スバラシキ会話(2)
ゼロス「研究―って、ひょっとしてあなた、魔道士なんですか?」
リナ「……あたしのこのかっこ見て、それ以外の何に見える?」
ゼロス「ただの変な人に見えます」
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P80)
アメリア「たとえガウリイさんがいなくても、三人ですべての力を合わせればっ!」
リナ「―なんとかなると思う?本気で」
アメリア「……思わない……」
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P158)よかった……ここで「思う」って言われたらどうしようかと……。
リナ「思いこんだら命がけ、正義と愛と真実の人だから……」
ゼロス「……かわったひとですね……」
リナ「まーね」
ゼロス「なるほど……類は友を呼ぶ、というやつですね……」(リナを見て)
リナ(ゼロスを指さして)「友」
ゼロス「ちっ……ちがいますぅぅっ!僕はふつーですよぉぉっ!」
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P167)どこを見れば普通だと……?
リナ「……なんで……教えてくれるの?」
デュクリス「―わからんーだがたぶんーおまえさんが気に入っちまったからじゃねぇかー」
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P216)
ガウリイ「そうじゃなくって!そのスリッパ、どこから生えたっ!?」
リナ「ふところから取り出したのよっ!」
ガウリイ「……な……なんでそんなもんがそんな所に……?」
リナ「こんなこともあろうかと思って、しばらく前に宿屋でパクっといたのよ!」
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P218~219)いつもどういう状況を想定しているんだ?
リナ「―あっ!こーゆーのどうかしら!?
まずガウリイに、死ぬ気でひとりで突っ込んでもらう。
しばらくしてもガウリイが出てこなかったら、みんなであそこに向かって竜破斬か何か連打する」
アメリア「いいわね、それ」
ゼルガディス「おれも異議はない」
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P222)
ゼル「……おいおいおいおい、あんた、正気か!?」
ガウリイ「いやー、それだけはやめといた方がいいと思うな、オレは」
ゼル「ああ。忠告してやる義理はないが、言っといてやる。やめとけ」
ガウリイ「そうそう。人生投げてどーするんだよ?」
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P38~39)ゼロスがリナと一緒に旅をする、と聞いての二人の言葉。リナって……。
ゼル「……面白いか?クズどもをいたぶるのは?」
リナ「すっごく面白い」
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P39~40)……こう言われては、返す言葉がない。
アメリア「だいじょうぶですっ!」
「正義を愛する心があれば、きっとなんとかなるもんですっ!」
ゼル「そんなものはない」
アメリア「……」
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P43)
リナ「そーだゼル!あなた、笛かなんか持ってない?」
ゼル「……笛……?」
リナ「そう。どこかであたしがそれを吹いたら、あなたがどこからともなく助けに来てくれるの。そーゆーやつ」
ゼル「……お前……ひょっとして俺のこと、『便利なマジックアイテムの一種』とか思ってないか……?」
リナ「思ってる」
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P67~68)想像すると笑える。
リナ「……あんた……ひょっとしてまさか、あたしが善人に見えてるんじゃないでしょーね?」
ゼロス「ぜんっぜん見えません」
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P118)
リナ「つまり、よ。もしもあたしがズーマに殺されちゃったら、みんなどうする?」
ガウリイ「どうする……って、やっぱ、まずは葬式だよな」
アメリア「わたし、遺品をあさる」
ゼロス「とりあえず笑いますね。僕は」
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P162)一瞬アメリアが、すぺしゃるのレイミア公女と重なった……(笑)。
デュグルド「……きさま……!今度こそ殺してやるぜっ!」
ゼル「そのセリフは何度も聞いたがな……実現したことはただの一度もない」
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P214)
ゼロス「……なんだかないがしろにされてるよーな気がするのは、僕の気のせいなんでしょうか……?」
リナ「いーえ。事実そのとーりよ」
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P36)
リナ「といって、ガウリイだけじゃあ、まとまな聞き込みもできないでしょーし……」
ガウリイ「確かにそれはある」
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P22)既に自分の特性を自覚しているガウリイ。
アメリア「ガウリイさん!まともな意見言えたんですね!?
わたし、はじめて知りました!」
リナ「ほんっとひさしぶりじゃない!あんたがまともなこと言うなんて!
ひょっとして、脳ミソが多少は復活してんの!?」
ゼル「……たいしたもんだ。その状態が続けばいいが……」
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P23)
ガウリイ「それじゃあリナ、オレたちはここで待ってるから」
ゼル「気をつけて行ってこい」
アメリア「おみやげお願いね」
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P142)迷ったら、人間には一生費やしても出口を見つけるのは無理だ、と聞いたみんなのアタタカイ見送りの言葉。
アメリア「たとえ日頃の行い悪くても、見境なしの大食いでも気が短くても分別なくても、やる時はやる!それでこそよ!」
リナ「……ひょっとして……ケンカ売ってない……?」
アメリア「悪意はないわっ!善意もないけどっ!」
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P27)
野盗その1「……ち……ちょっと待て!
あ……あんたっ、オレたちに恨みでもあんのかっ!?」
リナ「……いやべつに……ただちょっと、最近むしゃくしゃしてたから」
野盗1「む……むしゃくしゃしたから、だとっ!?」
「そんな不条理な話があるかっ!」
リナ「だぁぁぁっ!不条理なことがキラいなら、野盗なんてやってるんじゃないわよっ!
とにかくっ!これ以上べこべこになりたくないなら、今までぶん取ったおたからを、おとなしくさし出すことねっ!」
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P35)……どっちもどっち、か……。
シルフィール「リナさんは、ガウリイさまのこと、どう思ってます?」
リナ「脳ミジンコの剣術バカ」
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P91)リナにそういう質問をしてはいけない。
シルフィール「見たところーガウリイさまの姿がありませんけど…」
「……まさか……?」
「まさかリナさん!?誰かに安く売ったとか!?」
リナ「売れん売れん」
シルフィール「それじゃあ、光の剣を奪って、ガウリイさまは道ばたに捨ててきたとか!?」
リナ「どーゆー目であたしを見てるのよっ!?あんたはっ!?」
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P78)
冥王「へぇえ……つまり、きみたち全員『正義の味方』ってわけだ」
アメリア「……リナは除くっ!」
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P158~159)
ゼロス「―別に、残念だとは思いませんよ。
僕が失敗したわけじゃあありませんし、ね」
リナ「……あんた……笑いながらへーきで仲間見捨てるタイプでしょ?」
ゼロス「だからこそ、魔族、なんですよ」
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P210)
アメリア「わたしたちの正義を愛するその心が、冥王の邪悪な野望をうち砕いたのよっ!」
ゼル「……俺たちはほとんど何もしてないぞ」
アメリア「正義が守れればそれでよしっ!」
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P219)めげないアメリア。
ガウリイ「よーしっ!それなら行こう早速行こうっ!」
リナ「……どこへ……?」
ガウリイ「知らんっ!考えるのはオレじゃないっ!」
リナ「ちっとは考えろぉぉぉぉっ!」
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P225)二人の関係を象徴する会話。
この先も、ずっとこの調子で続いていくんだろうなあ……。