ヤンガス語録【前半】(2)
<マイエラ修道院>
「どうもこう 教会だの神殿だのっていうのは アッシには向いてねえでがす。
それより酒場でこう きゅーっと一杯飲みてえとこなんでげすがねえ」
この点ではククールと気が合いそうだ。
「さっきのお偉いさん。
物腰こそ穏やかなものの 油断ならねえ目をしてたでげす……。
そりゃあそうと あれだけ警備が厳しきゃあ
ドルマゲスの奴も この修道院には入れねえでがすよ。
そうなりゃ 今日のところは 今晩の宿でも探しに行きやしょう。
ねっ 兄貴!」
ルイネロには「目つきの悪い男」と評されていたマルチェロ……。
#目は口ほどに物を言い
【フィールド】
「あのマイエラ修道院にお参りに来る奴らは たいていドニの町に宿を取るでげす。
昔はもうちょっと このへんも栄えてたんでがすが
今じゃ盛り場は ドニひとつきり。
つまりドニに行けば このへんのことはたいていわかるってもんでげすよ!」
衰退したのは領主がいなくなったからか、それともマルチェロのせいで寄付金の取り立てが厳しくなったからか。
#まあ、情報収集する側としては、わかりやすくていいけど。
<ドニの町>
「じつはアッシの身体には 秘密があるんでげす。
山ひとつ越えるたびにうまい酒を飲まねえと 足が動かなくなるんでがす。
……ウソでげす。ちょっぴり酒を飲みてえなーと ただそれだけなんでげす」
よしよし。正直者のヤンガス君には、この極上の美酒を…
な〜んて展開になるほど、世の中は甘くない。
「さっきのククールって若造。なかなかの身のこなしだったでげす。
修道院に置いとくのはもったいねえ。
だが それより何より!
アッシはあいつにイカサマのテクを教えてもらいてぇでがすよ!」
でも、ヤンガス不器用そうだからなあ……。イカサマは無理なんじゃ……。
【フィールド】
「アッシの古巣にも ちょっとしたカジノがありやしてね。
あのククールって若造とアッシが組みゃあ きっと大もうけできるでがすよ!」
ヤンガス…足を洗ったんじゃ……?
#どのみち、スロットやホイミスライムにはイカサマは通用しないけど……。
<マイエラ修道院>
「こんだけの人数の坊さんをまとめるのは ずいぶん大変でがしょうなあ。
院長先生は さぞかし立派なおっさんに違いないでげす。
アッシのざんげを聞いてほしいでがす!」
「同じ兄貴でも ○○の兄貴とあのマルチェロの野郎じゃあ大違いでげす。
月とすっぽんでがす。
アッシを助けてくれたのが ○○の兄貴でよかったでがすよ!」
マルチェロなら、そもそも助けようとしないと思う。
ああ、軽蔑の笑みが目に浮かぶようだ……。
「修道院なんて坊さんばっかで平和なとこだと思ってたんでがすが
いろいろ複雑でげすなあ。
それはそうと兄貴。
ここでいちばん偉いお人なら ドルマゲスの事も知ってるはずでげす。
オディロ院長って人に 会いに行くでがすよ!」
地下を見れば、修道院が平和とは程遠い所だということぐらい、すぐに想像がつきそうなものだが……。
「道化師が橋の向こうへ… …どうもいやな予感がするでがす」
「こりゃ大変だ!兄貴!!
きっとククールって若造が言ってたのは ドルマゲスの野郎でげす!
ここはあの若造の言う通り ひとっぱしり土手の奥の廃墟とやらに大急ぎで向かうでげす!」
そんなに若造若造と連呼しなくても……。
<旧修道院跡地>
「はぁーっ たまげた! こりゃびっくりでげすよ!!
炎のイリュージョン炸裂でがす!
しかし修道院ってのは 変わった仕掛けが大好きなんでげすなあ」
オディロ院長といい、マイエラ修道院の院長には、遊び心のある人が就任する傾向が強いのか…?
<マイエラ修道院>
「どうも いやな風だ。
兄貴。お気をつけて。なんだかいやな予感がするでげすよ」
【院長の館】
「ドルマゲスの野郎 顔見せにでも来たでがすか?
余裕かましてくれるぜ。
あいつの次の狙いは 院長先生らしいでげすな。…何が目的なんだ?」
【尋問室】
「あの若造 ほんとに信用していいんでげすかねえ?
あんなトゲトゲが全身にささったらと思うと ぞっとするでがすよ」
【馬小屋】
「ぼやぼやしてたら またマルチェロの手下に捕まっちまう。
とはいえ ドルマゲスの野郎もとっつかまえなきゃなんねぇし……。
ウガーッ!!限界でがす!
アッシは頭を使うのが いちばん苦手なんでげす!」
これで修道院に向かってもドルマゲスが現れず、マルチェロに見つかりでもしたら、我々は完全に間抜けだよ……。
<町>
「修道院に火をつけたのは きっとドルマゲスの野郎でがす!
あいつは水の上を歩ける。
今ごろ院長さんの命を奪いに 襲いかかってるでがすよ!!
ひとりで走って行っちまったククールの兄ちゃんが心配だ!
急いで院長さんの島に向かうでがす!」
「若造」から「兄ちゃん」になってる……。
「ククールって若造ひとりで行っちまいやしたが 大丈夫でがすかねえ…。
兄貴。乗りかかった船だ。
あの若造のためにも いっちょ院長さんを助けに行くでげすよ!」
【フィールド】
「兄貴。やっぱりゼシカはリーザス村に帰したほうがいいんじゃないでげしょうか。
あの姉ちゃんの心意気も根性もちゃーんとわかってやすが
ドルマゲスの野郎はたちが悪い。
か弱い娘っ子には ちいとばかし荷が重い相手とアッシは思うんでがすよ」
優しいなあ、ヤンガスは……。
<マイエラ修道院>
「修道院の坊さんどもじゃ まともに火を消せるかどうかも怪しいでがす。心配でげすよ。
しかしドルマゲスの野郎 なにを考えてやがんだ!次から次へ 人殺しばっかり……。
いや あいつの悪事も もうおしめぇでげす!アッシらが止めるんでがすから!」
【院長の館】
「血のにおいがぷんぷんしやす。おまけに空気がぴりぴりしてやがる。
…こいつぁやべえでがす。
兄貴もゼシカの姉ちゃんも まだ場数を踏んでねえ。
危なくなったらアッシに任せるでげす」
【翌日】
「なぐってくだせえ 兄貴!
ゼシカの姉ちゃんや兄貴にさんざん威勢のいいことを言っといて
ドルマゲスに手も足も出なかった。
トロデのおっさんですら 立ち向かったってのに。
アッシは情けねえんでがす。悔しいでげす」
ヤンガスはしょうがないよ……。接近戦専門だし。
私なんて、ブーメラン持ってたのにつっ立ってるだけだったもんなあ……。
#もっとも、今戦えても太刀打ちできないと思うけど。
「ごちゃごちゃした話は苦手なもんで さっぱりなんでがすが
あの若造も旅に加わるって事でがすかい?
3人じゃあ無理でも4人なら…そうでがす!!ドルマゲスにも勝てるかも知れねえ!
よぉぉぉぉぉぉし!あがってきた!
アッシのテンションがあがってきやしたよ!兄貴!」
そのテンションが戦闘時まで持続していてくれたらよかったのだが……
町を出たら元に戻ってしまったみたいでがすね。残念でがす。
「とにもかくにも ククールがどの程度腕が立つのか。
そこらへんを見極めねえといけません。
ドルマゲスに逃げられたうさ晴らしもしてえし ここがひとつ
魔物でもやっつけに行きやしょう!」
おお!私の思った通りのことを……!!流石は私の弟分だ!!
【院長の館】
「ちょっとしか話したことはありやせんでしたが 院長先生はいいじっちゃんでがした。
さみしいでがすねえ。兄貴」
うん……。
【フィールド】
「ええと こっちの大陸にゃあ この修道院のほか
でかい街とちいさいお城がひとつずつありまさあ。
どっちもちょいと長旅になる。
いっぺん宿屋に泊まって準備をしてったほうがいいでげす」
アスカンタは「ちいさいお城」……だとすると、メダル王女の城は?
<北の大陸・フィールド>
「旅が進むたびに これまで歩いてきた道のりを振り返る。
兄貴はいつも慎重でがすなあ。
昔のアッシは とにかく行ける所まで行って
遠くに行き過ぎて後悔するのが常だったでげすよ」
それもまた旅の醍醐味!でも、ルーラが使えないんじゃ、大変だったろうなあ…。
キメラの翼を買い込めるほどのお金もなかっただろうし。
<ポルトリンク>
「アッシみたいな南の大陸出身の人間から見ると
どうも北の大陸の人間は冷たく感じるでげすよ。
まあ 同じ人間 どこへ行ってもそんなに変わらないと
わかっちゃいるんでげすけどね」
いろいろと、嫌な思い出があるらしい。
<リーザス村>
「戻ってきたでがすなあ。ポルクのガキは元気でがすかねえ?」
マルクは存在を忘れられているらしい…。
<リーザス像の塔>
「この塔はたしか カベがくるくると回るんでげしたね。
アッシはあれをやられると 方向感覚がおかしくなるでがすよ」
地図があってよかった。
<トラペッタ・フィールド>
「この辺りを歩いてると 兄貴とふたりで戦ってたころを思い出すでがすね。
あのころはアッシもまだ弱く 戦えるのもふたりだけで
つねに全滅の恐怖との戦いでげした。
それを思えば 今はアッシもけっこう強くなったし
戦う仲間も増えて 楽になったもんでがす」
本当に、そう思うよ……。二人だと、一人死んだらもう大変だからなあ…。
【滝の洞窟】
「兄貴ぃ〜。いくらなんでもこの洞くつにゃもう用はないでがすよ。
滝の水でぬれねえうちに 帰りやしょうぜ」
ヤンガスはじめじめした所が嫌いなようだ。
【山小屋】
「あれ?この小屋に住んでた男 どこに行っちまったんでがすかね?
どうやら留守みたいでげす。」
見ればわかる事だが、誰かがそれを言うことになっている。
<ドニの町>
「ああ見えて ククールの奴も 苦労してきたようでがす。
人は見かけによらねえでげす。
ゼシカの姉ちゃんといいククールといい 家族に縁がねえ奴ばっかりでがすなあ」
思えば
DQ3,4,5,6と家族に縁がない人間が多い。
<ドニ・フィールド>
「○○の兄貴には話したと思うんでがすが こっちのほうはアッシの古巣でさぁ。
大陸中 隅から隅まで バッチリ案内できるでがす!
とはいえ 南のほうは道も険しいし 魔物も強い。
大陸の北のほうがオススメでげすよ。」
そうは言っても、いずれは南まで行かなきゃいけないんだよなあ…。