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スバラシキ会話(2)
レイミア「見て見て じい。サラダにドレッシングがかかってる!ゼエタクねー」
クランベ「おおおっ!手のひらより大きい魚を口にするなど……くくぅっ……ひさかたぶりですじゃい……」
レイミア「あれって……ひょっとしてトリ肉!
……ああ……箱詰めしてみんなに持って帰ってあげたい……」
(
SP2―P198)こ……これが公女と従者の会話とは……。
ナーガも罪つくりな……。
レイミア「ううっ……しくしくっ……この若さで死にたくないよぉ……」
クランベ「ううっ……うるうるっ……この年になって変死はいやじゃよぉ……」
リナ「ともかく、ここで泣いてても、事態の解決にはならないわ。
その時々の状況に応じて、臨機応変に対応していけば、きっとなんとかなるわよ」
レイミア「でも……それって、『なりゆきまかせのその場しのぎ』ってことでしょ……?」
(
SP2―P213)
ナーガ「注意をそらせ、って言ったのはあなたでしょーがっ!」
リナ「そーだけどっ!限度ってモノを知らないのっ!?」
ナーガ「知らないわよっ!」
<しまった!言い切られたっ!>
(
SP3―P58)
ナーガ「ふっ!まさか忘れたの!?リナ!わたしはあなたの生涯最大のライバルだということをっ!」
リナ「だぁぁぁぁっ!いつもはひとにオゴらせてるくせに、気分しだいでいきなりライバルにならないでっ!」
ナーガ「気分次第とは失礼ね。その場のノリ、と言ってちょうだい」
<それに一体どれほどの差がある?>
(
SP3―P91)確かにナーガはすっかりリナの金魚のふん。
……しかし、リナにオゴらせることができるとは……ナーガもなかなか、大した奴である。
ギュラン「ふははははっ!ばれたからには仕方ないっ!確かに今のおれが生み出す合成獣では、お前の造ったものには及ばん!しかぁしぃっ!きさまの持つノウハウと技術さえあれば、互角以上のものを創り出してみせるわっ!」
リナ「ひらたく言えば『盗作』ね」
ギュラン「頼むからひらたく言わんでくれっ!」
(
SP3―P94)
レミー「あなたたち、魔道士よね。実は頼みたいことが……」
リナ「いや」
レミー「いやあの……できれば話だけでも……」
リナ「へるからやだ」
レミー「わっ……技が深いっ……!」
(
SP3―P113)
リナ「どーでもいいじゃないですかっ!相手はちゃんと倒したんだしっ!」
ディオル「いかんっ!許さんっ!勘弁ならんっ!ポリシーもモラルも存在しない、そぉゆぅ結果オーライ的な考え方は、わしは認めんっ!途中のプロセスも大事なんじゃっ!わかったかっ!」
リナ「わっ……わかりましたっ!わかったから首を絞めないでっ……!」
ディオル「……ったく……最近の若い者は……」
リナ「―ああっ!バカやってるうちに二匹目が来たっ!ディオルさん、あいつの弱点はっ?」
ディオル「あいつは……そうじゃ!胃腸が弱いっ!」
リナ「……ほほぉぉう……それで一体どぉしろと……?」
ディオル「ちょっ……冗談ぢゃっ……真面目に答えるから首を絞めんでくれっ……!」
<……ったく……最近の年寄りは……>
(
SP3―P104)
リナ「第一、初対面の人間に、面と向かってそこまで言われるすじあいはないわっ!」
イリーア「けど、見ず知らずの人間に、陰でこそこそ言われるのはいやでしょ?」
(
SP4―P9)それはそうなのだが……どっちがいやか、と言われると難しいな……どう思います?<誰に聞いている
イリーア?「こーいう町長がいると斬新なんじゃないかなーって、衆議一決したんです」
リナ「斬新なら何をやってもいーってわけじゃないでしょーがっ!」
イリーア「世の中なんてそんなもんでしょ?」
(
SP4―P27)
リナ「あんたのどこが正しいのよっ!?」
ハミンガム「お前たち、さては『正義は我にあり』ということばを知らんな!?」
リナ「……ふっ……思い違いもはなはだしいわね!」
「その言葉は、あたしのためにこそあるのよっ!」
ナーガ「同レベルで張り合ってどーするのよっ!」
(
SP4―P46)
リナ「……じゃあ聞くけどナーガ、もしもあんたが寝てる時、とーとつに無数のネズミが部屋になだれこんできたらどーする?」
ナーガ「愚問ね」
「混乱して無意味に騒ぐにきまってるじゃない!」
(
SP4―P83)
ナーガ「だから、一体どういうことなのよ?」
リナ「ナーガ……あんた、すこしは考えた?」
ナーガ「ぜんぜん」
(
SP4―P224)ガウリイとの会話を彷彿とさせる。
これでリナは、既に免疫ができていたのか……!
リナ「考えてもみなさいよ。その刺客がもしもどこぞの領主のさしがねだったとしたら。
刺客を締め上げて証拠をつかみ、国王にチクって賞金たんまり!
……『国王にバラされたくなかったら……』って、先に当人を脅してさんざんしぼりとったあげく、国王にチクって賞金もいただく、ってぇナイスなテもあるわね」
ナーガ「なるほど!」
「もしも今回の件の黒幕が、どこかの国王だとしたら、同じように、まわりの国じゅうに密告してやるのね!……そーすればあっとゆーまに大金持ち!」
リナ「そのとーりっ!」
リナ・ナーガ『ちゃっちゃっちゃっ!らっき!』
(
SP4―P86~87)
リナ「ディル・ブランド」
「……もーちょっと静かにしてないと、しまいに怒るわよ、あたしは」
キャロル「……おっ…怒るって……今、きっちり怒ったじゃないですかっ!」
リナ「怒ってないわよ。単に攻撃呪文ぶちかまして黙らせただけで」
キャロル「じ……じゃあリナさんはっ……怒るより先に、ひとに攻撃呪文かけるんですかっ!?」
リナ「こーやると、ストレスたまんなくていいのよ」
(
SP4―P125~126)
ナーガ「ほーっほっほっ!見て見てリナ!純金の壺よっ!ぢゅんきんんんんんっ!」
リナ「こっちは魔法剣よっ!まほーけんっ!
しかも柄はプラチナで、好事家ごのみに、宝石の装飾もびっちしよっ!」
ナーガ「ほーっほっほっほっほっ!」
リナ「うふふふふふふふふふふ」
(
SP5―P150)はたから見ると、なかなかコワい光景かも……。
メリル「……そーゆーわけでぇ、できればお金を置いていっていただきたいんですけどぉ……」
リナ「できないからやだ」
メリル「……なら……いいです……」
<……いいのか?>
(
SP5―P170)
ミレナ「邪教の手先に、まるっきり悪人みたいな言い方をされて、黙ってられるわけがないでしょ?」
ファラ「邪教とは何よっ!邪教とはっ!?」
ミレナ「そーじゃないのっ!だいたい、地竜王なんてくそ地味な神サマおがんで喜ぶなんて、ふつーの人間のやるこっちゃないわよっ!」
ファラ「なんですってぇぇぇぇっ!?なによなによそっちこそっ!赤眼の魔王(ルビーアイ)なんぞにあっさり、ぽてっ、と倒された、根性なしの水竜王みたいなロートル神拝んでるんだから、たかだか程度の知れたもんねっ!」
(
SP6―P54)