ビアンカ語録(6)
〜結婚後【前半】〜
<山奥の村>
「秘湯の花がこんなに…!
最近とれないと思ったら あの人が取っていたのね」
一体どのぐらいとってたんだろう……。
「さっさとここから出ればいいのに!
そんな思いまでして 秘湯の花を取りたいのかしら」
あんま長いことここにいるから、ここが気に入って住んでるのかと思ってたよ。(笑)
<ネッドの宿屋>
「わ〜! 大きな木をいかして建てられた すてきな宿屋ね」
うんうん。妖精の村を思い出すなあ。
「ネッドの息子さんって不器用なのね。
なのになんで 刺しゅうをしようと思ったのかしら」
おそらく特別キャンペーンのため。効果があったかどうかは不明……。
#博物館でも地下の物置でほこりをかぶってるしなあ……。
「バニーガールが呼びこみをしてるなんて なかなか変わってるわね」
でも、なんだかここにはそぐわないなあ……。
「私はもうじゅうぶん いい旅をしてると思うの。
だって○○といっしょだもの」
ビ…ビアンカ……。
#こういう時、ああ新婚旅行だったなあ、と感じるんだ。
「いやな気配って何かしら。気になるわね…」
「床からのびている木の枝が いい味だしてるわね。
父さんが見たら よろこんだかも……」
「グランバニアへは 山ごえしないといけないのね。
ひと休みしてがんばりましょう」
やれやれ……。
「4人で泊まると…か。ねえ○○ さっそくみんなで泊まりましょうよ」
ここでイムルの夢のようなのが見られたら面白かったのになあ。
「ふーん…大好評ね… とりあえずキャンペーンがぶじに終わってよかったわね」
このペナントが大好評……?
しかし、何故こんな時代遅れのキャンペーンなんてやろうと思ったんだろう?
#「『イナカもん』てぇのは、田舎に住んでるひとのことじゃなくって、都会風を装ってて、なおかつ、それがみごとにハズレてる奴のことを言うのよ……」
(
by リナ=インバース)
<チゾットの山道>
「この山をこえるのね…。道のりはけわしそうだけど 私がんばるわ」
「グランバニアを○○のふるさとって決めつけてるなんて 気が早いと思ってる?」
(はい)
「そうよね。でもなぜか私グランバニアが○○の国だって気がしてしかたがないの」
(いいえ)
「○○も同じように感じてるのね。
グランバニアは絶対○○のふるさとよ」
ここまで来て故郷じゃなかったら困る……
「ここってなんだかこわいわよね。
あっちに落ちているガイコツは どうしたのかしら…」
は…ははは……動物の骨…だろう、たぶん……。
「なんか 笑い方が不気味なおばあさんよね……」
うう、こわいなあ……。
「悪いおばあさんじゃなかったのね。うたがったりして悪かったな……」
まあ、あの状況では疑うな、という方が無理だろう。
「あの笑い方は あらぬ誤解をまねきそうよね」
あの笑い方はやめた方が……。
「山道の次は洞くつなのね。
のぼっておりるだけってわけにはいかなかったね」
それでも、この後に行くことになる洞窟に比べれば遙かにましだよ。二階分しかないんだから……。
「高いところにいるからかな。私ちょっとつかれやすくなってるみたい…」
いや、原因はそれだけじゃ……。
「外の明かりが見えるわ。出口はもうすぐそこね」
「私には ○○やあなたのゆかいな仲間たちがいるから さびしいと感じたことなんてないわ」
ゆ…ゆかいな仲間達、ね…ははは……。
#ひょっとして、我々は、他人には旅芸人の一座とかに思われてたりしないだろうか…トホホ。
<チゾット>
「私の見事な芝居で タダで一泊できてうれしいでしょ?
なーんてね。もう大丈夫だから 宿屋の人にお礼を言いにいきましょう」
ビアンカにはかなわないなあ……。
「来るときはたおれちゃったけど 私はふだんからきたえてるもの。
もうたおれたりしないわ!」
しかし、さすがのビアンカの決意も、こればかりはどうにもならないようだ。
「私 タンカで運ばれたのよね?
どうせなら○○に抱かれていきたかったな。なんてね」
……。
○○の顔は赤くなった。どうやら照れているらしい。
「あらためて見ると この村ってずいぶんこわいところにあるのね。
ガケっぷちの村って感じかしら」
なぜここに村を作ったんだろう?
「村の人たちは ガケのふちに行ったりしないのね。
あぶないから 私たちも内側を歩きましょう」
あの、ビアンカ…私もう、6歳じゃないんですけど……。
「私が生まれたころにはもう怪物たちがいたけど いない時代もあったのね」
ううん、ピンと来ないなあ……。
「ネコのしぐさって 見ていてあきないわよね」
しっぽの動きがなんとも…。
「○○もニンジンきらいだよね?」
(はい)
「うふふ。小さい頃から変わってないのね」
(いいえ)
「食べられるようになったの?
昔うちに泊まりにきては ニンジンのこしてたのにね」
子供の嫌いな食べ物として人参は定番だけど、ビアンカは平気だったのか。さすがウサギ(笑)。
「ああいうふうにグランバニアの王妃さまのことを言われると なんだかドキッとしちゃうね」
マーサは別に好き嫌いしてたわけじゃない…と、思う。たぶん。
「あんなこと言われると てれちゃうな…。うふふ」
「その国王がパパスさんだったら 帰れるわけがないわね…」
「私がいつもおだやかな気持ちでいられるのは ○○に見つめられているからかも…」
それは惚気なのか。シリアスなのか。
「○○のお母さんの名前も マーサだったよね。
ここまで同じだとぐうぜんとは思えないわ」
「あれがグランバニアなのね。
ここから見ると 近いのか遠いのかよく分からないわ」
近くて遠い。
山を下りればすぐなんだけど、それまでがね……。
「1年待ち!? チゾットのコンパスってそんなにいいものなのかな?」
まあ、便利には違いない。そのわりにはぽんと気前よくくれたけど…。
#でもあの商人、まさかこのまま一年ここで待つつもりなんだろうか……。
「うふふ。あんなにオロオロしちゃって よほどこわいおばあちゃんなのね」
「しかられちゃって ごめんね。
でもあのおばあさん けっこうやさしい人だよね」
言葉に反して優しい…という人は結構多いね。4の木こりみたいに。
「1年待ちなのって 手作りのせいだけじゃなく 作り手がうたたねしてるからじゃないのかな?」
なんかあの商人がちょっとかわいそうな気も……。