レイアース各話感想(5)
【第41話〜第49話】

 

41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体

概要

子供達の恐怖心に付け入り、またも魔物が現れる。苦戦する魔法騎士達だが、魔物が心の産物であることに気づき、子供達が恐怖心を克服することにより、見事勝利する事ができた。一方光は、ランティスのもとに向かったノヴァを追い、戦うが、ノヴァの言葉にひどく動揺してしまう。デボネアの命令でノヴァは退くが、光の心には、いつまでもノヴァの言葉がこだまするのだった。

印象に残った場面

  • ノヴァ「好きになってもらえないって
        わかってるのに、どうして
        好きになるの?」
  • 実はまだ糸を隠し持っていたイーグル

一言コメント

  • ランティスもイーグルも、ノヴァを光と同じ顔だと言っていたが、やはりそうは見えない。
  • 光にノヴァを追わせてくれようとする海と風。光がノヴァ(とランティス)を気にしていることに気付くなんて、察しがいい。
  • イーグルのベッドの色が前回と違っている…。枕の形とかも。

 前回、王冠が変化しはじめて、どうなるだろうと思っていたのに、結局今回は大きな変化はなくて、最初見た時は、ちょっと拍子抜けしてしまった。まあ、後々のために、必要な話ではあったのだろうけど。

 それはそうと、今回(39話もだが)出てきた魔物は、皆同じ形をしていたが、それが少し不思議だ。城の外には、色々な種類の魔物(セビルに少し似ていたような…)がいたのに。
 また、前者はデボネアに統制されているようなのに、後者は特にそのような様子がないというのも気になる点だ。

 さて、皆が必死に戦っている中、一人楽しそうなのがノヴァ。
 ノヴァは、光を動揺させるためなら何でもありみたいで、戦いの最中だというのに、キスまでしていた。
 それを見て、傷つく光。
 そんな光に、

「好きになってもらえないのに、どうして好きになるの?」

 と語りかけるノヴァ。
 これは、ノヴァが、自分自身に言っているようにも聞こえた。
 ノヴァは、光に捨てられたような存在だから、光に好きになってはもらえないと思っている。それなのに、自分は光が大好き。
…だから、見せないだけで、ノヴァも苦しんでいるのかもしれない。

 居住区での戦いが終了したのを機に、こちらの戦いもとりあえず終了。
 でも、本当の戦い(主に心の)はこれから……。

 ランティスを見つめる光。
 この後、どういう会話があったのかが、非常に気になる。
#イーグルとランティスも。

 

42話 巨大サンユンVS.NSX

概要

ファーレンでは、柱の真相を知ったアスカ様がずっと思い悩んでいたが、その末に柱をあきらめると決意。しかしその時になってようやく、セフィーロのすぐ側にNSXが停泊していることに気付く。風がやられたと勘違いしたアスカは、NSXを追い払うべく巨大サンユンを出現させる。イーグルのいないNSXではジェオが必死に応戦するが、戦艦は多大な損傷を受け、セフィーロから離されてしまうのだった。一方その頃、セフィーロ城では、イーグルが静かに行動を開始していた……。

印象に残った場面

  • 心ここにあらずといったアスカ様。そして、「わらわには二つの国を治めるのは無理なのじゃ」と、一生懸命ファーレンやセフィーロのことを考えようとする姿。
  • 巨大サンユンVS.NSX
  • ガラスの降り注ぐ中を走り出すイーグル

一言ツッコミ

NSXは随分前から城の側にいたのに、何故チャンアンは今までそれに気付かなかったのだろうか。

 今回の、想像を絶する戦いの詳細についてはこちらを参照していただくとして……両者の戦いを、ただ見物するだけの魔法騎士達は、少々呑気なのではないだろうか。
 アスカ様は、風を心配して気絶するまで幻術を使ったというのに。
 そして、その早とちりのとばっちりを受けて、ジェオ達が大変な思いをする羽目になったというのに…。

 あと、戦闘が終了した後、海と風は、ファーレンやチゼータの人はいい人達だったから、できれば戦いたくないと言うが、光はイーグルについて何も語ってくれなかった…(涙)。
#これでは、イーグルの人柄が二人に伝わらないではないか。

 

43話 王冠の部屋と柱の記憶

概要

ついに行動を開始したイーグル。そして、イーグルと光は同時に王冠の部屋に入り、エメロード姫の記憶を見る。その後、何故か二人とも無事に王冠の部屋から出てきた。柱になれるのは、どちらなのか…?

印象に残った場面

  • かつてのエメロード姫の記憶
  • ランティスに刃を向けるイーグル
  • イーグルに、王冠の部屋の前にいることを悟られた時に「あ」と言うランティス。
    あの無口で無表情なランティスが言ったものだから、よけい面白く感じられた。
  • ランティスが「まだ武器を隠しもっていたのか」と呆れた顔をしたのにも大笑い。

一言コメント

  • 剣を引っ張り合うイーグルとランティス。ここでどちらかが力を抜いたら…。
  • アルシオーネほど性格がころころ変わるキャラはいないと思う。

これは、おそらく一番見た回数が多い話なのではないかと思う。
47、48話あたりになると、見るのにそれ相応の心の準備がいるのだが、今回はそこまでつらい話ではなく、イーグルも元気に活躍してくれるので、ついつい見てしまっていたのだろう。
#47、48話あたりでは、もう、イーグルに死の前兆が表れているので……。

 イーグル大活躍の回であると同時に、王冠の部屋に二人同時に入り、二人とも無事に出てくるという節目の回。

 オープニングも、今回から変わった。
映像がとても綺麗。
 歌詞と映像がぴったり合っているのも素晴らしい。
#「心の海に」で海の顔が映し出されたり、
 「こぼれた涙」で光の涙がペンダントに落ちたり。

ペンダントにランティスが一瞬映るのもいいが、やはりなんといっても、

「輝きは二度と戻らない 明日吹く風のような自由が欲しい」
というところで映し出される、背中合わせに立ったイーグルとランティスが、現在の二人の姿をそのまま象徴しているようで、本当にせつなくなる……。
 あと、最後に白い鳥が飛んでいくのも好きだ。

「これまでのあらすじ」も「前回のあらすじ」に変わり、曲も変わった。この曲は結構気に入っているのだが、CDに入っていないのが残念だ。

エンディングも変わり、これからますます重い展開になっていく話を、優しく包んでくれるかのようだった。希望が見えるような気がしてくる……。

 

さて、同時に王冠の部屋に入ったイーグルと光。
再現される
エメロード姫の記憶。

「セフィーロは、この国に住む全ての人たちのものです。」
 というのは、以前言いかけて途切れた、「セフィーロは……」
の続きなのだろうが、気になったのは、その後のセリフ。

「この国の行く末を決めるのは、貴方です。」

…この「あなた」とは誰を指すのか、当時は随分悩んだものだ。今でもはっきりとはわからない。
 柱が複数という説も考えた。
この「あなた」というのが、英語の「
YOU」と同じように、複数をも指すとしたら。
その場合、「あなた」とは「光とイーグル」の二人のことなのか、それとも「セフィーロの住人全て」のことなのか、「セフィーロに関わった全ての人達」なのか。
 それとも、やっぱり「あなた」は一人で、イーグルか光か、どちらか一方を指し示すものなのか。

 やはりわからない。

 二人とも無事に出てきた、というのも謎のままだ。

何はともあれ、このままイーグルが帰ってこないという最悪の事態は避けられてほっとした。そう、この時点では…。

 

44話 真剣勝負!海VS.タータ・タトラ

概要

チゼータのタータ・タトラは、海が勝てばセフィーロから手を引くという条件で、それぞれ生身による一騎打ちの勝負を申し込んできた。その申し出を受けた海は、見事二人に勝利し、和解するのだった。

印象に残った場面

  • 海の渾身の突き
  • デボネア城の砂時計

一言コメント

  • アスコットも気の毒に……。
  • タトラ…イーグルの武器を真似したら駄目だぞ。

 タータが海に持ちかけた勝負だが、考えてみると、これは、チゼータにとって、一方的に不利な申し出ではないだろうか。

 海が勝てば、チゼータはセフィーロから手を引くという条件。
 では、海が負けたら?
 その場合の条件については、何も示されていない。
 こういう場合、普通は「セフィーロを渡す」もしくは「魔法騎士は今後この戦いに参加しない」といった条件が課されるものだが、それが一切ないのだ。
 海も、「ここで負けたら、また貴方達と戦わなきゃならなくなる」
と言っているところから、海側のリスクは全くなく、またこれまでのように戦いが続くーすなわち現状維持というだけのようだ。

 これでは、チゼータにとってあまりにも不利ではないか。
 チゼータにとって、全くメリットがないのだから。
 まあ、勝てば海を(一時的にしろ)戦闘不能にはできるのかもしれないが、それはジン
VS.魔神でも十分。いや、むしろ、一度それで勝利しているところから見ても、ジンを使った方がチゼータには有利なのだ。
 それなのに、わざわざ有利ではない条件で、これまた一方的に不利な勝負を持ちかけるとは……。

 タトラはもとからさほどセフィーロ攻略に熱心ではないようだし、タータも海と会ったことで迷いが生じたようだから、この勝負はもう、気持ちに決着をつけるためだけのもので、実は、二人の中では、もう結論は出ていたのかも知れない。

 

45話 絶体絶命!ランティスの危機

概要

チゼータに続き、ファーレンもセフィーロ攻略をとりやめ、和解する。しかしその頃、ノヴァによって異空間に引き込まれたランティスは、重傷を負い、ノヴァにさらわれてしまうのだった。

印象に残った場面

  • 鏡の中の光が突然ニヤリと笑い、そこから出てきて光の手をつかむ場面
  • ランティスが、ノヴァを光と誤認して刺される場面
  • ノヴァの高笑い
  • クレフが自分の思いを語る場面
  • 嬉しそうに風に抱きつくアスカ様

一言ツッコミ

  • 「ヒカルが通れる所は私も通れる」と言ったノヴァだが、41話では、イーグルの部屋に入るのに、炎の矢で透明な壁を消失させてから入っていたではないか。
  • これまでは、敵の乗り物が上空に現れた時点で出撃していたのに、今回は童夢が真正面に来るまで気付かないとは……。
  • チゼータもファーレンも、たまたまクレフが休んでいる時に来るなど、運のいい…。オートザムは、城を覆うバリアに苦労させられたのに。
  • 至極当然のようにFTO を放置して気にも留めない、というのはあまりにも不用心というかなんというか……。

 クレフから「異空間を破ろうとしたが、だめだ」と聞かされたランティスは、「貴方でも破れないのか」と問い返すが、その時、「違う!」と怒ったように力一杯否定するクレフ。
 なんだか自分の力を過小評価されてムキになっているみたいで面白かった。
#年をとると子供っぽくなるっていうしなあ……(笑)。

 ここでふと思ったのだが、クレフがノヴァの正体を教えなければ、ランティスはもしかして、さらわれずにすんだのではないだろうか。
確かに、知らずに倒して光の一部が失われるのは困るが、それならせめて、アルバーを倒してから教えればよかったと思う。
 そうすれば、ランティスとノヴァの戦いが膠着している間に光はセビルを倒し、光を媒介に(?)クレフと協力してランティスを無事元の空間に戻すことができたのでは、と思う。
 無理かもしれないが…それでもやってみる価値はあったのではないか。

 

46話 光・衝撃!ノヴァの真実

概要

クレフから、ノヴァは自分の心が生み出したものだと知らされた光。ランティスを傷つけたのは自分の生み出したものであると知り、傷心の光は、謝罪するためにイーグルのもとへ。そんな光を、イーグルは優しく慰めるのだった。

印象に残った場面

  • 「胸が痛い」というノヴァ
  • 光を優しく慰めるイーグル

ポイント

  • イーグルのベッドが、いつの間にかまた薄いオレンジのものに戻っている……どうなっているのだろう。
  • アスカ様が、凄い形相で走っている…。
    #誰か、抱えてあげればいいのに。

 イーグルも、光も。
 嫌いではなく、むしろ好意を抱いている相手と戦わなければならない…。
 エメロード姫のことも。ノヴァも。アルシオーネも
 皆どうにもならない心に、思い悩んでいる。
 そんなせつなさが、この話の奥底に流れているように感じた。

 

 ノヴァの正体を知って、苦悩する光。
 ほとんどヤケのような感じで放った攻撃が、セビルを撃破したのが不思議だ。それまでの攻撃からは、再生していたのに。
 これまでの攻撃は、ノヴァと戦っているであろうランティスのもとへ駆けつけたい一心で行われていたのにも拘わらず、セビルを倒すことはできなかった。なのに、目的のない、ヤケの、どちらかといえば負の感情で放った攻撃の方が強力だったというのがどうにも解せない。
 現実にはそれもままあることだが、「意思の世界セフィーロ」でこれは、少し奇妙に思える。
 今回、海と風が、自分の目的を再確認したところで新魔法を手に入れたのとも大きく異なる。
 思えば、これまでも、魔法騎士は自分の願いを自分ではっきりと認識した時に、新しい魔法を手に入れてきた。

 それが、目的を失ったヤケのような攻撃の方が強いとは…まさか、セフィーロが崩壊しかけているからというわけでもあるまいに。

 あと、もう一つ不思議なのが、ノヴァが「胸が痛い」と言ったこと。
 これまでノヴァは、光の負の感情を力にしていたはずなのに。
 思うに、これは、光がノヴァを自分の一部として意識したことと関係があるのかもしれない。これは、光とノヴァが一体化に一歩近づいたことの示唆だろうか。

 

47話 真の柱は!?光か、イーグルか!?

概要

イーグルは、セフィーロと停戦し、NSXに帰還する。しかし、魔法騎士達がノヴァと戦っているのを見て、再び戦場へと発つのだった。戦士イーグルの、最後の戦いが始まった…。

印象に残った場面

  • 久しぶりにマントを身につけるイーグル
  • 「ランティスは貴方を好きですよ」と囁くイーグル
  • ジェオの制止を振り切り、最後の出撃をするイーグル

一言コメント

  • イーグルのマントの下は、ああなっていたのか!きっと、あの鎧もただの鎧ではなく、色々なものが仕込んであるに違いない…。
  • 柱になればセフィーロは思いのままなのだから、わざわざクレフに許可を取る必要はないのではないだろうか。

 サブタイトルとは裏腹に、新の柱を決定するような出来事は何も起こらず、むしろ、新聞に載っていたタイトル(「最終局面!イーグルの決意!」)にある通り、今回は(も)完全にイーグルが主役だった。(詳細は「イーグル名場面集(2)」にて)

  一人、光のことを思いやるクレフ。
 気配を感じて扉を開けると、立っていたのはイーグルと光。
 しかし、イーグルは、どうやってあの部屋から出たのだろうか。

・光が壁を壊した

・光がイーグルの手をとると、イーグルもセフィーロの人
 と同じように、何の抵抗もなく壁を通ることができた

・クレフの力が弱まっていたため、押しただけで簡単に通れた

 などを考えることができるが…。

 自分が柱になった場合について語るイーグルと光。
 海と風の乱入で、この時の光のセリフは途中で中断してしまったが、この時にはもう、どうするかは決めていた様子。
 イーグルには、もう話していたのだろうか。
 そうすると、イーグルは、光が柱になった場合は「柱システム解明」ができなくなることを知っていたことになるが…。
 それでも、「信じる心が力になる」という理は有効だし、クレフも手を貸してくれるようだから、それでなんとかなるかもしれない…と期待したのだろう。

 その後、セフィーロ城では、光達3人がそれぞれの胸の内を告白。3人がそれぞれふっきれた表情をしていたのが印象的だった。

 

48話 果てしない戦い!

概要

異空間でノヴァと戦う一同。イーグルの助力によりランティスの救出と異空間からの脱出には成功するが、それで力を使い果たしたところをデボネアに攻撃され、イーグルはこの世を去った……。
 それを見た光の怒りが爆発。合体魔神レイアースとなりレガリアを破壊し、デボネアにもダメージを与えて撃退する。後には、向かい合う光とノヴァが残された……。

印象に残った場面

  • 「好きになってもらえないのに…」
    次々と過ぎる親しい人たちの笑顔。
    しかし、「好きになるのは…」
    の言葉と共に浮かぶのは、悲しそうな目をしたランティス。
  • ボロボロの状態ながらも、イーグルがランティスのテレパシーを受け取り、彼を救出する場面
  • イーグルFTO GO!!」
  • 天に召されたイーグル……。

一言ツッコミ

  • セフィーロの住人ではないイーグルが、なぜランティスとテレパシーで会話をし、また、それを至極当然のように受け止めていたのだろうか。
  • 光も、ランティスが気になるのはわかるが、少しはFTOのフォローをしたらどうだろう。イーグルと殆ど接点がなく、病気のことを知らない海でさえ、イーグルのフォローをしたりしていたのに。風も、あのFTOを見て、中の人間を心配して癒しの風をかけようとか思わなかったのか?

 見るのがつらかったため、見た回数は意外と少ない。
 もう、ボロボロの
FTOを見ていられなくて……。

 それはそうと、ランティスは、
「俺はザガートとは違う。結ばれないならと、愛する者と共に死ぬ未来など選ばない」
 と言っていたが、この文脈では、何だか「ザガートとエメロード姫が、結ばれないならいっそ…と心中した」と言っているように見える。この解釈は、ちょっとあんまりではないだろうか。何故なら、姫には、命を絶つか、セフィーロを見捨てて駆け落ちするかという選択肢しかなかったのだから。姫とザガートが「好きな人と生きて幸せになる未来を選ぶ」というのは即ちそういうことで、それはそれでかなり問題があると思う。
 第一ザガートは、死のうとしたわけではなく、エメロード姫を死なせまいと魔神を作り上げてまで戦っていたわけだし。まあ…そのためには自分は死んでもいいと思っていたようなふしはあるが。

 それが、実の弟からも、このように考えられてしまうとは、何だかあんまりではないか……。

 このあたりは、物語の都合上、わざと二人の行動を曲解しているような印象を受けた。
 どうも納得がいかない……。まあ、この後に、これよりも遙かに納得のいかない出来事が待ち受けているので、深くは追及せずにおくが。

 その納得のいかないことの最たるものは、もちろん、イーグルの死である。何だか、話の都合上、無理矢理殺されたような気がしてならない。その後の戦いも、何だかとってつけたようで、イーグル

が引き立て役にされたように感じられて……。
 とりあえず、この話で、魔法騎士―特に光への好感度が一気に下落したのは間違いない。しくしくしく……。

 

49話 勝利への道!信じる心が開く明日!

概要

光はノヴァを受け入れ、光とノヴァは、再び一つになった。その後、魔法騎士達は、アルシオーネが命と引き換えに教えてくれたデボネアの居場所に向かい、最後の戦いに挑む。デボネアの力は凄まじく、圧倒されるが、セフィーロの人々の力と、剣の形となった柱の証の力で、三人はついにデボネアを倒す。そして、光は新しい柱として、「セフィーロから柱をなくす」ことを願う。こうして、セフィーロは本当に美しい世界へと生まれ変わった。己の心のために戦いたいという願いが叶えられたため、三人は東京へ帰らなければならなかったが、その後も光の胸には、あのペンダントが輝いていた。

印象に残った場面

 デボネアを倒した後、空から光と共に、魔法騎士達がゆっくりと舞い降りてくる所。

ポイント

  • 柱の証は剣の形になった。
  • 三人を招喚したのは自分たち自身だった。
  • レガリアと合体したデボネアは、虫みたいで気持ち悪い。オルゴ・デミーラのような生理的嫌悪感をそそる…。
  • 風のオーブはどうなったのかが気になる。

 最終回。……だが、私の関心は、イーグルにのみ向けられていた。
 イーグルの死をまだ信じられなかった私は、最終回で出てくるかも知れないという期待を捨て切れていなかったのである。
 しかし、実際は、名前もろくに出てこない……。
 そのショックに、結末に感動するどころではない。
 後に出た脚本集には、一応、イーグルの死を悼む場面が載ってはいたものの、それでも到底納得できるものではない……。
 最後に、まるで何事もなかったかのように笑う光を見ると、その気持ちはさらに……。

 

魔法騎士レイアース増刊号

 イーグルの登場を期待していたのに、本当にほんのちょっと出るだけだった……。
 あと、
EDの色合いがいつもと違っていて驚いた。

 

 

 

 

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