王子語録【前半】(6)

 

 

<テルパドール・夜>

「……ハックション! 夜のさばくってさむいね お父さん」

風の音が、より寒さをかき立てる……。

 

「ほんと さばくってたいへんな所だね! でも面白くて好きだな」

朝焼けが綺麗!

 

「さっきの人 おもしろかったね! 寝言も歌うみたいに言ってたよ」

それは面白い!根っからの詩人だ……。

 

「ホントだ! 見て お父さん。 池に月がうつってるよ。きれいだね…」

池に飛び込まないようにね。

 

「えっ? あのおじさん 前に会ったときもああだったの?

 すごいな なん年ダメなんだろ」

10年近く……?こりゃもう一生ダメだな……。

 

「夜はダメなんだ。 うん…ボクもう眠くて……。ふわぁ〜っ」

無理もない。

 

【昼】

「天空のつるぎをそうびできたんだから ボクが勇者?

 どうなんだろ? よくわかんないよね」

ここまで来て勇者じゃなかったら困る。

 

「えっ? あのおじさん 前に会ったときも ぼうし忘れてたの?

 すごいな なん年忘れてるんだろ」

 

「砂の上って 歩くのが大変なんだね。 もう足がクタクタだよ」

 

「なんで砂漠の真ん中に こんな大きなお城があるんだろ?

 お父さん 知ってたの?」

 

「わ〜い! 日カゲってすずしいね!」

外が暑いから、そのありがたみがよくわかる。

 

「ボクもね お父さんが帰ってきたとき すっごくうれしかったよ!」

ありがとう。

 

「えっと あの人 若くないってことは…… サンチョと同じぐらいの年なの?」

いくらなんでもそれはないと思うが……。
クラリスは、たぶんビアンカと同じぐらいじゃないかな。

 

「砂漠なのに どこから水がわきでてるんだろう。

 でもきれいだね! お水!」

他の地域の水よりも美しく見える。

 

「えっと… ということは お母さんって 天空人だったのかな?」

半分当たり?

 

「ねえ お父さん。ボク汗くさくない? だいじょうぶかなあ」

大丈夫大丈夫、向こうはそんなこと気にしないよ。

 

「大昔って どれくらい前? お父さんが子供の頃くらい?

 それともサンチョが子供の時かな?」

もっともっと前だよ。

 

「アイシスって人 どうして未来のことがわかるんだろう。

 不思議な女王さまだね…」

どういうわけか、砂漠の女王は、不思議な力を持った神秘的な美人と決まっている。

 

「天空の血だけじゃ 勇者は生まれないんだよ。もうひとつ……の血が入らないと。

 あれっ? ボク なんで そんなこと知ってるんだろう」

4の時は天空の血だけで生まれたと思うけど。血が濃かったからかな。
時がたって薄まった今は、エルヘブンの血も必要、ということ?

 

「からっぽの玉座って なんだかさみしいね。

 女王さまは ここに座らないのかな?」

そういえば、グランバニアの玉座はずっと空っぽのままだ……。

 

「すごいや! お水もお花もあって 同じお城の中じゃないみたいだ」

地下庭園とは……!!

 

「まばゆいって まぶしいっていうことでしょ?

 でもあの女王さまの顔 そんなにまぶしくないけどなあ…」

 

「外に花だんがあったら 魔物にあらされちゃうもんね。

 だからお城の中にあるんだ」

魔物がいなくても、砂漠に花壇を作るのは難しいと思うが。

 

「やっと見つけた……。あれは ボクのだよ。お父さん」

やはり専用装備とは惹かれ合うものがあるらしい。

 

「すごいや! ボクの大きさにぴったりになったよ。このカブト…」

やはり天空装備は、勇者のためだけに存在するものなのか……。

 

「この国に来たときから なにかに呼ばれてる気がしたんだけど 天空のかぶとが呼んでたんだね」

さすが勇者、そういうのを感じるのか……。

 

「テルパドールの人たち ボクのことずっと待ってたのかな?

 …なんだか てれくさいや」

 

「不思議なんだ。天空のかぶとを見たとき なつかしい気がして…

 初めて見たはずなのに 変だよね」

遠い昔、先祖と一体だったから……。

 

「なんだかみんな ボクのこと見てるみたいだ。…歩きづらいなあ」

有名人はつらいよ。

 

「勇者ってなんだろう。どうしてみんなボクのこと待ってたんだろ。

 お父さん。ボク勇者になっても お父さんの子どもだよね?ね?」

ああ…・・もちろんだとも!!

 

「世界を救うって…うん。

 ボクがんばるけど…お父さんもいっしょに来てくれるよね?ね?」

くーっ!可愛いなあ!!もちろん絶対に手放さないぞー!!

 

「ボクもあれぐらい訓練しないと ダメなのかな。

 勇者って 責任重大だあ…」

訓練するならメタルが一番。

 

「国のみんなは カブトの次に大事なの…? そんなのおかしいよ。

 天空のかぶとは大事だけど ボク(王女)とかサンチョとかみんなのほうがもっと大事だよ」

未来の名君、ここにあり。
#父さんは心強いよ……。

 

「ボク大きいもん!夜ひとりでトイレに行けるし 好き嫌いもないよ!」

なんとも微笑ましい。

 

「あのお姉さん すごい声だったよ。まだ耳がキーンとしてる…」

恐るべしミーハーパワー……。

 

「なんだかあらたまって勇者って呼ばれると はずかしいよ…」

 

「使命って… えっと やらなくちゃいけない事だよね?世界を救う使命…。

 …だいじょうぶ。ボクがんばるよ!だからお父さんも見ててね」

勇者も大変だ。

 

「空がないだけで どこかのお庭みたいだね。すずしくて気持ちいいや!」

まさに楽園。

 

「どっちかっていうと おやつを作ってくれたほうがうれしいんだけどな」

 

「おおーでんせつのー ゆーしゃー♪ ぜったいー…(あくをー…)

 えーっと 次 なんだっけ?」

外見に似合わず、特撮ヒーローみたいな歌を……。
まさか、勇者が子供なのを見越しての作曲かっ!?

 

「ボク あの歌好きだよ。お父さんきらいなの?おもしろいのにー!」

 

「ボクのお母さんって すごいね。

 お父さんも よくわからないけど なんだかすごそうだし…。」

 

 

<山奥の村・夜>

「うわあ すっごいや! ほらほら 星がいっぱい!

 グランバニアで見るよりずーっといっぱいあるよ!お父さんも見て!ねっ!」

ほんとだ!綺麗だね。

 

「この村 なんだかなつかしい感じがするね。どうしてだろう……」

ビアンカのことを抜きにしても……。温かい感じがする。

 

「すーっ はーっ……。

 すっごく空気がきれい。きっもちいーい!」

ちょっと高い所にあるからかな。

 

「わ〜 洞くつのおうちだ。カッコイイ〜〜!」

秘密基地みたい?

 

「あの人 あんなハジっこで… 

 教会があるのは助かるけど ちょっと悪いことした気分だね」

 

「お父さん 大丈夫?

 今 いっぱい背中たたかれて すっごく痛そうだったよ」

ゲホゲホゲホッ!!

 

「うん。イビキは聞こえなかったよ」

 

「なんか書いてあったの? きたない字だったから ボク読めなかったよ」

いくら落書きとはいえ、子供にそう言われるとは悲しいかも。

 

「あのおじさん 奥さんにしかられるの? ……わくわく」

こらこら。人の不幸を楽しんでは……そりゃあ、父さんも見てみたいけど。

 

「お風呂にずっと入ってたら ボクもああなるのかな。ゾクッ……」

 

「ボクも泳いでいい? バシャバシャバシャ!!」

まだいいとは言ってないんだが。

 

「逃げ足のはやいヤツだったね。

 お母さんの村で悪さするなんて…ゆるせないよ!」

こんな山奥にまでいるとは……。カンダタ子分も堕ちたものだ。

 

「お母さんのお父さんだから あの人もボクのおじいさまなんだね。

 ダンカンおじいさまかあ……。笑顔がやさしいね」

 

 

<山奥の村・昼>

「ボク 木のぼり大好き! お父さん のぼってきていい?」

いいけど気を付けるんだよ。あと、不思議な木の実とかあったらとってきて。

 

「温泉って お湯でできてる池のことだよね? ボク知ってるんだ!」

 

「わ〜 洞くつのお店とおうちだ。カッコイイ〜〜!」

夜のセリフと微妙に違う。凝ってるな〜。

 

「子どもってみんな お父さんと同じ仕事になるんじゃなかったの!?

 ボクも王さまじゃなくって 商人や神父さんになれる?」

 

「ボク 宿屋さんに来るとわくわくするんだ。

 ボクには旅があってるのかな?」

 

「どうして酒場ってくらいのかな? 明るいと楽しくないの?」

別に照明をケチってるわけじゃない…と思う。

 

「あ〜 ボクもゆっくり温泉に入りたいなあ」

温泉で泳ぐのはゆっくり入るって言わないと思うが。

 

「うわあ すごいユゲ! まっしろだよっ」

 

「おじいさん 若いの? だってシワシワだよ。おじいさんじゃないの?」

子供は時に残酷だ……。

 

「ねえお父さん あの人 お母さんの何なの?」

………。

 

 

 

次へ

戻る

セリフ集に戻る

 

 

inserted by FC2 system