仲間達の会話(2)

 

 

<サザンビーク>

ヤンガス「アッシにはわからねえが 生まれたときから
     婚約者がいるのって どんな感じなんでがしょう?」

ククール「ああ ミーティア姫のことか。
     もしオレに婚約者がいたら 大喜びだぜ。

     婚約者という安全パイを確保しつつ 自由に恋愛を
     しまくるっていう ステキな人生を歩めるだろうからな」

ゼシカ「やれやれ。長年修道院で暮らしていたとは
    とうてい思えない意見だわね」

 

ククール「オレは王様だの貴族だのは あまり好きじゃなくてね。

     できることなら かかわり合いになりたくねーや」

トロデ王「お前の本心 しかと聞いたぞ!」

ヤンガス「おっさん いつの間に!」

トロデ王「あんまりじゃ! 今までククールが わしを
     そんなふうに思っていたなんて」

ククール「まいったね こりゃ。トロデ王のことは別なんだけどな。
     あいつは王様っぽくないから」

 

ゼシカ「話のわかる王様だといいけど…。ドルマゲスを倒すには
    魔法の鏡がどうしても必要なのだから」

ククール「そんなのムダムダ。こっちの話なんて聞きやしねーって。
     それよか 盗んだ方が断然はやいぜ」

ヤンガス「それはアッシのセリフでがす。
     今のじゃまるで ククールの方が盗賊みたいでがすよ」

ゼシカ「ちょっとヤンガス! あんた盗賊やめたんでしょ。
    足を洗ったって言ったじゃない!」

ヤンガス「へへへ。こりゃうっかり」

 

ククール「あの様子だと 王様は○○を 他の誰かと
     かんちがいしたみたいだな。

     ここは強気で行こうぜ。
     ○○は王様の知人ということで押し通すんだ。いいな?」

ゼシカ「なにバカなこと言ってんのよ。だいいち さっき王様が
    自分で 他人の空似だって言ってたじゃない!」

 

ゼシカ「王子様っていうからには 勇敢で人望にあつい人を
    想像していたんだけどね…」

ヤンガス「そりゃまた ベタでがすな」

ゼシカ「しかも チャゴスだもんね。名前までパッとしないなんて…」

ククール「おいおい。それは関係ねーだろ。
     名前にまで罪はないと思うぞ」

白魔術都市の王子と、どっちがマシだろうか?

 

ククール「いずれチャゴス王子が この国を治めるんだよな?

     いくら危険な儀式とはいけ イヤがって
     逃げ出すようなヤツに 国を継がせて大丈夫なのかねぇ」

ゼシカ「将来サザンビークがほろんで パルミドみたいな町に
    なったりしてね」

それも、そう遠いことではない……。

 

ククール「しっかし チャゴス王子の悲鳴はすさまじかったな」

ヤンガス「そうでがすねえ あれだけでかい声で
     悲鳴をあげたんだから ショック死してもおかしくねえでがす」

ゼシカ「もし死んでたら 密室殺人ね。そして犯人はトーポ」

ククール「誰も謎を解けないだろうな。なんてったって
     オレたちでさえ トーポが穴の中で何をやったか知らないんだし」

ゼシカ…ひょっとして、ミステリ小説にはまってる?

 

ククール「ところで王子って 戦えるのか?
     道すがら魔物と戦う機会だって イヤってほどあるだろうしよ」

ヤンガス「まんがいち死なれたら やっかいでがす。
     王族を死なせたとあっちゃ アッシらは打ち首でがすぜ 打ち首!」

ゼシカ「わっわっわっ!なに言ってんのよバカ!

    そのクチぶりだと まるで私たちが これから王子を
    殺害するみたいな言い方じゃないのよ もう!」

 

【フィールド】

ククール「オレたちが町や城に用があるときは トロ…
     あ いやいや おっさんと外で待ってるんだよな?」

チャゴス「うむ そうだ。

     建前上 ひとりで儀式に行ったことになっているから
     誰かと一緒にいるのは 都合が悪いのでな」

 

ゼシカ「短い間だけど よろしくね!チャゴス王子」

チャゴス「うむ。しっかり護衛してくれ」

ゼシカ「戦いは私たちにまかせて。王子にはケガとかさせたくないから」

チャゴス「ふん バカにするな。ぼくだって戦えるんだぞ!」

でも、与えるダメージは1……。

 

<サザンビーク>

ククール「呪いが解けて人間に戻っても いずれチャゴス王子と
     結婚するんじゃ ミーティア姫も浮かばれねえな」

ゼシカ「この先も馬のままでいて 馬ライフをまんきつした方が
    姫にはしあわせだったりして…」

ヤンガス「それじゃあ ハンサムで馬ヅラの彼氏を 馬姫さまに
     紹介してやれば 万事丸く収まるんじゃねえでがすか?」

ククール「どこがだよ。てゆーか 馬と人間じゃ結婚できんだろ!」

 

<王家の山>

【入口】

ゼシカ「いくら魔法の鏡のためとはいえ 不正行為の手助けを
    してるみたいで どうも気が乗らないわね。

    やっぱり王家の伝統的な儀式なんだから 自分のちからで
    やりとげるべきなんじゃ……」

チャゴス「ふん!イヤならいいんだぞ。
     ぼくだって 別にやりたくてやってるわけじゃないんだからな」

 

【山中】

ククール「王子様よぉ 苦手なのは知ってるが せめてひと太刀くらい
     アルゴリザードに浴びせる勇気はあるんだろうな?」

チャゴス「む 無論だ!

     ぼくだって 腐っても王族だ。トカゲ嫌いといえど
     ひと太刀くらい 浴びせる勇気はあるぞ」

ククール「自分から 腐ってるだなんて。いくらなんでも
     そこまで自分を卑下しなくてもいいんだぞ」

チャゴス「茶化すな!」

こいつにはいくらイヤミを言ってもいいぞ、ククール。

 

ククール「アルゴンハートってのは ずいぶんとキレイな
     宝石なんだな。オレも1個くらいもらっとこうかな」

トロデ王「ほう これはこれは…。意外な一面があったものじゃ。
     お前が宝石に興味を持つとはな」

ククール「宝石になんて興味ないね。1個でも持っとけば
     女を口説くときに 役に立つと思っただけさ」

 

ゼシカ「ところで王子は なんだってトカゲがキライになったの?」

チャゴス「うむ。よくぞ聞いてくれた。あれは5才の誕生日のときだった。

     ベッドに入ったあと 足元におかしな感触がしたので
     びっくりして かけぶとんをひきはがしたんだ…。

     するとベッドの上には 十数匹のトカゲが ワラワラと
     うごめいていたんだ。思い出しただけでも
背筋が凍りそうだよ!」

ゼシカ「誕生日のプレゼントだったとか?」

チャゴス「バカめ そんなはずあるか!」

…そんな小さい頃から、誰かの恨みを買ってたのか?

 

ゼシカ「知らないからムリもないけど 王子は完全に嫌われたわね」

チャゴス「ふん。たかが馬ごときに嫌われたって 痛くもかゆくもない!」

しかし、童話のパターンだと、それが……。

 

トロデ王「さっ 用はすんだことだし サザンビークへ
     帰ろうではないか」

ヤンガス「おっさん大丈夫か?疲れがたまってるようでがすな」

 

ゼシカ「あのさ 王子。 苦労してリザードを倒した私たちに
    お礼の言葉とかないわけ?」

チャゴス「うむ。よくやったな。ほめてつかわそう」

ククール「おまえなぁ ここは素直に ありがとうとか言っとけよ」

チャゴス「きっ 貴様! 平民のぶんざいで 王族に対し
     おまえ呼ばわりとは無礼千万。今すぐ謝罪しろ!」

こいつだけは、マルチェロに抹殺しておいてほしかったかも…。

 

【フィールド】

ククール「さーて サザンビークへ帰るか。
     王子さまとも お別れできるしな」

チャゴス「ふん。ムカつく言い方だが ぼくは今
     すこぶる機嫌がいい。よって 特別に許してしんぜよう」

 

ゼシカ「王子は生まれてすぐに ミーティア姫と結婚するように
    決められて 抵抗はなかったの?」

チャゴス「そりゃあ 幼いころは疑問に思ったことはあるが
     むしろ ありがたいと思ったね。

     労せずして 美人と名高いミーティア姫と
     結婚できるんだからな」

ククール「でも 会ったことねえんだろ? もしミーティア姫が
     どうしようもないブスだったら どうすんだよ」

チャゴス「貴様!平民のぶんざいで よくもぼくの婚約者を
     侮辱したな! 今すぐ謝罪しろ!」

 

ゼシカ「もったいないかもしれないけど アルゴンハートを削って
    指輪の石にすれば ステキな指輪ができるかもね」

チャゴス「ふふ かしこいじゃないか。儀式が終われば
     アルゴンハートは
結婚指輪の石として加工されるのだ。

     王者の儀式とは 結婚相手に贈る指輪の石を
     取るための行事でもあるのだ」

 

<サザンビーク>

ヤンガス「王子のイカサマをおっさんに話したら おっさんの
     王子に対する評価が さらに下がるでがすな」

ククール「チャゴスに対する評価は もうこれ以上
     下がりようがないだろ。なんたって 最低なんだから。

     まあ チャゴスの人となりが分かったんだから
     トロデ王も 姫様の結婚を考え直すんじゃねえか?」

ゼシカ「でもさー 国のメンツがあるから トロデ王としても
    やっぱり 結婚は中止にするとは言えないんじゃない」

 

ヤンガス「本当のことを話せって言われたときは ぎょっとしたでがす」

ククール「そうそう 真実を話したら
     魔法の鏡をくれないんじゃないかって思ったしな」

ゼシカ「まあ 結果オーライよ。
    私たちは 立派に役目をはたしたんだしね」

 

ククール「いつかはチャゴスが王か。他人事ながら
     この国の将来が ちぃとばかし心配だね」

ゼシカ「でも ミーティア姫が結婚したら チャゴス王子と
    サザンビークで暮らすんじゃないの?」

ククール「おっと 忘れてたぜ。まったくの他人事ってわけじゃ
     ないか。姫様には同情するぜ まったく」

 

【フィールド】

ククール「チャゴス王子とも別れたことだし ここはひとつ
     娘ムコに対する感想を トロデ王に聞いてみたいとこだな」

トロデ王「ええい うるさいのう。お前には関係のないことじゃ」

ゼシカ「聞くまでもないんじゃない。
    トロデ王の顔が すべてを物語ってるわよ」

ヤンガス「うーん 読めないでがすな。おっさんはいつもと同じ
     苦みばしったツラをしてるから 分からんでがす」

トロデ王「ムダ話なんぞやめて ほれほれ さっさと歩かんかい!
     大事な旅の途中なんじゃぞ」

 

【町】

ククール「いろんな場所を旅してると 選択肢が増えて困るぜ」

ゼシカ「選択肢って 何がよ?」

ククール「ドルマゲスを倒せっていう任務を果たしたあと
     まず どこで過ごそうかって選択肢さ。

     お前らも 今後の身の振り方を考えといた方がいいぜ」

ヤンガス「それならもう 決まってるでがす。
     アッシはどこまでもずっと 兄貴についていくでがすからね」

ゼシカ「あーはいはい。兄貴ラブってわけね」

 

【闇の遺跡入口】

ゼシカ「3人いたはずの追っ手が 1人だけになってるわね。
    残ったのは見張りかしら?」

ククール「見張るもなにも ドルマゲスが出てきたら
     あんな剣士ひとりぐらい よゆうで倒しちまうだろ」

ヤンガス「きっと本人も 内心じゃビクビクしながら見張ってるでがすよ」

ゼシカ「かわいそうに… ジャンケンで負けて
    見張りを押しつけられたんだわ」

 

<聖地ゴルド> 情報提供:美葵様

【夜】

ゼシカ「いくら聖なる女神像でも 夜中にはあまり見たくないわ。

    だって・・・・・なんだか怖い。」

ククール「そんなに怖いなら 今夜は添い寝してやろうか?

     寝付くまで子守唄を歌ってやるよ。」

ゼシカ「・・・・・バカ!」

…それでこそククール(笑)。

 

<隠者の家・フィールド>

ヤンガス「アッシらが受け取った魔法の鏡は 結局のところ
     不良品だったってことでげすかい?」

ククール「サザンビークに魔法の鏡が2枚あったら
     魔力のある方と 交換してもらいに行くんだけどな…」

ゼシカ「ムキー!だまされたんだわ。きっと2枚あるうちの
    ぼろっちい方を 私たちに故意にわたしたんだわ。

    今すぐサザンビークへ クレームつけに行くわよ!」

ヤンガス「かんぐりすぎでがすよ…」

もうクーリングオフは過ぎているぞ。

 

【街】 情報提供:美葵様

ヤンガス「ふたたび 魔法の鏡に 魔力を宿らせる 方法があって
     本当に よかったでがすなあ。

     もし なんの手段も 残されていなかったら 
     アッシらの旅は 終わってたかもしれねえげすしね。」

ククール「鏡に魔力を宿らせる 呪文ってのは 海にいる魔物が 放つんだよな」

ヤンガス「そうでがす。相手が魔物なら もう やっかいなことに
     巻き込まれたりしねえでげすよ。」

ゼシカ「そんなの わかんないわ!

    呪文を唱えることができる 魔物が 重い病気にかかってて
    今にも死にそうで・・・・・。

    呪文を唱えてほしかったら 病気を治す薬を とってこいとか
    依頼されたりしたら どうする?」

ククール「お前・・・・・意外と心配性だな。」

次々と出される課題に、プレイヤーの気持ちを見事代弁してくれたゼシカに拍手!

 

<太陽の鏡入手・フィールド>

ゼシカ「もしもよ もしも太陽の鏡で結界が破れなかったら
    どうしよう……。」

ククール「そんときゃ 闇の遺跡の入口で待ってりゃいいんじゃ
     ねえの?ドルマゲスもいつかは出てくるだろ」

ヤンガス「あっ だったら最初から遺跡の入口で見張ってた方が
     ラクチンだったでがすね!」

トロデ王「このバカチンがっ! こうしている間にも
     トロデーンの民は ヤツの呪いで苦しんでおるのだぞ。

     だからどんな苦労をしてでも 一刻も早く
     ドルマゲスを滅ぼすのが わしらの使命なんじゃよ」

 

【町】

ゼシカ「ドルマゲスを倒したら ククールは聖堂騎士団をやめるの?」

ククール「ああ そのつもりだ。もう兄貴の顔を見たくないんでね。

     昔から オレにいろいろとよくしてくれた 修道院長の
     カタキを討ったら 修道院とはおさらばさ」

ヤンガス「どうしてそこまで 自分の兄貴を嫌うんでがすか?
     たったひとりの兄弟でがしょうに」

ククール「嫌ってるのは向こうさ。オレはあんなヤツ
     なんとも思っちゃいない…なんともな」

 

<結界解除・フィールド>

ゼシカ「前にトロデ王に聞いたんだけど ○○って
    トロデーン城の近衛兵なんだってね」

ククール「城の兵士とは聞いていたが 近衛兵か…
     見かけによらず ○○はエリートだったんだな」

ヤンガス「見かけによらずとは失礼な。兄貴をそこいらの
     ザコ兵士と一緒にしてほしくねえでげす。

     まあ 近衛兵という輝かしい肩書きも
     おっさんの従者をしていることで すすけちまってるんですがね」

トロデ王「むほっ なんか言ったか!?」

 

【町】

ククール「よく考えたら ゼシカって変わり者だよな。
     いいとこのお嬢なのに 兄貴のカタキ討ちだもんなぁ」

ヤンガス「しょせんお嬢さんといっても イナカのお嬢さんで
     げすからね。山猿とそう変わんねえでがすよ。

     げーすげすげすげす!」

ゼシカ「あんたに言われたかないわよ!
    そして そのキモイ笑い方はやめなさい」

 

<闇の遺跡>

ククール「ドルマゲスを倒せても この中のうちの誰かが
     永久に帰らぬ人になってるかもしれないぜ」

ゼシカ「縁起悪いこと言わないでよ。みんなで生きて帰ってくるのよ」

ヤンガス「ううっ アッシはみんなのことを 一生忘れねえでげすよ」

ゼシカ「あんたも同意すんじゃないわよ。まるで私たちのうち
    誰かが死ぬのが決定したみたいじゃないのよ」

 

ククール「ドルマゲスのしかけたワナがあるかもしれないから
     注意して進もうぜ」

ゼシカ「そうね。例えばすべての宝箱が
    ミミックに置きかえられていたりしたら 大変だものね。

    とくに 等間隔で床に物が落ちてる場合は注意が必要よ。

    私たちをおびき寄せるために ドルマゲスが
    巧妙にしかけたワナかもしれないしね」

ヤンガス「ドルマゲスも必死でがすなぁ」

私たちはスズメか……?

 

ヤンガス「なんでドルマゲスは ここに閉じこもってるんでがしょう。
     なんか理由でもあるんでげすかねえ?」

ククール「カミさんと待ち合わせしてるとか?」

ヤンガス「ヤツが妻帯者だったとは!?
     な なんでがしょう この劣等感は……」

ゼシカ「ふざけるのはよして!ヤツが遺跡にこもったのは
    暗い場所が好きだからよ 絶対」

ククール「ドルマゲスはもぐらかよ……」

 

ヤンガス「みなぎる闘志に 水を差して悪いんでがすが
     もしドルマゲスが 土下座して謝ってきたらどうしやす?」

ククール「そっ それは問題だな。

     オレだって騎士のはしくれだ。
     無抵抗の敵に手を上げるのは 騎士道に反するしな」

ゼシカ「なにが騎士道よ。バッカじゃないの。

    もしドルマゲスが無抵抗なら ヤツを挑発して
    攻撃させればいいのよ。だったら問題ないでしょ。フン!」

ククール「こえー。ゼシカ こえーよ」

ヤンガス「カタキ討ちのこととなると 人が変わるでげすな」

 

 

 

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