リナのつぶやき(3)
<……いちおー念のために言っておくが、これはあくまで純粋に、知的好奇心から出たことであって、決して「今までロクに攻撃魔術を使えなかったうっぷんを、手近なところで晴らしてしまおう」などという気持ちはカケラもない。
……信じてね……>
(5―
P129~130)そう言われても…やはりどうしても、うさ晴らし9:知的好奇心1 という気がしてしまうのだが。
<……なんでこいつは、もーちょっとストレートに、『このくそ暗殺者、反省する気がないならはり倒しちゃるっ!』と言えんのだ?>
(6−
P46)
<世間でよく言うなまいき盛り。むしょうにどつき倒してやりたくなるとしごろ、という奴である>
(6−
P46)よかった……リナの妹
or弟に生まれなくて。
<……他人のふりをするか……おまいら……>
(6−
P53)そりゃあ、威力が低いとはいえ、町中で爆煙舞をぶちかまされたら……。
<金は持ってるわセンスはいいわ。
典型的な、「陰でトモダチに悪口言われてるタイプ」とゆーやつだろーか。>
(6−
P53)
<これ以上アメリアに頼って、彼女にめーわくかけるわけにもいかないっ!>
(6−
P135)これがゼロス曰く、「スジを通したがる」ということか。
だからこそ、どんなに身の危険を感じても、仲間がついてくる……。
<人というのは目に見える恐怖に慣れることはできても、見えない恐怖に長く耐えることはできないようになっている。
それゆえ、その見えないものの正体を明かそうとしたり、見えないものの存在を、必死で否定したりする。>
(6−
P143)心理学者リナ=インバース参上!
<たかが、表紙が金属補強してある、五百ページほどの本で頭をどつかれたくらいで、ガウリイはいきなし、『カドを使うなっ!』などと言いつつヘソを曲げ、その場であたしと口ゲンカ>
(7−
P25)それって……ひょっとしたら死ぬんじゃ……ガウリイも頑丈だなあ……でないとリナの連れはつとまらないか。
しかし、ガウリイの頭脳が劣化の一途をたどっているのは、光の剣のせいだけでなく、こういうのも原因なのでは……。
<―以前にもあったぞ。こんなパターン。ンでもってここで、謎の敵からの攻撃があったりするのである>
(7−
P50)
<あたしのスルドい予想では、ひとりきりになったあたしを出迎えたラーシャート将軍は、実はもちろん魔族で、いきなし本性現して、高笑いなんぞを交えつつ、魔族のたくらみを一から十までしゃべり倒したあげく、何の脈絡もなくやって来たガウリイたちにはり倒されるーということになるはずだったんだが……>
(7−
P55)よくあるパターン。そうなったら楽……でもないか。
<……信用……してくれてるんだ……
今のは……ちょっと嬉しかったぞ。ガウリイ。>
(7−
P90)
<……あ。伝わってやんの。
と、ゆーことは、あんましうかつなことは考えられない、とゆーことか。
たとえば、黄金竜なんて(ピーッ)だとか、しょせん(ブブブーッ)だとか……>
(7−
P146)考えてはいけないと言われると、考えたくなる。
<いずれにしても、アメリアとゼルが、あたしのせいでとばっちりを食らったことには変わりない。
となればーこの借りはきっちし返すっ!>
(7−
P192)
<ガウリイはー
無意識のうちに、あたしの視線は彼の姿をあたりに探しー
……そっか……いるわけないか……
今さらのようにあたしは思う>
(8−
P24)
<正直な話、あの冥王を、知恵とか勇気とか友情とかでどーにかできるとは思えない>
(8−
P29)冥王に通用したのは「うんのよさ 255」だったような気がする。
<―正直言ってー
あたしにとっては、生まれてはじめてだった。
仲間というものが、これほどうれしかったことは。>
(8−
P32)思えば、これまでリナにはロクな仲間がいなかった……。(笑)
<……まあ、他人に害を与えるのは平気だが、与えられるのはとことんイヤ、などとゆー性格だからこそ、野盗なんぞをやってるのだろうけど>
(8−
P35)
<そんな、でりけぇとな乙女心への特効薬といえば、言わずと知れた盗賊いぢめっ!
日ごろのうさを、ストレスを!いろんな奴へのうらみつらみを!
人権のない盗賊たちにたたきつけ、近所の人には感謝されるわストレス解消にはなるわ、おたからぶん取りひともうけできるわ!!まさに言うことなしであるっ!
……まあ……状況変わっても、やってることは変わらん、とゆー説もあるのだが……
しかし盗賊いぢめは、人間として生きる上での義務であるっ!>
(8−
P34)だからリナにはストレスがたまらない。この特効薬は、なかなか効果があるようである。
<……いや……言いたいことはわかるんですけど……
人ごみの中で、正義の熱血ポーズはやめろ。当人はへーきなんだろーけど、いっしょにいるこっちはとことん恥ずい。
……あ。ゼルガディス、向こうで他人のフリしてる>
(8−
P53)セイルーン王家には、「羞恥心」というものは伝わっていないのかも。
<ガウリイと光の剣があれば、まだなんとかなるのかもしれないが、ないものねだりをしてみたところでしかたない>
(8−
P67)ガウリイ、モノ扱い!?
やっぱりゼルと同じく、「便利なマジックアイテムの一種」ってことになっているのだろうか。
<予想が正しいかどうかは、まずは実験してみるべしっ!>
(8−
P104)科学者―魔道士の鑑な言葉。たまに、実験の結果、森がなくなったり死の入り江ができたりすることもあったが……。
<ちょうど同じこの場所で、敵の襲撃にあったのだがー
なんかのたたりでもあるのか。この場所は>
(8−
P109)
<あたしとしては、町に入ったそのとたん、冥王の出迎えか何かがあって、よく来たなリナ=インバース待ってたぞ的な展開を予想していたのだが……>
(8−
P22)
<……そりゃあまあ あたしだって、自分のことを正義のミカタなんぞとは思っていないけど……
他人に言われると、なんかむちゃくちゃ腹立つぞ>
(8−
P159)
<もう呪力の暴走も、冥王のたくらみも、そんなものはどうでもよかった。
ただ、ガウリイを、あの脳スライムな、自称あたしの保護者を助けたいだけだった。>
(8−
P197)暴走したのはシルフィールではなくリナだった。