イーグル名場面集【アニメ】(2)

 

38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃!

イーグルのセリフ

「大丈夫ですよ。ずいぶん寝ました」

「寝心地のいいベッドでしたよ」

「全速前進。まず、城を墜とします」

「ラグナ砲、発射用意」

「様子を見るだけです。突然攻め込んで、大歓迎を受けるより、
接近したらどんな反撃があるのか、まず、確かめるべきでしょう
?

(…ヒカル…。ランティス…)

「いえ…。あれも魔法でしょう」

「ザズ」「スタンバイ、できましたか?」

「出ます」

「バリヤーの精神エネルギーを検索しました。
 ここを集中攻撃すれば、突破できます」

「努力します」

「……FTO GO

「……行きます」

「水を使った魔法。防御機能より、スピード重視」

「風を使った魔法。攻撃よりも、防御重視」

「炎を使った魔法。攻撃重視。剣の威力は、三機中で最強」

「まず、防御力を低下させます」

「次は…。足ですね」

脚本集との相違点

  • (脚)「ずいぶん眠ったから、大丈夫ですよ」
       ↓
    (ア)「大丈夫ですよ。ずいぶん寝ました」
  • (脚)「今の攻撃でバリヤーの精神エネルギーを検索しました」
       ↓
    (ア)「バリヤーの精神エネルギーを検索しました。」

イーグルの表情

  • コマンダーの顔になって前進を告げるイーグル。
    #かっこよかった…!
  • CM後のイーグルが素敵だ…。思わずみとれてしまった。
    #ここにオートザムが出てくるのを待っていたのだ!
  • ラグナ砲の用意をし、楽しむかのように「発射」と言うイーグル。
  • セレスの懐に飛び込み、「ふっ」と笑う所がいい!

 久しぶりに、イーグル登場!
 これまで休んでいた分、大活躍である。
 しばらくの間、
OPでしか会えなくて寂しかったが、今回これほど活躍してくれるのならば、我慢した甲斐があったというものだ。

 しかも今回は、「負けたよ。お供しましょう。コマンダー」
と、ジェオも初めて出撃する。
 ところで、このセリフからすると、イーグルは、ジェオに一緒に来てくれとは言わなかったようだが、これも、ジェオへの配慮だろうか。
 ジェオはランティスや光と戦うのは気が進まないだろうと考え、一緒に戦うかどうかはジェオに任せるということだったのではないか。
 そして、ジェオもイーグルのそんな気持ちに気付いていたのでは…。

 

 そして、出撃するFTOGTO
 
FTOのコクピットの明りが灯っていく様は、イーグルの戦意の高まりを表しているようで、いつ見てもかっこいい。

 で、いよいよ戦闘開始。
 強い強い!さすがはイーグル、次々と目標を突破していく。
#魔法騎士達の分析をするところなどが、かっこいい!

 そして、青い竜巻も楽々と突破して、セレスに至近距離からビームを発射。力尽きたセレスを盾にするイーグル。
#これが、最強のコマンダー・イーグルの本気…!

39話の次回予告

イーグル:「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
      城の外では僕達と魔法騎士との戦闘が
      続きますが、どうやら城の中にも魔物が
      現れたようです。セフィーロはどうなって
      しまうのでしょうか?
      次回、魔法騎士レイアース、
       『セフィーロ城大混戦!』見てくださいね。」

 

39話 セフィーロ城大混戦!

イーグルのセリフ

「…ジェオ」

「ここから突入します。魔法騎士のお嬢さんを、引き留めておいて下さい」

「大丈夫ですか!?」

「…その魔神は、スピードも、なかなかですね」

「…ええ」「………」

「『柱』になることを、僕は犠牲だとは思いません。
 僕は、あの国を愛している。オートザムが滅びない方法がある
 のなら、それを実行するだけです」

「貴方には、セフィーロを守りたいという『願い』がある」

「僕にもオートザムを救いたいという『願い』があります」

「遠慮はいりません。お互いの『願い』のために、戦うだけです」

「シールド」

「以前戦った時より、数段強くなってますね」

「ここは…やはり、強行突破しかなさそうですね」

「……っ!」

「は………っ!」

「!」

脚本集との相違点

  • (脚)「魔法騎士のお嬢さん達を、引き留めておいて下さい」
       ↓
    (ア)「魔法騎士のお嬢さんを、引き留めておいて下さい」
  • (ア)「……っ!」(城のバリアを破って突入する時)
  • (ア)「は……っ!」(城内にて、剣を抜いて駆ける時)
  • (ア)「!」(エメロード姫の声が聞こえた時)

イーグルの表情

  • セフィーロ城に突入すべく、「ジェオ」と呼びかけた時のイーグルの顔。ファイターの表情で、かっこいい……!
  • 「お互いの願いのために、戦うだけです」というイーグル。
    本気の戦士の表情……!!

 セレスを投げつけ、その隙に城に向かうイーグル。
 相変わらず、素早い。

 その後、追いついてきたレイアースと向かい合うFTO

「…遠慮はいりません。お互いの願いのために、戦うだけです」

 と、剣を抜くイーグル。
 その決意の強さが伝わってくる……。
 おそらくこのセリフは、その場にいないランティスに対しても、言っているのではないか。
 また、ここでことさらこういうことを言うのは、自分を鼓舞するためもあるだろうが、光が心おきなく戦えるようにとの配慮もあるかもしれない。
 イーグルはなんといっても戦士だから、本気になれない相手を本気で叩くのは気が進まないだろうと思う。

 そして、戦闘状態に入ったイーグルと光。
 それを見て、海と風はジェオを無視して駆けつけようとするが、ジェオが根性を見せて、すかさず阻止。
#思わず拍手(笑)。

 苦戦する光は、ノヴァやジェオに放った新技を披露する。
 しかし、本気になったイーグルは無敵である。
 無傷のまま、城へ突入。

 光の攻撃を防いで、静かにレーザーソードを出すところなど、すごくかっこよかった。

 でも、デボネアのせいで王冠が光り……。
 魔物は消えたが、イーグルも気絶してしまった。

 それにしても、イーグルは運が悪い。
 魔法騎士が城にいない時には血を吐いてしまうし、攻め込んだ途端にエメロード姫の王冠が発動するし。
#「運の良さ」のパラメーターがあったら、ヒュンケル並に低いかもしれない。戦士は運の良さが低い……。

#反対に運の良さが高いのは、フェリオ?

40話の次回予告

イーグル:「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     突然城を覆った光。あれは何だったんでしょうか?
     セフィーロ城で、僕は、ランティスと再会することに
     なって
しまいました。…あの目はどうも、苦手です。
     次回、『魔法騎士とひとときの安らぎ』
     見てくださいね。」

 

40話 魔法騎士とひとときの安らぎ

イーグルのセリフ

(透明な…壁か)

「こんにちは」

「…武器は…全部、取り上げられてしまいましたか」

「あ、ばれちゃいましたね」

「…声が聞こえました」

「女の人…。いや、女の子かもしれない。綺麗な、優しい声でした…」

「あれが…、貴方の言っていた、エメロード姫ですね」

「しかし、姫はもう……」

「…いいんですか?僕にそんなことを教えて」

「『最後の想い』だとすると…あの城内を満たした強力な精神エネルギーは、もう発動されないということになりますが」

「敵が作戦を立てやすい情報を与えちゃ、だめですよ」

「『柱システム』を手に入れることが、僕の使命です」

「僕は、使命を果たすだけです」

「…たとえそうであっても、僕は辛いとは思わないでしょうね」

脚本集との相違点

特になし

イーグルの表情

今回のイーグルは、どの表情も綺麗でみとれてしまう…!

  • 「こんにちは」「あ、ばれちゃいましたね」と、ランティスに
    にっこり笑いかけるイーグルの笑顔が素敵!
  • 「たとえそうだとしても、僕は辛いとは思わないでしょうね」と言いながらも、つらそうなイーグル。
  • 強い意志を秘めた、イーグルの大きな目…。

 セフィーロの過去を夢で見る光だが、この夢は、イーグルも見たのだろうか。イーグルの表情からは、わからない。
#あの場に透明なイーグルがいたら……。

 そのイーグルは、セフィーロ城の一室で、マントをはずし、ランティスと同じような、黒いアンダーウエアに。
#服の趣味まで似ているのだろうか(笑)。
 イーグルと言えば白い服のイメージだが、黒い服もよく似合う。

 あと、ここのイーグルの部屋だが、脚本集では、

イーグルが捕らえられている部屋→イーグルが捕われている部屋→イーグル用の部屋→イーグルの部屋→イーグルがいる部屋

 というふうに、次々と名称が変わっていたが、書くのが面倒になって短くしたのだろうか?

 

 どんな時でも落ち着いているイーグルは、部屋に入ってきたランティスに、にっこり微笑みかける。
#こういう場面でも微笑むことができるのがすごい。

「武器は…全部、取り上げられてしまいましたか。」
 と言うイーグルだが、ここで一瞬、不敵な笑みを見せたのを、私は見逃さなかった(笑)。
 にっこり笑いながら、あんな物騒なものをいくつも隠し持っていたとは…。
#しかし、脚本集3巻を読んで以来、ようかんの話を思い出して、つい笑ってしまうのだった。

 

 イーグルと対峙するランティス。
 普通なら聞き流してしまいそうなランティスのセリフの言葉尻をとらえて貴重な情報を得るあたり、イーグルはさすがだ。
#名探偵の素質があるだろう。「眠りのイーグル」…?(笑)

 話題をそらそうとするイーグルの笑顔もランティスには通用せずに、いきなり本題に入るランティス。
#イーグルはランティスと目を合わせたくなかったようだが。

 「お前を愛する者が、悲しんでもか?」

 というランティス。ランティスの目は、イーグルに柱になって欲しくない、不幸になってほしくないと強く訴えていた。
 言葉と視線を受けて、つらそうな顔をするイーグル(涙)。

「たとえそうだとしても、僕はつらいとは思わないでしょうね。」
 というイーグルのセリフに、

「もういいんです。どうせ死ぬのなら…ランティスに
 どう思われても、苦しくないですから。」

 と言っていたイーグルの姿が重なって見え、本当にたまらない気持ちになった。

 そして、内心ではランティスと目を合わせるのをとてもつらく思っているはずなのに、それをランティスにだけは意地でも悟られまいとするようなイーグルの様子も、見ていてせつなかった。

41話の次回予告

イーグル:「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     セフィーロでランティスに再会しましたが、
     彼は、少しも変わっていませんでした(くすくす)。
     ノヴァと名乗る光そっくりの少女にも会ったのですが、
     なんと彼女はランティスを攻撃してきたんです。

     次回、魔法騎士レイアース
        『ノヴァとの戦いと魔物の正体』
    
 見て下さいね」

 

41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体

イーグルのセリフ

「…ヒカル?」

「あれは…ヒカルじゃ、ありませんよね!?」

「!」

「ええ…あなたこそ。
 …しかし、敵の心配をして、どうするんです?」

「ランティス!」

「は!」

「……え?」

「…!」

「ランティス!」

「ヒカル!」

脚本集との相違点

  • (ア)「!」(ノヴァの攻撃からランティスに守られた時)
  • (脚)「ええ」
       ↓
    (ア)「ええ…あなたこそ」
  • (ア)「は!」(糸で攻撃した時)
  • (ア)「……!」(ノヴァの攻撃を受けそうになった時)

イーグルの表情

全体的に、前回の表情の方がよかったような気もするが…。
でも、髪の毛のほつれ具合には惹かれるものが。

 あと、イーグルの心配をするランティスを見てくすりと微笑む表情が、なんとも言えず。

 イーグルのいる部屋で戦闘が展開されているわりには、出番が少なかった……。実はイーグルは全身武器庫の暗器使いでもあることが発覚し、その点では大きな収穫があったとも言えるが。

 

 ランティスとのにらみ合いが続き、膠着状態に陥っている所にノヴァが登場。
 そして、戦闘状態に入るノヴァとランティス。

 「敵の心配をしてどうするんです?」

 と、こんな時にも意地をはるイーグルだが、ランティスが負傷した時は、隠し武器を出して助ける。それもまたイーグル。
#まだ持っていたとは。
「危機に陥った時、その人の本心が表われる」という好例だろう。

 しかし、それでイーグルも身動きがとれなくなり、危なくなったところに光が危機一髪で登場。

 ランティスもなんとか立ち上がり、3人でにらめっこ。
#武器を持っていない(ふりをしている)イーグルは、残念ながら仲間はずれ…。

 そして、まだまだ続く戦い。
 ノヴァとランティスの戦いを見守る二人。
 武器を持っていない(ふりをしている)イーグルはともかく、光も何か手助けすればよかろうに…。
#家で、そういうのは卑怯だと教えられていたのだろうか。

 

 戦い終わった後は、心配そうに負傷したランティスに肩を貸すイーグル。これから刃を向ける相手を助け、その身を案じてしまうという、その矛盾。しかしそれが、今この時は、至極当然のように行われている……。そんな所に、どうしようもなく惹かれる。

42話の次回予告

ジェオ「俺はジェオ・メトロ。
   うちのコマンダーが一人で城に入っていったきり音信不通
   になってしまって、動きがとれない。全く……」

ザズ「それなのに、今度、ファーレンがNSXに攻撃を仕掛けて
   くるらしいんだ。あ、俺、ザズ・トルク。よろしく!」

ジェオ「こら、わりこむな!」 

ザズ「次回、魔法騎士レイアース、『巨大サンユンVS.NSX

   見てくれよな!」

ジェオ「だから、わりこむなって!」

 

42話 巨大サンユンvs.NSX!

イーグルのセリフ

「さらに壁を厚くされたか……」

「通信機も持ってくるべきでした。またジェオに怒られてしまいますね」

「……さて」

「城内で精神エネルギーの数値が一番高いのは……」

「『柱』の証は、ここか……」

「時間が…ないな…」

(ヒカル……)

(…もし、敵同士で会わなければ、友達になれたかもしれませんね)

「『柱』の証は…必ず、手に入れます」

脚本集との相違点

  • ()(これには通信機能はついていない…。FTOに戻るまでは、
      ジェオとザズに心配かけたままになってしまうな
    )
       ↓
    ()「通信機も持ってくるべきでした。
       またジェオに怒られてしまいますね」
  • (ア)「……さて」
  • (ア)「城内で精神エネルギーの数値が一番高いのは……」

イーグルの表情

ガラスの破片が降り注ぐ中を走るイーグル。
正面からの表情も素敵だが、特に、その横顔が。
まさしく「戦士の横顔」。ただただ見とれる……。

 武器を取り出すイーグル。まだ持っていたとは……。
 この調子だと、まだまだどこかに隠しているのだろう(笑)。

 ところで、この部屋の「壁」は誰が作ったのだろうか。
 ランティスやクレフ、一度も登場していない魔操士などが考えられるが、ランティスの怪我も誰かに治してもらったようだから、その人物(クレフ?)の可能性が高いような気がする。

 部屋の壁を厚くしたのは、今度襲撃にあってもイーグルが無事なようにとの配慮もあったのだろうが、イーグルにとっては少々不利かもしれない。まあ、あの武器の前にはどちらも同じことだが。

 

 さて、その頃NSXでは、ずっと苛ついていたジェオが、ついに痺れを切らして出撃の決意を。
#停戦協定を破ってもいいのか?

 「無茶だよジェオ。」

 他にもFTO型、GTO型のメカは多数搭載しているようだから、(アニメアルバム2参照)そちらに任せればいいだろうに。
 ファーレンやチゼータもいることだし、ジェオはイーグルの代理として
NSXを守らなければ。

 苛ついているジェオと、落ち着いていてジェオの態度に戸惑っているザズとが対照的だった。
#どっちが副司令官なのやら…。
#イーグルの病気のことを知らなければ、ジェオも冷静でいられたのだろうが。

 しかし、幸か不幸か、ファーレンの出現により、ジェオは出撃を断念。

 「そうだな……」
 と、焦りから不敵な笑みに変わっていく表情がとてもよかった。

 しかし、それでも戦闘中、全体的に、焦っているというか、とても緊張しているような印象を受けた。
 イーグルがいる時は、いつも余裕の表情で、戦闘時も、むしろ楽しそうに見えたのに。
 やっぱり「オートザムファミリー」は3人そろってこそ力が発揮できるものなのだと改めて思った。

 もっとも、常識を無視した相手だから、ジェオも大変だっただろうとは思うのだが。
#でも巨大サンユンではなく、童夢に攻撃をしかけた方がよかったのでは……。

 結局、ラグナ砲を受けても無事な巨大サンユンのせいで、戦艦は遠ざけられてしまった。おまけにボロボロ…。
#ああっ、イーグルの
NSXがっ!!(泣)

 

 もしも敵同士で会わなければ、友達になれたかもしれないと、光について考えているイーグル。
 できれば光と戦いたくない。
 もちろん、ランティスとも。
 でも。

 ガラスを割る姿は、自分自身のそういった思いを打ち砕いたかのようにも見えた。

 イーグルと共に、止まっていた時が動きだす……。
 イーグルの決意が強く感じられて、目が離せなかった。

 降り注ぐ輝き。
 決意を秘めた瞳。

 その横顔からは、何故か静寂が感じられた。
 その奥の熱い想いも。

43話の次回予告

イーグル「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     そろそろ退屈になってきたので、僕は行動を開始し
     ました。ランティスと戦わなければならないの
     ですが……。でも、タイトルからすると、なんとか
     柱の証のある部屋までは辿り着けるようです。
     次回、魔法騎士レイアース、『王冠の部屋と柱の記憶』
     ……見て下さいね。」

 

43話 王冠の部屋と柱の記憶

イーグルのセリフ

(…ランティスに聞いた、王冠の部屋の扉を開ける鍵は…
 導師クレフの指輪か、ランティスの剣。
 導師クレフの生体データは不明……)

「…となれば、ランティスにお願いするしか、ないですね」

「お取り込み中、すみません」

「大したものじゃないんですが。
 とりあえず、作業には間に合いますよ。」
#嘘だ……。

「ふっ!」

「僕は、自分で決めたことは、何があっても実行する。
 ……貴方と同じです」

「ジェオが言ってましたよね。僕達の共通点は、手に負えないほど頑固なところだって」

「…僕には、願いがあります。絶対に変えられない願いが」

「…もし真剣に戦わないのなら…死ぬのは、貴方です」

「はっ!」「!」「…!」

「…ここが…『柱』の証が安置されている場所ですね」

「!」

「知ってます。だから、その資格が僕にあるか、試すんです」

「(悲鳴)」

脚本集との相違点

  • (脚)「ランティスにお願いするしかないですね」
       ↓
    (ア)「…となれば、ランティスにお願いするしか、ないですね」
  • (ア)「ふっ!」(ジャンプしてランティスの攻撃をかわす)
  • (ア)「はっ!」(剣を抜いてランティスに攻撃を仕掛ける)
  • (ア)「!」(光が現れた時)
  • ()「…!(コンピュータが柱の証の前にいることを告げた時)
  • (ア)「!」(王冠の部屋の扉が開いた時)
  • (脚)「知っています」
       ↓
    (ア)「知ってます」

イーグルの表情

  • OPのイーグル。
    「輝きは二度と戻らない 明日吹く風のような自由が欲しい」
    の歌詞と共に、ランティスと背中合わせに立つイーグルの悲しそうな表情が、もう…!
  • 「もし真剣に戦わないのなら、死ぬのは貴方です」
    というイーグル。戦士の表情に圧倒される……!

 今回はイーグルが大活躍だったので、本当に嬉しかった。
 この話の前には数週間の休みがあったが、これなら待ったかいがあったというものだ。

 余談だが、新聞では、この回のタイトルは、
「宿命!イーグル
VS.ランティス」で、すぐにイーグルが今回の主役であることがわかるようになっている。
 この違いは、前半に焦点を置くか後半に焦点を置くか。もちろん前半に焦点をおいた後者の方が私の心情には合っているのだが、「宿命」というのだけがひっかかった。
 この戦いは、イーグルとランティス、双方が選んだ結果。それぞれの願いのために起こったもので、決して宿命などではないはずなのに……。そもそも、レイアースという作品自体、「宿命」という言葉はそぐわないと思う。
 ここにはやはり、「激突!」や「ゆずれない願い!」といった言葉を入れるべきだったと思う。
#そして、できればこっちを本当のタイトルに……!

 

 さて、暗雲立ちこめる空の下にそびえ立つセフィーロ城。

 雷鳴轟く中、稲妻に照らし出される人物。
 黒い服。
 戦士の瞳ー。

 なかなか凝ったシチュエーション(笑)。
#イーグルのために整えられたのだろう。
 このイーグルもかっこよかった。

そういえば、ここでイーグルが落とした「爆弾」。
私は最初、これを爆弾とは思わず、あの武器からレーザーを出すととれるもので、あれがなくなった時に武器が使えなくなるのだと思っていた。使用済み電池のようなものだと。
 そしてそれが、それからの戦いに関係するのではないかと思っていたのだが……。
 あれが爆弾、しかも時限爆弾と知った時はちょっと吃驚した。

#他の人を足止めするためにそんな準備をしていたイーグルはさすが!

 しかし、あんな高性能の小型爆弾(しかも時限爆弾)を幾つも内蔵し、まだ行ったことのない場所まで記録してしまうオートマッピングシステムまでついているとは…イーグルはたいしたものじゃないなどと言っていたが、あの武器は、本当にたいしたものである。
 こんなすごい武器には、滅多にお目にかかれるものではない。
#となると、イーグルが普段右手につけているレーザーソードは、一体どれだけすごい代物なのだろう…。

 

ジェオはひたすらイーグルを心配していたが、当のイーグルは城内を走り回り、ランティスの位置を正確に把握して、ついに再会。
#41話でランティスが怪我した隙をついて剣を奪えば話は早かっただろうが、イーグルはそんな卑怯な真似はしないのである。

 わざわざ「お取り込み中、すみません」と言ったり、戦うことを「作業」と言ったりと、思いっきり挑発しておいて、ランティスを広い場所に誘い出すイーグル。
 追いかけてきたランティスが放った攻撃を空中高く回転してジャンプし、回避!
#あんなに高くジャンプできるとは…。
 マントがないせいもあって、イーグルはますます身軽で素早く見える。

 この後イーグルの顔が画面いっぱいに映し出されて幸せ…というのはともかく、この2人を見ていると、つくづく「戦士」なのだと思う。

 自分の願いは絶対に変えず、そのことをお互いが本当に理解しているからこそ、戦わざるを得ない………。
 避けられないとわかってはいても、いや、わかっているからこそ、悲しい。

 

 そして、何故か突然、王冠の部屋の前へワープする一同。
 扉が開いたのを見て、走り出すイーグル。
ランティスの声に振り向いて、「知っています」と微笑むところでは、ある不安に襲われた。
 もうじき彼は、誰にも手の届かないところへ行ってしまうので

はないかと……。
 柱の部屋に魔法がかかっていなくても、そんな気持ちにさせたであろう笑顔。光やランティスが必死にイーグルを止めようとしたのも、そんな予感にかられたからではないだろうか。

44話の次回予告(本物)

イーグル「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     王冠の部屋から出てきた僕とヒカル。
     柱の証が選んだのは、
2人のうちどちらなんでしょうか?
     NSXは修理中ですが、今度は、チゼータの
     ブラヴァーダが、再度接近してきているようです。
     次回、魔法騎士レイアース、
          「真剣勝負!海
VS.タータ・タトラ」
        ……見て下さいね」

 

44話 真剣勝負!海VS.タータ・タトラ

イーグルのセリフ

なし

脚本集との相違点

なし

イーグルの表情

 最初と最後にイーグルの寝顔が出てきたきりだが、最初のは今ひとつ。でも、最後に出てきたイーグルの横顔に魅了された。

 イーグルの寝顔の後に、砂時計が映るのが……イーグルの命を象徴しているようで、気になる。

 

45話 絶体絶命!ランティスの危機

イーグルのセリフ

「…エメロード姫…」

(王冠の部屋から生きて出てこられるのは、『柱』の資格を持つ者だけ。あの時、確かに僕とヒカルは同時にあの部屋に入った)

「ヒカルか……」

(…もし僕が『柱』の資格を有しているのなら問題はない。
 しかし、ヒカルだとしたら……)

(……ランティス)

「…貴方は、次の『柱』を好きになってしまったのかもしれませんね…。お兄さんと、同じように」

脚本集との相違点

特になし

イーグルの表情

 出番は少ないが、どのイーグルも素敵だった。思案にふけるイーグルの、憂いを含んだ表情が。

 ことここに来て、真っ先に心配するのは、誰の事でもなく、ランティスと光のことだった。
 柱の部屋に入り、とりあえず、現時点でオートザムのためにできることは全てやった。あとは結果を待つのみのこの状態。そのためか、どこか吹っ切れたようにも見える。
 やれるだけのことをやった時、後に残ったのは、ランティスへの思い。
 セフィーロ侵攻という目的に押し殺していた心。しかし今はそれを解放し、安らいだような表情。
 イーグルの優しさが。せつなさが。
 その言葉から、あふれ出す……。

46話の次回予告

イーグル「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
     重傷を負ったランティス。
     ノヴァとは一体、何者なんでしょうか?
     ―僕は貴方に敵対する者。
     なのに、傷ついた貴方を見て感じるのは、
     このどうしようもない胸の痛みなのです。
     次回、魔法騎士レイアース、
          『光・衝撃!ノヴァの真実』
       ……見て下さいね」

 

46 光・衝撃!ノヴァの真実

イーグルのセリフ

「…ヒカル…」

「怪我を…」

「…ヒカル?」

「え?」

「……攫われた!?」

「…誰に…?」

「え?」

「あの少女が、ヒカルの心……」

「どうして、僕の所へ?」

「僕はこのセフィーロに侵攻してきた、オートザムの司令官ですよ。何故、一人で来たりしたんですか?」

「…今、僕が貴方を抱きしめても、貴方を愛している人たちに叱られないでしょうか」

「……僕もですよ」

「…泣かないで。貴方が泣くと、ランティスが悲しみます」

「理由が分かる『好き』なんて、本当の好きじゃないですよ」

「何故かなんてわからない。でも、好きなんでしょう?」

「きっと、先代の『柱』であるエメロード姫も、貴方と同じことを考えていたと思います。『柱』である自分が、何故、人を愛してしまったのか…。何故、その心を止められなかったのか…。きっと自分自身、答えを出すことはできなかったんでしょう」

「…人は皆、自分ではコントロールできない感情を持っています。いつも、自分ではどうしようもない心に悩んでいる」

「僕も…敵である貴方と、できれば友達になりたいと思っていましたし」

(…そうですね)

「オートザムを愛しているのは本当です。あの国を死滅させたくない。でも…」

「でも、僕は……、本当の『願い』を、どうしても消せなかった…」

「…気にしないで、と言っても、無理ですね」

「ランティスにだけは…、絶対に、知られたくありません」

「僕には……、もう、時間がありません」

「…貴方か、僕か。『柱』になれるのは、どちらかのようです」

「はっきり…させましょう」

「オートザムをこのまま死滅させることはできない。
 しかし、貴方もセフィーロをこのまま崩壊させるのは、絶対に、嫌でしょう」

「…もし僕に、『柱』の資格が…あるなら…、セフィーロに留まります。この世界を崩壊させないよう、『柱』として…。
 そのかわり、柱システム解明のために、オートザムの人間がこの国に入ることを許して下さい。ただし…、侵略行為は一切させません。約束します」

「そして…もし、貴方が『柱』なら…」

「貴方は、この国を、どうするつもりですか?」

脚本集との相違点

  • (ア)「…ヒカル?」
  • (脚)「…でも、どうして、僕の所へ?」
       ↓
    (ア)「どうして、僕の所へ?」
  • (脚)「…そうですね。」
       ↓
    (ア)(…そうですね。)
  • (脚)「……僕にはもう、時間がない」
       ↓
    (ア)「僕には……、もう、時間がありません」

イーグルの表情

 どのイーグルもとても綺麗で…けれど、なんとせつなく、哀しい顔をしているのだろう。こちらもせつなくなってくる。悲しそうな笑顔が、胸に痛い……。

 傷心の光は、ランティスがさらわれたことを謝ろうと、イーグルのもとを訪れる。
 それでも、光に自分が敵だということを意識させようとするイーグル。そうやって自分にもそう思い込ませようとしているかのように。
 後半になって、特にランティスとの戦いの時には、イーグルは相手を挑発するような態度が見られる。

 しかし、本音でぶつかる光に、イーグルもその優しさを隠してはおけなくなり、泣きつく光を優しく慰める。
 ああ、なんて優しいのだろう。
 イーグルがあまりにも優しいので、なんだか泣けてくる…。

 そして、「イーグルのこと、嫌いになれない」という光の言葉に「僕もですよ」と答えた所に、戦いたくない相手と戦わなければならないというイーグルの思いが込められているようで、本当にせつなくなった。
 脚本集の46話の表紙を見ても思ったのだ。
 なんと哀しそうな顔をしているのだろうかと……。

 ここで光を慰めるイーグルの言葉の一つ一つが、胸の奥にしみこんでいった。
 イーグルの気持ちが溢れるほどたくさん込められた、一つ一つの言葉。

 でも、全部を言い終える前に、血を吐いてしまうイーグル。
 駆け寄ってくる光に話しかけているイーグルを見ていると、

「どうしてこうタイミングが悪いんでしょうね、僕は。」
と言っているようにも見えた。
 やりきれない、どうすることもできない思いが感じられて、もう……。

 ランティスにだけは、絶対に病気のことを知られたくないと言ったイーグル。
 親友だから戦いたくなくて、親友だからこそ戦わざるをえなくて、親友だからこそ絶対に知られたくない……。
 そんな想いを抱え、それでもまっすぐに前を見つめるイーグル。
 イーグルはファイターであり、イーグルがイーグルであるために、戦うイーグル。

 そこには、痛みと、それでも進んでいくイーグルの強さが感じられる。

 だからこそ……、そんなイーグルを見ていると胸が痛むのだ。

47話の次回予告

イーグル「僕はオートザムのイーグル・ビジョン。
 
崩壊が進むセフィーロ。そろそろ決断の時が来た
 ようです。僕は一度NSXに戻るのですが……。
     ジェオ、すみません。僕は、自分の生き方も死に方
     も、自分で決めます!!
     次回、魔法騎士レイアース
『真の柱は!?光か、イーグルか!?』
………見てくださいね。」

 

47話 真の柱は!?光か、イーグルか!?

イーグルのセリフ

「僕が『柱』になれるなら、セフィーロの安定のために、この国に留まります。柱のシステムを解析するために、オートザムの科学者が入国することを許していただけるなら」

「…僕には、策略を巡らせる時間はありません」

「…貴方はこのセフィーロで最高の魔導師だと、ランティスから聞きました」

「貴方なら、お分かりになるでしょう」

「…ええ。セフィーロに着くまでもたないだろうと、医者に言われていましたから」

「……はい」

「……それと、もうひとつ」

「……僕は、自分の生き方は、自分で決める。そして…死に方も」

「病気に冒されて、ただ最期を待つつもりはありません。…僕は、ファイターです。死ぬ時は、戦士として死にます」

「貴方は笑顔の方が、ずっと可愛いですよ」

「ランティスは、きっと帰ってきます」

「大丈夫ですよ。あの人は、ああ見えても丈夫ですから。
 ちょっとやそっとじゃ、壊れたりしません」

「ランティスは、貴方を好きですよ」

「ランティスは、兄上とは違う。だから、愛する人がいるなら、ちゃんと生きて帰ってきます」

「…約束は必ず守ります」

「…ただいま」

「!」

「ただいま帰りました」

「…通信機を、持ち忘れて」

「いえ。ジェオが怒ると恐いのは、僕が一番よく知ってますから」

「セフィーロと、停戦しました」

「え!?」

「…出ます!」

「…ランティスが内部にいるのに、攻撃するなんて、ヒカル達にはできません。このままでは、ノヴァに殺されます」

「ザズ!ハッチを開けて下さい!」

「開けてください!」

「…発進します」

「…本当は、この手でオートザムの未来を見つけたかったけど…、もう、時間がないようです」

「セフィーロの導師クレフは、僕が『柱』であろうとなかろうと、オートザムの再生に手を貸す約束をして下さいました。
 だから、魔法騎士たちを死なせるわけにはいきません」

「いえ。僕が行きます」

「僕は、死ぬ時は戦士として死にます。それが、僕の願いです」

NSXの指揮を、今から全てサブコマンダーのジェオ・メトロに移権します」

「セフィーロの真の敵は、あのノヴァだけではないようです。
 …この船で、セフィーロを守って下さい」

「…最後まで、我儘ばかりで、…すみませんでした」

FTOGO

「シールド!」

「僕も仲間に入れて、いただけますか?」

脚本集との相違点

  • (脚)「柱システムを解析するため、オートザムの
        科学者が入国することを許していただけるなら」
       ↓
    (ア)「柱のシステムを解析するために、オートザムの
        科学者が入国することを許していただけるなら」
  • (脚)「…僕には、策略を巡らせる時間はもうありません」
       ↓
    (ア)「…僕には、策略を巡らせる時間はありません」
  • (脚)「…そんな顔しないで」
  • (脚)「大丈夫ですよ。あの人は見たとおり丈夫ですから」
       ↓
    (ア)「大丈夫ですよ。あの人は、ああ見えても丈夫ですから」
  • (脚)「……ただいま」
  • (脚)「この手でオートザムの未来を見つけたかったけれど…」
       ↓
    (ア)「この手でオートザムの未来を見つけたかったけど…」
  • (脚)「…僕は、自分の死に方は、自分で決めます。
        それが、僕の『願い』です」
       ↓
    (ア)「僕は、死ぬ時は戦士として死にます。
        それが、僕の願いです」
  • (ア)FTOGO
  • (脚)「シールド!」

イーグルの表情

どの表情も、美しく、凛として。それでいて、哀しくて。泣けてくる…。
久しぶりにマントを羽織ったイーグルを見て。やはりこの人は戦士なのだと思った。そして、その優しく悲しい笑みが、忘れられない。光に向けた笑み。ジェオに向けた笑み。
この人の笑みは、いつも、哀しい…。

#あと、NSXに帰還した時、駆け寄ってくるジェオに、ちょっと驚いたような表情をするのもいい。

 クレフに、自分の生き方も死に方も自分で決めると告げたイーグル。―イーグルが最後には死んでしまうのではないかと、気が気ではなかった。けれど、そんなイーグルに、強く心惹かれる…。

 場面が変わって、鎧とマントをつけているイーグル。
久しぶりにマントをつけたイーグルは、かっこよかった。
 どこまでも凛として。
 優しい顔。―泣きたくなるほどに。

最後の、「ランティスは、あなたを好きですよ。」と囁いたイーグルには、もう……。

 

そして、イーグルをのせたFTOは、相変わらずすごいスピード

で星の彼方に消え去っていった。

ジェオ達がイーグルに気付いた時、(脚本集では)イーグルが「ただいま」と言っていたのが、イーグルの帰る場所はやっぱりここなのだと感じ、胸が熱くなった。

 

 やっとNSXに戻ってきたイーグル。
 猛然と駆けつけるジェオ。

 そんなジェオに、普段と同じ調子で「ただいま帰りました」と言うのがイーグルらしくて何だか面白かった。
 興奮しているジェオも、言いたいことが一杯ありそうだったが、それでも、まずイーグルの話を聞こうとしたのがすごいところだ。
 この後の会話では、なんだかイーグルが完全にジェオを手玉にとっているという気がしてこれまた微笑ましい。

 しかし、ノヴァの魔神にランティスがいることを知って、事態は一気に深刻に。

 「出ます」というイーグルに何か言いたそうなザズ。

 ザズとしては、イーグルにはいろいろと聞きたいことがあっただろう。聞けなくても、せめて戦艦にはいてほしいと思っていたはず。

  出撃前の妙な通信。
  イーグルがいない時のジェオのいつもと違う態度。

 イーグルなら絶対に大丈夫だと思ってはいても、そんな状況から内心では不安を募らせていたのかもしれない。

 そんな中、やっと帰ってきたイーグルが、すぐにまた出撃すると聞いたら、戸惑うのは至極当然のこと。
 それでも、
いつも穏やかなイーグルの、いつになく厳しい声に、出撃準備を始めるザズ。

 血を吐くイーグル。

それでも、何事もなかったかのように出撃しようとするイーグル。

 必死で止めようとするジェオ。

「この手で、オートザムの未来を見つけたかったけど……」
 そう言って、手をにぎりしめるイーグル。
 中に、未来を握りしめたのかもしれない。

「もう、時間がないようです。」
 と、悲しげに笑うイーグル。

見ていることしかできず、つらいジェオ。

 なんとかイーグルを行かせまいとするけれど、一度決意し、走り出したイーグルを止めることは、誰にも不可能。
 イーグルは、本当に戦士なのだ……。
 それをよく知ってはいても、止めようとせずにいられないジェオ。

 ―離れていく。
 こんなに近くにいるのに。
 二度と手の届かぬ所へ。

 彼から聞いた最後の言葉は、謝罪の言葉だった。
 彼は、行ってしまった。
 哀しい笑顔だけを、残して。

「イーグルー!」

ジェオの絶叫は、まさしく血を吐くような叫びだった…。

48話の次回予告&CM

イーグル「僕は、『戦士』イーグル・ビジョン。
     魔法騎士達とノヴァとの戦いに加わった僕。
     激しい戦いが始まりました。
     これが、最後の戦いになるでしょう。
     
FTO…最後まで、僕と一緒に戦って下さいますか?     
     次回、魔法騎士レイアース『果てしない戦い!』
     ランティス…ヒカルを幸せにしてあげてください」

 

イーグル「ヒカル!このままでは、あなたの好きな人たちは、
     全員死ぬことになります」
          
(本物の次回予告より抜粋)

 

<「RUNCM

イーグル「命ある限り、僕は、戦いという名の荒野を駆ける…。
     魔法騎士レイアース、イメージソング「
RUN」。
     大ヒット、発売中です」

 

48話 果てしない戦い!

イーグルのセリフ

「危ない!」

「ヒカル!ランティスの名を呼んで下さい!」

(…ランティス……)

(…お断りします)

(貴方が死ねば、ヒカルが悲しむ。
 僕は、可愛い魔法騎士達の泣き顔は見たくありません)

(ヒカルは、エメロード姫とは違う。ヒカルなら、愛する人と
 幸せになれる未来を選べるはずです。)

(……?)

「…わかりました……」

FTO ……GO!!

「…ランティス……」

「…ひとつだけ聞いていいですか?」

「…あなたは、僕の体のことを…知っていたんですか?」

(ランティス…。ヒカルを、幸せにしてあげて下さい)

脚本集との相違点

  • (脚)「ヒカル!ランティスを呼んで下さい!」
       ↓
    (ア)「ヒカル!ランティスの名を呼んで下さい!」
  • (ア)「…わかりました……」
  • (脚)「…ランティス……」
  • (脚)「…ひとつだけ聞いていいですか?」
  • (脚)「…あなたは、僕の体のことを…知っていたんですか?」

イーグルの表情

ランティスの呼びかけに、うっすらと目を開けるところが。自分の手についた血を見て哀しそうに微笑むところが。
……息を呑むほど美しかった。それは、儚さ故の美しさだったのか。

そして、今際の際の微笑み。
……なんて悲しそうな瞳をして笑うのだろう。

 ああ、もう、見ていられなかった……!!

 イーグルの病気の進行速度は、あんなにも早いものなのか。

 ついこの間まで、華麗にFTOを乗りこなしていたイーグルが、相次ぐ吐血に、もう、満足に戦うこともできない状態になっているなんて…!
 ボロボロになっていく
FTO

 それでも、ランティスのテレパシー(?)を受け、最後の力を振り絞り、彼を助け出すイーグル。
#テレパシーを全く不思議に思っていない様子からすると、以前オートザムでもテレパシーで会話をしたことがあったのだろうか。
#イーグルは魔法力を持っていないはずだが、片方に高い魔法力があれば可能なのか、それとも、二人の「戦士の波動」が同じために可能なことなのか。

 だが、ランティスを助け出し、力を使い果たしたところにデボネアが……!!
#……って、こら!誰か見ていないで動け!!
#後で叫んでも遅いぞ!!

 ―一瞬だった。
 あまりにも呆気なくて。
 信じられなかった。
 信じたくなかった。
 最終回でまた笑って出てきてくれると思いたかった。
 しかし、彼のことが語られる事はなかった。
 イーグルは、本当に……もう、いなくなってしまったのだ。

 イーグル………!!

 そんな彼が、最期に願ったのは、ただ、親友達の幸せ。
 最期の瞬間まで、彼は……。

 こんな…こんなに優しい人が、こんなにも早く死ななければならないなんて。

 うう…原作では生きていてくれたから、せめてそれで自分を慰めることにしよう……。ああ、イーグル……!!(号泣)

 

 

 

 

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