結婚

 

 

 

<サラボナ>

ルドマン「おお○○。なんと水のリングを手に入れたと申すかっ!」

ルドマン「よくやった!○○こそフローラの夫にふさわしい男じゃ!

     約束通り フローラとの結婚をみとめよう!

     じつはもう結婚式の準備を始めとったのだよ。わっはっはっ。

     そうそう。水のリングもあずかっておかなくては」

ルドマンは○○から水のリングを受け取った!

ルドマン「2つのリングは結婚式のときに神父さまから手わたされるからな」

ルドマン「フローラ!お前も○○が相手なら文句はないだろう?」

フローラ「ええ。お父さま…。

     ……でも そちらの女性は?」

ビアンカ「え?私?私はビアンカ。○○とはただの幼なじみで……。

     さあてと!用もすんだことだし 私はこのへんで……」

(ビアンカ、立ち去ろうとする)

フローラ「お待ちください!

     もしやビアンカさんは ○○さんをお好きなのでは…?

     それに○○さんも ビアンカさんのことを…。

     そのことに気づかず私と結婚して ○○さんが後悔することになっては…」

(フローラ、うつむく)

ビアンカ「あのね フローラさん そんなことは……」

ルドマン「まあ 落ち着きなさい フローラ。

     今夜一晩 ○○によく考えてもらってフローラかビアンカさんか選んでもらうのだ。

     うむ。それがいい!

ルドマン「今夜は宿屋に部屋を用意するから ○○はそこに止まりなさい。

     ビアンカさんは 私の別荘に泊まるといい。

     いいかね? わかったかね ○○?」

 (いいえ)

   「では もう一度言うぞ」

 (はい)

   「よろしい!○○よ じっくりと考えるようになっ!」

 

 

BGM:愛の旋律】

その夜 宿屋に泊まった○○は夜半にふと目がさめた……。

 

*「よう ○○さん。眠れないのかい。

  悩むのも無理ねえよな。結婚っていやあ一生の問題だからな。

  散歩でもして頭を冷やせば 考えがまとまるかも知れないぜ。

  また眠くなったら オレに言いなよ」

 

*「あんたが連れてきたビアンカって子。あれはホントにいい女だねえ。

  もし結婚しないなら うちの酒場で雇いたいくらいだよ!」

 

*「私だったら フローラさんに決めますね。

  フローラさんと結婚すれば 家宝の盾ももらえるというし。

  なーんにも悩むことなんかないじゃないですか」

 

*「うーん 悩むよなあ…。

  ビアンカさんはちょっと気が強そうだけど 明るくてとびきりの美人だし……。

  フローラさんは素直でやさしくて いい奥さんになりそうだし…」

 

(外に出ようとする)

“しかし 今はとにかく花嫁を選ぶのが先だろう……”

 

*「ルドマンさんは あんたをフローラの結婚相手としてみとめたんだってね。

  アンディは悲しむだろうけど あんたもがんばったんだからしかたないよ。幸せにおなり」

 

ビアンカ「あら○○。なんだか大変なことになっちゃったわね。

     でも悩むことないわ。フローラさんと結婚した方がいいに決まってるじゃない。

     私のことなら心配しないで。今までだって1人でやってきたんだもの。

     さあ ○○は疲れてるんだからもう眠った方がいいわよ。

     私はもう少しここで夜風にあたってるわ。なんだか眠れなくて…」

 

ルドマン「しかし本当に2つのリングを手に入れるとは 大した男だ。

     私はキミが気に入ったよ!たとえ娘を選ばなくても結婚式は私にまかせなさい。

     キミの友人への招待状も書かせておいたからな。

     ラインハットのヘンリー王子とマリアさんだったね。

     さて 私も寝るとしよう…」

 

フローラ「すーすー……。」

フローラはよく眠っているようだ。

 

 

そして次の日の朝……。

○○はルドマンの屋敷に呼びだされた。

 

 

【無音・時計の音のみ】

ルドマン「さて○○。フローラとビアンカさんのどちらと結婚したいかよく考えたかね?」

 (はい)

   「そうか……。ずいぶん悩んだであろうが 両方と結婚するわけにはいかんからな」

 (いいえ)

   「なんと!ろくに考えずに決めてしまうとは 軽はずみなやつだ。

    まあ自分の気持ちは自分でも分かりにくいものだからな。それもよかろう」

 「では約束通り 結婚相手を選んでもらおう!

  フローラとビアンカさんのどちらか本当に好きな方にプロポーズするのだ」

 

ルドマン「なんと この私が好きと申すか!?

     そ それはいかん!もう1度考えてみなさい」

 

(メイド)

*「あらいやですよ ○○さん。年寄りをからかわないで下さいな」

 

(ルーラ使用)

“しかし選んだ花嫁にプロポーズせずここを出てゆけば 皆をがっかりさせることになるだろう…”

 

ビアンカ「まあ ○○。こんな私でいいの?フローラさんみたいに女らしくないのに」

 (いいえ)

  「…そうよね。やっぱりフローラさんの方がふさわしいよね」

 (はい)

  「あら なによ 私が女らしくないっていうの?

   でもそれでも 私を選んでくれるのね。ありがとう○○。

   また一緒に旅ができるね!」

          〔効果音:結婚ワルツ冒頭〕

 

(うなずく)

ルドマン「よし決まった!ビアンカさんを選ぶとは やはり私が思ったとおりの若者だな。

     では さっそく 式の準備だ!

     花嫁のしたくは 私の別荘でととのえさせよう」

フローラ「待って下さい。私もお手伝いします」

                (二人とメイド、去る)

 

ルドマン「さて…いよいよ結婚式だが…。

     じつは山奥の村の温泉村のほら穴に 腕のいい道具屋が住んでると聞いてね。

     花嫁にかぶせるシルクのヴェールを注文しておいたのだ。

     キミには花嫁のため そのヴェールを受け取って来てもらいたい。

     キミがもどる頃には式の準備も終わるだろう!

     え?ビアンカさんを選んだのに式の準備までしてもらっていいのかって?

     言ったろう。私はキミが気に入ったのだよ。

     フローラのことなら気にせんでいい。またいい相手が見つかるさ。

     それよりキミこそ あとで後悔しないようにな。わっはっはっ」

 

*「あんた フローラとは結婚しないんだってね。

  アンディの具合もだいぶ良くなったし ひと安心だよ」

 

アンディ「すや すや…」

 

 

<山奥の村>

*「ああ シルクのヴェールならご注文の通りいいのが出来たよ!

  そらこれだよ。持って行っておくれ」

○○はシルクのヴェールを受けとった!

○○はシルクのヴェールを手に入れた!

 

ダンカン「おや○○。ビアンカはどうしたんだい?

     え?結婚式の準備中?

     そうか そうか!ビアンカを嫁にもらってくれるのか!

     いや ありがとう!これで私も安心だよ」

 

 

<サラボナ>

【別荘】BGM:愛の旋律〕

ビアンカ「○○……」

○○はビアンカにシルクのヴェールをかぶせた。

ビアンカ「○○……。ありがとう。

     さあ 私を教会まで連れて行って」

 

*「準備はよろしいですね。では教会までご案内いたします。さあどうぞこちらへ」

 

【ルドマン邸前】

*「おーい ○○!」

ヘンリー「やあ 久しぶりだな!結婚式の招待状をもらってあわてて来たんだよ!」

マリア「○○さん 結婚おめでとうございます!ステキな結婚式になりそうですね」

ヘンリー「式の最中にカッコつけて失敗するなよ ○○!

     じゃあ 後でな!」

 

【教会】BGM:結婚ワルツ〕

*「それでは 花嫁花婿のご入場です。さあ中へどうぞ!」

 

神父「本日これより神の御名において ○○とビアンカの結婚式を行います。

   それではまず 神への誓いの言葉を」

神父「なんじ ○○はビアンカを妻とし…

   すこやかなる時も病める時も その身を共にすることを誓いますか?」

 (いいえ)

  「すこやかなる時も病める時も その身を共にすることを誓いますか?」

 (はい)

神父「なんじ ビアンカは○○を夫とし…

   すこやかなる時も病める時も その身を共にすることを誓いますか?」

ビアンカ「はい。誓います」

神父「よろしい。では 指輪の交換を」

○○はビアンカの指に ビアンカは○○の指にリングをはめた。

神父「それでは神の御前でふたりが夫婦となることの証をお見せなさい。

   さあ 誓いの口づけを!」

 

ヘンリー「おいおい○○!照れてないでビアンカさんに口づけしちゃえよ!」

 

ビアンカ「○○……」

○○はビアンカに誓いの口づけをした!

〔鐘が鳴り響く〕

神父「おお 神よ! ここにまた 新たな夫婦が生まれました!

   どうか末長くこのふたりを見守って下さいますよう!アーメン……」

 

(歓声)

ヘンリー「おめでとう!○○!幸せにな!」

 

フローラ「○○さん ビアンカさん どうぞお幸せに!」

 

*「ピーピー!○○さん!奥さんを大事にしろよ!」

 

 

 

 

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