スバラシキ会話(2)

 

ゼロス「研究―って、ひょっとしてあなた、魔道士なんですか?」

リナ「……あたしのこのかっこ見て、それ以外の何に見える?」

ゼロス「ただの変な人に見えます」

(5−P80

 

アメリア「たとえガウリイさんがいなくても、三人ですべての力を合わせればっ!」

リナ「―なんとかなると思う?本気で」

アメリア「……思わない……」

(5−P158

よかった……ここで「思う」って言われたらどうしようかと……。

 

リナ「思いこんだら命がけ、正義と愛と真実の人だから……」

ゼロス「……かわったひとですね……」

リナ「まーね」

ゼロス「なるほど……類は友を呼ぶ、というやつですね……」(リナを見て)

リナ(ゼロスを指さして)「友」

ゼロス「ちっ……ちがいますぅぅっ!僕はふつーですよぉぉっ!」

(5−P167

どこを見れば普通だと……?

 

リナ「……なんで……教えてくれるの?」

デュクリス「―わからんーだがたぶんーおまえさんが気に入っちまったからじゃねぇかー」

(5−P216

 

ガウリイ「そうじゃなくって!そのスリッパ、どこから生えたっ!?」

リナ「ふところから取り出したのよっ!」

ガウリイ「……な……なんでそんなもんがそんな所に……?」

リナ「こんなこともあろうかと思って、しばらく前に宿屋でパクっといたのよ!」

(5−P218~219

いつもどういう状況を想定しているんだ?

 

リナ「―あっ!こーゆーのどうかしら!?

   まずガウリイに、死ぬ気でひとりで突っ込んでもらう。

   しばらくしてもガウリイが出てこなかったら、みんなであそこに向かって竜破斬か何か連打する」

アメリア「いいわね、それ」

ゼルガディス「おれも異議はない」

(5−P222

 

ゼル「……おいおいおいおい、あんた、正気か!?」

ガウリイ「いやー、それだけはやめといた方がいいと思うな、オレは」

ゼル「ああ。忠告してやる義理はないが、言っといてやる。やめとけ」

ガウリイ「そうそう。人生投げてどーするんだよ?」

(6−P38~39

ゼロスがリナと一緒に旅をする、と聞いての二人の言葉。リナって……。

 

ゼル「……面白いか?クズどもをいたぶるのは?」

リナ「すっごく面白い」

(6−P39~40

……こう言われては、返す言葉がない。

 

アメリア「だいじょうぶですっ!」

    「正義を愛する心があれば、きっとなんとかなるもんですっ!」

ゼル「そんなものはない」

アメリア「……」

(6−P43

 

リナ「そーだゼル!あなた、笛かなんか持ってない?」

ゼル「……笛……?」

リナ「そう。どこかであたしがそれを吹いたら、あなたがどこからともなく助けに来てくれるの。そーゆーやつ」

ゼル「……お前……ひょっとして俺のこと、『便利なマジックアイテムの一種』とか思ってないか……?」

リナ「思ってる」

(6−P67~68

想像すると笑える。

 

リナ「……あんた……ひょっとしてまさか、あたしが善人に見えてるんじゃないでしょーね?」

ゼロス「ぜんっぜん見えません」

(6−P118

 

リナ「つまり、よ。もしもあたしがズーマに殺されちゃったら、みんなどうする?」

ガウリイ「どうする……って、やっぱ、まずは葬式だよな」

アメリア「わたし、遺品をあさる」

ゼロス「とりあえず笑いますね。僕は」

(6−P162

一瞬アメリアが、すぺしゃるのレイミア公女と重なった……(笑)。

 

デュグルド「……きさま……!今度こそ殺してやるぜっ!」

ゼル「そのセリフは何度も聞いたがな……実現したことはただの一度もない」

(6−P214

 

ゼロス「……なんだかないがしろにされてるよーな気がするのは、僕の気のせいなんでしょうか……?」

リナ「いーえ。事実そのとーりよ」

(6−P36

 

リナ「といって、ガウリイだけじゃあ、まとまな聞き込みもできないでしょーし……」

ガウリイ「確かにそれはある」

(7−P22

既に自分の特性を自覚しているガウリイ。

 

アメリア「ガウリイさん!まともな意見言えたんですね!?

     わたし、はじめて知りました!」

リナ「ほんっとひさしぶりじゃない!あんたがまともなこと言うなんて!

   ひょっとして、脳ミソが多少は復活してんの!?」

ゼル「……たいしたもんだ。その状態が続けばいいが……」

(7−P23

 

ガウリイ「それじゃあリナ、オレたちはここで待ってるから」

ゼル「気をつけて行ってこい」

アメリア「おみやげお願いね」

(7−P142

迷ったら、人間には一生費やしても出口を見つけるのは無理だ、と聞いたみんなのアタタカイ見送りの言葉。

 

アメリア「たとえ日頃の行い悪くても、見境なしの大食いでも気が短くても分別なくても、やる時はやる!それでこそよ!」

リナ「……ひょっとして……ケンカ売ってない……?」

アメリア「悪意はないわっ!善意もないけどっ!」

(8−P27

 

野盗その1「……ち……ちょっと待て!

      あ……あんたっ、オレたちに恨みでもあんのかっ!?」

リナ「……いやべつに……ただちょっと、最近むしゃくしゃしてたから」

野盗1「む……むしゃくしゃしたから、だとっ!?」

   「そんな不条理な話があるかっ!」

リナ「だぁぁぁっ!不条理なことがキラいなら、野盗なんてやってるんじゃないわよっ!

   とにかくっ!これ以上べこべこになりたくないなら、今までぶん取ったおたからを、おとなしくさし出すことねっ!」

(8−P35

……どっちもどっち、か……。

 

シルフィール「リナさんは、ガウリイさまのこと、どう思ってます?」

リナ「脳ミジンコの剣術バカ」

(8−P91

リナにそういう質問をしてはいけない。

 

シルフィール「見たところーガウリイさまの姿がありませんけど…」

      「……まさか……?」

      「まさかリナさん!?誰かに安く売ったとか!?」

リナ「売れん売れん」

シルフィール「それじゃあ、光の剣を奪って、ガウリイさまは道ばたに捨ててきたとか!?」

リナ「どーゆー目であたしを見てるのよっ!?あんたはっ!?」

(8−P78

 

冥王「へぇえ……つまり、きみたち全員『正義の味方』ってわけだ」

アメリア「……リナは除くっ!」

(8−P158~159

 

ゼロス「―別に、残念だとは思いませんよ。

    僕が失敗したわけじゃあありませんし、ね」

リナ「……あんた……笑いながらへーきで仲間見捨てるタイプでしょ?」

ゼロス「だからこそ、魔族、なんですよ」

(8−P210

 

アメリア「わたしたちの正義を愛するその心が、冥王の邪悪な野望をうち砕いたのよっ!」

ゼル「……俺たちはほとんど何もしてないぞ」

アメリア「正義が守れればそれでよしっ!」

(8−P219

めげないアメリア。

 

ガウリイ「よーしっ!それなら行こう早速行こうっ!」

リナ「……どこへ……?」

ガウリイ「知らんっ!考えるのはオレじゃないっ!」

リナ「ちっとは考えろぉぉぉぉっ!」

(8−P225

二人の関係を象徴する会話。

この先も、ずっとこの調子で続いていくんだろうなあ……。

 

 

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