レイアース各話感想(5)
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 | |
概要 |
子供達の恐怖心に付け入り、またも魔物が現れる。苦戦する魔法騎士達だが、魔物が心の産物であることに気づき、子供達が恐怖心を克服することにより、見事勝利する事ができた。一方光は、ランティスのもとに向かったノヴァを追い、戦うが、ノヴァの言葉にひどく動揺してしまう。デボネアの命令でノヴァは退くが、光の心には、いつまでもノヴァの言葉がこだまするのだった。 |
印象に残った場面 |
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一言コメント |
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前回、王冠が変化しはじめて、どうなるだろうと思っていたのに、結局今回は大きな変化はなくて、最初見た時は、ちょっと拍子抜けしてしまった。まあ、後々のために、必要な話ではあったのだろうけど。 それはそうと、今回(39話もだが)出てきた魔物は、皆同じ形をしていたが、それが少し不思議だ。城の外には、色々な種類の魔物(セビルに少し似ていたような…)がいたのに。 さて、皆が必死に戦っている中、一人楽しそうなのがノヴァ。 「好きになってもらえないのに、どうして好きになるの?」 と語りかけるノヴァ。 居住区での戦いが終了したのを機に、こちらの戦いもとりあえず終了。 ランティスを見つめる光。 |
第42話 巨大サンユンVS.NSX! | |
概要 |
ファーレンでは、柱の真相を知ったアスカ様がずっと思い悩んでいたが、その末に柱をあきらめると決意。しかしその時になってようやく、セフィーロのすぐ側に NSXが停泊していることに気付く。風がやられたと勘違いしたアスカは、NSXを追い払うべく巨大サンユンを出現させる。イーグルのいないNSXではジェオが必死に応戦するが、戦艦は多大な損傷を受け、セフィーロから離されてしまうのだった。一方その頃、セフィーロ城では、イーグルが静かに行動を開始していた……。 |
印象に残った場面 |
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一言ツッコミ |
NSX は随分前から城の側にいたのに、何故チャンアンは今までそれに気付かなかったのだろうか。 |
今回の、想像を絶する戦いの詳細については こちらを参照していただくとして……両者の戦いを、ただ見物するだけの魔法騎士達は、少々呑気なのではないだろうか。アスカ様は、風を心配して気絶するまで幻術を使ったというのに。 そして、その早とちりのとばっちりを受けて、ジェオ達が大変な思いをする羽目になったというのに…。 あと、戦闘が終了した後、海と風は、ファーレンやチゼータの人はいい人達だったから、できれば戦いたくないと言うが、光はイーグルについて何も語ってくれなかった…(涙)。 |
第43話 王冠の部屋と柱の記憶 | |
概要 |
ついに行動を開始したイーグル。そして、イーグルと光は同時に王冠の部屋に入り、エメロード姫の記憶を見る。その後、何故か二人とも無事に王冠の部屋から出てきた。柱になれるのは、どちらなのか…? |
印象に残った場面 |
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一言コメント |
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これは、おそらく一番見た回数が多い話なのではないかと思う。 イーグル大活躍の回であると同時に、王冠の部屋に二人同時に入り、二人とも無事に出てくるという節目の回。 オープニングも、今回から変わった。 ペンダントにランティスが一瞬映るのもいいが、やはりなんといっても、 「輝きは二度と戻らない 明日吹く風のような自由が欲しい」 「これまでのあらすじ」も「前回のあらすじ」に変わり、曲も変わった。この曲は結構気に入っているのだが、 CDに入っていないのが残念だ。エンディングも変わり、これからますます重い展開になっていく話を、優しく包んでくれるかのようだった。希望が見えるような気がしてくる……。
さて、同時に王冠の部屋に入ったイーグルと光。 「セフィーロは、この国に住む全ての人たちのものです。」 「この国の行く末を決めるのは、貴方です。」 …この「あなた」とは誰を指すのか、当時は随分悩んだものだ。今でもはっきりとはわからない。 その場合、「あなた」とは「光とイーグル」の二人のことなのか、それとも「セフィーロの住人全て」のことなのか、「セフィーロに関わった全ての人達」なのか。 それとも、やっぱり「あなた」は一人で、イーグルか光か、どちらか一方を指し示すものなのか。 やはりわからない。 二人とも無事に出てきた、というのも謎のままだ。 何はともあれ、このままイーグルが帰ってこないという最悪の事態は避けられてほっとした。そう、この時点では…。 |
第44話 真剣勝負!海VS.タータ・タトラ | |
概要 |
チゼータのタータ・タトラは、海が勝てばセフィーロから手を引くという条件で、それぞれ生身による一騎打ちの勝負を申し込んできた。その申し出を受けた海は、見事二人に勝利し、和解するのだった。 |
印象に残った場面 |
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一言コメント |
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タータが海に持ちかけた勝負だが、考えてみると、これは、チゼータにとって、一方的に不利な申し出ではないだろうか。 海が勝てば、チゼータはセフィーロから手を引くという条件。 これでは、チゼータにとってあまりにも不利ではないか。 それなのに、わざわざ有利ではない条件で、これまた一方的に不利な勝負を持ちかけるとは……。 タトラはもとからさほどセフィーロ攻略に熱心ではないようだし、タータも海と会ったことで迷いが生じたようだから、この勝負はもう、気持ちに決着をつけるためだけのもので、実は、二人の中では、もう結論は出ていたのかも知れない。 |
第45話 絶体絶命!ランティスの危機 | |
概要 |
チゼータに続き、ファーレンもセフィーロ攻略をとりやめ、和解する。しかしその頃、ノヴァによって異空間に引き込まれたランティスは、重傷を負い、ノヴァにさらわれてしまうのだった。 |
印象に残った場面 |
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一言ツッコミ |
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クレフから「異空間を破ろうとしたが、だめだ」と聞かされたランティスは、「貴方でも破れないのか」と問い返すが、その時、「違う!」と怒ったように力一杯否定するクレフ。 ここでふと思ったのだが、クレフがノヴァの正体を教えなければ、ランティスはもしかして、さらわれずにすんだのではないだろうか。 |
第46話 光・衝撃!ノヴァの真実 | |
概要 |
クレフから、ノヴァは自分の心が生み出したものだと知らされた光。ランティスを傷つけたのは自分の生み出したものであると知り、傷心の光は、謝罪するためにイーグルのもとへ。そんな光を、イーグルは優しく慰めるのだった。 |
印象に残った場面 |
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ポイント |
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イーグルも、光も。
ノヴァの正体を知って、苦悩する光。 それが、目的を失ったヤケのような攻撃の方が強いとは…まさか、セフィーロが崩壊しかけているからというわけでもあるまいに。 あと、もう一つ不思議なのが、ノヴァが「胸が痛い」と言ったこと。 |
第47話 真の柱は!?光か、イーグルか!? | |
概要 |
イーグルは、セフィーロと停戦し、 NSXに帰還する。しかし、魔法騎士達がノヴァと戦っているのを見て、再び戦場へと発つのだった。戦士イーグルの、最後の戦いが始まった…。 |
印象に残った場面 |
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一言コメント |
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サブタイトルとは裏腹に、新の柱を決定するような出来事は何も起こらず、むしろ、新聞に載っていたタイトル(「最終局面!イーグルの決意!」)にある通り、今回は(も)完全にイーグルが主役だった。(詳細は 「イーグル名場面集(2)」にて)一人、光のことを思いやるクレフ。 気配を感じて扉を開けると、立っていたのはイーグルと光。 しかし、イーグルは、どうやってあの部屋から出たのだろうか。 ・光が壁を壊した ・光がイーグルの手をとると、イーグルもセフィーロの人 ・クレフの力が弱まっていたため、押しただけで簡単に通れた などを考えることができるが…。 自分が柱になった場合について語るイーグルと光。 その後、セフィーロ城では、光達3人がそれぞれの胸の内を告白。3人がそれぞれふっきれた表情をしていたのが印象的だった。 |
第48話 果てしない戦い! | |
概要 |
異空間でノヴァと戦う一同。イーグルの助力によりランティスの救出と異空間からの脱出には成功するが、それで力を使い果たしたところをデボネアに攻撃され、イーグルはこの世を去った……。 |
印象に残った場面 |
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一言ツッコミ |
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見るのがつらかったため、見た回数は意外と少ない。 それはそうと、ランティスは、 それが、実の弟からも、このように考えられてしまうとは、何だかあんまりではないか……。 このあたりは、物語の都合上、わざと二人の行動を曲解しているような印象を受けた。 その納得のいかないことの最たるものは、もちろん、イーグルの死である。何だか、話の都合上、無理矢理殺されたような気がしてならない。その後の戦いも、何だかとってつけたようで、イーグル が引き立て役にされたように感じられて……。 |
第49話 勝利への道!信じる心が開く明日! | |
概要 |
光はノヴァを受け入れ、光とノヴァは、再び一つになった。その後、魔法騎士達は、アルシオーネが命と引き換えに教えてくれたデボネアの居場所に向かい、最後の戦いに挑む。デボネアの力は凄まじく、圧倒されるが、セフィーロの人々の力と、剣の形となった柱の証の力で、三人はついにデボネアを倒す。そして、光は新しい柱として、「セフィーロから柱をなくす」ことを願う。こうして、セフィーロは本当に美しい世界へと生まれ変わった。己の心のために戦いたいという願いが叶えられたため、三人は東京へ帰らなければならなかったが、その後も光の胸には、あのペンダントが輝いていた。 |
印象に残った場面 |
デボネアを倒した後、空から光と共に、魔法騎士達がゆっくりと舞い降りてくる所。 |
ポイント |
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最終回。……だが、私の関心は、イーグルにのみ向けられていた。 |
魔法騎士レイアース増刊号 |
イーグルの登場を期待していたのに、本当にほんのちょっと出るだけだった……。 |
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