ビアンカ語録(5)
〜結婚前〜
<見はらしの塔>
「平和な町のすぐとなりに見はらしの塔だなんて なんだか似合わないわね」
あれだけ巨大なら、ここまで高い塔を建てなくても不都合はなかったのでは…。
戦うには便利だけど。
「こんな塔を建ててまで見張るってことは サラボナって魔物に狙われてるのかな?」
正確には、ねらわれてるのはルドマン。
「ルドマンさんて心配性なのね。
サラボナが魔物に襲撃されたなんて 一度も聞いたことがないわ」
「自身を魔物に変えるなんて そんなことができるのかしら?
本当にできたらこわいことよね」
かつて、何人もの人が魔物に変えました……。
<サラボナ・昼>
「○○は結婚したら この町の人になるのね」
と言われてもあんまり実感ないなあ。
拠点はカジノのあるオラクルベリーかルイーダの店のあるグランバニアだし。
「そうね ○○なら絶対水のリングを手に入れられるよね。
だって私がついてるし!」
「フローラさんが悩んでる? それって他に好きな人がいるとか?
それともステキな○○にケガをさせたくないから……?
う〜ん どういう悩みなのかしら」
前者に一票。
「このあたりの酒場では お酒だけでなく変わった飲み物も出しているらしいわ」
残念ながら、名産品ではないらしい。
「私たち家族は この町に住んでたかも知れなかったのよ。
ここなら山奥の村の温泉にも通えるし 買い物も便利だしね。
だけどお父さんの身体には静かなところがいいって話になって 山奥の村に住むことになったの」
もしここに住んでいたら、どうなっていただろう……。
「そういえば アンディさんとフローラさんは幼なじみの関係なんだっけ?
そんな人がケガをしたら フローラさんが心配するのもムリはないわね」
幼なじみはやっぱり特別だからね。
「本当はそんな指輪を取ってこいって言った人が悪いのに。フローラさんも大変ね」
いい人なんだけど、ちょっと強引なんだよなあ……。
「まあ!なんてひどいヤケド。
あれじゃとうぶん 熱は下がらないかも知れないわ…」
色々寄り道してから水のリング取りに行ったのに、帰ってくるまでずっとうなされてたからなあ……。
「フローラさんってすごくかわいい人ね。それにとってもやさしそうだし…。
○○にはちょっともったいないくらいの人ね」
ははは……。
「あのおじさん商売上手ね。でもたしかにそのとおりだわ。
持ち物をかくにんしておきましょう」
「本当に天空の盾だといいわね。○○にはお母さんを見つけてもらいたいし」
これで天空の盾じゃなかったら泣くよ……。
「アンディさんってたしかフローラさんのことが大好きな人よね?
フローラさんと結婚したくてムチャしたのかしら…。かわいそうに」
ちょっと会っただけのビアンカにも、「フローラのことが大好きな人」と覚えられているアンディ……。
それだけ恥ずかしげもなく情熱を前面に出すとは…これも若さ……なのか?
「おじさんが気が弱いのかやさしいのか…。でもお似合いのご夫婦よね」
まあ、似合ってるんだろう…なあ……。
「あ〜びっくりした。お客さんにはていねいなのにダンナさんにはあんな言い方なのね」
人は見かけによらない……。
「敷地内に別荘まであるなんて ルドマンさんって本当にお金持ちなのね」
しかし、なんでこんな近くにわざわざ別荘なんて建てたんだろう?
「まあ!りっぱなお屋敷。ここが○○の家になるなんて想像できないわね」
屋敷どころか、城が家になる日が来ようとは…。
「ルドマンさんったら 意外と失礼なこというのね!
○○がそんないいかげんな男だと思っているのかしら」
というか、結婚間近に他の恋人がいても、挙式前ならいいのか……?
「この町の教会はとっても大きいしステキね。
いいなあ。私もいつかこういうところで結婚式をあげたいな」
ルドマンさんが叶えてくれたよ。
しかし、この街の教会はなんでこんなに大きいのだろう……?
やっぱりルドマンさんがいろいろ寄付してるのかな。
「私もいつかそんな人と結婚できるかしら…。
うふふ。まだとうぶん先でしょうけどね」
【夜】
「ないしょだけどあの戦士さん 痛い痛いって泣いてわめくから 手当てするのが大変だったのよ」
へえ、あの戦士が……ラウルさん(<スレイヤース
SP)みたい(笑)。今度からこの人の顔見たら思わず吹き出してしまいそうになるかも。困ったなあ(笑)。
「そんな理由で結婚を考えるなんて…。フローラさんをなんだと思ってるのかしら」
うっ… 盾目当ての私としては、返す言葉がない……。
「あの人はそういう手で女の人を口説いてるみたいだけど… ○○には必要ない手ね」
うんうん。やるとしたら、お酒なんかに頼らず、そうだな…「どう、ブラウンをちょっと抱っこしてみない?可愛いよ〜」とか。
#それとも逃げられるかな?(笑)
「○○ もうやめましょ。あの飲み物はクセが強いから飲みなれない人はつらいわよ」
う〜ん、ぐるぐるぐる……いや、このぐるぐる回るのが快感なんだってばぁ〜……ぐるぐるぐる……。
「○○は結婚しても旅を続けるの?」
(はい)
「そっか…。じゃあフローラさんが心配だね」
(いいえ)
「えっ? じゃあ水のリングは盾のためじゃなくてフローラさんとの結婚のために?
そっか…そうだよね。お母さんのことはあきらめて 幸せな家庭をつくるのもいいわよね」
ここで旅をやめたとしても、双子が誕生し成長したら、やっぱり旅立つことになるんだろうなあ。
「アンディさん 本当に心からフローラさんを愛しているんだわ。
あの人とフローラさんがむすばれるのが いちばん自然な形じゃないかしら…。
あっ ごめんなさい。今のは聞かなかったことにしてちょうだい」
「うふふ。いろんな夫婦の形があっておもしろいわね」
「フローラさんも寝てるわよ。顔を見たい気持ちはわかるけど 出直しましょう」
<死の火山>
「それにしても暑すぎるわ。○○ もう出ましょうよ」
「もうひとつの結婚指輪 炎のリングはここにあったのね。
○○ったらひとりでリングをさがし出すなんて なかなかやるじゃないの!」
えへへ。もう子供じゃないからね。
<水門>
「ここから先は 私もどうなっているかわからないわ。
強い魔物もいるでしょうから 気をつけて行きましょうね」
大して強いのは出なくて助かった。
<滝の洞窟>
「なんだかすごいところね!水門の先にこんな洞くつがあったなんて…。
なんだかどきどきしちゃうわ。
小さい頃 ふたりでお化け退治に行ったのを思い出すわね」
一人(+モンスター)だったら、たぶんそんなに思わなかっただろうけど…ビアンカと一緒だと、なんだかワクワクドキドキしてきた。やっぱりダンジョンは誰かといっしょにおしゃべりしながら探検するのがいいね。
「あれからもう10年以上か…。
その間に 私も○○もいろいろなことがあったね」
特に、この冒険でビアンカがふと口にするこうしたセリフに、離れがたくなっていくんだよなあ……。ビアンカ……・。
「こんな広い空洞があるなんて!岩のわれ目から明かりがもれて暗くないし…。
レヌール城のときの暗くてカビくさい場所の冒険とは大ちがいよね。うふふ」
こんなに綺麗な洞窟は珍しいね。
「それにしてもふしぎな場所ね。
道や階段があるってことは 誰かがつくった場所なのかしら」
言われてみれば。
「それにしても○○ったらすごくたくましくなってるんだもの。びっくりしちゃった!
○○はあんまり話してくれなかったけど… いろいろ苦労したんだね」
ビアンカ……。(涙)
「なんだかゴォーー!ってすごい音が聞こえるわね。いったいなんの音かしら」
「わーきれい!
こんなふうに景色にみとれるなんて 何年ぶりかしら…。
母さんが死んでからは そんな余裕なかったしね」
その後ろ姿に、何を思うのか……。
「母さんがあんなに早く死んじゃうとは思わなかったな。
ねえ○○。人の未来に起こることって 分からないことばかりだね」
………!!(←思わず泣きそうになっている)
「さあ 景色にみとれてばかりもいられないわ。落ちないように気をつけてね」
「……………………。」
ビアンカはなにやらムッとしているらしい…。
「失礼しちゃうわね!
さっきの男 私のおしりさわったのよっ」
さっきまでシリアスだったのに。
「あんな人に指輪を見つけられてたまるもんですかっ!さあ先を急ぎましょっ!」
「うわー!なんだかとても神秘的ねっ。こんな洞くつがあったなんて…。
でも滝の水しぶきでビショビショになっちゃいそう。気をつけようね ○○」
いや、このビショビショになるのが楽しいんだよ(笑)。
「それにしても 結構階段をおりたような気がするけど…まだ先は長いのかしら?」
結構長いダンジョンだけど……この先々行くことになるダンジョンに比べたら……。
「へんね……。水のリングじゃなかったの?
まだどこかにかくされた宝の部屋があるのかしら…」
「いろんなところをさがしたつもりだったけど まだ見落とした場所があったのね。
気をつけて ゆっくり見てまわりましょう」
「へんね… 水のリングじゃなかったの?
水のリングっていうくらいだから 滝の水に守られているのかと思ったのに……」
「ほかにそれらしい場所ってあったかしら…?」
「やったわね ○○。
これでフローラさんと結婚できるはずよっ。
ねえ ○○…。
……ううん なんでもないわっ。
結婚すれば 天空の盾が手に入るかも知れないんでしょ。
また一歩 目的に近づくわね。さあ 行きましょう!」
ビアンカ……。