王女語録【前半】(2)

 

 

<オラクルベリー・昼>

「どこかからお酒のにおいがする…。まだお外明るいのに…」

24時間営業とは、さすがオラクルベリー……。

 

「この町って大きいから すぐ道に迷いそう…。お父さん 手をはなさないでね」

ちょっと迷路みたいな感じだしね。……ルラフェンほどじゃないけど。

でもここで迷っていたら、ダンジョンはクリアできないぞ。

 

「わ〜 オリの中いっぱいの魔物さんがいる。おじいさんの魔物さんもいるのかな?」

そして、その一部がカジノに斡旋されている……らしい。

#まさか、我々の魔物を無断で…ということはないだろうな……。

 

「妖精さんのところ 行きたくなっちゃった……」

 

「詩人さん 泣かないで……。きれいな女の人が心配してるよ」

そ…それって、もしかしなくてもやっぱり幽霊…だよね……。は…ははは……。

#……ちょっと怖い……。

 

「わたしもお父さんが出かけたら ごはん作って待ってます。でも今はいっしょがいいの…」

 

「あの… これじゃお買い物できないの…」

 

「どうしたの お父さん?ラインハットへ行きたくなっちゃった?」

ちょっとヘンリーはどうしてるかな、と思ってね……。

 

「かいじゅうさんみたいなイビキです…」

 

「今のおじいちゃん 目を細くしてた…。遠くを見てたの…?」

 

「ただ走り回るののなにが楽しいのかな…。男の子って…」

 

「くらいしさむいしくさいし わたし ここにはいたくないです」

 

「あの店員さん じっと見ててこわかった…」

これじゃあ客も寄りつかないと思うが……。

 

inカジノ・昼】

「さっきね?泣いてるおじさんがいたの…。お父さんは泣かないでね」

努力するよ…ははは……。

 

「お父さんもお母さんもわたしも みんな死んじゃうの?…そんなのやだ」

……双子の兄は?

 

「わたし カジノあんまり好きじゃないの。だってうるさいんだもん…」

 

「負けてるならもう帰ろ? 耳が痛くなってきたの」

 

「あん… わたしもお芝居ゆっくり見たいよう」

 

「わたし あのお話知ってます。お父さんも知ってるの?」

 

「きれいなお洋服……。いつかわたしも着てみたいな」

プリンセスローブを着せてあげよう。

 

「わたし あのお話のご本読むたびに悲しくなっちゃうの。

 だってお姫さまになる人は いつもきれいな人ばかりなんだもん」

目からウロコ。

 

「お父さん ダメだって」

 

「おとなって……」

何も言えない……。

 

「わ〜 へんな色のスライムさんがいっぱいなの」

華やかでかわいいけど。

 

「うっ… あのスライムさんは カレーのにおいです…」

げっぷとかしてるんだろうか……。

 

「わたしもわからないです。ここのスライムさんたち みんな気分屋さんなの」

それは残念。

 

「あのスライムさん 葉っぱのにおいがします」

カレーのみならず、こんなにおいまでわかるとは!

 

「あのスライムさん イチゴのにおいがします」

スライム型イチゴのゼリー……お、美味しそうかも。

 

「わたし すごろくは好きなの。いつもお兄ちゃんに勝ってるのよ?」

それはすごい!ここでも楽々……と、いけばいいんだが……。

 

「わたしはもう いちばんいいまわりかた見つけたよ。お父さんほめて……」

 

<オラクルベリー・夜>

「…………ぐう。

 ……え なんですか…? ちゃんと起きてます……」

 

「いや〜ん。あの人 お酒くさい〜〜!」

 

「わたしもお風呂入りたくなっちゃいました…」

 

「お父さんは お兄さんじゃないの…」

でもまだおじさんと呼ばれるのは抵抗あるなー。

 

「あの人 すごく くさかったの……」

一体どれだけの間、地下牢に囚われていたのか。カジノのイカサマで十年以上とは……。まあ、人さらいの罪まで罪状に挙げられていたならば、終身刑でもおかしくないけど。

 

「わたし お父さんたちがいてくれるから がんばれるの」

レティ……。

 

「旅も楽しいけど 家族みんなでおうちでゴロゴロするのっていいよね」

うん。そんな幸せは、ずっと味わったことがなかったような気がするな……。

親も子も、今までずっと、旅から旅への生活だったし。

 

「わたしはべつに 占ってほしくないです…」

 

「わたし… 大きくなったら 占い師さんになろうかな…」

素質はあると思うよ。

 

「あのおじさん おばあさんの帰りを待ってるのかな? おりこうさんね」

 

「わたしはお星さま好きだから 夜も好きかな?でもすぐ眠くなっちゃうの…」

星空はきれいだから、夜歩くのは私も好きだな。山に見える満月も。お化け退治のスリルも思い出すし。

迷いやすくなるのが問題だけど。

 

in カジノ・夜】

「あの詩人さん きれいな声だったの。またお話ししたいな。ぽっ…」

まだ8才なのに、詩人には弱い……。父としては、少々複雑な心境かも。

 

「やだ お父さんはあのおじさんみたいにだらしない顔しないで!」

 

「お歌 じょうず…」

 

「あんなお洋服で… みんな見てるのにはずかしくないの?」

 

「えーん…。おどれないよお」

 

「わたし お姫さまだけど あんなドレス 着たことないです」

現実とのギャップ。

 

 

<今まで行ったダンジョン(古代遺跡など)>

「くらいところも 高いところも 暑いところも苦手だけど……

 それでも お父さんとずっといっしょに旅したいです」

そうだな…どこまでも一緒に行こう!!

 

「えへへ…うれしいの。お父さんが どんな場所にでもわたしのことつれてきてくれるから」

 

 

<ラインハット>

【夜】

「わ〜 キレイ! お星さまがいっぱい見えるよ!」

 

「いや〜ん! あの人 お酒くさかったの」

 

「大事なものなくなるとさみしいの… かわいそうなの」

でも、あんな呪われた鎧を大事に持ってるなんて……。

#まあ、人の趣味に口を挟む気はないけど…。

 

【昼・城下町】

「あのね サンチョね… ラインハットに来るの あんまり好きじゃないって……。

 みんなで旅してたときも わたしたち このお城だけ来たことなかったの」

そうか……。

 

「怪物が多くても 愛を持ってたたかえば 大丈夫なんでしょ?

 いいなあ… わたしもお父さんみたいに魔物さんから邪悪な心をはらえるようになりたい」

全ての魔物から、とはなかなかいかないけどね。

 

「すごくきれいなお城!だけど町の人たちお城の外にいて…大丈夫なの?」

 

【城内】

「……わたしもこわいの。悪い夢が近づいてきて食べられちゃう……ぐすっ」

予知能力あり…隔世遺伝かな?

 

「すご〜い!あんなすごいタンコブって ひさしぶりに見たわ」

久しぶり?前はどこで見たんだろう…?王子がベランダのヘリから落ちたとか?

 

「わたしにもやさしくしてくれるなら お友だちになってもいいな……」

素直になれないコリンズくん。

 

「ネズミさんかわいいのに…… きらいなんて言ったらかわいそう」

 

「どうしたの? お父さん楽しそうだよ。

 ヘンリーさんがいたずらに困っているのがおもしろいの?」

いや…これも大人故の楽しみってやつかな。ふふふ。

 

「らんぼうな男の子はキライ。へいきで虫とかつまんで投げてくるのよ。信じられないっ!」

ネズミは平気でも虫はだめらしい。

 

「あの子 いじめっこの顔してる。あんまり仲よくしたくないよう……」

 

「あの子 わがままばっかりでつかれちゃった……」

 

「あの子いないまま帰っちゃダメ?……ダメだよね」

コリンズも嫌われたもんだなあ……。

 

「わたし絶対 あの子の子分になんてならないわ! 友だちなら まあ考えていいけど」

 

「お父さんどうしたの?びっくりした?汗いっぱいかいてるよ」

え……ああ、いや、ちょっと……。

 

「わたしはやっぱり グランバニアのお城のほうがずっと好き」

故郷が一番、か。

 

「大きなお城ね。町の人たちもグランバニアみたいに中に入れてあげればいいのに」

グランバニアは特殊だからなあ。

 

「プレゼントでごまかさないで ちゃんとごめんなさいって言わないとだめなの!」

厳しいお言葉。

 

「わたし あんなしゃべりかたする子とは 仲よくできません…」

 

「……また来るの? じゃあわたし グランバニアでおるすばんしてます」

 

「お父さん 旅大変?わたしは大変じゃないよ。お父さんたちといっしょだから」

本当に、こうしてしゃべってると、大変に感じる暇もないね。
#一部のダンジョンは別にして……。

 

「あの子が王さまの国なんてイヤ……。国のみんなを子分にしちゃうんじゃないの?」

あはは、あり得る!!

 

「……また来ましたね。わたしグランバニアでおるすばんしてたかったです」

 

「わたし 鳥さんとか動物さんのお友だちがいるから もうお友だちはいらないの」

哀れ、コリンズ。

 

 

 

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