仲間達の会話(4)

 

 

<聖地ゴルド>

トロデ王「ふっふっふ…。

     ぐふふふふふふ……。

     世界中どこを探しても 神鳥レティスを家臣にした王は
     このトロデしかおらんっ!ぐはは!」

ヤンガス「おっさんおっさん。別にレティスは
     家臣にはなってねえと思うけどよ」

トロデ王「なにを言うか! ひと目会ったら友達で 会話をしたら
     みな家臣! これがトロデーンの掟じゃ!」

ヤンガス「そうだったのかー!!」

ゼシカ「相手にしちゃダメよ ヤンガス。トロデ王の言うことは
    基本スルー。それがこの旅を乗り切る知恵よ」

ヤンガス「そうだったのか…」

 

<三角谷>

トロデ王「あのラジュどのの誠実な頼みを むげに断ることなど
     できようはずもない。

     …まして あの杖の暴走を阻止しようというのも
     わしらの願いと同じじゃしな」

ヤンガス「しかし アッシにはまだ わからねえんだけどなあ」

トロデ王「わからんとな? いったい何がじゃ」

ヤンガス「それでいったい 何をどうすれば おっさんと
     馬姫さまの呪いは 解けて元に戻れるんだ?」

トロデ王「むむむむ…。問題はそこじゃ。いちばん肝心な
     そこのことがわからんのじゃ。

     今はとにかく あの杖の暴走を阻止し 暗黒神の復活を
     止めることじゃ。後のことは また後で考えるのじゃ!」

 

<煉獄島・フィールド>

トロデ王「お前たちが いつまでたっても戻ってこんから
     おかしいとは思っておったのじゃ。

     じゃが よもや煉獄島に捕らえられておったとは。
     …マルチェロめ。

     しかし 再び会えてよかった。お前たちがおらんと
     どうも落ち着かんからな。うむうむ」

ミーティア「ヒヒーン!」

 

<アスカンタ>

トロデ王「わしの妻 亡き王妃は ミーティアにそっくりで
     まこと 国いちばんの美しさじゃった。

     その白いたてがみ 上品な長い顔…ん?」

ミーティア「ブルブルブル…」

トロデ王「ミーティアや! ほ ほんのジョークじゃよ!
     場をなごまそうとしただけなんじゃ!」

 

<パルミド>

トロデ王「正直 パルミドの町があるこの辺り一帯なぞ
     滅ぼされてもいっこうにかまわんのじゃがな…」

ヤンガス「なっ! おっさん 何てこと言うでがすかっ!
     今のは聞き捨てならねえでげすよ!」

トロデ王「おお すまんかったな。こりゃあ たとえ思っていても
     クチにすべきことではなかったわ」

ヤンガス「…できれば思うのもやめてほしいでがす」

 

<サヴェッラ・フィールド>

トロデ王「法皇様 どうぞ我がトロデーン国の
     勇敢なる兵士たちを お守りください…。」

ククール「だからオレは あんたの家臣になった覚えはねぇってば!」

ヤンガス「アッシだって ○○の兄貴の子分なだけで
     おっさんの兵隊じゃねぇでがす!」

ゼシカ「私は行きがかり上 いっしょに行動してるだけよ!」

トロデ王「ちっとばかし まとめて祈っただけじゃ!
     まったく 近頃の若いもんはっ」

 

<隠者の家>

ククール「ラプソーンが復活してから 世界中の魔物どもが
     以前よりさらに凶暴になっただろ。

     ここに住んでる魔物も狂暴化して じいさんに
     おそいかかるんじゃないかと オレはひそかに心配してたんだ」

ヤンガス「そういう可能性もあったでげすな。ともあれ白骨死体と
     化したじいさんが 目の前に転がってなくて良かったでがす」

ゼシカ「魔物に食い殺されたら 骨も残らないと思うわ」

ヤンガス「うへえ」

 

<ベルガラック>

ゼシカ「世界中の町や城でも ベルガラックみたいに
    魔物が侵入したり してるのかしら…」

ククール「ラプソーンが復活してから 魔物も日々
     凶暴になってるから どこでも起こりえることかもな」

ヤンガス「やっぱ ラプソーンが命令して 魔物どもを
     派遣してるんでがすかねえ」

ククール「いや それはないだろ。ヤツには部下が
     いないっぽいからな。人徳がねーんだよ ヤツにはさ」

すっかり存在を忘れ去られている妖魔ゲモン…。

 

<オークニス>

ククール「この町の のんきな連中が 暗黒神ラプソーンの復活…
     世界の危機を知ったら どうなるかな?

     クックックッ……。つい好奇心が首をもたげてきて
     クチがすべりそうになるぜ」

ゼシカ「そう思うなら ぶっちゃけてみれば? 大丈夫よ。
    誰もあんたの軽そうなクチから出てきた言葉なんて 信じないから」

ククール「そりゃないぜ ゼシカさんよ〜」

 

<王家の山>

ゼシカ「頂上でキャンプした翌朝 チャゴス王子が
    ミーティア姫に乗って ロデオをやったのを覚えてる?

    あのとき 私 確信したわ。あんな男と結婚しても
    ミーティア姫は 絶対にしあわせになれないって」

トロデ王「…………」

 

<暗黒魔城都市>

ククール「聖地ゴルドの下から いったい何が出やがったかと
     思ったが まさかこんな都市だったとはな。

     でもってこんな所に住んでるやつと戦うことになるとは
     オレの人生も ろくなもんじゃないな」

ゼシカ「……弱気?めずらしいね」

ククール「弱気ってこたないけど…。これまでの人生が
     なんと不運の連続だったことかと 嘆いただけだ」

ヤンガス「ここまで来たら つべこべ言っても仕方ないでがす。
     幸運か不運か それを決めるのはそれからでがすよ」

ククール「ちぇっ。諭されちまった。グチなんて言うんじゃなかったぜ」

 

ゼシカ「ここは…?」

ククール「どうやら悪の親玉は この奥らしいな。
     気分の悪いオーラが 足元から湧き上がってきやがる。

     さあ 急ぐとすっか。念願の暗黒神さまとの対面が
     もう間近に迫ってるらしいぜ」

 

ゼシカ「ここは…?」

ククール「なんだか空間が おかしなことになってるらしいな。
     これも暗黒神の幻惑ってやつか?」

ヤンガス「ダメでがす!!こりゃーもう アッシにゃお手上げでがす!!

     ここから先は目をつぶってるので 手を引いて
     連れてってほしいでがす」

ククール「………………………………。」

 

ヤンガス「また 普通の町並みでがすなあ。

     暗黒神が近づいてるのに ちっとも怪しい感じがしないでがす」

ククール「…残念だけど そいつは ちがうみたいだ。

     なんだか妙にヒリヒリするぜ。ちゃんと周りを
     見てないと 肝心なことを見落とすかもな。

     見るっていっても 目だけじゃない。全身全霊を傾けて
     あらゆるものを きっちり見るんだ」

 

ゼシカ「ねえ○○。こんなときになんだけど… ありがとう。
    ○○に感謝してる。

    ○○がいなかったら きっと私 ここにたどり着けなかった。
    だから…ホント ありがとう」

ヤンガス「くあーっ!!こんなときに 何をいいムードに
     なりかけてるでがすかっ!!

     それに 言っとくでがすが 兄貴に感謝してる
     度合いだったら アッシの方がずっと上でがす!!」

ククール「おいおい お前ら。あんまりシカト決め込むと
     暗黒神くん スネちまうぞ?

     オレは あの怖い怖い鬼さんを 一秒も早くやっつけて
     こんな所 さっさとおいとましたいんだ。

     だから しゃべくってないで さっさと行くぞ!」

ゼシカ「なによ もう えらそうに! わかってますよーっだ!」

 

ヤンガス「勝った…でがす」

ゼシカ「……………………………………。

    信じられない…くらい…うれしい……かも」

ククール「さあ帰るぞ! こんな所 さっさとおさらばだ!」

 

<なぞの石碑>

ククール「ここは…? たしか最近 夢で見た覚えがあるな」

ヤンガス「そりゃあ 奇遇でがすね。 アッシもそんな夢を見たでがすよ」

トロデ王「それはまことか? わしもここの石碑を夢に見たんで
     不思議に思っておったのじゃが…」

ゼシカ「…私もよ。どうやら全員 同じ夢を見たようね
    これ どういうことかしら?」

ヤンガス「うわ〜 アッシちょっと背筋が ゾッとしたでげすよ。
     ワケわかんねえのは こえ〜でがす」

 

<竜神族の里>

ゼシカ「いったい 今のは…? トーポ君が門を開いたように
    見えたけど どーゆうことなの?」

ヤンガス「前々から ただのネズミじゃないと思ってたんだが
     いよいよあいつも 化け物じみてきたでがすな」

ククール「…いや 火とか吐く時点で 充分化け物じみてると思うんだが…。

     それより あのネズ公。とっとと先に行っちまったが
     追わなくていいのか?」

 

<天の祭壇>

ヤンガス「あれが竜神王… なんてばかでかい竜でがす…」

ククール「オレたちはこれから あれと戦うってわけだ。
     こいつはなかなか ハードだぜ」

ゼシカ「あら?怖気付いたの? 暗黒神ラプソーンと戦おうって
    人たちが ずいぶん情けないわね」

ヤンガス「な〜に言ってるでがす! アッシは今 かつてない
     激闘の予感に 武者震いしてたところでげすよ!」

ククール「…フッ。オレがこの程度でビビるとでも思ってるのかい?
     見くびってもらっちゃ困るな」

ゼシカ「フフッ。冗談よ。自分の緊張をまぎらわすために
    ちょっとからかってみただけ。

    さあ それじゃいよいよ 決戦開始よ!」

 

<メダル王女の城>

ククール「…あれっ おかしいな?

     メダル集めが終わった今 オレにべたぼれのお姫様が
     この胸に飛び込んでくるはずなんだが…」

ゼシカ「なに都合のいい妄想 タレ流してんのよ?
    そんなこと あるわけないでしょ!」

 

ククール「このオレにほれないとは お姫様も見る目がない…。

     こりゃあ メダル王家が再び落ちぶれるのも
     時間の問題だな」

ゼシカ「な〜に 負け惜しみ言ってんのよ? 見る目も何も
    あんたなんて最初から
王女様の視界に入ってないわよ!」

 

<竜神族の里>

ヤンガス「兄貴がグルーノじいさんの孫で 竜神族と人間のハーフで
     なおかつ サザンビーク王家の人間だなんて…。

     ああっ もう何が何だか…。
     アタマが混乱してきたでがすよ!」

ククール「まあオレは最初から ○○がただ者じゃないって
     ことくらい 見抜いていたんだが…。

     それにしても 竜神族と王家 両方の血を引いてるとは
     恐れ入ったぜ。普通はどちらか一方だろ!?」

ゼシカ「…あっ!でもそれって ○○が あのチャゴス王子の
    親せきだってことじゃないの?

    ううっ 何だかイヤなことに 気づいちゃったわねえ…」

 

<天の祭壇>

ゼシカ「それにしても 人間姿の竜神王って すごい美形よね。
    とてもあの凶暴な竜と 同一人物とは思えないわ」

ククール「ゼシカは見る目がないな。あいつごときが美形だとは…。

     …いや ま たしかに 多少は美形かもしれないけど…。

     …くっ! 竜神王とは 同じ美形として
     いずれ決着をつけなきゃならないようだな」

 

 

 

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