、「自分の大切なもの」に攻撃を仕掛けられるという点に表れている。
 しかし、再生する時は、単純な直接攻撃以外の、言葉による攻撃なども受けねばならないから、こちらの方が大変ではなかろうか。
#作るときより直すときの方が大変とは……。

 

 一方、ブラヴァーダでは、そんな暗い雰囲気を一気に吹き飛ばす叫び声と共に、海が目覚めていた。
 童夢では、風もまた。
 長い時を生きてきた魔神も、人付き合いの経験はあまりないらしく、「ウィンダムさん」と呼ばれそうになるという緊急事態に、どう対処していいかわからぬ様子。
 ここで、風とウィンダムの間に落ちる沈黙が面白かった。

 

35話 海とタータ・タトラの野望

概要

イーグルが血を吐いたため、NSXの出撃は6時間後となった。一方ブラヴァーダでは、海とタータが剣の勝負をした後、お茶を飲んで親交を深め、侵攻の理由も聞くが、両者の意思は変わらず、海はセレスを呼んでブラヴァーダを後にする。

印象に残った場面

  • 剣で戦う海。とても綺麗だった。
  • ノヴァ「仲間の心は信じられたけど、自分でもわからない心には勝てなかったね」
  • 必死にザズを誤魔化すジェオ
  • 咳き込むイーグル

一言コメント

  • ジェオの部屋へ向かうザズ。走らずに、速歩きをしているのは、「艦内を走らないように」という規則でもあるのだろうか。
  • 「おだてても、もう、菓子はやらんぞ」
    と言うジェオだが、お菓子はもう、全部食べてしまったのでは。まさか、他の場所にもまだお菓子を隠してあるのだろうか。イーグルの武器のように。
  • 風が連れ出された時間は海と同じぐらいだったが、アスカ様に会うまでに時間がかかったのは、着物だと着替えが大変だったからだろうか。

 今回から、冒頭に説明がつくようになった。
 初登場時のイーグルの姿が見れて、嬉しいかぎりである。
 初めて見る人にもわかるようにか、詳しい説明。でも、毎回だから、少しばかり飽きてくるけれど…。

 チゼータの侵攻理由を聞いた後、決意を新たに要塞を出る海。

 しかし、またしても、最も戦いたくないであろう相手と戦わなければならなくなって、大変そうである。
#見てる分には楽しいが…(笑)。

 そのころ、ファーレンでは、嬉しそうに興奮して話しかけるアスカ様に、礼儀正しく挨拶する風がいた。
 しかし、話しかけられてもなかなか返事をせずにじっと黙って相手を見つめている、というのはどうかと思う。
#アスカ様が怒るのも無理はない。

 

36話 風対アスカ・命賭けの弓勝負!

概要

魔神が欲しいと駄々をこねるアスカ様に対し、風は弓勝負を持ちかける。アスカが勝てば魔神を渡し、風が勝てばセフィーロに帰すという約束で。見事勝利する風だが、アスカは納得せず、風の前に立ちはだかる…。

印象に残った場面

  • 花冠を持って走るランティス
  • 大はしゃぎするアスカ様
  • 「変なもの」を獲物に弓勝負する風とアスカ様

一言コメント

  • 海を助けに来ていたアスコットが連れていた魔物は、随分強そうだったが、第一部から後、また新しい「お友達」ができたのだろうか。
  • 弓はあまり得意ではないだの、射た数は自分の方が「少し」多いだの言う風。謙遜も、時には嫌味である。

 今回から、CM前後の絵が変わった。
 今回は、ファーレンとチゼータ。
 絵といい、音楽といい、なんともほのぼのとした雰囲気。
 まあ、今回も、前回に引き続き、わりとほのぼのとした話だからいいのかもしれないが。
 それはそうと、これにチゼータが出てくるのは、非常に稀で、この話のほか、44話に出てくるのみ。それを考えると、出番の少ないチゼータが少しばかり気の毒である。

 

37話 甦れ!光の剣

概要

アスカに「柱」の真相を話した後、フェリオの助けもあって、無事童夢から脱出した風。しかし、海や風がセフィーロ城に向かって急いでいると、いきなりデボネアが虚空に出現し、圧倒的な力で魔法騎士達を攻撃。幸い、クレフの力により一瞬で城に転送され、難を逃れた彼らだが、クレフは力を使い果たして倒れてしまう。一方光は、試練を乗り越え剣を甦らせることに成功していた。そして、朦朧とする意識の中、駆けつけたランティスに、自分の気持ちを伝えるのだった。

印象に残った場面

  • 風に問われ、セフィーロに来た理由を話すアスカ様。顔を赤らめるところが可愛い。
  • 鳥に乗ってセフィーロ城に帰る風とフェリオ
  • ノヴァ「ヒカルが自分を嫌いだから、
        私はヒカルが大好きなんだよ」
  • 光「…ごめんなさい…でも…好き…」

一言コメント

  • フェリオが風を助けに来ていたが、広い童夢の中、どうやって風の居場所を突き止めたのだろうか。
  • アスコットを受け止めるセレスを見ると、魔神の大きさがよくわかる。うっかり握りつぶしてしまわないかと心配になる程だ。
  • しかしクレフも、あんなことができるなら、もっと早くやればいいのに…。

 剣を飛ばすアスカ様の攻撃を、いともあっさりと魔法で防ぐ風。
 前回、緊迫した雰囲気で終わっていたため、何だかやけにあっさりとした印象を受ける。

 それはそうと、風を助けに来たフェリオだが、風は少しも危ない様子はなく、フェリオの行動は無駄だったのではないかとも思える(風は嬉しかったかもしれないが)。
 いや、もしフェリオが来なければ、アスカ様とはこの時点で完全に和解できていたかもしれないし、風はウィンダムでセフィーロに帰ろうとしただろうから、その点だけを見れば、無駄どころか余計なことだったとも…。
#精獣より魔神の方が速そうだし。

 

38話 イーグル・セーフィーロ城総攻撃!

概要

モコナの導きでランティスに会った光は、母の形見だというペンダントをもらう。しかしその直後に、NSXのラグナ砲がセフィーロ城を襲う。なんとかクレフの魔法で防いだものの、その後イーグルの総攻撃が開始された。

印象に残った場面

  • 光がランティスからペンダントをもらう場面
  • 戦うイーグル

一言コメント

  • すねているかのようなフェリオが面白い。
  • 「ザズ、スタンバイ、できましたか?」
    と問うイーグルだが、ここで、
    「いや、まだ…」とかいう答えが返ってきたらどうするんだろうと、考えてみると面白い。
  • ランティスにすすめられ、離れた場所に腰を下ろす光が、とても不自然。
  • 「小鳥に耳を引っぱられるモコナ」に注目。

 モコナの導きにより、ランティスの所へ行く光。
 モコナは、第二部になってから、すっかり「恋の導き手」となってしまったようだ(笑)。

 最初は緊張してぎこちない様子だったが、小鳥をきっかけに、緊張が解ける光。
 そんな光を見守るランティスの目が温かい。
 そして、小鳥につられてやってきた光にペンダントを渡すランティス。この間の会話のランティスは、かっこよかった。
#イーグルの次に…。
#この場面は、光とランティスの二人のシーンでは、一番好きだ。
#最終回よりも。

 しかし、そんな温かい雰囲気も、クレフの声で中断。
 ここで飛び立つ小鳥が緊迫感を高めてよかったと思う。

 その後、久しぶりに、魔法騎士三人そろっての出撃。
 本来なら、これまで活躍できなかった鬱憤を晴らすかのように大活躍するところだろうが、今回の主役はイーグル!
 イーグルの前では、主人公といえど、手も足も出ないのだった。

 

39 セフィーロ城大混戦! 

概要

魔法騎士とイーグル達がセフィーロ上空で戦っている時、セフィーロ城内には魔物が出現。皆が混乱している隙に、デボネアは王冠の部屋に入り込む。しかし、エメロード姫の強力な残留思念が発動され、彼らは撃退される。また、丁度その頃セフィーロ城に突入を果たしていたイーグルと、それを追った光も、その強烈な光を浴びて、意識を失ってしまうのだった。

印象に残った場面

  • 戦うイーグル
  • エメロード姫の王冠が発動する場面

ポイント

デボネアを追って、王冠の部屋の前にワープしたランティス。その剣の柄が、なんと緑色に!(普段は黒なのに…)

 イーグルに足止めを任されたジェオと、戦闘に入る光。
 復活した剣の新たな攻撃に、
GTOは破損。
#ザズが嘆くだろうなあ……。

 しかし、さすがはジェオ、後は連続攻撃で光を追い詰めていく。
 …が、ここで、思わぬ邪魔が!!

 「戒めの風!」「癒しの風!」

 突然復活した風の魔法により、一気に勢いを取り戻す魔法騎士達。
 ああっ、よけいなことをっ!!
#もはや普通の見方ができなくなっている。
#セフィーロより、イーグルが気になるのだから…。(笑)

 それはそうと、海も風も、ジェオとの戦いの真っ最中に、それを放り出して行こうとするなど、ジェオに対し、少し失礼ではなかろうか。一応互角の相手なのに、なんだか「こんな奴、気にする必要はない」とでも思っているように見えてしまう。
#だから、文字通り足元を掬われるのだ……。

 

40話 魔法騎士とひとときの安らぎ

概要

イーグルが城内で音信不通となったため、NSXとセフィーロは一時停戦。魔法騎士達は、居住区で久しぶりに和やかな時を過ごす。しかし、そこにノヴァが現れ、ランティスを殺すと言い残して去っていった。
一方ランティスは、イーグルのもとを訪れていた(詳細は
こちら)。
柱の証も変化しはじめ、いよいよ物語は終盤に向けて加速しはじめた……!!

印象に残った場面

  • 昔のセフィーロの夢
  • 対峙する光とノヴァ。木の葉が舞い落ちた所で動く両者。
  • ランティスと再会するイーグル

ポイント

  • 「柱がなくても花は咲く」
    今回の、そして今後のキーワード
  • 「ザガート。俺は…」の後のランティスのセリフが気になる。

 目の前に広がる緑。小鳥達の歌声。
 そんな平和な昼下がり、語り合うランティスとザガート。
 一見平和そうに見えるセフィーロだが、この時から既に、崩壊へと動き出していたのだろう。
#ところで、この夢は、イーグルも見たのだろうか。

 

 そして、居住区では、久しぶりに穏やかな時を過ごす魔法騎士達。
 夢といい、今回は緑溢れる場面を多く目にする。
#最近ずっと暗い空ばかり目にしていたから、たまにはこういうのもいいかもしれない。

 しかし、突然訪れる静寂。
 飛び立つ鳥。
 ざわめく木々。
 舞い散る木の葉。

 この辺りは、「嵐の前触れ」という感じで緊迫感を醸し出す。

 そこで、再び出会った光とノヴァ。
 今の実力は、おそらく互角。
 光のペンダントを引っぱるなど、嫌がらせをする時は、ノヴァは本当に嬉しそうだ。(笑)
 最初にランティスの所へ行かなかったのも、光を動揺させるためなのだろう。
#これもみんな、「光に好きになってもらいたい」という思いの裏返し?

 

 

 

 

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