地球へ… 名言集

 

 

〜原作〜

 

(なぜいけないのか誰も教えてはくれなかった。

 罰がこわくて「いけない遊び」と覚え込んだだけ)
     (ジョミー・マーキス・シン)

自分で考えるようになることが、本当の目覚めの始まり。

 

(動物を檻に入れることこそがいけないとは誰も教えない。

 将来社会という檻に入った時"檻”が意識されては困るからだ)
     (ソルジャー・ブルー)

…でも、この作品内では大人になる時それまでの記憶は皆消去されるから、教えても教えなくてもどっちでもいいのでは…とちらっと思ったり。

 

(ジョミー、疑問は持ちたまえ。
 いくつもいくつも…できるだけ多くの疑問を!)
     (ソルジャー・ブルー)

考えることが、人であること。

 

教授「忘れないため 理解するために見なさい……

   君ら自身のため 君らの子のため たとえどんなに
   残酷な画像であろうともだ!」

とても大切なことだと思う。

 

ブルー(だが生命は 生きようとするものだ)

だから、どんなに虐げられても生きることをやめなかった。そして彼らは今、そこにある。

 

「”成長は過去を捨て去ること”そう思いますか?」
     (セキ・レイ・シロエ)

捨て去ったものがたまらなく恋しい。―捨てたくない。その思いを代表したのがシロエだった。

 

「すべての始まりには必ず帰着がある」
     (マザー・イライザ)

 

イライザ「不条理 消エナイ悲哀。地球ヲ指導し保護スル者ハ
     コノ不条理ヲ知リ…カツ 超越スル者」

人間は不条理と悲哀に満ちた生き物だから。

 

シロエ「ぼくは…生まれてきたからには自分の意志で…
    自分の運命を選ぶと…決めていた」

ああ…イーグルもそうだった……。

 

「人間の精神はもろいものです。真実に直面する勇気と知性に
 欠けていて…時には感情にふりまわされて 砕け散る」
     (マザー・イライザ)

これはそのままコンピューター作成者の哀しみなのだろうか。

 

「…いや いま だれかの想いが一瞬空間をつきぬけてきた……

 ―つかもうとしたら ふいに消えてしまったよ」
     (ジョミー・マーキス・シン)

―切ない、流れ星……。

 

(時がすぎてゆくなかで ぼくはひとり……ただ一度の存在)
     (ジョミー・マーキス・シン)

無限に広がる大宇宙と果てしない時の流れ。その一瞬の奇跡。

 

「……太陽がまぶしい」(キース・アニアン)

…この一言に、どれだけの想いがこめられているのだろう。

 

(……若者たちには 先を憂えるだけの知識がない。

 だからこそ この若い指導者の意気に輝く目を…そのまま受け取れる)
     (キャプテン・ハーレイ)

それが吉と出るか凶と出るかはわからないけれど。恐らくそれは、幸せなことなのだろう。

 

(人はすべて この世にただ一度の足跡しか残せない。
 彼は彼 ぼくはぼくの…)
     (ソルジャー・ブルー)

ブルーの言葉だと思うと余計に切ない。

 

キース「人間には 人間以上は要らない」

これがあの最後の選択につながっていたのか……!

 

ジョミー(人間には確かに環境に順応する知恵はある…
     だが 機械に統制されるようにはできてないんだ。

     知恵を使う前に…我々は生き物なのだから!)

機械に統制されたらそれはもう人ではない……?

 

(行動するとき 人はいつでも心に呵責を負っている。

 ほんの少し圧力を加えれば 人はだれでもその意志を手放す)
     (ジョミー・マーキス・シン)

人は迷うものだから。

 

キース(―彼らは 生きた。だれの助けもなくー)

自分の意志で。―機械は、必要ない。

 

 

〜アニメ〜

 

 

ブルー「自分を信じることから道は開ける。

    ことの善し悪しは、全てが終ってみなければわからないさ」
     (死の跳躍)

さすが年の功…ブルーの発言には重みがあるものが多い。

 

シロエ「子供はみんな、いつか自分が大人になると気付きます。
    でも、そのことに気付かない人が、ここに一人」
     (届かぬ思い)

これを語るシロエがその「一人(シロエ)」に対し、憐れみの感情を含んでいるように聞こえる。それが哀しい。

 

シロエ「嫌だ!大人になんか、なるもんか!

    大好きなものも、大切なものも、みんななくしてしまう!」
     (届かぬ思い)

「成長とは過去を捨て去ること」―しかし、捨てたかわりに、なくしたかわりに何を得るのか。

 

「誰が私に言えるだろう。私の命がどこまで届くか」
     (石碑より 「ナスカの子」)

何だか切ない。

 

ブルー「私を目覚めさせるもの…お前は誰だ」(同じ記憶)

かっこいい……ゾクゾクする。出番は少なくても、ラスボス並の存在感が!(笑)

 

ブルー「やれやれ。年寄りと女子供は丁重に扱えと教えられていないか。乱暴な男だ」
     (変動の予兆)

意外とお茶目なブルーお爺さん。

 

フィシス「はじまりは あなたの導きでした。…お帰りなさい」
     (赤い瞳 蒼い星)

緩やかに時間が流れ出す。

 

ブルー「ただいま。僕の女神」(赤い瞳 蒼い星)

長い長い間、眠っていた。しかし、このセリフを言うのはこれで最後。それを本人も薄々察しているふしがある……。

 

ブルー「地球を、見たかった…」(赤い瞳 蒼い星)

痛いほどに切ない想い。(でもアニメ版では見なくて正解だったかも…)

 

ブルー「良きことだけを選べる人生など、ありはしない」
     (赤い瞳 蒼い星)

ブルーの過ごした歳月の重みを、重ねてきた多くの選択を、感じさせる言葉。

 

ブルー「でも、忘れないで。君は力が特別なんじゃない。
    存在自体が特別なんだ。」
     (赤い瞳 蒼い星)

こういうセリフを言われてみたい。(笑)

 

ブルー「僕はもうただのブルーだよ。ソルジャーは君だ、ジョミー」
     (赤い瞳 蒼い星)

 

ブルー「人は、見たいものしか見えなくなる生き物だ。
    不都合な真実は、受け入れがたいのだろう」
     (赤い瞳 蒼い星)

長く人間・ミュウと接していただけに、その性質を誰よりもよく知っている。

 

ブルー「うつむくな、ジョミー!!
    君がうつむけば、皆がうつむくことになる。

    個々の思いはあるだろう。
    だが今は、長として、彼らに君の思いを伝えたまえ。

    僕は君に従おう、ソルジャー・シン!!」
     (赤い瞳 蒼い星)

ああ……力強い言葉……。

 

ブルー「帰ってきたら、また君の抱く地球を見せてくれ……」
     (赤い瞳 蒼い星)

………切ない。

 

キース「犠牲を払うことを怖れるな!」(永遠と陽炎と)

流石メンバーズ、士気を高めるのがうまい。

 

キース(お前はどれ程の犠牲が払える?ソルジャー・ブルー)
     (永遠と陽炎と)

どうやらキースの中では、「ミュウは甘過ぎて犠牲を払えない」と認識されているらしい。

 

ブルー「眠れる獅子たちよ。百億の光こえ…生きろ、仲間達!

    永きにわたる私の友よ。そして、愛する者よ。

    ナスカから、一刻も早く脱出せよ。僕はそのための盾となろう」
     (永遠と陽炎と)

ああ、あの詩がここで……!まさしくソルジャー・ブルー!

 

ブルー「聞け、地球を故郷とする全ての命よ。

    私はかつて、ソルジャーと呼ばれた男、ブルー。

    攻撃を中止せよ…愚かな!」
     (永遠と陽炎と)

三百年生きただけあって、他のミュウや人間と比べても器が違うなあ……。

 

キース「伝説の魔物が飛び込んできたんだ。
    出迎えて仕留めてやるのが、狩る者の狩られる者に対する礼儀だ」
     (永遠と陽炎と)

何かかっこいいことを言っているけど、銃だけでどうやって倒す気だったんだろう……?

 

レイン「ブルーは、風の匂いがしたね」(再会のアルテメシア)

思い返せば……。

 

キース「諸君!私は健在だ」(決戦前夜)

流石人類代表、カリスマ性を感じる……!

 

マツカ(いつも死に場所を求めているような、そんな貴方だから、僕は…)
     (決戦前夜)

 

キース「兵士諸君!諸君の命をこのキース・アニアンに預けたまえ!」

   「人類のために、地球のために!」
     (決戦前夜)

もちろん、扇動者としても超一流のキース・アニアン。この演説はかっこよかった…!(笑)

 

キース「民を裏切っているのは元老院、お前達の方だ。

    不適格者は処分されるのだ、アドス」
     (決戦前夜)

ここで何故かロイエンタールを思い出した。

 

アルテラ「あなたの笑顔が好き」(星屑の記憶)

涙……。

 

トォニィ「泣かないで、アルテラ。僕らは望まれて生まれたミュウだ。
     パパやママに。そしてジョミーに。

     僕らは生まれた時に、既に愛されていた。
     他のミュウ達とは違うんだ。

     だから守りたかった。感謝されたくてこうなったわけじゃない」
     (星屑の記憶)

どこまでも哀しくて。

 

次回予告「誰かを思うということは、こんなにも残酷なのか」
     (星屑の記憶)

マツカの想い、トォニィの想い……。

 

マツカ(キース…僕がいなくなっても、貴方は悲しんでくれますか?)
     (暮れる命)

 

マツカ「だめ。…キース、捕まえましたよ。

    僕があなたを死なせない」
     (暮れる命)

 

キース「人間は強欲で、愚かな生き物だ。
    絶対的な強制力のもとでしか、自らの欲望を制御できない」
     (地球へ)

長い間腐った元老達を見てきてうんざりしてるのが見て取れる。

 

フィシス「私たちは、組織のために生きているのではありません。

     人には必ず死が訪れます。
     その時に、次の世代に残せるものは、自らの知識と想いとわずかな希望。

     そして、残された者は先人の思いを指標としてその先を目指すのです」
     (地球へ)

やはりフィシスも年の功。(笑)印象深い言葉。
#……けど、このセリフを言ったのが人間ではなく、人間よりも世代交代の遅いミュウだというのは……。

 

キース「信じているからやっている」(地球へ)

まあ、完全に信じてなかったらやっていないだろうけど……。
でも、その気持ちも半分はある。

 

ジョミー「なら、なぜ君の心は涙に濡れている」(地球へ)

グサリと突き刺さる言葉。ミュウの前では誰もー自己も偽ることはできない。

 

キース「うるさい!もう私の心に触れるな!」(地球の緑の丘)

いつもマザーに筒抜けだった。

 

ジョミー「ありがとう。君のおかげで戦えた」

キース「礼には及ばん。
    生まれて初めて自分のやりたいようにやったまでだ」
     (地球の緑の丘)

生まれて初めて、というところが泣ける……。

 

キース「よくこれまで、私についてきてくれた」(地球の緑の丘)

 

キース「パンドラの箱を開けてしまった。よかったのだろうか」

ジョミー「わからない。だけど、後悔できるのは人間だけだ。
     機械は後悔しない」

キース「全力で生きた者にも後悔はない。お前に会えてよかった」
     (地球の緑の丘)

 

キース「最期まで、私は一人か…」(地球の緑の丘)

キースの人生を象徴するようで、哀しい……。

 

 

 

2007.10.31

 

 

 

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