SPリナのつぶやき(3)

 

<政略結婚なんぞというのはあたしも嫌いである。娘や息子を犠牲にしないとなんとかならない家なんぞ、とっとと没落すればいいのだ。>

SP6P195

 

<人間とゆー奴はえてして、手に入れられなかったものにこそ、あこがれを抱くものなのだから。>

SP6P226

 

<……ことばづかいはていねいでも、言ってることはじゅーぶん以上に乱暴である。

 よくいる、根本的なところで無神経なタイプの奴、といったところか。

 こーゆーのにかぎって、自分のことを『他人には気を遣うタイプの人間だなどと思っていたりするのだから始末におえない。>

SP6P163

 

<とはいえ、盗賊連中などとゆー、個性的なようで実はとことん没個性な連中の顔なんぞ、いちいちおぼえていたのでは、脳ミソがいくつあっても足りるわけはない。

 いずれにしても、ヤラレ役の小悪人だということに変わりがあるわけでなし。

 しかし……攻撃魔法でぼろべろにしたあと、あり金全部ぶん取って、縄でしばり倒して近くの川にほうり込んだだけで、根に持ってわざわざしかえしに来るとは……心が狭いとゆーか、執念深いとゆーか……>

SP7P58

さ…さすが盗賊殺し……!

 

<海は広いぞ大きいぞ!月も昇るし陽も昇る!

 夏といえば、海!海と言えば、そう!賢明な方なら、ここまで言えばもうおわかりだろう!

 お察しの通り、あたしたちの乗っていた船は、いきなし難破こいていた。>

SP7P75

わかったひと、いるのかな?

 

<他人を自分の盾にするなど、まるでリナ=インバースである。>

SP7P129

 

<さわぎあるところもうけ話あり。それが大自然の摂理とゆー奴である。>

SP7P176

しかし、「うやむやのうちに騒ぎに巻き込まれてタダ働き」というパターンも結構多いような気も……。

 

<まあ、たしかに世の中には、『悪役は、ことの次第をぺらぺらしゃべり倒さなくてはならない』って法律あるけど……

 けっこぉ便利かもしんない>

SP8P37

問われずとも自ら全てを喋り倒す!それが、どんなに隠し通してきたことであったとしても。

この法律の効力はすごいなあ。

 

<…まあ……あれだけおーさわぎしておきながら、顔も見せずにやられたのゆーのは、吸血鬼の方としては、立場もくそもない話だが、えてして世の中とゆーものはそーゆーもんである。>

SP8P75

最初は強敵で、ものすごく存在感があったのに、物語終盤で全てが明るみになると、実はそこらのザコと大差なく、あっさりやられて拍子抜け……というのは確かによくあるパターンかも。

 

<コントロールすれども関知せず。世に言う扇動者という奴である。>

SP8P90

 

<となれば、あたしの取るべき行動はただひとつ!

 いきなり乱入して、野盗どもをへち倒し、金品奪い取ったあげく、襲われていた方からも、いくらか礼金をもらうっ!>

SP8P153

今更ながらだが、リナって……。

 

<しかし、わからない時には即人体実験あるのみ!それが魔道士とゆーものである!>

SP8P175

そういえば、以前、「魔道士の風評が落ちる」とリナに教育係が送られてきたことがあったが……その心配も、あながち杞憂ではないような気が。

 

<さきほどまでの、余裕しゃくしゃくの態度はどこへやら。やられたとたん、いきなし腰が低くなりまくっていたりする。

 ……まあ、人間なんぞ、たいがいそーゆーものではあるが。>

SP9P30

 

<まさか、シンセツナヒトなどというキトクな生き物が、まだこの世の中に生き残っていようとは……

 ふつーはそーゆー奴にかぎって、何かよからぬ下心があったりするのだが……>

SP9P56

 

<いるのだっ!こーゆー、カンを頼りに生きていて、なおかつそのカンが外れまくっているやつがっ!

 はたで見ているぶんにはけっこー笑えるのだが、こーゆータイプが、へたに権力なんぞ持っていて、自分にかかわって来ようもんなら、それこそめーわく極まりない。>

SP9P156~158

 

<くくうっ!こんなことで勝負に負けて、かんじょうを払わされたとあっては、末代までの恥!>

SP9P162

ナーガとの早食い競争。

しかし、末代までの恥……って、将来、

「あのご先祖様、デモン・スレイヤーのリナ=インバースは、かつて一度だけ、早食い競争で負けて勘定を払わされたことがあるんだそうな。まったくもって、一族の恥。いいかい、お前も、早食い競争に負けるような恥だけはさらすんじゃないよ。そして、変な格好して高笑いする妙な生き物を見かけたら、必ず早食い勝負を挑み、ご先祖様の恨みを晴らすんだよ」

とかって、言い伝えられていくんだろうか……。

 

<こーゆー場合の力仕事は男の義務である。>

SP9P183

ということで、一人ボートを漕がされるワイザー。

ガウリイもそうなんだろうな、きっと。

 

<しかし、呪文とハサミは使いよう。攻撃呪文も、攻撃だけが芸じゃないっ!>

SP9P192

こういうところがかっこいいな、リナ。

 

<秘技!対決に応じるフリして敵の主力監禁攻撃っ!>

SP9P210

時々「秘技!」と口にしているが、一体いくつ秘技を持っているんだろう?

<何の事件もなさそうなこんな場所にさえ、トラブルの種は転がっている。

 そしてートラブルといえば、金のもと!>

SP10P75

 

<目的のためには手段を選ばないーと自認する人間の中に、よくこーゆータイプがいたりする。

 あまりに突っ走りすぎて、ふと気がつくと、手段のために目的をないがしろにしてる奴がっ!>

SP10P101

それを極めると、ナーガになるらしい。

 

<すでにローザは、村人を人質に取る、などとゆー外道な手段を取っているのだ。これに罪の一つや二つ、加わったところで、悠久の歴史の流れから見れば、さしたる問題はない。>

SP10P110

 

<相手を強大なものと思わせて、それ以上のツッコミをシャットアウトする。秘奥義、舌先三寸はったり攻撃!>

SP10P127

 

<世の中にはびこっているのは、しょせん人間のためのシューキョーなのだから。

 世の中には、人間以外の生き物もいっぱいいるのだが、それを無視して『世の中で人間が一番エラい』などと寝言を言ってる以上、何をどー言ったところで矛盾が出てくるのは当たり前。>

SP10P146~147

またもや、スルドイ分析が!!さすが魔道士(=学者)。

 

<……ったく…たしかに世の中にはいっぱいいるけど……自分で勝手にものごと決めて、他人がそれに従わないと、怒りはじめるワガママな奴……。>

SP10P149

 

<ウィレーネのもくろんでいるのは無目的な破壊。しかしあたしは決して、理由のない破壊などはしない。

 オークの群れをやっつけるのに山吹っ飛ばすとか、ストレス解消に森吹っ飛ばすとか、せいぜいやってもその程度である。>

SP10P160~161

理由があればいいってもんでもないと思うが……。

 

<そして……万一…その噂が流れ流れて……ゼフィーリアにいる郷里の姉ちゃんの耳にでも入ろうもんならっ!

 来るっ!絶対にっ!たとえ世界のどこにいようとも、郷里の姉ちゃんが、あたしをおしおきにやって来るっ!

 それだけはっ!それだけは、なんとしてでも避けなければっ!>

SP10P161

 

 

 

 

 

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