スラムダンク

〜キャラクター〜

 

ここでは、

「スラムダンク」に出てくる主なキャラクターについて、

思うところをいろいろ述べていきたいと思います。

 

見つけたら、是非教えて下さい。

 

 

〜湘北高校〜

赤木剛憲

 湘北のキャプテン。大黒柱で、以前湘北は赤木のワンマンチームと言われていた。彼が引退した後、問題児軍団の湘北を誰がまとめるのか、不安である。

 湘北の「ムチ」担当。外見はゴリラそっくりで、桜木から「ゴリ」のニックネームをもらう。最初は抗議していたが、あきらめたのか、今ではそれに関して何も言わない。

 ずっと全国制覇を夢見ていた熱血漢。顔に似合わずきれい好きで、優等生。似てもにつかぬ可愛い妹がいるのはお約束、というべきか。

木暮公延

 湘北の副キャプテン。自信家で個性派ぞろい、というチームの中、ただ一人控え目で、おそらくメンバー唯一の常識人。問題児軍団を抱え、苦労がたえない。桜木からは「メガネ君」と呼ばれ、副キャプテンということを忘れられているようにも思われるが、湘北の「アメ」担当で、チーム全体をよくフォローしている。

 バスケットに関しては、他のメンバーほど際だったものがないが、交代要員として出ることも多く、海南戦では、これまで頑張ってきた者の意地をみせつけた。

宮城リョータ

 電光石火のポイントガード。問題児軍団に名を連ねてはいるが、意外と実直でお人好し。

 赤木のことを「ダンナ」と呼び、以前絡まれた三井のことも慕っている様子。ひょっとすると、病院送りにした引け目を感じているのかもしれないし、もとから「MVP三井」を知っていたのかもしれないが。

桜木花道

 この作品の主人公。自称天才。リバウンド王、退場王、単純王などの称号を持つ。チームのムードメーカー。

 最初は特に注目していなかったのだが、その単純さ…いや、純粋さに、次第にお気に入りキャラになっていった。

 彼の魅力は、その「子供のような純粋さ」にあるのではないかと思う。素直さ故に、その言動は、人の心を打つ。

 陵南との練習試合でわくわくする花道、負けたことが信じられず、いつまでもパスをねだる花道、翔陽戦でダンクの後、歓声を背に、「心臓の音が聞こえる」という花道、海南戦で負けて号泣する花道……人々の感じた気持ちを、最もストレートに代弁してくれる。だから、「感動する場面」には花道が多い。

 実は誰よりも真摯でひたむき。海南戦でキングコング・弟を名乗り、なんとかゴリの代役を務めようと「自分に今できることをやる」と言う花道。陵南戦で一度負けたことから、同じような状況で、「戻れ!仙道が来るぞ!」と誰よりも適切な指示を下した花道……そんな姿が、焼き付いて離れない。

 チームメイトにただ一人、ニックネームをつけて呼んでいるところも、彼らしい。坊主頭になってからは、ますますチームの、観客のマスコットキャラの色彩が強くなり、突飛な行動とあいまって、すっかり人気者である。彼の行動は、見ていてあきない。素晴らしい主人公である。

流川楓

 湘北のエース。無口でクールなスーパールーキー。いつでもどこでもよく眠る。バスケットには熱いが、それ以外のことには無関心。よくキツネに例えられる。

 実力と人気を兼ね備え、おまけに無愛想で大人げないところもあるので、反感も買いやすい。特に花道とは不仲で、湘北主要メンバーの中ではただ一人、ニックネームをつけてもらっていない。(当人はつけられても嬉しくないだろうが)

 なお、流川応援団は、すでに湘北名物と化している。

三井寿

 もと中学MVP。安西先生を崇拝し、湘北に入学したものの、怪我をしたり、思うように主導権が握れなかっり…などいろいろあって、二年近くグレていた。バスケ部に復帰してからは、髪を切り、不良時代とはまるで別人のようである。

 一度バスケ部に殴り込みをかけたにもかかわらず、チームにもうまくとけ込み、それなりに慕われているらしいのは、メンバーの人がいいのか、三井の人望によるものか。多分両方だろう。自分から手を出したとはいえ、以前病院送りにされた宮城とも遺恨なく仲良くやっているあたり、立派である。もともと面倒見がいいのか、先輩らしく桜木を指導したりもしている。

 中学時代はリーダー気質でカリスマというものも存分に発揮していたが、不遇な時期を経験したためか、現在ではそれがやや薄まり、かわりに安西先生を慕う実直な部分が前面に出てきている。

 そのためかどうかは知らないが、以前「決定!日本のアニメベスト100」で「主人公より人気のあるキャラ」として選ばれていたのは嬉しいかぎりである。

湘北番長(則男)

 花道や流川にケンカを売ってはあっさりと返り討ちにあい、しかも眼中にも入れてもらえないという、ちょっと気の毒で、どこか憎めないキャラ。自分が罪をかぶってまで、三井のバスケ部復帰を快く認め、心から喜んでいるという、見かけと裏腹に、なんとも気の良い人物である。

 かつての三井の不良仲間で、現在も三井とは親しい友人である。なぜか、三井には頭が上がらない模様。不良時代から、三井の言うことには絶対服従。ケンカは彼の方が強そうに見えるのだが、三井に対しては、どこか遠慮がちに振る舞う。そして、彼の三井に対する入れ込みようと来たら、ただごとではない。決勝リーグでは、「炎の男 三っちゃん」なる垂れ幕を作って涙を流して応援していたほどだ。

 しかし、三井が彼に対し、そんなに親切にしてやっていたとも思えない。むしろ、ことあるごとに蹴飛ばされていたように思う。なのに、どんな粗暴な扱いを受けても、彼は三井を慕ってついて来るのだ。まあ、三井は結構面倒見のいいところがあるし、ある程度のカリスマも備えているから、それにひかれてのこととは思うが。

 しかし、この入れ込みよう……三井が安西先生を崇拝するように、彼も三井を崇拝していたりするのかもしれない。

安西先生

 かつては大学で指導し、「名将」と呼ばれていたらしく、今でも彼を頼って入学してくる者も多い。以前は「鬼」と呼ばれていたそうだが、今ではそんな名残は微塵もなく、丸すぎるぐらい丸くなり、いつも「ほっほっほ」と笑っているケンタッキーのおじさん。桜木からは、「オヤジ」と呼ばれ、親しまれている。

 

 

〜陵南・翔陽〜

 

仙道 彰

 陵南のエースで、天才と呼ばれている。いつも飄々としており、どこか余裕で人を食ったような表情。不思議なカリスマがあり、ピンチの時も、彼の一言で流れが変わる。視野が広く、自ら得点するだけでなく、パス等も絶妙。特に目立つ容姿というわけではないが、自然と目を惹く。当然ながら、私のお気に入りキャラである。

 ややムラがあり、本気になることは少ないようだが、相手が強いほど燃える。

 趣味は釣り。時間にはおおらかなようだが、それに怒るのは田岡先生だけのようだ。

魚住 純

 202cmの巨体だが、赤木という同系統のキャラがいるため、当初はあまり目立たなかった。その上、赤木よりも気が短く、海南戦では、審判に抗議して退場し、桜木からも「バカ」などと言われる始末である。

 かように、当初は「巨体のわりに印象の薄い間抜けキャラ」だったのだが、決勝リーグの湘北VS陵南の試合では魚住についても大きく取り上げられており、私はこのキャラをずいぶんと見直した。

「うちには点を取る奴がたくさんいる。俺が、赤木のように30点も40点も取らなくてもいいんだ。

俺は……チームの主役じゃなくてもいい」

 というセリフには結構感動した。自分の特性を自覚し、自分に出来ることをやる……なかなか大した男である。他にも、

「自分より仙道の方がキャプテンに向いているかもしれない」

 など、素直に仙道の力を認めてもいる。だからこそ、彼はキャプテンなのだろう。

藤真

 選手兼監督で、翔陽のエース。桜木には勘違いされ、「補欠君」などと呼ばれているが、神奈川で1,2を争うポイントガード。選手としての実力もさることながら、混成チームでもあっという間にまとめてしまう手腕も素晴らしい。真性のリーダーで、カリスマもかなりのもの。ベンチではあくまで冷静に、そしてコートに立った時だけ熱く燃える。

 非常に存在感もあり、お気に入りのキャラなのだが、決勝リーグに行くことなく湘北に敗れてしまったため、出番が少ないのが惜しまれる。

 

 

 

 

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