128 ぶちこわせスキマを

 

 

【007 気がかりなスキマ】→

 

【セントシュタイン】

 

マニー「…そうだ!そうだよ!

    おい!オレひらめいたよ!スキマを通るんじゃなくて
   もういっそ トンネルをほっちまおう。

    あんた 銀のつるはしを知ってるか? どんなにかたい岩も
   プリンのようにほれるっていう伝説のつるはしさ。

    まあ伝説ってんだから おいそれとは手に入らねえ品だろう。だからさ…

    あんたは旅のもんだろ?もしも旅先で銀のつるはしを手に入れたら
   ここにもどってきてくれよ」

  (うける)

   「ははっ さすがあんただ!言ってみるもんだよなあ!

    オレの聞いたところによると 銀のつるはしは
   どうも魔物が持ってるらしいんだ。

    それもそのへんにいるような魔物じゃなくて 宝の地図の
   洞窟にしかいないとか…。

    たしかスライム…までゅら?とかいうヘンな名前のやつって話だぜ!

    なんか大変そうだが たのんだぜ。オレはいつまでだって
   この井戸の中でまってるからな!」

#いつまでだって……!?本当に何十年でも待っていそうな気がするところがコワい。
#天使の時間感覚で依頼をこなして行ってみたらそこにはマニーの白骨死体が…なんてことにならなくて本当によかった。

 

マニー「たしかにこのスキマの先に うっすらとあかりが見えるんだよ。

    あれはおそらくセントシュタイン城のヒミツの地下室にちがいねえ。

    …おれは身体をきたえてこの井戸の中でまってるからさ。

    宝の地図の洞窟に行ってスライムまでゅら?…ってやつから
   銀のつるはしをゲットしてきてくれ」

 

 

マニー「おい!おいおいおい!あんたの持ってるそれは…
   銀のつるはしじゃあねえか!

    すげえ…これが伝説の…。あんたスゲエよ!!
   ほんとに手に入れてくるなんてよ!

    よし さっそくここをほってみようじゃねえか!
   それをオレにゆずってくれるかい?」

  (はい)

   「いいのかい?ほんとに?くうっ あんた泣かせてくれるじゃねえか!

    よし!そんじゃあサクッと行きますよ サクッと!!」(掘る音→壁に大穴)

マニー「フウッフウッ!ついたぞ!ついに…!

    ひょっとして…おれたち とんでもないところに来ちまったんじゃねえか?

    なんだありゃ?かんおけか?

    …へへっ どうやらここがヒミツの地下室なのは
   まちがいねえってカンジだな。

    …ともかくここにたどりつけた記念だ。こいつをおまえにやるぜ!

    えんりょなく受けとれよ。なんたって伝説の品のお礼だからな!」

(ごうけつのうでわ入手!)→クリア!

マニー「オレはしばらくここでいろいろとしらべてみるぜ。ほんとにありがとうな!」

 

マニー「きょうみ本位で来ちまったけどよ。
   もしかしてこれって 歴史的大発見ってヤツじゃね?

    なあ!足あととか今のうちにつけとこうぜ!ひゃっほーーー!!」

 

”古く大きなかんおけが しずかに横たわっている…。”

 

 

 この依頼を受けた時はまだスライムマデュラと出会える宝の地図を持っておらず、またそのようなレベルでもなかったため、このクエストはクリアできぬまま長らくクエストリストのトップに居座り続けることになった。
 そして、ようやく出会えたスライムマデュラ。ようやくクエストクリアできたのは嬉しかったが、そうでなければ積極的に戦いたい相手ではなかった。スライムブロウが活躍できる唯一の敵だが、それとても十分ではなく、クエスト以外ではただ単に厄介なだけの相手でしかない。スライムマデュラ…平仮名で表記すると結構可愛らしいのに…。

 それにしても、マニーの執念には恐れ入る。まあ、気持ちはとてもよくわかるけれど。最近でこそ鍵のかかった扉も少なくなって、鍵を手に入れる喜びもあまりなくなってしまったけれど、昔は開かない扉の向こうに何があるのか気になって気になってたまらず、だからこそ鍵を手に入れたときは本当に嬉しかったものだった…。

 

 

2011.12.14

 

 

→137 悪魔の呼ぶ声

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