レイアース各話感想(3)
【第21話〜第30話】

 

21話 出発と新たな絆

概要

  • 光達、再び東京タワーからセフィーロへと召喚される。
  • イーグル初登場。

印象に残った場面

  • 「こんなのってないよ」と涙が流れていく(飛び散っていく?)場面。
  • イーグル登場。

一言コメント

覚兄様が光を慰めるシーンでは、曲のせいか、エメロード姫とザガートを思い出した。
ちなみに、普段この曲を聞いて思い出すのは、イーグルの
「ランティスは、貴方を好きですよ。」だ。

 

22話 セフィーロと三つの国

概要

  • 光達、三つの国が侵攻してきていることを含め、セフィーロの現況を聞く。
  • プレセア(シエラ)と再会、武器を受け取る。
  • クレフから、防具を受け取る。
  • 光達、FTOに乗ったイーグルから「ご挨拶」を受ける。

印象に残った場面

  • 光が「理由はあるよ。私の、心の中に」と自分の想いを語る場面。
    #ここで「ゆずれない願い」が流れるのもよかった。
  • 魔法伝承と武器を受け取る場面。
  • イーグルFTOGO」。

一言コメント

 プレセアがここで再登場した時、何故かすごく違和感を感じた私は、最初、これはプレセアではなくて、誰かが化けているのかとまで思ってしまった。実際、その通りだったのだが…。
#やはり、あのピアノの音が不安をかきたてるのだろうか。

 

23話 オートザムの侵攻とランティス

概要

  • 光達、かつてセフィーロで出会った人たちと再会
  • ランティス&プリメーラ登場

印象に残った場面

  • ほのぼのとした再会場面
    (大きくなったアスコットに吃驚。)
  • デボネア
    「人々が、私の存在を望んでいるのだ」

一言コメント

  • ランティスの第一印象は、原作の方が強かった。
  • 皆が「オートザム!?」と叫ぶ所では、原作通り、イーグルの顔を出してほしかった。

 第二部では珍しい、ほのぼのとした再会場面にほっとするも、「黒衣の戦士」の登場で、一瞬にして場面が緊張する。

 その挙動、そしてオートザムから帰ってきた点などと併せても、あからさまに怪しいランティス。
 しかし、皆から疑惑の目を向けられても、全く意に介さない。
#気付いてないだけか?(笑)

 とにかく、これでランティスとラファーガの確執が明らかに。いずれこれに関して何かあるのだろうと思っていたが、結局何もないまま終わる…。

 

24話 魔法騎士と戦艦NSX

概要

  • 海はクレフ、風はフェリオ、そして光はランティスと、それぞれ心を通わせる。
  • アルシオーネ、パワーアップして再登場。

印象に残った場面

  • フェリオ
    「だからせめて、お前は笑ってくれ。」
    「俺がお前の事を思い出す時、いつも笑顔なように。」
  • ランティス
    「お前も一人のとき、泣いたんだろう
    ?

一言ツッコミ

  • 海の手をとるクレフ。その手が異様に小さい。
  • 広間で話す海とクレフの声がわずかに反響しているのが、部屋の広さを感じさせる。
  • ミラは、「もう大丈夫」と居住区の方へ走っていったが、あんな真っ暗な所、怖くなかったのだろうか。

 今回は、それぞれの心情が語られていたが、それでも比べると、原作の方がよかった。
 しかし、ここでふと思ったが、アニメの光は、三つ編みのまま寝ているのだろうか。特に、このアニメ第二部の場合、光は髪をおろさないと、ノヴァと似ているとはとても思えないので、原作通りにおろすべきだったと思う。

 それはそうと、光とランティス。何を言っても無表情のランティスに、さすがの光も、ちょっとやりにくそうに見えた(笑)。
#ミラがいなければ、困っていたかも。

 

25話 光と夢の中のノヴァ

概要

  • 光、白昼夢で初めてノヴァと出会う。
  • NSX甲板にて、イーグルと対面

印象に残った場面

  • セフィーロ侵攻の決意を新たにするイーグル
  • ノヴァ
    「もうすぐ…もうすぐ会えるよ、光…」

一言ツッコミ

  • 何故アスカ様の声が、あのタイミングで聞こえたのだろうか。その後の会話から察するに、彼女が4人の会話を聞いていたとは思えないし。
  • 次回予告の絵は、全部「セフィーロと三つの国」からとっているような気がする。
    #イーグルの笑顔が見れて、嬉しかったが。

 夢の中とはいえ、今回初めて出会った光とノヴァ。
 ノヴァのシルエットが消えようとするとき、光
(ひかり)に包まれていた光(ややこしい…)が、ノヴァそっくりに見えた。
 いつもはとてもそうは見えないのだが、光の加減で、髪がピンク色に見えたからかもしれない。
 やはり、アニメやゲームにおいて、髪の色というのは、人を見分ける重要なポイントであるらしい。

 

26話 魔法騎士とファーレンのアスカ

概要

  • OPの絵が若干変わった
  • 魔法騎士達、ファーレンの幻術(獅子舞)と戦い、退ける。
  • イーグル、魔法騎士達の戦闘データを収集する。

印象に残った場面

  • 手順を思い出そうとしながらうろ覚えの印を切るアスカ様
  • 王冠の部屋の前でたたずむランティス。その後何度も見ることになる王冠の部屋だが、光があたって、とても綺麗だった。

一言ツッコミ

  • FTOと魔神の接近に気づくアスカ様御一行。しかし、NSXから肉眼で見える距離にいて、それまで気づかなかったのだろうか。はしゃいでいて気づかなかっただけなのか…?
  • もしも獅子舞が、描いた絵のままに出てきていたら、きっともっと面白くなっていただろう。
  • ついさっきまで先頭をきっていたはずが、いつの間にか後方で様子をうかがっているイーグル。さすがだ…(笑)。

 ファーレンは、侵攻中とは思えない、ほのぼのした雰囲気がいいと思う。もっとも、これは、どの国も同じようなものだが。

 今回のメインは、魔法騎士と獅子舞との対戦。
 ダメージを与えても、どんどん大きくなるばかりの幻術に苦戦する三人。
 最後の方で、相手のスキを見て交互に切りつけていく様は、ゲームのボス戦を彷彿とさせた。

 

27話 セフィーロの柱の秘密

概要

光達、クレフから柱になる方法を聞く。

印象に残った場面

  • ランティスの回想
  • 朝の光に包まれている王冠
    #神々しい感じがいい。

一言ツッコミ

  • ノヴァは無邪気で可愛いだけに、「殺す」とか言うと、ちょっと怖いものがある。
  • 最初は、どうしても一人で外に行きたいと、色々と理由を考えそれを押し通そうとしていた光。それがいきなり、是非ともランティスと、と言い出したのは何故なのか…?説得のためなら、気心の知れたフェリオやラファーガの方がいいだろうに。

 今回は、イーグルの出番がない……。(涙)

 全体的に大きな動きはなく、魔法騎士の団欒、ランティスの回想と、ほのぼのとした場面が多い。
 そういえば、団欒の場面では、光が海のセリフを横取りしていが、原作では、基本的に色々な決めゼリフは三人均等に言っていたのに、テレビでは、決めゼリフの殆どを光が言っているような…。

 そして、ランティスの回想。

  緑あふれるセフィーロ。
  日の光に包まれて、昼寝するランティス。
  和やかに会話するザガートとランティス。
  柱への疑問を口にするザガート。
  見つめ合うザガートとエメロード姫……。

 戦いを始める前のザガートがどんな風だったのかは、これまであまり出てきていなかったが、このシーンでそれを垣間見ることができたような気がする。

 平和だったセフィーロを出て諸国を旅し、今また戻ってきて、崩壊してゆくセフィーロを目にしたランティス。

 孤独。

 自分の師にまで疑われ、完全に孤立しているランティス…。
#しかしクレフも、原作では、あまり疑っている様子は見られないのに…。

 

28話 光とランティスの危険な旅

概要

  • 光、剣に炎を纏わせる新技を開発。
  • 光、ランティスと城外に出たところをFTO にさらわれる。

印象に残った場面

  • マントの傘で雨宿り
  • FTO vs. レイアース
  • 戦うイーグル

ポイント

  • FTOとレイアースの戦闘では、ランティスのすぐ側にもミサイルが雨のように降り注ぐも、平然と立ってるランティスがすごい……。
  • アルシオーネの口調に注目。
    「ザガート様…愛しいザガート様…。
     愛していたのに……。」
    と、このあたりまで甘くせつないような口調だったのに、急に雰囲気が変わって
    「…本当に、愛していたのに。」
    と怖い声になるのがなんとも……。
    #その後の笑い声も、全てに絶望したという感じがする。

 前半は、ランティスと光が主役。これまで謎の人物だったランティスの良さが、少しずつ明らかになっていく。

 面妖な魔物を倒すランティスも、なかなかかっこよかったし、特に前半の見せ場、「マントの傘」はよかった。
 無口で無表情ながら、優しいランティスと、そのランティスを見上げる光の表情が。
 しばし落ちる沈黙。
 温かな時間。

 

 後半は、FTOとレイアースの戦いがメイン。
 詳細は
「イーグル名場面集(1)」に記すが、とにかくこれがかっこよかった。
 あと、光はこの戦いにおいて、
FTO のシールドを破るため、剣に炎を纏い付かせるという新技を編み出した。
 「剣でも魔法でも破れない」から「決して破れない」と思っていたら、まだ「魔法剣」が……。
#まるで「ダイの大冒険(ヒュンケル戦)」である(笑)。

 だが、流石イーグルは強かった。
 隙を見て
FTO の電磁バリアを発射し、レイアースを捕獲。
 長いように見えた戦いの決着は、一瞬でついた。

 もちろん、ランティスも黙って見てはいなかった。
 親友に無視されてもめげることなく
FTOを追おうとする…が、そこに突如現れる黒い影、魔操士アルシオーネ!

 つららの雨を防ぐべく、ランティスの手のひらから魔法の壁が出てくるのが、何だかかっこよかった。
 そして、一飛びで岩の上に上がるランティス。
 重そうな鎧を身につけているわりには、身が軽い。

 それにしても、24話といい、いい所で邪魔するなあ、アルシオーネは…。

 

29 イーグルと捕らわれた光 

概要

光、NSXにてイーグルとお茶を飲む。その後いきなりセフィーロにワープし、ノヴァと初めて直接出会う。

印象に残った場面

  • イーグルとのお茶会
  • かけ声と共に黒馬にまたがるランティス
  • ランティス「光を、返してもらう」
  • ノヴァ登場

一言ツッコミ

  • モコナに通信を依頼するランティスだが、「ぷうぷう」としか言えないモコナには、伝えることができないのでは…。
    一応プリメーラもいるが、彼女は思い込みが激しいし、今は興奮しているから、うまく伝わったかどうか……。
  • 夢に現れたノヴァが何と言っていたのか、非常に気になる。
  • ザズが作った服はどこへ消えたのか?
    #それにしても、短時間であんなに立派な服が作れるとは、オートザムの科学力、畏るべし…。

 今回もイーグルの出番が多く、光の服も可愛いかった。この回しか見られないのが残念だ。

さて、アルシオーネをあっさり倒してイーグルを追うランティス。
 精獣の馬を呼び出して、「はっ!」と、駆け出して行くところがかっこいい。
#たいして時間をとられなかったはずだけど、イーグルに追い付くのはかなり後。

 

 一方NSXでは、光がレイアースとの会話を終えてすぐ、姿を現すザズ。
#こうもタイミングよく現れたということは、別の場所で、脳波を見たりすることができるようになっているのだろうか。

 何だかほのぼのとした様子の二人。
 きょとんとしている様子の光がかわいい。
 そして、お茶会へと続く……。

 しかし、突如そこに乱入してくるランティス!
 ランティスは、なんとかしてイーグルに柱になるのをやめさせようとするが、やはり、戦いは避けられず……。

 が、二人が剣を合わせてすぐ、ノヴァによりセフィーロにワープしてしまう光。
#そういえば、43話「王冠の部屋と柱の記憶」でも似たような展開だった。

 ここのノヴァとの出会いは、とても印象的だった。
 暗闇の中から、ゆっくりと、歩み出て来るノヴァ。

 「こんにちは、ヒカル。私はノヴァ。ヒカルを、殺すもの。」

 とにかく、強烈な印象を受けた。
 登場のしかたがかっこよかったし。
 イーグルを別にすれば、一番好きなシーンの一つだ。
#昂流と星史郎並みのインパクトがある。

 ここの曲もすごく気に入り、それからこの曲を聞くのを楽しみにしていたのだが、結局、この曲を聞くことは、ほとんどなかった。

 

30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア

概要

三人は異空間に飛ばされ、ノヴァの魔神レガリアと戦うが、全く歯が立たない。
そして、光の剣はレガリアに折られてしまい、鍵を失ったレイアースは消える。

印象に残った場面

  • 落ちていく光を受け止めて、そっと地面にのせて消えていくレイアース
  • 剣が折られ、ショックを受ける光
  • 傷心のイーグル

一言コメント

  • 光と「遊ぼう」とするノヴァは、まるでじゃれつくライオンのよう。可愛いけれど、一緒に遊ぶ方は命懸け。
  • デボネアはいつも唐突に現れ唐突に去っていく。
  • レガリアが「悪魔の魔神」と呼ばれるのは、悪魔のように強いからか、悪魔(デボネア)が作ったからか…。

 向かい合う光とノヴァ。遠くで轟く雷鳴が緊迫感を高める。
 子供特有の無邪気さと残酷さを、交互に表すノヴァ。
 ノヴァは生まれてまもない、まさに「子供」。そして、光も純粋な「子供」。だから、その影がこういう性格になるのは必然だったのだろうか。

 

 

 

 

次へ

戻る

CLAMP作品に戻る

 

 

 

inserted by FC2 system