王子語録【前半】(5)

 

 

<カボチ村・夜>

「…もう みんな寝てるみたいだね。ふあ…うん ボクも眠いかも」

完全に寝静まってる……。宿屋を除いては。

 

「わ〜! なんかいいにおいがする。きっとここのゴハン おいしいよ!」

新鮮な野菜料理かな。

 

「カギがかかってるね。 お父さん 今日はもうねようよ」

しくしく。これじゃあ仕方ないな……。

 

【昼】

「ちっちゃいけど 緑が多くてきれいな村だよね」

前とは随分雰囲気変わったなあ……。

 

「……あれ? お父さん へんな顔してるよ。 どうかしたの?」

いや…。時間はすごいなあと……。
サンタローズ復興と同じぐらい驚いたもので……。

 

「元気なおばあさんだね。 背中 まっすぐだったよ!」

この人は昔からいい人だったから、元気で嬉しいな。

 

「ボクって 都会もん?

 畑をたがやすの ボクにもできそうなんだけどな」

でも、斧とか金槌とか装備できないところを見ると、無理なような……。

 

「う〜ん なんの用だろ? 社会見学…??」

好意的解釈ありがとう。まあ、そういうことにしておきましょう。

 

「木のぼりもできるし 池で水遊びだってできるよ。なんでイヤなんだろ?」

 

「大かんげいだって! うれしいね」

昔の様子を知っていると、余計にね。

 

「…あれ? お父さん もしかして?

 お父さんて やっぱり りっぱな人なんだねっ。すごいや!」

この言葉だけでも、昔助けてよかったと思うよ。

 

<魔物のすみか>

「いいなあ お父さん。いっぱい魔物を飼っててさ… ボク犬も飼ってないのに。

 とくにプックルがかっこいいよ! たてがみも生えてるし!」

たてがみ最強!

 

「こんな山奥の洞くつにずーっとかくれてて プックル さみしかったよね」

そうだね。それで人里へ……。

 

 

<ルラフェン・昼>

「おっもしろーい! ねえねえ あれ道なの? カベ?

 迷路みたいになってるよ」

この町を作った人は、遊び心豊かだったに違いない……。

 

「まず曲がって それから階段をあがって……あれ?こっちにおりるのがいいかな?

 エヘヘ…今この町を一周する最短ルートを考えてるところなんだ」

地図を見ても難しい。

 

「サンチョと旅したとき この町には来なかったなあ…」

西側の大陸には来ていないのか。ポートセルミを通過点としたぐらい?

 

「あの人たち オラクルベリーとかポートセルミに行ったら 気絶しちゃうかもねっ」

それは見てみたいかも。
しかし、そう考えると、ポートセルミに怪物退治人を探しに来た農夫は度胸あるんだな……。

 

「そんな高い塔なら どこからでも見えそうなのに。世界って広いよね」

 

「のどがかわいてるなら お水を飲んでくればいいのに。へんな人だなあ」

 

「ボク知ってるよ!

 あのおじさんみたいな状態を 目が泳いでるっていうんだよね」

よくできました。

 

「ボクはね 遊んでいるときがいちばん幸せ!

 お父さんと遊べるときは 最高に幸せだね!」

父親冥利につきるなあ。

 

「こまった息子だと 孫の顔が見られないの?

 おとなの話って よくわからないね」

 

「あっ 教会では走っちゃダメなんだよ ねっ!

 

「あの子 しかられても平気なのかな?」

勇者は怪物より叱られる方が怖いらしい。

 

「あのおじいさん しんけんだね。手に入れてほしくないんだね」

バレバレですよ、おじいさん。

 

「ケムリが出るなんて そのベネットじいさんって人 なんの研究してるのかな。

 えっ? お父さんはもう知ってるの? ずるい!」

いや、ずるいと言われましても……。

 

「ホントだ。風が気持ちいいね。

 この町は風車も多いし もしかして一年じゅう風がふくのかな?」

 

「お父さん どうしたの? 顔が青いみたいだけど…」

いや、教団がらみはどうも……。
#別に、名前を聞いたら目が緋色になって我を忘れる、というようなことはないのでご安心を。

 

「あんなペラペラの本が 3000ゴールド!? 高すぎだよっ!」

新興宗教の常套手段。

 

「パ ル プ ン……

 な なんだかこの言葉 背中がざわざわするよ。すごい呪文ってホントなんだ」

MP消費量も大きいし。
しかし、なぜそれがわかっていながら、息子はこれを覚えなかったんだろう?

 

「おじいさん 大丈夫かな? なんだかぐったりしてたよ」

 

【夜】

「まっくらだし 町中が迷路みたいだし ルラフェンって洞くつの中みたいだね」

視界が広い分、ロトの洞窟(1)よりは楽…だと思うけどね。

 

「ねえ お父さんは今 イヤなことある? ボクがついてるから平気?」

平気だよ、ありがとう。

 

「高いマクラって おもしろいよね。ボク どんなマクラも好きだよ!」

でも、やっぱり一番のお気に入りは安眠マクラ!

 

「伝説っていうことは ずっと昔からあるってことだよね。

 いったい いつ 建てられたんだろう」

永遠の謎。

 

「お父さんは なにも言わないんだね。

 サンチョは酒場は子供の出入りする場所じゃないって 絶対つれてきてくれなかったよ」

父さんも人のことは言えないからね。

 

「あんなこと言ってもあの神父さん 昼間はお祈りしてるよね?どうしてだろ?」

世間体を気にしてのことでしょう。

 

「酒場って寝てもいい場所なんだね。おぼえとこっと!」

本当はいけません。

 

「今の人 お店の人なのに顔が真っ赤だったよ。

 お店の人が いっしょにお酒飲んでもいいのかなあ」

ダメだと思う。

 

「ボクはどんなにうるさくても眠れるよ! えっへん!」

それは頼もしい。でも、戦闘の時はちゃんと起きてね……。

 

「サンチョもたまにイビキをかくけど あそこまでひどくはないな」

 

「あの子見てたら 眠くなってきちゃった…」

 

「あれって どうやるの? こう?

 キリキリキリ… アゴがおかしくなっちゃうね」

やらない方がいいよ……。

 

 

<うわさのほこら>

「あれ? こんなところに宿屋があったんだ。

 お父さんって もの知りだね!」

えっへん!

 

「人生って タイミングが大事なの? おとなの話ってよくわからないよ」

 

「サンチョとの旅も楽しかったけど やっぱりお父さんたちとのがいちばんだね!」

そう言ってくれるのは何歳までか……。

 

「男の兄弟かあ 毎日いっしょに遊べてうらやましいなあ……。

 あっ! でも ボク (王女)のことも大好きだよ!」

 

 

<さばくのほこら・昼>

「うわ〜っ あっつーい。 汗で身体がべとべとだよ。

 水浴びしたいなあ」

そう言われると本当に暑いような気がしてくるから不思議だ。

 

「あの犬は 暑くないのかな? それとも もうなれちゃったのかな?」

素晴らしい適応力!

 

「ビックリした! こんなところに人がいるなんて 思わなかったよ」

どこに何がでるかわからない。

 

「このおうちって 小さいのに なんでもそろっててすごいよね。かくれ家みたい。

 ねえお父さん この旅が終わったら ボクとヒミツのかくれ家つくろうよ!」

 

「たしかに すごく高い塔を見たような…。

 でもどうしたら あそこまで行けるんだろ?」

 

【夜】

「なんだか寒気がする…。 お父さんのマントの中に入ってもいい?」

嬉しいなあ、なんだかようやく父親らしいことをできた気分だよ。温かい……。

 

「いいなあ……。ボクも眠りたいよ。ふぁ〜……」

 

 

<デモンズタワー>

「うん 知ってるよ。ここでお父さんとお母さんが石にされて それで……。

 ………………………………。」

いつも元気なだけに、その沈黙には重みがある。

 

「いやな感じがする。血のにおいが カベにこびりついてるみたいだ…」

 

 

 

 

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