フローラ語録【前半】(3)
<ラインハット関所>
「あの兵士さん こんなところで立ちっぱなしのお仕事とは大変でしょうね」
オークニスのトンネルほどじゃないだろうけど。
「耳をすますと 上の川をサラサラと流れる水の音が聞こえてきて
心地良いですわ」
川はあちこちにあるけど、この川は、特に…。
「私も川の流れを見ながら なにかお願いしてみようかしら」
<ラインハット・夜>
「今夜はここで宿泊しますの?ぽっ……」
「ぽっ…」って……。
「国の雰囲気がやさしくなりましたわね。みなさん幸せそうでなによりですわ」
うんうん。前はなんかぎすぎすしていたからね。
「あら あなた 待ち合わせをなさるのね。
私もいっしょに連れて行ってくださる?うふふ」
フローラ…無邪気なのか、それを装っているのか…後者だとしたら、結構怖いかも。
「あなたとこうして見る夜空は いつにもまして美しいですわ」
「せっかくあなたと結婚できたのに 世界が長くないなんてあんまりですわ」
<ラインハット・夜>
「そんな…おそくなんてないですよね?」
(はい)
「希望は持ちつづけていいんですよね」
(いいえ)
「やっぱりおそいですか」
我が事のように言うフローラ。
「幸せそうな方々を見ると あたたかい気持ちになりますわね」
本当に。
「ここがヘンリーさんではなく その弟さんが国王をなさっている国ですわね」
つい間違えそうになる。
「私が修道院にいた頃 いろいろなウワサを聞きましたが…
今はもう平和なのね。良かったわ」
【城内】
「私
王さまの前で あなたに恥をかかせないよう がんばりますわね」
「地上に落ちたという人がいても その落ちた場所が
誰にも知られていないのは なぜかしら?」
まあ、あんな所に落ちたんじゃあ、無理もない…。
「お城の方たちの話を聞いていると 私の知らない○○さんを
知ることができて楽しいわ」
何だか照れるな。
「うふふ。私たちも負けていませんわよね。あなた」
「よかったですわ…本当に。いやだ 私までなみだが…」
「秘法の力で進化した生物を打ち倒したのが 伝説の勇者さまと聞いていますわ」
誰に聞いたんだろう?旅してた時に耳にしたのだろうか。
「とおいこの国まで そんな話が伝わってくるということは よほどすごい方なのね」
「お母さまを救うためにも 早く伝説の勇者を見つけないといけませんわね」
「マリアさんって 私がいた修道院にいらしたことがあるんでしょう?
それが今 こうしてお会いすることになるなんて 本当にふしぎなご縁ですわね」
この後、あの修道院に花嫁修業に行く人が増えるかもしれない……。
「ヘンリーさんって あなたと苦労をなさっただけあって すてきな方ですわね。
あの方がいらっしゃる限り この国はもう大丈夫でしょう」
そう言ってもらえると私も嬉しい。
「大きなお城ですわね。
私 こんなに立派なお城は初めてかも知れませんわ」
そもそも、この世界にはお城は少ない。
「太后さまにお会いするのは 国王さまにお会いするよりもきんちょうしますわ」
フローラは、以前の太后を知らないはずだけど……そういうものなのだろうか。
「○○さんは 人どころか国まで助けているんですね。あなたって本当にすごいわ」
<ラインハット古代遺跡>
「この旅がいつか終わったら お父さまのお墓をたててさしあげましょうね」
できれば、グランバニアに……。
「そうでしたか ここでお父さまがあなたをかばって…。
では 私もお祈りいたしますわ。
私
妻となりましたフローラと ○○さんは 必ずや力を合わせですからお父さま…どうぞ神のみもとで安らかにお眠り下さい…」
フローラ…ありがとう。
「この遺跡に来てから 元気がないですわね あなた。もう出ましょうか?」
<サンタローズ・夜>
「このサンタローズがあなたの村だったなんて…」
「私もあなたのお母さまにお会いしてみたいです。
きっとあなたのように すてきな方ですわ」
「親のいない子供がふえてきているような気がします。いやな世の中ですわ…」
その逆に、子供がさらわれることも…。
「あなた ベラという名前に心当たりがあるの?…まあ!妖精さんなのね。
私も小さい頃 妖精さんに何度か遊んでいただいたのよ。
よほど私がさみしそうに見えたのね」
そ…そんなことが!?サラボナは迷いの森に近いけど、そのせいだろうか?
「今夜はこちらで休みましょうか?宿屋の方 いい方たちみたいだし」
【昼】
「サンタローズのウワサは聞いていましたけど…まさかここがあなたの村だったなんて」
そうでなかったらどんなにいいかと思うよ…。
「人もほとんどいなくなってしまって 村をたてなおすこともできないのね…」
「あなたのお父さまは どんなにご自分の手で奥さまを救い出したかったでしょうか…」
天空の剣が装備できれば…。
【サンタローズの洞窟】
「子供の頃から こんな洞くつを遊び場にしていたなんて
あなたって根っからの冒険家でしたのね」
「あなたがここを遊び場になさっていたように
私は見晴らしの塔を遊び場にしていたの。
見つかったときは 父にたくさん怒られてしまいましたけど。うふふ」
フローラの小さい頃の様子がいろいろ想像される。
<ビスタ港>
「今も昔も ここはたくさんのカモメが飛んでいるのね」
なんだかとても懐かしい…。
「この港…あなたもおぼえていらっしゃいますわよね?」
(はい)
「私たちが初めて出会った場所ですわ。
一瞬の出会いでしたのに 今こうして夫婦としているなんて
ふしぎなものですわね」
(いいえ)
「私がルドマンをお父さまと呼びなれない頃だったわ。
その時 あなたに会っているのよ」
フローラも覚えてくれたなんて、嬉しいよ。
この出会いのおかげで、フローラ編が随分ロマンチックになった気がする。
「少しでも長く平和が続くといいんですけど…」
しかし、このビスタの平和もやがて壊される…。
<森のほこら>
「ここには修道院にいたときも 来たことはありませんでしたわ。
あの頃はひとりで町の外を歩くなんて 考えたこともなかったから…」
【夜】
「あのおじいさんは こんな時間まで旅の扉の番をしているのかしら?大変ですわ」
そんな大変なこと、わざわざしなくてもいいのに…。
ああ、夜のラインハット城に入れてほしい!!
<うわさのほこら・夜>
「あら ネコさんはごきげんななめなのね。まあそういう日もありますわ」
毎日こうなんですけど……。
「あなたは男の子と女の子 どちらが欲しい?
やっぱり あとつぎの男の子かしら?」
(はい)
「男の子って元気があって 見ているだけで楽しいでしょうね。
男の子を産めるようがんばりますわ」
(いいえ)
「女の子だとかわいすぎて
うふふ。私 女の子を産めるようにがんばりますわね」
まさか両方生まれてくれるなんて。なかなかの贅沢者かもしれない。
「あなた…
いいえ なんでもないの。私 幸せだな…と思って…」うん……。
【昼】
「修道院からサラボナに帰るとちゅう シスターといっしょに
この宿に泊まったのですわ。
サラボナに帰れば 誰か知らない人と結婚させられることが
わかっていましたけど…
なにか大きな光に導かれて歩いているような気がして
ふしぎと不安はありませんでしたわ」
それで結婚前夜もぐっすり眠っていられた…とか?
「うふふ。楽しい歌ですこと!明るい気分になりますわね」