王子語録【前半】(9)

 

 

<サラボナ・昼>

「何かあったのかな? なんだかあわててたみたいだよ」

 

「サンチョと お父さんを探して旅してたときも この町には来たことなかったなあ」

援助してもらえたかもしれないのに。

 

「ここもけっこう大きい宿屋さんだね!」

 

「酒場に来ると ちょっとだけ大人になったような気分になるよ」

 

「昼間なのに ちょうしが出ないなんて 変わってるよね」

夜行性のウサギ。

 

「あの人 吐くために飲んでるの? よくわからない人だね」

 

「ルドマンさん ここに来ると すっきりするのかな?」

どうだろう?

 

「結婚か…。ボクにはまだまだ ず〜〜っと先のことだよね」

でもそう思ってると、あっという間なんだよね。

 

「ここはサラボナ。 おぼえたよ!」

こうして地理の成績が上がっていく。

 

「たしかに かってに赤く光るツボって こわいよね…」

不気味だ……。

 

「うん! お父さんの知り合いが困ってるんなら 絶対に助けてあげないとね!」

恩返し。

 

「えへへ… ボク お父さんに似てる? うれしいなっ」

 

「お父さんって 本当にたくさん知り合いがいるんだね!」

なにしろ、行く先々で事件に巻き込まれたからね。

 

「か… かっこいい…。」

こらこら。

 

「こんなにお願いされたら ことわれないよね? お父さん!」

そういうふうにできている。

 

「犬って かわいいよね。

 ボクもお城にもどったら 犬飼いたいな! いいでしょ!?」

もちろん!ケルベロスなんてどう?

 

「わかってるよ お父さん。

 この人たちを助けてあげるんだよね? ボクもがんばるよ!」

 

「ツボの色を見るだけ? だったらかんたんだね!」

見るだけならね……。

 

「奴って 誰だろう。

 あんなにルドマンさんが困ってるんだもん。いい奴のわけないよね」

 

「天までとどくほどの魔物だって。そんなのホントにいるのかな?」

世界は広い。

 

【夜】

「どこからか 楽しそうな声が聞こえるね。酒場のほうからかな?」

 

「ふわ〜… なんだか眠くなってきちゃったよ」

 

「酒場って にぎやかだね。

 大きな声で話さないと 聞こえないよ!」

 

「ボクは おいしいジュースが飲みたいな!」

 

「ってことは 最近ツボの色が変わったってことなのかな?」

 

「ボクはイヤなことがあっても 気がめいったりしないよ!

 めいる前に やれる事がんばるんだ!」

だから、勇者なんだね。

 

「なんだよ えらそうに! あっかん べーっだ!」

小気味よい反応。

 

「あの犬 おっかし〜い! 鼻がつまってるのかな??」

あはは、ほんとだ。面白い寝息!

 

「ダメだよ お父さん。おこしちゃかわいそうだよ」

 

 

<見晴らしの塔>

「どうして高いところがこわい人と こわくない人がいるの?

 ボクは平気なんだけどな」

双子できれいにわかれたんだね……。

 

 

<封印のほこら>

「ルドマンさんが言ってたほこらって ここのことだよね?」

違ったらどうしよう。

 

「なんだかボク 胸がドキドキしてきたよ」

 

「うわっ! なにか声がしたよ!

 お父さん 早くルドマンさんのところへもどらなくっちゃ!」

ツボの形が形なので、なんだかユカイな気分にさせられる。

 

【サラボナ】

「お父さん 見はらしの塔だって! ボクたちも行こうよ!」

よし!

 

【見はらしの塔】

「ツボの色は赤かったって はやくルドマンさんに伝えなきゃ!」

 

 

<サラボナ・昼>

「どうせなら したくしてから塔に行ってくれてれば ルドマンさんといっしょにたたかえたのにね!」

同感。でも、足をひっぱられそうだな……。

 

「ボクがお父さんに教えるの?

 じゃあボクは お父さんの先生だね! えっへん!」

 

「町の人たち あの大きな魔物に気づかなかったんだね。

 でも それで良かったんだよね?」

呑気すぎる気もするが……まあ、平和が一番。世は全て事もなし、か。

 

「150年が数日!?

 やっぱり身体が大きいと 時間もゆっくりなのかな?」

ゾウの時間 ネズミの時間……。

 

「うん! お父さん! はやく次の所に行こうよ!」

冒険はまだまだ続く!

 

「まったく! のんきな人だねっ!」

こっちは大変だったっていうのに。

 

「この町のことは もう心配いらないみたいだね」

よかったよかった。

 

【夜】

「よくねてる…。心配ごとがなくなったんだね」

 

「魔物のことは ヒミツだったのに どうしてあの人 知ってるんだろ?」

ううむ……侮れん。

 

「みんなねてるって。 それでも行くの?」

そう言われると、よけい行きたくなるんだ。

 

「気持ちよさそうに ねてるね。 ボクたちも早くねようよ」

 

 

<見はらしの塔>

「あの魔物 大きかったよね。

 この塔より背が高いんだもん ボクびっくりしちゃったよ!」

あの地響きはすごかったなあ……。

 

「ルドマンさんって いつもみんなのこと考えてるんだね。えらいなあ…」

 

「今 ちょっとゾクッとした。

 ミルドラース… もしかしたら ボクたち そいつと戦うのかも」

戦士の予感。

 

<封印のほこら>

「ちゃんと封印されたみたいだね。良かった!」

 

 

<天空の塔>

「すごい塔だね! ホントに空に届きそうだよ」

でも、実際に天まで行くには、そこからさらに雲に乗らなくてはならない。

 

「ここって柱がいっぱいだね。いったい何本あるのかなあ?」

数えてみる?

 

「あの人 こんなところであきらめちゃうのかな?

 ボクなら絶対あきらめないけどね!」

でも、この人があきらめてくれたおかげで、先を越されずにすんだよ。

 

「魔物が出たって へっちゃらだよ! ボクがんばるから!」

 

「みんながいてくれるって 心強いよね。だからボク がんばれるんだ」

本当に、そうだね。

 

「うわー 高いなあ。見て見て!お父さん!すっごくながめがいいよ!

 いつかお母さんにも見せてあげたいねっ!」

 

「えっ?天空城は湖の底なの?それじゃ天空城って言えないよ!」

ごもっとも。

 

「あれ? さっきのおじいさん 消えちゃったよ?

 お空に帰っちゃったのかな?」

 

「いたたッ! 塔のてっぺんを見上げてたら 首が痛くなっちゃった」

建てた人(?)は大変だったろうなあ……。

 

「この塔 いつかなおしてピカピカにしてあげたいよね!」

でも、難しいだろうなあ……。船ではここまで来られないし。

 

「宝って マグマの杖のこと?

 ボクたちが見つけたこと 教えてあげなくていいのかな…?」

 

 

<フィールド>

「ずーーっと旅をしてると 最初はとおいなって思った町も なんとなく近く感じるんだ。

 まほうのじゅうたんやルーラなら ひとっとびだしね!」

2年……。再会した時からも、またずいぶんと成長したんだなあ。

 

「お父さん ボク すごく強くなって お父さんと(王女)のこと守ってあげるね!」

それは頼もしい。
#ああ、こんないい子を持てて幸せだ……!!

 

 

 

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