王女語録【前半】(5)

 

 

<テルパドール・夜>

「夜のさばくって 暗くて静かで なんだかこわい…」

風の音だけが聞こえる……。

 

「あんなこと言うのは さばくの人に失礼よね。大人なのにわからないのかしら」

ああいう無神経な大人っているよね。

 

「昼間はうれしいオアシスだけど 夜はきっとお池の水 氷みたいにつめたいよね…」

 

「さばくのバラは ご本でも見たことがあるわ。とってもキレイなのよ」

そのわりに、博物館における価値点数は低い方だけど。

 

「わたしは大丈夫。眠くなんかない…もん。うとうと…」

 

【昼】

「詩人さんっていい声ね。お父さんの声もいいけど あの人にはちょっと負けるかな」

 

「わたし 馬車の中で待っていたいな。ダメ?お父さん」

ダメ。

 

「日かげに入らないと ひからびて死んじゃいそう…」

 

「もう お外に出たくないな…」

こっちでも、一度クーラーのきいた建物(部屋)に入ると、そこから出るのに大変な覚悟が必要になります。

 

「お父さん… もういなくなっちゃイヤよ」

ああ。これからはずっと一緒だよ……。

 

「わたし夜明けとか夕暮れのお空の色って大好き。いろんな色がまざってきれいなの!」

朝靄も綺麗だし。その時だけ妖精界と比べても遜色のない感じがする。
#でも現実には、夕焼けはともかく夜明けを見るのは難しい…早起きは大変だ。

 

「あれオアシスでしょ?勉強したことがあるの。砂漠にある緑がオアシスだって」

私が初めてこの単語を耳にしたのは、映画ドラえもん(ドラビアンナイト?)だったような気がします。

 

「お城の中 すずしい〜!

 カベとかもつめたくて さわると気持ちよさそう!」

ひんやり。

 

「お人形さん なにも悪いことしてないのにかわいそう」

そうだそうだ!たたられても知らないぞ。

 

「女の人でも王さまになれるのね。でもちょっと大変そう…」

 

「ねえ お父さんは お母さんがキレイだから結婚したの?」

(はい)
 「ふ〜ん… そういうものなんだ…」

(いいえ)
 「中身でえらぶなんて お父さんやるわね!」

 

「でもいくらなんでも こんな暑いところにつくらなくてもよかったのに…」

うんうん。もっとも、その頃はこんなに暑くなるなんて予想していなかったのだろうが……。

 

「女王さまの言うとおりになったよね。すごいね アイシスさまって」

 

「いいなあ。 ここはたくさんご本があって」

 

「女王さまの予言ってすごいね。

 わたしにもそんな力があれば もっとお父さんを助けてあげられるのに」

なんて嬉しいことを言ってくれるのか……。今でも十分だよ。

 

「お城の地下で こんなにたくさんのお花を咲かせられるなんて…信じられない」

 

「お城のまわりが砂じゃなかったときもあったの?そんなの信じられない…」

 

「ハアハア…ちょっとつかれちゃった。みんな歩くのはやいんだもん」

 

「(王子)は(王子)だもん。勇者でもわたしのお兄ちゃんなの!」

 

「わたしは勇者じゃないけど わたしのことも好きでいてよね。お父さん……」

ああ……もちろんだとも!

 

「それにしても暑いよ〜。クラクラしてきちゃった…」

日よけに、この幸せの帽子をかぶるといいよ。

 

「この国の人たち みんなお兄ちゃんの話ばっかりする。

 わたしちょっと つまんない…」

その気持ちはよくわかるよ……。<勇者の父親

 

「(王子)がちょっと遠い人になっちゃったみたいでさみしいな…」

 

「女王さまってどうやったらなれるのかな?いっぱいお勉強したらなれる?」

 

「お兄ちゃんってまだ小さいよね。背だってわたしと同じくらいだし」

と、いうことは、自分を小さいと認めているのか……?

 

「ダメっ!わたしが(王子)のお嫁さんになるんだもんっ」

いかにも微笑ましいセリフ。

 

「わたし知ってるよ。ああいうお姉さんをミーハーって言うのよね」

そうそう。

 

「お兄ちゃん 責任重大だね。 大丈夫かな…」

 

「あの女王さまにお祈りしてもらったら 胸の中がすごくやさしい気持ちになったよ」

 

「お城の地下で こんなにたくさんのお花を咲かせられるなんて…

 夢を見てるみたい」

 

「お兄ちゃんばっかり… わたしもお歌ほしいな」

歌が好きだからね。

 

「お兄ちゃんいいな…… わたしもお歌ほしいな」

あんな歌でも?
#サンチョには不評だったけど……。

 

「同じお母さんの子供なのに どうしてわたしは勇者じゃないの?

 ぐすん…わたしも世界を守りたい」

 

 

<さばくのほこら・昼>

「いたた… 目に砂が入っちゃった……」

 

「あの犬さん やさしいの。

 おじいさんがさみしくないように ずっといてあげるんだって」

 

「さっきお水にさわっちゃった。井戸のお水って冷たいのね」

 

「はあ〜… このお家の中すずしい〜…。気持ちいい〜」

 

【夜】

「眠いし…寒いし……。もうダメ…」

気分は雪山の遭難者。

 

「あの子おりこうさんだね。魔物がやってこないように みはってるんだって」

 

「このおうち あったかい… 眠くなっちゃう…ぐう……」

 

 

<カジノ船・昼>

【入口】

「ここにはサンチョおじさんとは来たことないです…」

 

「お洋服ぼろぼろ… かわいそう…」

この人はもしや、8年前からここにいた……?

 

「小さいお舟にのって 大きいお船に乗るの?」

ちょっと面倒かも。

 

【内部】

「やっぱりカジノって ちょっとうるさい……」

 

「あの人 うるさかった。

 みんなが楽しんでる場所は うるさくしちゃダメなのに……。」

 

「そんなことしたら バチが当たっちゃうの……」

 

「当たったのね。おめでとうございます」

 

「あのタルや木箱の中も お酒でいっぱいなのかな?

 う〜やだ。お酒くさいもん」

 

「えっち……」

 

「でもあの人 あの衣装は着られそうにないの」

そういう問題なのか……?

 

「みんな動きがそろってて すごくきれい……」

 

「ステージの上って あつい…」

 

「あのお姉さん すごくうれしそう。わたしも大きくなったらやってみていい?」

 

「このすごろくなら かんたん…かな?」

こう言われてなかなかクリアできなかったら、きっとすごく悲しい。

 

「寝てるならしずかに寝てくれないと びっくりしちゃうの」

 

「くんくん… おいしそうなニオイがしてる」

 

「ねえお父さん…。のんびりしてる時間はあるの?」

大丈夫大丈夫。

 

「どんな計算してるのかな? ちょっと聞いてみたいかも…」

 

「お父さんっ!にげてっ!!」

怪物よりも、危険なもの。

 

「おなかすいてきちゃった…」

 

「ベッド ふかふかだったね!」

 

 

 

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