イーグル名場面集【アニメ】(1)

 

ここでは、アニメの中でイーグルが登場した場面を
中心に語っています。
当然のごとく大暴走しておりますが、
おつき合い頂ければ幸いです。

 

 

21話 出発と新たな絆

イーグルのセリフ

「柱を失ったセフィーロ。…攻めるなら、今ですね」
#記念すべきイーグルの初セリフ。
#でも、よく考えて見ると、なぜこの時点でこのセリフを……。
#柱の消滅前から、ずっと間近で攻撃の機会をうかがっていたというのならともかく(笑)。

脚本集との相違点

特になし

イーグルの表情

まばたきをするイーグル。かっこいい…。
#この絵は全編を通しても、かなり好きな部類に入る。

 ああ、イーグル!やっとイーグルの登場だ!!

 とはいえ無論、最初からイーグルに注目していたわけではない。
 一番最初に見た時は、「セフィーロ」と「戦艦」のあまりのイメージのギャップについていけず、「???」と、呆然としているうちに終わった。イーグルにしても、「誰か出てきた」ぐらいにしか思っていなかったのだから…。
 しかし、その後三か月余りが過ぎてからは、いつの間にかイーグルのいないレイアースなど考えられなくなっていたのだから、人生はわからない。

 今回は、残念ながらイーグルの出番は少ししかなかったが、それでもとてもかっこよかった。NSXも。

 雲の中を抜けるNSX
 その切れ間に光を反射して、威圧感を漂わせて進軍する
NSX

 本当にかっこよかった。ザズの気持ちが少しわかる。
#もちろん、一番かっこいいのが、その艦橋にたたずむ人物であるのは言うまでもない(笑)。

 あと、 OPにも今後しばらくこのイーグルが出てくることになるので(色合いは違うが)、それも嬉しい。いつもついつい見入ってしまう。
 ちなみに、同じ曲の
OPは、絵が変わる前よりも、こちらの方が好きだ。理由はもちろん、こっちのイーグルの方がかっこいいから。

#絵が変わった後のは、悪役に見えるし、小さいし、顔が文字で隠れるし(泣)。

 

22話 セフィーロと三つの国

イーグルのセリフ

「どうしました?ジェオ」

「あれは…セフィーロの、『伝説の魔神』……」

「……ザズ。僕の『FTO』を出してください」

「『伝説の魔法騎士』にご挨拶してきます」

「責任者だからこそ、挨拶はきちんとするべきでしょう。セフィーロの危機を救ったという、『伝説の魔法騎士』に」

「『FTO』……GO

「僕は、セフィーロ攻略の最高司令官、オートザムの
 イーグル・ビジョン」

「貴方たちが、あの『伝説の魔法騎士』、ですか」

脚本集との相違点

  • (脚)イーグル「………?」
      ↓
    (ア)ザズ「ねえねえ、訳のわからないものって、何さ」
  • (脚)「…あれが…。セフィーロの、『伝説の魔神』……」
      ↓
    (ア)「あれは…セフィーロの、『伝説の魔神』……」
  • (脚)「責任者だからこそ、挨拶はちゃんとすべきでしょう。」
      ↓
    (ア)「責任者だからこそ、挨拶はきちんとするべきでしょう」
  • (脚)「僕は、オートザムのイーグル・ビジョン。
        セフィーロ攻略の最高司令官です」
      ↓
    (ア)「僕は、セフィーロ攻略の最高司令官、
        オートザムのイーグル・ビジョン」
  • (脚)「……いきます」

イーグルの表情

  • 振り返って「僕のFTOを出して下さい」という所は、CDの冊子にも載っていて、やはり素敵だ。
  • 「オートザムのイーグル・ビジョン」と名乗る表情がとてもかっこいい。ファイターの表情。

 イーグルの出番もちょっぴり増えて、嬉しいかぎり。 
 最初、声だけで、なかなか顔を見せてくれなかったけれど。
#すでに一度顔を見せているのだから、すぐに見せてくれてもいいのでは……。

 原作のザズのセリフをジェオが横取りしたりもしていたが(そのザズはイーグルのセリフを横取りしていた)、オートザムの雰囲気が伝わってきてよかった。

 そして、出撃するイーグル。何だかとっても楽しそう…(笑)。とても病気とは思えない。これではジェオが、不審に思いつつも、気付かなかったのも無理はない。
#このままずっと元気でいてくれたらよかったのだが。

 それにしても、FTOは速い。
 遠くで何かが光って、あっと思った時にはもう目の前にきていた、という感じだ。白い軌跡を描いて飛ぶのもかっこよかった。

#さすがイーグルの乗るメカ(笑)。
#まさに流星の如く……でも、流星のように燃え尽きないでほしかった。

 

23話 オートザムの侵攻とランティス

イーグルのセリフ

「そうですねえ。あなた方から見れば、僕達オートザムの人間は、
侵略者以外の何者でもないでしょう」

「……シールド」

「それが『魔法』ですか。セフィーロで意志の強い者だけが
 使えると言われている、『魔法』。」

「さすがは、『伝説の魔法騎士』。

 FTOにスクランブルサインが出たのは、これで二度目です。」

「お会いできて、楽しかったですよ。魔法騎士たち」

「すぐ、再会することになりますよ。
 でも、今度は挨拶じゃありません。……本気です」

「ではまた」

脚本集との相違点

  • (脚)「…そうですね。貴方たちから見れば、僕達オートザムの
       人間は、侵略者以外の何者でもないでしょう」
      ↓
    (ア)「そうですねえ。あなた方から見れば、僕達オートザムの
       人間は、侵略者以外の何者でもないでしょう」
  • (脚)「それが、『魔法』ですか」
      (…これが、『魔法』か。セフィーロでも意志の強い者
       だけが使えると言われている、『魔法』。)
      ↓
    (ア)「それが『魔法』ですか。セフィーロで
       意志の強い者だけが使えると言われている、『魔法』。」
  • (脚)「すぐ、再会することになります」
      ↓
    (ア)「すぐ、再会することになりますよ」
  • (脚)「では、また」
      ↓
    (ア)「ではまた」

イーグルの表情

 今回のイーグルは、顔が悪役みたいで悲しい…。
 でも、セレスの攻撃をシールドで防ぐところはかっこよかった。

 イーグルは、「FTOGO」や「シールド」を呟くように言うが、そこがまたたまらなく素敵なのだ。

 まさしく「嵐のように現われて、嵐のように去っていく」という感じだったイーグル。
 ちなみに、この「ごあいさつ」は、原作とアニメでは、どちらかというと、原作の方が好きだ。
 ランティスの登場で帰るところとか、戦闘時に目つきが変わるところとか。そして、「貴方達が、あの伝説の魔法騎士ですか」と言い、にっこり笑顔……いいなあ。

 

24話 魔法騎士と戦艦NSX

イーグルのセリフ

なし

イーグルの表情

 ランティスの名を聞いて目を閉じるだけ、という出番の少なさが悲しい…。

 決心してはいても、名を聞いただけで苦しい、というのがまた…見てるこちらも苦しくなってしまう。

 

25話 光と夢の中のノヴァ

イーグルのセリフ

「そういえば、『魔神』から聞こえた声も、
 どうやら女の子のようでした」

「守備範囲かどうかは、分かりませんね。声は聞こえましたが、
 操縦者の姿までは確認できませんでしたから」

「それに、セフィーロの住人なら、見た目そのままの年齢とも
 かぎりませんよ。ザズより年下に見えても、ゆうに三百歳を
 越えているかもしれない」

(…ランティス……)

「…セフィーロ。代々の『柱』が、祈りの力で、
 その全ての秩序を支え、平和へと導いていた国……」

「この国の『柱』システムを掌握するのが、僕の使命です」

「……ジェオ」

「……FTOの修理は、終わってますか?」

「……セフィーロは、オートザムが落とします」

(『伝説の魔神』。FTOとはまったく違うタイプだ)

「ジェオ」「魔神の分析はできましたか」

「生きている?」

(…生きている。こんな巨大なものが…。
 確かにランティスの言っていたとおりだな…)

「……女の子?」

「…いや、『セフィーロ』の人たちを外見で判断しては、
 いけないんでしたね」

「……そうですよ」

「聞きたいこと?」

「それを聞いて、どうなさるんですか?」

「おもしろいことを、おっしゃるんですね」

「…そうですね…。…とりあえず、貴方たちは、このセフィーロをどうしたいですか?」

「新しい『柱』が、セフィーロから誕生するまで?」

「…考えたいこと?」

「…セフィーロの『柱』システムそのものを手に入れることです」

「セフィーロの『柱』は『万能』です。
 その意志の力をもってすれば、できないことはない。
 オートザムは、その『力』が欲しいんです」

「だから、セフィーロを守る伝説の魔法騎士と僕は、
 敵以外のなにものでもないのですよ」

「セフィーロの『柱』システムは、オートザムがいただきます」

脚本集との相違点

  • (脚)「…そういえば、『魔神』から聞こえた声も、
       女の子のようでした」
      ↓
    (ア)「そういえば、『魔神』から聞こえた声も、
       どうやら女の子のようでした」
  • (脚)「それに、セフィーロの住人なら、見た目そのままの
       年齢だともかぎりませんよ。ザズより年下に見えても、
       ゆうに三百歳を越えてるかもしれない」
      ↓
    (ア)「それに、セフィーロの住人なら、見た目そのままの
       年齢もかぎりませんよ。ザズより年下に見えても、
       ゆうに三百歳を越えてるかもしれない」
  • (脚)「生きてる?」
      ↓
    (ア)「生きている?」
  • (脚)「伝説の魔法騎士と僕は
        敵以外のなにものでもないですよ」
      ↓
    (ア)「伝説の魔法騎士と僕は
        敵以外のなにものでもないですよ」

イーグルの表情

  • ジェオとザズを見て、にこにこ笑っているイーグル。
  • ちょっとびっくりした様子のイーグル
  • 信頼を表してくれるジェオを見上げるイーグルの笑顔
  • FTOの修理は終ってますか?」と問いかけるイーグル。
    #ここで、髪がふぁさっと揺れるのもいい!

 ランティスのことを考え沈むイーグルと、そんなイーグルに、「何があってもついていく」と言うジェオとザズ。このあたりが、今回、一番好きな場面だ。
 イーグルを理解するジェオと、そんなジェオを理解しているイーグルと。そんな様子がよく伝わってきた。

 イーグルのいるオートザムのこの雰囲気、そして友情。…本当に素敵だと思う。
#ランティスがいたら、きっともっと楽しかっただろうなあ…。

 そして後半、NSXの甲板にて、魔法騎士の三人と対面するイーグル。
 ここのイーグルは、何だか三人をからかっているというか、挑発しているみたいな気がした。「新しい柱が誕生するまで?」と聞くところなど、何だか皮肉ってるみたいに見えたし。
#あえて敵らしく振舞おうとしているのだろうか…?

 そして、魔法騎士とは敵以外の何者でもないというイーグル。罠があるとしたら、その直後に発動していただろうが、丁度そこにあらわれた童夢で、罠の有無は不明のままとなった。
#しかし、何故イーグルは、魔法騎士達を
NSX上に招き入れたのだろうか……?

 

26話 魔法騎士とファーレンのアスカ

イーグルのセリフ

「……ファーレンの『童夢』か」

「ジェオ。ファーレンの移動兵器・童夢です」

FTOGO

「……ファーレンの王族のみが使える『幻術』ですか」

「……ええ。とりあえず、僕は大丈夫です。ただ……
 魔法騎士のお嬢さん方は、これから大変だと思いますが」

「伝説の魔法騎士」

「戦闘データはすべて記録させていただきました。では、またあらためて」

脚本集との相違点

(脚)「………。」「戦闘データは(略)」
  ↓
(ア)「伝説の魔法騎士」「戦闘データは(略)」

イーグルの表情

 高みの見物を決め込むイーグルの表情が素敵だった。
#イーグルの顔には結構バラつきがあり…前半は登場場面も少ないのだから、毎回こういう素敵なイーグルを見せてほしかった。

 イーグルの出番は少なかったが、出てくるイーグルがどれも素晴らしかったので、それだけで……。

 あと、OPの絵が変わり、イーグルの顔がは小さくなって、怖くなってしまった。今回からのイーグルは、時々、文字が顔にかぶさることがあるのも残念な点だ。
 
OPに限らず、物語が終盤にさしかかるまで、イーグルの顔はたびたび悪役のように描かれることがあったが、これも最初はイーグルを悪者だと思わせようという陰謀によるものか。(笑)

 童夢の出現を知り、FTOに乗り込むイーグル。
 やがてほどなく、獅子と対峙する魔法騎士。
 さっきまで先頭をきっていたイーグルが、いつの間にか後方で様子をうかがているのが、さすが…(笑)。

 そして、サンユンの言を入れて、撤退するアスカ様。
 またしても様子をみはからって登場するイーグル(笑)。
 データをとったことを告げて、あっという間に姿を消してしまった。近くにいたはずの
NSXも、今はもう見えない位置に。
 やはり
FTOのスピードは驚異的だ。

 

28話の次回予告

イーグル:「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     他の魔法騎士と別れて、城の外に出たヒカル。
     それを見つけて、僕は、
FTOでセフィーロ
     に行ってみました。
     でも、ヒカルと一緒にいるのは……ランティス!?
     次回、魔法騎士レイアース
     『光とランティスの危険な旅。』
     ……見て下さいね。       」

<今日はだ〜れだ?>

 「今日は、イーグル!」

イーグル「みなさん、当たりましたか?では、また。」

 

28話 イーグルと捕らわれた光

イーグルのセリフ

「こんにちは。魔法騎士のお嬢さん。今日は、一人なんですね」

「前にお会いした時に、戦闘データと一緒に貴方個人の生体データも取っておいたんです」

「一人になっていただいて、助かりました」

「そうですね…。僕の国には、『柱』システムが必要ですから」

「本当に不思議ですね。…どんな動力で動いているんでしょうね。その魔神は」

「…ランティス…」「……GO

「シールド」

「女の子に、これ以上怪我をさせたくありません。
 おとなしくして下さいませんか」

「…シールド」

「…っ。シ…シールドが……!」

「なにっ!?」

「…セフィーロでは、見た目の年齢通りの力とは限らないんでしたね」

「女の子だと思って手加減すると、ひどい目に遭うのは、こっちのようです」

「なにっ!? ……消えた?」

「なに!?」

「……ランティス」

「…僕の任務は、セフィーロの『柱』システムを掌握することです」

脚本集との相違点

  • (脚)「貴方達個人の生態データも取っておいたんです」
      ↓
    (ア)「貴方個人の生体データも取っておいたんです」
  • (脚)「おとなしくしていて下さいませんか?」
      ↓
    (ア)「おとなしくして下さいませんか」
  • (ア)「…シールド」
  • (ア)「…っ。シ…シールドが……!」
  • (ア)「なにっ!?」
  • (脚)「…セフィーロは見た目のとおりの年齢とは、
       限らないんでしたね」
      ↓
    (ア)「…セフィーロでは、見た目の年齢通りの力とは
       限らないんでしたね」
  • (ア)「なにっ!? ……消えた?」

イーグルの表情

 どの表情も素敵だが、ランティスの姿から目をそむけ、「…GO」という姿や、シールドが破られ静かにテンションが高まっていくイーグルが、特に素晴らしかった。

 今回は、イーグルが主役。後半はイーグルが独り占め!

 雲を開き、FTOに乗って、颯爽と登場するイーグル。
 またもや何だか楽しそう。

 そして、ランティスに気付き、表情を硬くするイーグル。
#やはりランティスを見ると、心穏やかではいられない…。

 やがて、戦闘に入る二機。
 ミサイルを撃ちながら、地上を並走する
FTOとレイアース。
 か…かっこいい!

 この時、ランティスのすぐ側にも、ミサイルが雨のように降り注ぐが、当たらなかったのは、イーグルの配慮によるものか、それとも単なる偶然なのか。
#しかし、平然と立ってるランティスもすごい。

 そして、墜落するレイアース。
 いつもの調子で、その側に降り立つイーグル。

 「女の子に、これ以上怪我をさせたくありません。
  おとなしくして下さいませんか。」

 …本心で言っているのかもしれないが、この状況でそんなことを言っても、挑発にしか聞こえないのがなんともはや……。

 案の定、その言葉で奮起して立ち向かってくる光。
 強固なシールド。
 燃える剣。
 爆音。
 切り落とされる腕。
(#ああ!イーグルのFTOがっ!!)
 鳴り響く警報。
 灯るレッドランプ。

 しかし、一瞬の動揺の後、またすぐいつもの調子に戻るイーグルは、やっぱりすごい。それだけでなく、それまでと違って、本気になったような様子が読み取れる。
 「
FTOに乗ると、性格が豹変する」と言われるイーグルに。
#目つきが変わったような。

 あと、ここから「大乱戦」が流れ始めるのもすごくかっこいいと思う。そこから俄然緊迫した雰囲気になった。
 それに続く「シールドが
.…」というイーグルのセリフや、うるさいぐらいに鳴り響く警報も。

 光の粒子を残して消えたかにみえるFTO
 
FTOとレイアース、真っ向から激突!
#ここのイーグルの表情もかっこいい……。

 ちなみに、脚本集では上空からのFTOの一撃をレイアースがなんとか受け止める、といった風なのに、実際には、向かい来るFTOにレイアースが盾を投げつけ、FTOの注意が一瞬それた隙に、上をとったレイアースがFTOに斬りかかる、という風に変更されている。
 主人公に見せ場を作ってやろうということなのかもしれないが、これだと何だかイーグルがしてやられたみたいで悔しい。
#イーグル優位で何故いけない!?

 そして、間に入る、一条の光。
#ここのランティスが、その後の「あらすじ紹介」に出てくることになるわけか…。

ランティスの叫びを聞いて、苦しそうな表情をするイーグル()
しかし、振り切るように、光に向かって捕獲バリア(?)を発射する。あれだけの戦いの決着にしては、なんだかあっけない…。
#何故最初から使わなかったのだろうか。

推測1.戦ってみたかったから。
推測2.もっと戦闘データがほしかったから。
推測3.ある程度相手にダメージを与えてからでないと効果がないから。

 そして、飛び去ってしまうFTO
 あっという間に光の点に…。
 追おうとするランティス。
 イーグルに完全に無視され続けたせいか、その姿は、
「ええい!俺の話を聞け!!」と怒っているようにも見えた…。

29話の次回予告

イーグル:「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     ランティスの前に立ちはだかる魔法使い。
     これから、どうなるんでしょうか?
     
NSXでは、ヒカルをお迎えしたので、ザズが
     喜んで
います。
     次回、魔法騎士レイアース
       『イーグルと 捕われた光』
     ……見て下さいね。      」

 

29話 イーグルと捕らわれた光

イーグルのセリフ

「急に動いちゃ、だめですよ」

FTOが発射したバリヤーに、精神ショックを与える電磁波が組み込まれているんです」

「…痛みとはっきりしない意識は、すぐ消えるでしょうが…、
 手荒な真似をして、すいませんでした」

「あらためてご挨拶します。オートザムのイーグル・ビジョン。
 
NSXの、責任者です」

「『異世界』…ですか……」

「異世界から招喚された者のみが、『魔法騎士』になれるという
『伝説』は…本当だったんですね」

「…お菓子、食べませんか?」

「ジェオは甘いものが好きでね。作戦会議だと言ってはこの部屋に来るんで、自分専用のお菓子を置いてるんですよ。一緒に食べましょう?

「甘いものは、嫌いですか?」

「良かった」

「いいんですよ。ジェオは自分の部屋にもお菓子を隠してあるんですから」

「ぜーんぶ、食べちゃいましょう」

「…ランティスは、今、セフィーロにいるんですね…」

「…彼が、セフィーロから旅に出て、またこの国に戻るまで…。
 きっと、一番長く滞在していたのが、オートザムだったと思いますよ」

「なんて言えばいいか…」

「僕のFTO は、ご存じですよね。あの、白い機体です」

「ランティスがオートザムに来た時に、ちょうど、ファイターのテストがあって…」

「それまで、FTOは負けたことがなかったんです。それで、
 どんな人なんだろうと思って、会ってみたら…」

「ランティスって、無口で無表情ですよね」

「そうですね」

「でも、僕は彼を裏切った」

「なんでもありませんよ」

「…オートザムは、極度に機械化された国です。精神エネルギーを数値に換え、それを国を動かす力としてきた」

「オートメーション化された世界。人の手を離れて育つ社会秩序。そして、ある日突然、限界が訪れてしまった」

「あまりに機械化された世界は、便利さのかわりに、
 人間から精神エネルギーを奪ってしまいました。
 精神エネルギーで支えられていた国から、その源がなくなればどうなるか、想像はつきますよね」

「このままでは、オートザムは滅びるでしょう。
 僕が欲しいのは、より大きな精神エネルギー。
 つまり、このセフィーロ全体を支えるほどの力を持つ、
 柱システムそのものです」

「貴方の服です。お借りしてしまって、すみません」

「そのグローブ、精神エネルギーを検索しようとしたら、
 限界数値を超えていたそうです」

「服、着替えますか?その格好も可愛いですが」

「それ、ザズが作ったんですよ」

「ザズが喜んでましたよ。可愛い女の子が来たって」

「…知っています。ランティスから…聞きました」

「!」

「……困ります」

「……相変わらず、強いですね」

「…オートザムは、このままでは死滅します。セフィーロの
『柱』システムを使うしか、道はない」

「…!?」

脚本集との相違点

  • ()FTOが発射した捕獲バリヤーに、精神にショックを与える
      電磁波が組み込まれているんです」
       ↓
    ()FTOが発射したバリヤーに、精神ショックを与える
      電磁波が組み込まれているんです」
  • (脚)「手荒な真似して、すみませんでした……」
      ↓
    (ア)「手荒な真似をして、すいませんでした」
  • (脚)「このNSXの責任者です」
      ↓
    (ア)NSXの、責任者です」
  • (脚)「なんと言えばいいのか」
      ↓
    (ア)「なんて言えばいいか…」
  • (脚)「なんでもありません」
      ↓
    (ア)「なんでもありませんよ」
  • (脚)「あまりにオートメーション化された世界は、
       便利さの代わりに、人間から『精神』エネルギー
       そのものを奪ってしまった」
      ↓
    (ア)「あまりに機械化された世界は、便利さのかわりに、
       人間から精神エネルギーを奪ってしまいました」
  • ()「つまり、このセフィーロすべてを支えるほどの力を持つ、
      『柱』システムそのものです」
      ↓
    ()「つまり、このセフィーロ全体を支えるほどの力を持つ、
      柱システムそのものです」
  • (ア)「!」(ランティスが現れた時)
  • (ア)「…!?」(光が消えた時)

イーグルの表情

  • 光に微笑みかけるイーグル。
    どんな警戒心も溶かし、幸せな気持ちにしてくれる、素晴しい笑顔。イーグルの人柄が表れている…。
  • 「異世界……ですか……」
    と言ったイーグルの顔は、ソングブック2に出てくる顔と同じ。

 この回を待っていた!今回は、最初から最後までイーグルが出てくるという、幸せな話である。
 戦いの場を離れたイーグルの日常を垣間見ることができて、いい話だったと思う。

 NSXで目を覚ました光を連れて、バイクで艦内を移動し(広い…)、ちょっとしたドームのような部屋の前に降り立つザズ。
#アニメアルバムを見るまでは、ここがイーグルの部屋だとはつゆ知らず。
#ちなみに、その設定資料では、入り口には護衛兵が立っていることになっているが、実際は無人。

 そして、部屋の中には、くつろいでいる様子のイーグルが。
#真打ち登場!(笑)

 瞳に敵意を燃やす光に、優しく話しかけるイーグル。
 本当に、優しい……。
#考えてみれば、4つの国の中でも一番紳士的だし。

 はぐらかされたような感じで、一瞬呆気にとられた様子の光。その光に向かって、にっこりと温かい笑みを向けるイーグル!!
#思わず巻き戻してもう一度(笑)。

 そして、これまた光に優しく話しかけるジェオ。
 ムキになって会話に加わるザズ。
 その楽しい会話を聞いて、横でくすくす笑っているイーグル。
 オートザムでは、日常の光景なのだろう。
#こういう雰囲気に憧れる……。

 イーグルに目で合図され、ザズを抱えて部屋を後にするジェオ。
 イーグルがそうしたのは、ランティスや柱の話題が出るとまずいからだろうか。
#まさか、ジェオに内緒でお菓子を食べるため、とか…(笑)?

 

 お茶の用意をしながら話すイーグル。
#右手だけで用意をしているのがちょっと不自然な気が。
#あと、お菓子の入っている箱が、リボンのついたやけに可愛らしいものだったが、あれもジェオの趣味だろうか。料理のエプロンにも、ひよこのマークがついていたりするし(笑)。

 「ジェオが甘いものが好きで……」
と話しているイーグルを見ていて、光もこのとき、「オートザム」を「敵の一つ」としてではなく、「イーグルとジェオとザズのいる国」として見ることができるようになったのだと思う。
 無表情の記号ではなく、表情のある人間として。 

 そして、お茶を飲むイーグルと光。
#ジェオには気の毒だが、人の部屋にお菓子を置いておいたのだから、諦めてもらうしかないだろう。それに、イーグルの笑顔が見られるのなら、いくらお菓子をあげても惜しくはない。
#しかし、あの位置からでは、かなり無理をしないとお菓子には手が届かないのでは…。

 まず、ランティスのことをきりだしたのは、イーグルだった。
 やはり、気になるようだ。

 初めてランティスと戦った時のことを思い出すイーグル。
 当時のことを思い出してくすりと笑うイーグル。

#その頃の様子を、もっと見たかった…!

 そして、「でも…優しいよ」という光の言葉に、「そうですね」とにっこり笑うイーグル。
 その時のイーグルは、とても嬉しそうに見えた。
 まるで「ランティスのことをわかってくれる人がいてよかった」と言っているかのような温かな笑顔。

 ランティスはああいう性格なので色々と誤解されやすく、以前からイーグルはそのことを気に掛けていたのではないだろうか。
 ましてや、この時期にオートザムからセフィーロに帰ったとあれば、疑われているかもしれないとも懸念しており(実際そうなのだが)、だからこそ、ランティスのことをわかっている人がちゃんといてよかったと安心したのではないか。

 そして、話し終えた後、部屋を出ていこうとするイーグル。
#何だかつらそう……。

 「ザズが喜んでましたよ。可愛い女の子が来たって。」

 光のことも、決して嫌いではなく、できれば敵にしたくはないけれど、やはり戦わなければならない。
 自分とランティスも、また。
 そんな気持ちがこめられているようにも見えた。

 

 そこへ、突然爆破される天井。
 落ち着いて、シールドをはるイーグル。
#どんな時でも冷静。

 戦う二人。
 ランティスは、なんとかしてイーグルに柱になるのをやめさせようとしているみたいだが、やはり、戦いは避けられないのか…。

 対峙する二人の横で、叩かれる扉。
 この音が、緊迫した雰囲気を盛り上げているのは間違いないが、どうして先ほどのように扉を開けて入ってこないのか、不思議である。

 推測1.非常事態が発生すると、扉が開かなくなる。
 推測2
.先程の衝撃で開閉装置が壊れた。
 推測3
.動転しているため、開けることを思いつかない(笑)。 

   はたして、真相は……?

30話の次回予告

イーグル「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     突然消えてしまったヒカル。
     どうやら、ノヴァと名乗る……」

ジェオ「ああー!イーグル!
    お前、俺のお菓子、全部食べただろー!(泣)」

イーグル「ええ。美味しかったですよ。(にっこり)」

ジェオ「…………。」

イーグル「次回、魔法騎士レイアース
     『ノヴァと悪魔の魔神レガリア』。
     見てくださいね。」

ザズ「あ〜あ、ヒカル、帰っちゃったのか……」

イーグル「(くすくす)」

 

30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア

イーグルのセリフ

「…あのお嬢さんは、帰ってしまいましたね。あれも、『魔法』ですか」

「ヒカル。可愛い子ですね」

「『魔法騎士』になれるのは、本当に、異世界から招喚された者だけだったんですね」

「………………」

「…おそらく、魔法で防御してあります。撃っても当たりませんよ」

「ザズ。君のお気に入りのお嬢さんは、帰ってしまいました」

「覚悟していたんですが…。だめですね。ランティスに、
 あの目で見られると。もう少しで決心が揺らぐところでした。
 …どんな理由をつけても、侵略するのは、あまり愉快じゃありませんね」

「…部屋に隠してあるのも、ですよ」

脚本集との相違点

(脚)「…覚悟してたんですが…。だめですね」
   ↓
(ア)「覚悟していたんですが…。だめですね」

イーグルの表情

  • ランティスの言葉にうつむくイーグルが、つらそうで…。
  • ランティスが去った後、ジェオにもたれかかるイーグルの表情が悲しくて、苦しくて…。
    #「だめですね。イーグルに、あの目で見られると」

 今回の出番はさほど多くはないが、その一言一言が、重い…。

 光が突然消えたことについては深く追及せず、
「…ヒカル。可愛い子ですね。」
 とにっこり笑うイーグル。
 脚本集には、この言葉にランティスが一瞬反応するとあるが、この時既に、ランティスは、光を好きになっていたのだろうか。
 そして、イーグルはそれに気付いていたのだろうか。

 「俺は、お前と、戦いたくない。」
 悲しい目でイーグルを真直ぐ見つめ、一語一語、はっきりというランティス。
 悲しい目をするイーグル。
 しかし、ゆっくりと、つらそうに、首を振る……。
#ここでまたイーグルの決意とつらさが伝わってきて、もう…。

そこへ、扉を蹴破って入ってくるジェオ達。
兵士達を前に、これ以上の説得は無理と、帰っていくランティス。
銃を向ける兵士達を制止し、複雑な表情で見送るイーグル。
#自分以外の者にランティスを害させることはできない、というところか。

 そして、ランティスの姿が消えて、緊張がとけた後。

 いつものようにザズに話しかけるイーグルだが、その声がまた、悲しそうで、つらそうで……。

 イーグルの側に歩みよるジェオ。

 何もかも分かっているという感じのジェオに、張り詰めていたものが溶け、心の内を明かすイーグル。
 こんなにもつらいというのに、ランティスの前でだけは決してその様子を見せないイーグル……。
 原作では、ジェオにも見せようとしなかった。
#でも、寝言には、出てきて…。

 何とかイーグルを元気づけようとするジェオ。
 「俺の甘いもの全部やるから、元気出せ」という言葉には、そのためには自分は何でもするという気持ちがこめられているようだった。
 そして、「部屋に隠してあるのもですよ」と言って、つらさをふっ切ったかのような笑顔を見せるイーグル。
 ランティスの前で、その心情とは反対にみせていた笑顔よりも、真実味がこもって見えた……。

 

32話 海・風とファーレン・チゼータ

イーグルのセリフ

「…魔法騎士が、別れた?」
(セフィーロの城にいるのは…ヒカル…)

脚本集との相違点

なし

イーグルの表情

今回も、出番の少なさを補うぐらい素敵だった。

 最後に、やっと登場するイーグル。
#ちょっとだけだが…(涙)。

 戦局の変化には気付いたみたいだが、あの想像を絶する戦いは、見ていなかったようだ。
 見ていたら、さぞにぎやかだっただろうにと思うと、それが少々残念ではある。

 

34話 光と引き裂かれた友情

イーグルのセリフ

「魔法騎士が、別れました」

「それぞれ、チゼータの移動要塞『ブラヴァーダ』。
 ファーレンの移動兵器『童夢』内にいるようです」

「今、セフィーロの城にいるのは、ヒカルだけです」

「ランティスから聞いた『柱』の証は、おそらくあの城にあります」

「セフィーロの城を攻略するなら、今です」

「はい?」

「もう…いいんです」「……もう、いいんですよ」

「やめろ!」

「…怒鳴って…すみません。でも、大丈夫ですから…」

「…どうしてこう、タイミングが悪いんでしょうね、僕は。
 ジェオの前で、こうなるなんて」

「…もう少し早く、この病気で死んでいれば、
 ランティスを裏切らずに、すんだかもしれないのに……。
 『柱』が消滅したとわかって、セフィーロ攻略を命じられた
 その日に、発病するなんて……」

「…もういいんです。どうせ死ぬのなら…ランティスに
 どう思われても、苦しく…ないですから……」

脚本集との相違点

  • (脚)「…先代のエメロード姫のときは、
        王冠の形をしていたそうですが…」
  • (脚)「…ランティスを、裏切って…、彼から得た情報で、
        セフィーロに侵攻することが…ですか?」
  • (脚)「よりにもよって、ジェオの前でこうなるなんて」
       ↓
    (ア)「ジェオの前で、こうなるなんて」

イーグルの表情

  • OPがっ!!(泣) イーグルの顔がっっ!!!(号泣)
     文字に隠れて見えなかった……。(文字は邪魔だ!!)
  • オートザムでランティスと過ごしていた頃のイーグル。
    #穏やかな表情。幸せだった、あの頃…。

 久しぶりのイーグルの回。
 衝撃の大きい回でもあった……。

 NSXのジェオの部屋。
 まだイーグルの部屋は、修理中なのだろうか。

 小型コンピューターで、いろいろ見ているイーグル。
#残念ながら、何を表しているのかさっぱりわからない(笑)。

 イーグルの言う通り、セフィーロを攻略するなら今しかない。
#障害になりそうなのはランティスとクレフだけだし。
#こんな時に血を吐いてしまうとは、本当にタイミングが悪い…。

 

 セフィーロを侵略することが−ランティスと戦うことが、すごくつらいはずなのに、今は、そんな様子を微塵にも感じさせないイーグル。
 それが、まだ納得できない様子のジェオ。

 思い浮かぶ、オートザムの情景。
 ランティスが、見事にオートザムファミリーに溶け込んでいる。
 けれどそれは、もう二度と返らない過去……。

 そんな風に思ったか、一瞬ためらいの表情を見せた後、
「もう、いいんです」とふっきったように微笑むイーグル。
#ああ、イーグル……!

 

 突然、目を見開き、咳込むイーグル。
 最後の「がはぁっ」、と血を吐くところは、すごく苦しそう…。

 ポタリ、ポタリと床に落ちる血。
 最初に見た時は、予想外の展開に、頭が真っ白になってしまった。

 血を見て驚き、ザズを呼ぼうとするジェオ。
 必死の声。
 しかし。

 「やめろ!」
 イーグルの叫び声。
 後にも先にも、イーグルが怒鳴ったのは、この一回だけだったような気がする。それだけ必死なのだろう。

 肩で荒い息をつくイーグル。
 すぐに、いつもの口調にに戻るが、苦しそう(涙)。

 倒れそうになるイーグルを支えるジェオ。

 「やっぱり、隠してやがったな。」
というジェオのセリフからすると、ジェオもうすうす気付いていたのだろうか。
 これまでは、戦闘の時もイーグルは楽しそうで、そんな気配は見えなかったのだが。
 イーグルの部屋に少し血の跡が残っていたりといった不審なことがあったのだろうか。

ところで、脚本集だと、血を吐いた時、

「イーグルの服とジェオの胸のあたり、ばっと赤く染まる」
「机の上のものを倒してせき込むイーグル。」
「ザズ、散乱している部屋の様子に驚く」

 というのが書いてあったが、実際は、そこまで派手な事態にはならなかった。いくらなんでも、ここまで異常な様子だったら、ザズを誤魔化すことはできなかっただろうから、そのためだろうか。

 

 セフィーロ攻略を命じられたその日に発病したというイーグル。

 まさに、皮肉としか思えない巡り合わせ。

 イーグルは、それを知った時、戦士として生き、戦士として死ぬのだと、決意して……。
 残った命をくすぶらせるのではなく、残り少ない命の灯を、最後まで、精一杯輝かそうと。
 流星のように、自分に残された命を光にかえて、自分の願いのために、燃え、輝くのだと。

「…もういいんです。どうせ死ぬのなら…ランティスに
どう思われても、苦しく…ないですから……」

 という言葉には、イーグルのやりきれない苦しみがこめられていたように思う。
 自分で決意したことでも、ランティスに対する感情は、どうしようもない。
 それを感じとったジェオも、どうすることもできないことに、苦しんでいる。

 もう、戻れない。
 先にかつてオートザムで過ごした日々を見たせいか、それがよけいにたまらなく、悲しく感じられる……。

 イーグルは、本当に強い人だと思った。
 そして、他の誰よりも、イーグルに、生きていてほしいと。
#この話で、私はイーグルに完全にはまってしまっていることを自覚したのだ……。

 

35話 海とタータ・タトラの野望

イーグルのセリフ

「大丈夫ですよ。ちょっと足を滑らせてしまっただけですから」

「……ジェオ」

「…しかし、六時間経てば、二人の魔法騎士が戻って来るかも…!

「…ジェオは、本当にいい人ですね」

(……ランティス。ヒカル……!!)

脚本集との相違点

(脚)「…ジェオは悪くありません」

イーグルの表情

眠っているイーグル。このイーグルは、アニメに出てくる
「眠っているイーグル」の中で、一番好きだ。

#ひたすら自分で決めた道を走り続けるイーグル。
 どんなに苦しくても、歩みを止めないイーグル。
 そんなイーグルの、わずかな休息の時間……。
#ここで流れるランティスのテーマが、そんなことを思わせる。

 息せき切って部屋にやってきたザズを見て、ものすごくわざとらしい咳払いをするジェオ。
 これでは、「何かあった」と言わんばかり。
#ザズに、有無を言わせぬ調子で「チーフ・メカニック!」
 と話しかけるのも、実に怪しい感じが。

 納得しない(するわけないか…)ザズ。
 イーグルを追及しようとするザズを、強引にさえぎるジェオ。
 またしても、非常にわざとらしい口調で、
GTOにランチャーも装備できるようにしといてくれ」と告げる。
 見かけ通り、嘘のつけない性格のようだ。

 一応追及をやめたザズも、絶対に「何かおかしい」という気持ちをさらに心の中に育ててしまっていることだろう。

 

 大きく安堵の吐息をもらすジェオ。
 再び激しく咳込むイーグル。
 ザズがいる間は、無理矢理抑えていたのだろうか。
#咳をこらえるのは、結構苦しいものがあるけれど…。

それでも苦しい息の下、ジェオに感謝の笑みを浮かべるイーグル。

 それには答えず、「出撃は6時間後だ」と、いつになく強引な調子で言うジェオ。
#ここの脚本集のセリフがないのがちょっと残念。

 そんなジェオに、「ジェオは本当に、いい人ですね。」と、
しみじみと言うイーグル。ほっとしたような、嬉しいような表情。
#今は、そんなイーグルを理解する人物が側にいる事が救い…。

 

 

 

 

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