現代の有名人
<闇の暗殺者 ズーマ>
魔道を扱う暗殺者で、その実力はトップクラス。彼に狙われて生き残ったのはリナのみ。その正体は、ヴェゼンディ屈指の商人ラドック=ランザード。
<ジェリオ=フィッツマイヤー>
沿岸諸国あたりでは、ちょっと名の知れた商人。しかし、商人としての才能はともかく、子供を育てる才能にはあまり恵まれてなかったようで、娘のシレーネは超ワガママタカビー女。
<大商人マリウス>
マリウス=リンドバーク。裸一貫から身を起こし、今では数百にものぼる交易商達を率いる、沿岸諸国随一の大商人。
<グルカ>
かつてリュクネーの町で、最強の名をほしいままにした拳闘士。拳ひとつで勝ち登り、富と栄誉を手にした男。現役を退いて、拳闘士たちのスポンサーをやっていたが、盗品売買をしていたことが発覚し、逮捕された。
<リナ=インバース>
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こちらを参照。
<ルナ=インバース>
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こちらを参照。
<魔剣士ゼルガディス>
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こちらを参照。
〜現代の五大賢者〜
<赤法師レゾ>
流浪の高僧。現代の聖人として名高い。
常に赤い法衣に身を包み。白魔術都市の大神官と同等の霊力を持ちながら、どこの国にも属さず、諸国を回り歩き、人々に救済の手を差し伸べている、というのが世間一般の通説。
僧侶の必須である白魔術はもとより、精霊魔術、黒魔術にも通じており、現代の五大賢者の一人として数えられている。彼の名は五歳の子供でも知っている(ガウリイは知らない)。
彼の欠点は二つだけ。生まれつき、その両の眼が見えないということ。そしてもう一つ。名前が悪役みたいだということ。(本当に悪役だったのだが……)
慈愛の漂う白い顔。年齢はわからない。若くも見えるし、年老いても見える。その両の眼は、固く閉ざされている。特筆すべきはその服装―僧侶の服装ではあるが、全てが赤い色で統一されている。まるで血そのもので編み上げたかのような、毒々しい赤色。(←リナの第一印象は、結構よく当たるかもしれない。)
見た目に反し、レゾは、百年かそこらは生きているらしい。ゼルガディスの祖父か曾祖父にあたるが、ゼルガディスを合成獣にした。
レゾは、生まれつき眼が見えなかった。自分の目を開かせようと、そのためだけに白魔術を習い始めた。白魔術を極め、諸国を歩いて様々な患者を診て、多くの人々を救ったー自らの目を治療するための練習台として。しかし、他人の目を治すことはできても、なぜか自分の目を開かせることはできなかった。そして、精霊魔術や黒魔術にも手を出した。それらと白魔術とを組み合わせ、より高度なレベルの魔術を生み出そうとしたのだ。魔術において、彼は天才的な成長ぶりと才能を発揮したが、それでも、自分の目を開かせることはできなかった。そこで賢者の石に目をつけ、手に入れようと試みた。
レゾによれば、賢者の石を手に入れるためのレゾの配下に、ゼルガディスより魔道に長けた者は、二人はいたらしい。(うち一人はヴルムヴン)
実は、レゾの中には魔王シャブラニグドゥのかけらの一つが封印されており、賢者の石をきっかけにそれが復活してしまった。そして、レゾは魔王に自身を乗っ取られ、魔王と共に滅ぼされた。
<ルオ=グラオン>
人生の全てを、治療用などに使う白魔術の研究に捧げ、近代の五大賢者の一人として名を列せられた魔道士。
十年以上も前の、とある日の朝、皆の前に屍を晒したくはない、とだけ書いた置き手紙を残して、自室のベッドの上から、その姿を消していた。永遠に。様々な憶測が当時は飛び交ったらしいが、今に至るも行方不明のまま。
実際はただの家出で、とある洞窟で、今も元気に研究にいそしんでいる。
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