ククール語録【前半】(1)
<マイエラ修道院>
「…まあ ね。
修道院のきゅうくつな暮らしには 飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。
それにゼシカとはもっと深いつき合いになりたい。
カタキ討ち? ああ 適当にな」
この前再会した時は、ゼシカのことなんて綺麗さっぱり忘れていたくせに…。
そこまで自分のスタイルにこだわらなくても……。
【院長の館】
「…オレもマルチェロも ガキの頃からこの修道院で育った。
オディロ院長を親がわりに。
命令されなくても あいつは追うつもりだったさ。けど…」
あれはちょっとあんまりだよ……。
【ゲーム再開】
「オレは オディロ院長のカタキ ドルマゲスを追跡するために
あんたたちと同行する事になった。
ま よろしく頼むぜ。
この先どこに行くかはさっきもらったその世界地図で決めよう」
ククールの説明は非常にわかりやすい。
【旧修道院跡地】
「ホコリまみれだわ 泥水で足場はすべるは おまけに死体だらけ。
……あんたら こんな所 よく通ってきたな。感心するよ」
……頼んだのはお前だろう。一体誰のせいだと……。
<船着き場>
「たしかドルマゲスは 海の上を歩けるんだろ?
なら 港で話を聞いてもムダだ。
あいつから…マルチェロからもらった地図もある。
ひとまず 街道沿いに行こう」
わざわざ言い直すところがまた……。
<北の大陸・フィールド>
「北の大陸か… 長いこと修道院に引きこもってたから
こっちへはほとんど来たことねえな。
まあ 何の用か知らないが さっさと済ませてくれよ」
用は君の話を聞くことだよ、ククール。
【ポルトリンク】
「ふーっ。空気がうまいな。
修道院の抑圧から解放されたのが でかいんだな。
なにもかもが 気分よく感じるぜ」
ううむ、よっぽどストレスたまってたんだなあ……。
【リーザス村】
「なにっ!? ここがあのリーザス村か!
……なんちゃってな。こんな村 聞いたことねえな」
ノリのいい奴……。
【リーザス像の塔】
「こりゃずいぶんと 古くさい塔だな…」
古くても頑丈で、仕掛けも健在……。
<トラペッタ・フィールド>
「この近くにある町は たしかトラペッタって いうんだったな?
オレは今まで 修道院の辺りしか知らずに育ってきたからな。
地名を覚えるのもひと苦労だぜ」
【町】
「このトラペッタって町は なかなか大きくて栄えてるようだが
どうも遊べる所はなさそうだな。
どこかにオレにふさわしい 美女と遊びと成功に満ち満ちた町はないもんかね?
○○ 知らないか?」
なんというか、実にククールらしいセリフだ…。しかも様になっている。
条件に合う町は、ベルガラックあたりだろうが……その割にはさほど喜んでるようにも見えなかったなあ。
【滝の洞窟】
「今 この洞くつに来ることに 何か意味があるとは思えねえが…。
まあ いいさ。どこへ行くかは ○○にまかせているからな」
おお、なんと嬉しい言葉……!!
#実際は、行き先を考えるのが面倒なだけかもしれないが。
【山小屋】
「外は見晴らしがよくて気持ちいいんだが
小屋の中は せまくてけっこう息苦しい感じだな。
まあ こんな所に大きな建物を建てるのは大変だろうから 仕方ねえか」
やはり何だかんだ言って、一行の中では冷静に状況を分析しているような…。
<ドニの町>
「院長が まさか死ぬなんて…。
葬式は好きじゃないんだ。得意な奴もいないだろうけどさ?
そりゃ 当たり前だけど…。
…やめた。
あんたらに話したって どうなるもんでもない。ほら行こうぜ。ドルマゲスを探しに」
強がりなククールの口からこんな言葉が出てくるあたり、よっぽどショックだったんだろうなあ…。
【フィールド】
「………。
…え? 何か言ったか?
何でもない。ちょっと考え事してただけさ。……そうだ ○○。
あいつ……。オディロ院長を殺した奴の名。たしかドルマゲスだったよな?
……ドルマゲスか。
なあに 奴にはいっぺん会って礼を言わなくちゃ…ってね。
そう考えてたとこさ。
あのいまいましい修道院から 奴のおかげで出られたんだ。
たっぷりお礼はしてやるさ」
<キラの実家>
「なあ ○○。城のほうへ行ってみないか?
じいさんばあさんとダラダラ話してたって なにも面白いことなんか起きやしない。
美女も冒険もカタキ討ちも たいてい城を舞台にするもんさ。
な? 行こうぜ」
こんな風に言われると、なんだかワクワクしてきたぞ。
【フィールド】
「…なんだよ。オレの顔に なにかついてるか?
ほら 先を急ごうぜ。いちおう追いかける相手もいることだしさ?」
…やはり主人公は、ククールとトロデの話を立ち聞きしていたらしい。
<アスカンタ城>
「あーあ。せっかく修道院を出てきたってぇのに またかよ!
しんきくさい 黒だの灰色だの。
ま 喪服ってのも それはそれで色気があるけどな」
女性がいれば、前向きになれるらしい。
「…けっこうかわいい子なのに あれも目に入らないぐらいの上玉…。
2年も忘れられないほどの美しいお后様…か。
幽霊でもいいから いちどふたりきりでお目にかかりたいね」
【フィールド】
「アスカンタでも評判の美しい王妃が死んだのが およそ2年前…。
それからずっと あの国は喪に服してるってわけか。
…情熱的 いや 女々しいだけか?
パヴァン王と王妃は よっぽど激しい大恋愛の末に結婚したんだろうな。
そして魔法のとけないうちに 王妃は天に召された。
カンペキだね。うらやましい美談だ」
…やはりククールは、恋愛などというものを全く信じていないらしい。
<キラの実家>
「…あのばあさんが キラの50年後か…。人生は非情なもんだね。
ああ そうだった。とにかくばあさんに話を聞いて キラに伝言に戻らなきゃ」
君も50年後はああいうふうになるんだぞ。
「月夜の晩 高い丘の上で ひとばん祈りを捧げれば どんな願いでも叶う…か。
オレは行くだけムダだと思うけどね」
しかしその後願いの丘へ行こうとする辺り、何か矛盾しているぞ…。
【フィールド】
「満月の夜 なにかが起こる…か。
そういや オディロ院長がドルマゲスに殺されたあの夜も
ほんとに… 見事な満月だった。
…………。
ま 今度は何もないよう願いたいね。人が死ぬのはまっぴらだ」
あの満月は、忘れられない……。
#でもこの世界、毎日満月なんだよなあ……。
<アスカンタ>
「頼まれた事をただやってやるだけじゃあ ガキの使いといっしょだ。
キラの願いはなんだった?ばあさんの話を聞いてくるだけか?違うだろ?
おとぎ話の真相がどうあれ 彼女の願いをかなえてやる。
それがモテの秘訣ってもんさ」
<願いの丘>
「……。
ぺらぺらしゃべると消耗するぜ。それに魔物を呼び寄せちまう。
わかったら黙って歩くんだ」
確かにその通りだけど……。
…ククール………ひょっとして、今機嫌悪い?
【山頂】
「…夜は人を詩人にするが 誰もが優れた詩人になれるとは限らないものさ。
…オレ?さあね。女性のお望みとあらば 披露しないでもないけど?
ま 今日はやめとくか。せっかくの月だ。黙って眺めるのもいいさ」
うわあ…ものすごくキザなセリフ……。しかし、それが似合っているからまた…。
こんなセリフが許されるのは、ククールぐらいだろうなあ……。
<月の世界>
「…ま 修道院も追い出されてみるもんだね。おかげで珍しいものが見れた。
ロケーションもバッチリ。人気もない…うん……
ん? ああ ひとりごとさ。何でもない 何でもない」
この状況で、こんなことを考えていられるとは……ある意味すごいぞ、ククール。
「…あいつ 何なんだ?人間じゃない…のか?見た感じは普通だけど…。
まあいい。あの手の顔は敵じゃない。信用するとしようぜ。
根性のひねくれた奴は ドルマゲスのおじさんみたいに
ユニークな顔立ちになるからな」
美形悪役の存在は、考慮しないのか?
<アスカンタ>
「…妙だな。静かすぎる。いくら夜中だって 城の中だぜ?
物音ひとつしないのはおかしい。
なにか…とてつもない事が この城で起きてるみたいだな」
勘は鋭い。
【翌日】
「…あの目 あの唇 あの声 あの仕草……忘れられない。
たしかにあれじゃあ 何年だって嘆き悲しむはずさ?
あの王には 正直もったいないね。
あと2年早くオレがこっちまで遠征してりゃあ 生身の王妃に会えたのに。悔しいなあ」
思えば、船入手前はやたらキザな言い回しが多かったんだなあ……。
<願いの丘・頂上>
「…そうだ そうだよ! あの詩人 イシュマウリ!
あいつが男か女か 確かめるのを忘れてた!…オレとしたことが。
ヘコむなあ」
ククールだなあ……。