脇役達の名言・迷言(4)
「何を言う!?『考えたらわかる』と言われて、ハイそーですかと考えて、それでもやっぱりわからなかったらオレの立場もプライドもボロボロじゃないかっ!
だからこそっ!
何も考えずにあえて聞くっ!
なぜだっ!?」
(byニード
SP16―P45)確かにその通り。こういうところは、やはりシドの息子だな。
「だが新たに生まれ変わって組織された!ゆえにネオとか
Mk―2とかついてるんだっ!」(byニード
SP16―P231)エクスデスとか真空の斧とか。
「ふっ。読みが甘いな小娘。
勝てばラッキーとはいえど、あんたが相手ではまず無理。なおかつ痛い思いなぞしたくない!
そう計算して息子をしかけたに決まっておるだろうがっ!
こうなれば無条件で全面降伏じゃぁぁぁっ!」
(byシド
SP16―P264)リナに、まだかかってくるつもりかと問われて。偉そうに言うあたりが、なかなかいい性格してる。
〈おおリナ
リナ=インバース
あまたの魔力を操りて
その名を世界に知らしむる
気高き面差し天(そら)に向け
流るる髪は炎にも似て
其はさながらに
戦う女神
そんなルックス期待して
現物見たら ちょっとがっかり〉
(byユジーン=バイオレッタ
SP17―P12)
〈生まれし魔力のかがやきは
金銀宝玉 美術品
あまたの宝を照らし出す
こんなにあるなら
一コくらいは
パクったところでわからない〉
(byユジーン=バイオレッタ
SP17―P29)必ず最後にオチをつける流儀らしい。
でも、実行したらバレるぞ……。
「ふはははははははッ!わかるまいッ!
『一番長い川』なら憶えている者もいるだろう!その国の出身者なら、三番目くらいまで憶えている者もいるかもしれない。
しかぁしッ!
四番目となると話は別!
これを知る者はまずいないっ!
だが私はそれを知っている!
それこそが、賢者が賢者たるゆえん!
むろん私も知っているッ!
くうッ!賢(かしこ)ッ!我ながらステキっ!さすが賢者というだけありッ!
賢者!それはなんだか賢そう!
賢者!なんだかやたらと知的な感じ!
賢者!愚民の信頼一身に集め、女の子にもモテモテって感じ!
讃えよ!むやみにほめそやせ!」
(byレナード=ファンタズマ
SP17―P89~90)ライゼールで四番目に長い川を知っているというだけで、ここまで盛り上がれるというのもすごいぞ。
「……この私が……!
世にある総ての英知をこの頭脳の裡に収められるといいなとか羊皮紙の端っこにメモしていたりするこの私が、だぞ!」
(byレナード
SP17―P123)………。
「…ふっ…!これはまたずいぶんと…甘く見られたものですね…!
「私の組織を潰す方が簡単だ、などとは……
オーガを不意打ちであっさりと倒した手際は認めてさしあげますが、自信過剰もそこまで行くと少々鼻につきますね
―もっともー」
「あなたが、伝説の盗賊殺し、リナ=インバース並の力でも持っている、というのなら話は別ですけどね」
(byカイナム=イリオル
SP17―P256)自信過剰はカイナムの方であった。
当人を前にして、これほどマヌケに聞こえるセリフもないなー。
「なんとか大臣らしいことをしなければならない……
では、大臣らしいこととは何か?
考えた末に出た答えが、姫様さらって下克上、というこの計画だったのですっ!」
(byセルゲイ
SP18―P137)確かに大臣ってそういうイメージしかないけど……そういう彼が、何故大臣になれたのかが謎。人材不足は騎士団だけではなかった!?
「村の女だ!何しに来たのかは知らん!
しかしあいつは……オレの姿を見て、化け物、などと言いやがった!
だから殺してやったんだ!他の連中も同じだ!連中がオレのことを拒否するのなら、オレも連中の存在を拒否する!それだけのことだ!」
(byランガス
SP18―P181)
「手柄は評価に、そして将来の出世につながる。当然ロードからいただける手当もアップ!信任と地位と名声を得て、同僚たちから浴びせられる羨望と嫉妬のまなざしを想像しただけでもうッ!」
(byジョッシュ=リンドバーグ
SP18―P204)こっちも人材不足らしい。
「道なき道をハイペースで進む!レンジャーをやっているこちらは慣れているから平気だが、普通の者にはかなり辛い!
ふうふうはあはあ言いながら、それでもなんとかついて来て、汗だくで『少し休もう』と提案するのに、涼しい顔で応答する!
これこそまさに!自己の絶対的な優越を確認できる至福の瞬間!
ゆっくり歩いたりしたら、その優越感が味わえなくなってしまうじゃないか!」
(byジョッシュ
SP18―P208)
「村の予言にはこうあるー
力ある者の心闇に堕つる時、其は魔王と化し、世界を滅びの淵へと導かん。
されど人よ絶望するなかれ。光掲げる剣士と魔道士現れ出で、深き闇を打ち払うであろうー」
(byニブス村の村長
SP19―P11)すごいな、村長のおじいさん。大当たりじゃないか……!!
それにしても、予言って何の役にも立たないな…。この村も、群発するデーモンに滅ぼされた、という可能性もあるし。
「かつてこの村にはージェイコブという力自慢の乱暴者がおった。
奴は、畑のカボチャは盗むわ若い娘のスカァトをめくるわと、悪逆非道の限りを尽くしたのじゃ」
「しかしわれらとて、ただ為すがままにしていたわけではない。
村人全員力を合わせ、露骨にひそひそ話をしてみたり、ジェイコブの家の前だけ落ち葉掃除をしてやらんかったりと、知力の限りを尽くして対抗した」
(by村長
SP19―P12)大仰な言葉を使えばかっこよく聞こえる、ってもんじゃないぞ。
#というかむしろ、かっこ悪い………。
「…ふっ。愚問…あ、いや、いい質問だな魔道士よ。
ナーガ先生のつくり出したゴーレムを一撃で倒したあげく、先生と平気でタメ口聞いてるようなお方と、うかつに視線を合わせられるわけがなかろうっ!」
(byジェイコブ=ラタード
SP19―P26)
「……危ないところを助けていただき、ありがたいような気がしなくもないです」
「一瞬、花畑で手を振る死んだおじいちゃんを見せられたことを覗けば本当に助かりました。ありがとうございます」
(byマーカス&レイチェル
SP19―P78)
「リナ殿の噂はいろいろ聞き及んでおるが、黙って座っておるだけなら、一見無害な可愛らしい女の子じゃ。何も問題はないじゃろう」(略)
「ただ御輿に座っておるだけ。余計なーじゃない、ほかのことは一切しないでくれーじゃない、しないでよいー」
(byテシーモ村魔道士協会評議長
SP19―P154)口で身を滅ぼすタイプだな……。
「我はこのラギアソーンとの契約により、強大な力を手に入れた!
しかし、強大な力を得たからといって、別にいきなり収入増えるわけでも、きれいなねーちゃんにモテモテになるわけでもないっ!
かといってこいつを暴れさせたりしたら、命令しているこっちに刺客がやって来ることうけあいっ!
ならばっ!
ここはやはり、じみちに活動して人々の信を得るしかないではないかっ!」
(byラガスタイン
SP19―P197~198)悪人には向いてないね、それ……こつこつ真面目に働いた方がいいよ……。
『礼?』
『それはつまり……命だけは助けてくれ、とか、せめて苦しまないように殺してくれ、とか、家族にだけは手を出すな、という解釈でいいんですか?』
(by魔族ラギアソーン
SP19―P245)ゼロスの「お礼」も、「ご要望の際には苦しまないように滅ぼしてさしあげますのでヨロシク」だったしなあ。
「お前が無能だろうと何だろうと知ったことではないが、それでわしの本が傷つけられて、わしの胃が痛くなるというのなら、はっきり言って迷惑この上ない!」
(by グリダイ評議長
SP20―P168~169)
「そういえば、各地に出没し、特定の書物を焼いている人物の噂、というのを耳にしたことがあるぞ。
ひょっとしたら、それかもしれんではないか」
(byグリダイ評議長
SP20―P176)ひそかに本編とつながる時。それは、極上の味わい。
「他の話にも出てくるナーガって奴のことだろ?現実にいるわけねえじゃん、そんな生き物」
(byアディス?
SP20―P231)事実は小説より奇なり。