「ここで何かをすれば　きっと結界が破れると思うわ！さ！どんどん行きましょ！」

よし！行くぞ〜！！

「さっ　しゃべってないで　ここは前進あるのみよ！」

え〜、せっかくだから　もっとしゃべろうよ〜。

「なんだかわたし　今は　強い敵と戦うことこそが最高の楽しみなの。

　だってひとつ勝つごとに　世界が平和に導かれていくって　すごく実感できるんだもの！」

素敵だなあ、アリーナ。

「わたしたちみんな　すごく強くなってる！今の戦いではっきりわかったわ！」

メタルキングを倒しまくったかいがあったね。

「さっ　次行くわよ！次！もうここに用はないでしょ！」

「ふう……。今の魔物はホントに強かったわね。」

さすが６章のラスボス。

「ふうっ！ようやくすべての結界を破ったわね！」

「ここまで通った　いろいろな場所を思い出すわ。

　……って今は　思い出にふけってる場合じゃなかったわね！」

残念。思い出話が聞きたかったのに。

「ねえクリフト。あんたこんなときに　なんでひとりで真っ赤になってるの？」

一瞬マリベルのセリフかと思った……。哀れなりクリフト。

「わたしはまだ大丈夫よ。みんなはまだいける？」

もちろん！

「なかなかの強さだったわね。敵ながら感心するわ」

「一度通っただけじゃ　道が覚えられないわ。

　ときどき立ち止まって　ゆっくり考えてみてもいいわね」

私も一度通っただけじゃ道を覚えられません。特に、このダンジョンは複雑で大変。ぐるぐるぐるぐる……。

「気をつけてるけど　ちょっと気を抜いたらすぐ　道に迷いそうね」

やれやれ……。

「前だけ見てましょ。もうわたしたちのうしろに道はない　そう思いましょ」

なんかかっこいいぞ、アリーナ。

「平和を取り戻したこともうれしいけど　デスピサロとの決着をつけられたことが　何よりうれしいわ」

でも１対８……。

「そっか　○○はここに残らず　わたしたちと地上に帰るほうを選んだのね」

「もう二度と来られないかもしれないから　しっかりこの景色を目に焼きつけとこうっと！」

ルーラやキメラの翼を使えば行けると思うけど。

「わたしたちって歴史に残るようなすごい事をなしとげたのね！」

「やっといい人間もいるってエルフにわかってもらえたみたいね！」

嬉しいね。

「翼のない○○は　わたしたちと地上に帰るのが　いちばんの選択よ！」

「わたしと○○は　出会ったときから大親友よ！

　だからサントハイムにも遊びにきてよね」

大親友……いい響きだなあ。そんなふうに言ってもらえてすごく嬉しい。絶対、絶対、遊びに行くよ。

「ぜひ見せてやりたかったわ。地獄の帝王と　あたしたちの死闘を！」

「もうしばらく　この洞くつできたえるってのも悪くないわね！」