フォーチュン・クエスト＜１＞

世にも幸せな冒険者たち

旅程

シルバーリーブ→ズールの森→ヒールニント→ヒール山

獲得経験値

クレイ：３９（レベル４→５）　トラップ：１６

パステル：６　　　　　　　　　キットン：８

ルーミィ：７　　　　　　　　　ノル：１７

モンスター

・マイマイスライム　・ヴァイス　・リズー
・ラージーアーント　・モウン　　・スネークフライ

・ラップバード　　　・ヌルヌラ

・クルラコーン

ゲストキャラ

・リタ　　・オーシ　　・ヒュー・オーシ

・ピット（少年）　・ミシュラン（ピットの祖父）
・ラーダ（村長）　・ユリア（ラーダの娘）

・ゼンばあさん

限定アイテム

・カラのビン　・リタのおべんとう　・ノルの小鳥

獲得アイテム

・キットン族の手鏡

・ショートソード×２　・銅貨３枚　・銀のゆびわ

クエスト報酬

・お弁当　・花束　・温泉まんじゅう

・ヒールニントの温泉水×８０本（売却→８０００Ｇ）

・村長の謝礼２万Ｇ（−借金４１００Ｇ）

備考

・シロちゃんが　なかまに　くわわった！

・クレイ、リズーの傷により笑い病にかかる

メモ

・シルバーリーブ――ヒールニント（２００ｋｍ）

・みすず旅館　一泊１００Ｇ

　記念すべき最初の大冒険。冒険を始めたばかりの、些細なことにもドキドキワクワクする様子がこちらにも伝わってきて、とても面白かった。今読んでもパステル達と一緒になって楽しめる。冒険の密度も非常に濃く、一冊の中に色々な出来事が詰め込まれていた。クレイには大変気の毒な内容だったが、それでも経験値を一番稼いだのはファイターのクレイなので、レベルアップできただけまだよかったかもしれない。もっとも、笑い病に見合うだけの経験値かというと微妙だが……。

フォーチュン・クエスト＜２＞＜３＞

忘れられた村の忘れられたスープ

旅程

＜２＞
シルバーリーブ→ズルマカラン砂漠→エベリン→サラディー

＜３＞
→忘れられた村→バウワウの森→ホーキンス山→サラディー

獲得経験値

＜２＞

クレイ：５９　　　　　　　　　トラップ：５２

パステル：５２　　　　　　　　キットン：５４

ルーミィ：５４（レベル２→３、体力＋１）　ノル：５９

＜３＞

クレイ：５（カルマ＋９）　　トラップ：０（カルマ＋２）

ノル：３　　　　　　　　　　キットン：５

モンスター

・ガラビアスライム【２】　・バジリスク【２】
・リザードマン【２】　　　・ケンタウロス【２】
・サラス【２】　　　　　　・ブーツィー【２】
・シラタマ【３】　　　　　・レッドブーツ【３】
・エルトン【３】　　　　　・キケロ鳥【３】

・コボルト【３】　・ビシャス【３】　・ブラックドラゴン

ゲストキャラ

・ジュン・ケイ（ＮＰＣ）【レベル：３０　２６歳　傭兵】

・ペンダーグラス　・グスタフ（忘れられた村村長）
・サモエ　　　　　・テディ（レノーラ族）

・マリアンヌ（マラヴォア）

・アクス　　　　　・ラップバード　
・ジェローム・ブリリアント三世（ＪＢ）

・メナース（恋の女神）　・オーティス（神）

限定アイテム

・エレキテルヒポポタマス（ヒポちゃん）　・デポー旗
・ジュン・ケイのマップ　　　・金のメダル
・トリケラカブトの実　　　　・ブラックドラゴンの毛

獲得アイテム

青い石のゆびわ（ＪＢのゆびわ）

買い物リスト

・スライムペン（夜光塗料つき）　・ハンドタオル
・携帯用洗顔石鹸　　・リボン型髪留め（白）×２
・白いマント（ミケドリアのなめし皮）

・ドラゴン印のキャンデー＆お煎餅（シロちゃん）

・サファイアブルーのジャンプスーツ（ルーミィ）

・フライの魔法（ルーミィ）

・モヒカンギザギザヘルメット（クレイ）

クエスト報酬

・ブレスト・アーマー（鉄）　・サラディーの記念切手

備考

・キットン、サラディーの土地を肥沃にした功により肖像画が記念切手に。

・クレイ、オームに変身させられる（トラップの身代わり）

・ルーミィは　フライの魔法を　おぼえた！

エベリン観光スポット

・リバージェンシーホテル　・柳屋
・ロジャーの店（魔法屋）　・サー・Ｇ・クリントン闘技場

　ＲＰＧの醍醐味の一つ、それは買い物！大きな町に出て装備を揃えていくのは本当にわくわくする。ここでは、その楽しみを存分に味わうことができた。買い物はもちろん、町のあちこちを歩き回る楽しみも。ただ、その買い物の楽しみがこの巻限りになってしまったのが悲しいが。
　ダンジョンもさすがゲーム好きのブラックドラゴンのものだけあって冒険のスリルと緊張感を存分に堪能できた。
　クレイにはまた気の毒な話だったが、シリアスさとパーティの和気藹々とした雰囲気が絶妙な配分で、そこがとてもいい。
　ＪＢとのゲームもとても楽しそうで、やってみたいと思ったものだ。

　ところで今回、冒険者カードの更新で、大冒険のわりに経験値が入らなかったことを考慮され、それぞれ経験値をもらったが、この後もパステル達は「大冒険のわりに経験値が入らなかった」というのを何度も経験している。次の冒険者カード更新の時にはまたそうした考慮はしてもらえるのだろうか。

フォーチュン・クエスト＜４＞

ようこそ！呪われた城へ

旅程

シルバーリーブ→サバド

獲得経験値

クレイ：２５　　　　　　　　　　トラップ：４

パステル：３２（レベル３→４）　キットン：５

ルーミィ：０　　　　　　　　　　ノル：５

モンスター

・ゾンビ　　　・スケルトン　　・ゴースト
・レイス　　　・ドーラ　　　　・ティラリス

・城　　　　・ストーンゴーレム

ゲストキャラ

・トマス・カレッジ【僧侶　２０歳　レベル：１０】
　　[体力回復、気力回復、祝福、毒消し、
　　　プロテクション、ターンアンデッド]

・マックス（ＮＰＣ）【戦士】　・ロペス（ＮＰＣ）【盗賊】

・ジェリー（ＮＰＣ）【戦士】　
・ブラウトン（ＮＰＣ）【魔法使い】

・レディ・グレイス　　・レビ（ゴースト）
・ピン＆ゾロ　　　　　・アンデッド軍団

・ウギルギ（小麦の神）

使用アイテム

・爆弾　　　・ホーリースプレー１×６本

買い物リスト

・呪われし城記念メダル（ノル→シロちゃん）

メモ

・謎の行商人、城の種を売り歩く

・季節は秋。

　謎の行商人、初登場。ついでに言えば、クレイが初めてまともに冒険に参加できた巻でもある。やはりリーダーのクレイがいるとまとまりがよく、安定感があると感じる。ただ、相手がアンデッドなので、ファイターとしては活躍できなかったあたりがクレイだが。

　先の二つがダンジョンだったせいか、今回は趣向を変えて塔である。暗い塔で火花を散らせ、パステルがドーラと剣で一騎打ちする場面は特に印象に残っている。最後のレディ・グレイス達との別れの場面も。

　あと、トマス達に会ったことで、標準的な強さのパーティーがどういうものかがなんとなく掴めたのもよかった。

フォーチュン・クエスト＜５＞＜６＞

大魔術教団の謎

旅程

＜５＞
サバド→トント→タル・リコ→ジナル山（大魔術教団の村）

＜６＞
→エベリン→大魔術教団の村→サバド→タル・リコ

獲得経験値

＜５＞

クレイ：６２（体力＋２）

トラップ：8（レベル３→４ 体力＋2 知力＋2 カルマー1）

パステル：０（体力＋１）

ルーミィ：０（体力＋１）

モンスター

・ウージョ【５】　　　　・グスフング【５】
・グラーナ族【６】　　　・ムウオム【６】

ゲストキャラ

・マリーナ　　　・アンドラス　　　・メル
・トマス一行　　　・ウギルギ　　　　・アクス

・エグゼク（復活屋）　　・モジーラ（エグゼクの助手）
・リグレク（復活屋。エグレクの息子）
・マチルダおばさん（トントの住人）

・ピーター・ヴィーサー（通称ピート。ニモラ族）
・ザック（ピートの友人）
・クアーティ（教祖）　　・アスダフ（教団幹部）

限定アイテム

・奇術団の衣装　　・手品の道具　　・手品用薬草
・ガラス玉　　　　・小麦粉　　　　・ギャミラ像のコピー
・ギャミラ像　　　・宝石　　　　　・おべんとう

獲得アイテム

・ウギルギの紹介状　　・５千Ｇ（サバドの村長から）
・タイツ（マリーナから）

買い物リスト

・グニョグニョ　　　　　・ジュース（１２０Ｇ）
・ボーイへの謝礼（１００Ｇ）

備考

・エレキテルヒポポタマス（ヒポちゃん）を手に入れた！
　（ＪＢの指輪と交換）

・ルーミィはメモを見ずにストップの魔法が使えるようになった！

・ノル、一度死ぬが復活し、メルと再会を果たす

メモ

・大魔術教団の村の人口は２００人強

　いなくなってみて初めてその人のありがたみがわかる、というが、今回がまさにそうだったろう。小説において無口なキャラはどうしても印象が薄くなりがちだったが、今回はノルの名前が一番よく出てきたかもしれない。死んでいる時が一番目立っていた、というのも何だか悲しいものはあるが……。

　今回は塔やダンジョンに潜っての冒険ではなく、旅芸人に扮して大魔術教団の不正を暴く、というこれまでとは一風変わった趣向。トラップが舌先三寸で八面六臂の大活躍！これまでさほど目立たなかったキットンもいい味出していた。彼らの魅力がいかんなく発揮され、これはこれでとても面白かった。
　クレイはまたも彼らの影にすっかり隠れてしまったが、強敵と言われるグスフングを倒したことで、初めて彼が強いことが判明した。実はノルの死を最も残念に思ったのは、巻末のポケットモンスター辞典を読んだ時だったりする。あの毛皮があんなに高価なものだったとは……。あれを持って帰れば一気に貧乏生活から脱出できたものを……。もちろん、実際にはそれどころではなく、毛皮はその場に放置されたわけだが、そんなことを考えてしまう私は、ＤＱ５でヘンリーが別れ際に「お前に買ってもらったものは袋に入れておいたからな」と言った時が、「ヘンリーっていい奴だなあ」と最も感じた瞬間だったクチである。

　あと、乗り物が手に入ったのも今回大きな収穫である。車のようなものだろうが、冒険の雰囲気が壊れることもなく行動範囲も広がったので、ヒポちゃん様様である。

　しかしノルは、メルのもとに残らなくて本当によかったのだろうか……。

フォーチュン・クエスト＜７＞＜８＞

隠された海図

旅程

＜７＞
シルバーリーブ→エベリン→エマーソンの大森林→ストーンリバー→アビス海

＜８＞
→シェルガーデン島→コーベニア→シルバーリーブ

獲得経験値

＜７＞

クレイ：１３（体力＋７　知力＋５　カルマ＋４）

トラップ：１１（体力＋８　知力＋４　カルマー２）

パステル：４（体力＋３　知力＋２　カルマ＋２）

ルーミィ：０（体力＋１　魔力＋５）

ノル：０（体力＋１４　知力＋３　カルマ＋３）

キットン：２（体力＋５　知力＋１６　魔力＋２１）

＜８＞

クレイ：６５　　　　　　トラップ：３６

パステル：１５　　　　　キットン：８

ノル：30（レベル４→５　体力＋16 知力＋5 カルマ＋4）

モンスター

・マウル【７】　　　　　　・イカクンテ【７】
・ボッシュ【７】　　　　　・ケトラード【７】　
・ジャイアント・ビー
・ジュウモンジガニ【８】　・シビレクラゲマスター【８】
・クルルモンナ【８】　　　・デビルフィッシュヘッド【８】

・クラーケン【８】　　　　・シビレクラゲ【８】

ゲストキャラ

・ディビー（ＮＰＣ）
　【ディビー・ハイドライド・グッド・ジョーンズ五世】

・クン（ＮＰＣ）【イカクンテ】

・ジョーンズ夫人（戦士。ディビーの母）
・キャプテン・ブラック（海賊船長）
・スー（イカクンテ）　　　　　・イカクンテ長老

・コリンズ（行商人）　　　　　・ポール（御者）
・ノーディ＆マルチン＆トニオ（コリンズの部下）
・レンデル男爵
　（バロン・ジュリアナ・ルーテル・ルード・レンデル）
・アルフレッド

・マリーナ（小剣の指導員の資格あり）　・アクス

限定アイテム

・乗合馬車のチケット　　・乗船券　　　・５２００Ｇ
・レンデル家への地図　　・紙の筒　　　・宝の地図
・鏡つきクシ　　　　　　・レンデルのメダル

獲得アイテム

・青のレッグウォーマー　　・ヒカリタケ
・ボールペン（粗品）×６

買い物リスト

・各種冬服（マリーナの店にて。計２５００Ｇ）
・ノル以外の夏服（ストーンリバーにて）

【コーベニアにて】
・海のガラス玉（マリーナへのお土産）
・貝殻の首飾り（ノルからメルへのお土産）

・花束（クレイ→パステル）

クエスト報酬

・銀の笛（もとのままの笛）　・１万Ｇ　・花瓶

備考

・パステル、白いマントをマウルに食べられる。

・クレイ、爆弾に巻き込まれる。

・パステル、ボッシュ（半魚人）にプロポーズされる。

・キットンに旅費３千Ｇを渡す。

観光スポット

【コーベニア】　　　・カモメ

【エベリン】
　　・冒険者支援グループ事務所　・ムマール古物商

【ストーンリバー】
　　・うみねこ荘　・錨亭　・リンドン丸（船）

メモ

・冒険者カードの更新日はジグレス４６６年１２月３日

　ダンジョン、塔、ドラゴン、魔女、邪教、アンデッド、鏡、様見の泉、伝説、赤い月、隠された村……ときて、今度は海と宝の地図！これでファンタジーの定番は一揃い出揃った感がある（この時点で王女はまだ出てきていなかったが、このパーティーにはそれで丁度よかったと思う）。

　冬と夏を両方味わえるのもいい。上巻では寒い中、居場所を失いホットドッグの温かさを持て余すパステルの気持ちがとてもよく伝わってきて印象深かったし、下巻では疲労の極限にありながら、冒険の興奮に胸躍らせるパステル達にわくわくした。終わり方もとても綺麗で、読み終わるといつも、私はこのシリーズが本当に好きだったなあと感じて本を閉じることができる。

新フォーチュン・クエスト＜１＞

白い竜の飛来した町

旅程

ガイナ→ドーマ→テラソン山

獲得経験値

なし

モンスター

・カピオカ　　　　・巨大ムカデ

ゲストキャラ

・マリーナ　　・ロッフォ（盗賊団の一員）　・トラップ母
・テリー（トラップの父）　　・ステア（トラップの祖父）

・アルテア　　・イムサイ　　・クレイ母＆祖父
・サラ　　　　・ジンジャー（サラの妹）

・エイブス（町長）　・ブルーノ先生（クレイの歴史の先生）

・アクス　　　　　　・ハンナ（食堂のおかみ）

限定アイテム

・ドラゴンの宝玉　　　・銀のケース

獲得アイテム

・グリーンドラゴンのうろこ（アルテア→クレイ）

・プレートアーマー

備考

・シロちゃんの本名が判明。

メモ

・季節は冬、一月。

・サラの家、リビングストン家はロンザ国王の縁戚で、ドーマの８割を所有。

・ドラゴンの半年は人間にとっての５０年。

　いつも一緒だったパーティーだが、今回はそれぞれ個別行動をとり、故郷に帰るという外伝的色彩の強い話。一応モンスターとの戦闘もあるが、全体的にのどかな雰囲気。これまで話に聞くだけだったクレイやトラップの家族が実際に出てきて面白かった。

新フォーチュン・クエスト＜２＞

キットン族の証

旅程

エベリン（キットン族のダンジョン）

獲得経験値

クレイ：0(知力＋3)　　トラップ：0(知力＋6 魔力＋3）

パステル：0（知力+3）キットン：0（知力+12 魔力+83）

ルーミィ：0(魔力+4)　　ノル：0

モンスター

・ミミック　　　・ファイヤッコ　　・マグマン
・目玉オバケ　　・飛ぶエイ　　　　・ロロ族　　　

・アイアンゴーレム

ゲストキャラ

・ギア・リンゼイ（ＮＰＣ）【ファイター：レベル１４】
　〔ヒール系２、３種。プロテクション〕

・マグ・スワンソン（ストロベリーハウス社長）　
・ルイザ（ウエイトレス）　　・アクス

使用アイテム

・ショッカラ草
・フォローアップドリンク（マジックユーザー用スペシャル）

限定アイテム

・棒　　　・オーナリの実　　・ベルルの実

・腕輪　　・髪飾り　　　　　・ウピル硬貨×３４

・薬草　　・ひからびたパン　・ガラスのキノコ

・中古のアーマー

獲得アイテム

なし

備考

・キットンはすべての記憶を取り戻し　キットン族の証を
手に入れた！

・クレイのプレートアーマーを質屋に入れ、５万Ｇと中古のアーマーを借りた。

・シロちゃん、小さい時はうまく飛べている。

観光スポット

・メインクーン亭　　　・ストロベリーハウス　
・セブンエイト（質屋）

メモ

・季節は冬

　ファンタジーの定番をあらかたこなし、さて次は何だろうと思っていたら、今度はなんとＲＰＧ風の世界にアクションゲームの世界観を取り入れてきた。基本的に死なずにすむためやや緊迫感には欠けるものの、あのメンバーでアクションゲーム、というのもなんだか新鮮で面白かった。

　ギアも登場するが、なんとなく一人だけ別の作品から迷い込んできたような違和感があった。ＤＱ７のカシムみたいにどこか笑える要素があればもう少し馴染みやすかったかもしれないが。（様子見ばかりしているところはカシムだけど）

　さて、これでノル、シロちゃんに続き、キットンも己の旅の目的をまずは果たしたことになる。スグリを探すという新たな目的もできたが…。それにしても、こういう強制イベントではままあることだが、苦労したわりに経験値はゼロ。能力値（特にキットン）の大幅アップがあったから、まあいいやとも思えるのだが、ノルだけは能力値も全く上がっていない。ノルも一応、知恵を絞る場面はあったはずなのだが……。

新フォーチュン・クエスト＜３＞

偽りの王女

旅程

エベリン

獲得経験値

なし

モンスター

なし

ゲストキャラ

・マリーナ　　・アンドラス　　・リロイ
・ギア　　　　・アクス

・ルイザ（メインクーン亭ウエイトレス。マリーナ友人）
・マグ・スワンソン

【ストロベリーハウウス用心棒】
　・ヒル・ウォーカー　　・デイル・ラット

クエスト報酬

・５０万Ｇ
（必要経費と借金返済等を引き、手取り４万５千Ｇ）

備考

・キットン、キットン魔法を覚えに一時パーティー離脱。

メモ

・パステル、１７歳の誕生日一週間前

・パステル、ギアに告白される。
・パステル、トラップとケンカする。

【ギアのパーティー】

・マイト・レンガ（ファイター。１６歳）
・バイル（盗賊）
・ゾファー（水の精霊使い）
・サニー・デイズ（ファイター兼ヒーラー）

　今回も大魔術教団の時と同じように戦闘のからまないミッションだが、あの時ほどは楽しめなかった。今回は殆どマリーナとアンドラスの主導で、危なげなく進むためあまり緊迫感もなく、あの時のように仲間がそれぞれ個性を発揮して力を合わせる様子もあまり感じることができなかったためだろう。
　パステルが思い悩む場面が多かったが、冒険内容とは無関係に生じたものなので（クレイの場合はうまく溶け合っているのだが…）、肝心の冒険の方がおなざりにされてしまったような印象がある。

新フォーチュン・クエスト＜４＞＜５＞

真実の王女

旅程

＜４＞
エベリン→エドニー→マディ海峡→コーベニア→キスキン

＜８＞
キスキン（王家の塔）

獲得経験値

＜５＞

クレイ：１４（体力＋４）　　　トラップ：０（知力＋２）

パステル：150(体力+2 知力+7)  キットン：0(魔力+5)

ルーミィ：0(知力+4 魔力+6)　　ノル：２０（知力＋２）

モンスター

・ウォーマンモス【４】【５】　　・ブルーノ【５】　　
・金棘コカトリス【５】　　　　　・コンマジ・イシド【５】

ゲストキャラ

・ギア（ＮＰＣ）　　・マリーナ　　・アンドラス

・ミモザ（ＮＰＣ。王女）　　・アルメシアン（ＮＰＣ）
・ソフィア（ミモザの猫）
・ギョーテ・フロリサン
　（フロリサン亭主人。アルメシアンの友人）

・ゾラ大臣　　・メレンゲ隊長　　・ナレオ（ゾラの息子）
・ダンシング・シミター（一人で２小隊分の働き）
・オグマ＆サムラ（魔女）

限定アイテム

・キスキンの守り（→王家の証）　　　・猫の宝玉

獲得アイテム

・天使のペンダント（ギア→パステル）

クエスト報酬

・１００万Ｇ　　・キスキンの勲章（人数分）
・絹のドレス

備考

・キットンと合流。キットン、バンザイ魔法を覚える。

・クレイ、プレートアーマーを取り戻す。

・パステル、１７歳になる。

・パステル、ギアにプロポーズされる。

・シドの剣、力を顕す。

メモ

・マイケル・ロング（エベリンの名士。商人だが真の冒険家）

【一時パーティー】

・パステル＆ギア＆アルメシアン
・ミモザ＆クレイ一行
・マリーナ＆アンドラス（王女のお守りと手紙を持って后のもとへ）

　残されたファンタジー最後の定番、王女の登場。試練の塔や魔女のモンスターなど、出てくるものも王道中の王道。だが、途中までパーティーと別行動だったことや、パステルが悩みの渦中にいたせいもあり、この冒険だけに集中して存分にこの王道のクエストを堪能できなかったのはいささか残念である。このところちょっと雰囲気が変わってきていて、長かったパステルの悩みがこの巻で一応の解決を見た後も、それは戻らなかったように思う。また、大冒険なのにちょっとドタバタしすぎというか臨場感に欠けるというか…。

　大冒険だったが、パステルにそっくりの王女というのも、定番ではあるもののやはりあまりにもご都合主義というかちょっと無理があるような気がしてそれも純粋な楽しみの足を引っ張った。

新フォーチュン・クエスト＜６＞

待っていたクエスト　エピソード１

旅程

シルバーリーブ

獲得経験値

クレイ：０（体力＋１　カルマ＋１）

トラップ：８０（体力＋１　カルマ＋１）

パステル：０（体力＋１　カルマ＋１）

ルーミィ：１２０（体力＋１　カルマ＋１）

キットン：80（レベル3→4　体力+1 知力+1 カルマ+1）

ノル：０（体力＋３　カルマ＋１）

モンスター

・ラージスパイダーゴン　　・ジャイアントスパイダーゴン　　

ゲストキャラ

・リオ・ルード（ファイター。アイテムコレクター）
・キム・ジンガー（盗賊）　　　・ジェリー

・アガサ（猪鹿亭ウエイトレス）　・リタ他

獲得アイテム

・竹アーマー＋１（アルテア＆イムサイから）
・シルバーリーブの感謝状

買い物リスト

・強化型パチンコ（トラップ）

・新キノコ大図鑑全８巻（キットン）

・家

備考

・ルーミィ、フライとコールドを併用し、一人でラージスパイダーゴンを倒す。

・パステル達、装備品以外の全財産を失う。

メモ

・季節は早春。

・クレイの装備、再び竹アーマー＋１とブレストアーマーに戻る。プレートアーマーの行方は不明。

【パステルへの誕生日プレゼント】

・白い万年筆（クレイ）　　　　・綿レース（トラップ）
・絵（ルーミィ＆シロちゃん）　・タオルセット（ノル）
・薬草入りハンドクリーム（キットン）

　　＊全てモンスター襲撃で消失。

　一部装備も変わり（クレイのプレートアーマーがどうなったのか謎だが）家も買って心機一転、冒険の目的も見えてきて、いよいよ本当の冒険の始まり、パーティーの原点を再確認して新たな旅立ち、という風である。
　それまで拠点としていた村が襲われたり、ルーミィーが大活躍したりと、どこにも行かなかったわりには色々あって楽しめたし、久しぶりにパーティー全員が揃って温かな雰囲気になったのは嬉しかった（ややそれを意識的に強調しすぎているようにも感じたが）。

　ただ、あらためて見ると各キャラの性格やパーティーの雰囲気なども当初に比べ変わってきていると感じる。

　ところで、村を襲ったモンスターを退治して大活躍のパステル達だが、シルバーリーブには他に冒険者はいなかったのだろうか。シナリオ屋が営業していることなどからもわかるように、シルバーリーブを拠点にしている冒険者は多数いて、リタの店もいつも冒険者達で賑わっている、という感じだったはずだが……まさかこの時に限ってパステル達しかいなかった、ということもなかろうし…。

新フォーチュン・クエスト＜７＞＜８＞

待っていたクエスト　エピソード２＆３

旅程

＜７＞
リーザリオン→リブラル湖（虹の門のダンジョン）

＜８＞
虹の門のダンジョン→ズルマカラン砂漠→忘却の里→ホーキンス山

獲得経験値

なし

モンスター

・ハイピアス【７】　　　・ロウピアス【７】　　
・アンドピアス【７】　　・デスピアス【７】

・ピョコモン【７】　　　・スカイブルーフォッグ【７】

・モルモ族【８】

ゲストキャラ

・リチャード・プラント（道先案内板）

・アンジェリカ王女　　　・ユキちゃん
・ジェイン（マリーナの知り合いの古着屋）
・エモッサ（モルモ族の村人）

・ＪＢ　　・グスタフ（忘却の里村長）　　・アクス

限定アイテム

・緑のオーブ（デスピアス→返却）　・デスピアスのカギ

・青のオーブ（十字路→返却）　　　・コンパクトボート

・おかし　　　・おべんとう

獲得アイテム

・ブラックドラゴンの鱗　　　・バンホウ

・藍のオーブ（シティアドベンチャー→モルモ村）

買い物リスト

・各種古着
・白いマント【革】（パステル）

・黄色い羽つきリュック（シロちゃん）

備考

・シロちゃんはＪＢの指導により飛行レベルが上がった！

・クレイ、デスピアスのスキスキ光線を浴びる。

・パステル、歌でデスピアスの動きを止める。

・パステルの服、焦げる。

・パステル、頭痛＆発熱、レディ・グレイスの声を聞く。

・ＪＢと新作ゲームをする。

メモ

【ゲーム時演技キャラ】

・パステル→ルーミィ　　　　・ルーミィ→ノル
・ノル→パステル　　　　　　・キットン→トラップ
・トラップ→クレイ　　　　　・クレイ→キットン

　ＪＢとの再会など色々なことがあったが、どうも臨場感に欠けるというか、表面を軽くなぞったような感じて期待したほどの興奮、楽しさはなかった。

　それでも、思い出の地巡りにはそれなりの楽しさがあるが、肝心の待っていたクエストにはやや拍子抜けというか…やはり冒険にはある程度の緊張感がほしいものだし、徒労感の募るクエストでパステル達もこれといって胸躍らせることもなく、従ってこちらもあまり楽しめない。実を言うと、巻と巻の間があいたせいもあってか、再読した時このエピソードについては殆ど忘れてしまっていた。旧シリーズの方は大体覚えていたにも関わらず…。入り口の虹の橋と、パステルと謎の行商人の目が合ったことしか覚えていなかったというのはちょっと問題かもしれない。

　シロちゃんが上手に飛べるようになり、この時は大いに助かったものだが、その後このせいで冒険の、旅の楽しみが失われてしまったのは残念である。普通なら、空を飛べるということはもう終盤ということで気にならなかった部分なのだろうが……。

　ところで、財産が全部消失し、借金まで抱えているわりには、洋服を買ったりしているが、どこにそんな余裕があったのだろう…いくら古着とはいえ、パステルのマントなど、旧２巻で買った時は結構高かったような気がするのだが……。

新フォーチュン・クエスト＜９＞

待っていたクエスト　ファイナル

旅程

ゲームサークルの館→モルモ村→ヒールニント→ヒール山
→ゲームサークルの館→リーザリオン→ヒールニント

獲得経験値

クレイ：２１３（レベル５→６　体力＋４　カルマ＋６）

トラップ：２０　　パステル：０  　キットン：0

ルーミィ：０　　　ノル：３４

モンスター

・ドッペルゲンネル　　　　・ロックマンウッド

・チャイカマミーヤ

ゲストキャラ

・ユキちゃん（イヌニヌ。感覚が鋭い）
・リチャード　　・ＪＢ
・ＤＭ（ダンジョンメイカー。ケェールナンバ族、大貴族の息子）

・ユリア　　・ゼンばあさん　　・アンジェリカ王女

・ラップバード黒　　　・謎の行商人

使用アイテム

・もとのままの笛
　（銀色に光る細長い縦笛。ドラゴンの紋章あり。
　　売却価格１００万Ｇ以上）

クエスト報酬

なし

備考

・キットンはキノコ変化Ｌｖ．１をおぼえた！

・もとのままの笛、リチャードの呪いを解き、壊れた。

・ドッペルゲンネル、クレイの不幸までコピーする。

・クレイ、ドッペルゲンネルを倒した時の爆発により重症を負う。

メモ

・各地ににちらばったエルフが守る５つの宝。それを全て合わせると、大変なことが起こるという。ズールの森の山火事の原因は、エルフの宝かもしれない。

・スグリはドヌト村で大変幸せに暮らしているとの情報を得る。

【謎の行商人の行動】

・ヒール山のクルラコーンをそそのかす。
・ギャミラ像、城の種などを売り歩く。
・逆クエスト暴走事件を起こす。

・ユリア、クレイ、キム・ジンガー等に変身。

・パステル達を監視。

・ルーミィに目をつける。

　このクエストもいよいよ佳境というところで大いに盛り上がるところだったのだが、全然覚えていなかったのはなぜだろう…。ダンジョンに出現する古のモンスター、かつて行ったダンジョンの未知の部分、ラスボスのダンジョンに出現したかのような奇妙な村、そしてドッペルゲンネルとの死闘――とＲＰＧの最終局面、面白い要素が盛りだくさんだったはずなのだが。やはり間があきすぎたためだろうか。どれもかなり燃える展開だっただけに惜しい。

　ところで、クレイが重傷を負った時、シロちゃんの血を使わなかったのはなぜだろう…。

新フォーチュン・クエスト＜１０＞

キットンの決心

旅程

リーザリオン→シルバーリーブ→ドヌト→シルバーリーブ
→エベリン→海→コーベニア→ペルメナ

獲得経験値

クレイ：１１０

モンスター

・アラシズウルス　　　　・バクムレイダー
・ビーンズラ

ゲストキャラ

・スグリ　　　　　　　・マイダ（フーリエの妻）
・フーリエ（大工のおじいさん。スグリを引き取る）
・トムダ＆リムダ（フーリエの孫）

・マリーナ　　・アンドラス　　　・ムマール（古物商）
・ジュン・ケイ
【特別警備隊幹部、参謀格】
・ライオネル・ブラザ　　　・レスター・ウィッシュ

・ディビー　　・ジョーンズ夫人　　・ジオンビ（医者）
・ニキティータ（ディビーのガールフレンド）

・ボルッカ（ドヌトの老人）　　・エセタ

使用アイテム

・そこだなスプレー

獲得アイテム

・６万Ｇ（藍のオーブをムマールに売却）
　　〔うち３万８千Ｇは銀行に預け、２千はトラップに）
＃預金できるほど余裕がでてきたようで何より。冒険中を除いて宿代がかからなくなったのは大きい。

・クレイの証文　　　　　　　　　・手紙（パステル）

・ファイアーガン（トラップ）　　・ジオンビの傷薬

クエスト報酬

なし

備考

・キットンのキノコ変化、レベルアップ！敵をキノコに変えられるようになった！

・クレイの人相書、出回る。

・シルバーリーブやキスキンの件でパステル達、有名に。

メモ

・ここ約三ヶ月の間に、ほぼ一週間に２，３ヶ所という件数で、モンスター達が出現し、手近の小さな村を襲っている。それはヒール山を中心にだんだん外へ広がっていたが、ここ三週間ほどピタリと止まっている。それはパステル達が謎の行商人と対峙した頃と符合する。

・ドヌトはバクムレイダーに襲われ、住人の殆どはストーンリバーへ。

【特別警備隊】

・１００年ぐらい前に絶滅したはずのモンスター出没に備え、エベリンで特別警備隊結成。隊に入ってめざましい働きを見せた者には報酬の他、特別経験値がもらえる。
・ジュン・ケイ、警備隊の総指揮を執る。
・ギアとダンシング・シミターは隊の長となり、南の方の村の調査に。

　大きなクエストをひとまずこなしたところで、いったん小休止。キットンの目的、スグリを探して西へ東へ。思い出の地巡りをかねての旅は、以前ほどではないが、それなりに楽しいものだった。スグリも可愛らしかったし、最後にはじんときた。
　しかしパステルも、２回目ともなると、もう船に乗ってもちっともワクワクドキドキしないのかと思うと、少し寂しい。スグリについても、不安や心配があるのは当然だけど、未知のものへの期待や興奮があまり感じられないというのも残念だ。前は心配もあるけどワクワクはどうしても抑えられない、という感じだったのが、最近はどうもワクワクよりも心配ばかりが先に立つ、という感じが……。

新フォーチュン・クエスト＜１１＞＜１２＞

クレイの災難

旅程

＜１１＞
エベリン→シルバーリーブ→ドーマ→カイラニ→ナリスア
→ラダヌータ→ギルニー山脈

＜１２＞
→ナリスア→ドーマ→ギルニー→ドーマ

獲得経験値

＜１２＞

クレイ：95（レベル６→７ 体力+7 知力+3 カルマ+3）　　　

トラップ：250（レベル４→５ 体力＋４ 知力＋３）

パステル：119(レベル４→５ 体力+2 知力+1)

キットン：４０　　　　　　ノル：４０

ルーミィ：60(レベル３→４ 体力+2 知力+3 魔力+10)　　

モンスター

・ウィンドウォール【12】　　　・オークモドキ【12】　　
・グリーン・スライム【12】　　・ヨウグッサン【12】

・ストライスネーク【12】　　　・グリーンドラゴン【12】

・バクムレイダー＆バクマン【12】　　・リズー【11】

ゲストキャラ

・ジェームラウ（グリーンドラゴン）

・サラ　　　　・ジンジャー　　　・エイブス（町長）
・アルテア　　・イムサイ　　　　・クレイ両親
・トラップ両親＆祖父　　・ハンナ　　・ロッフォ

・ユアナ（サラの医師。２５歳前後）　・ワドニィ（薬師）

・ライオネル・ブラザ　　　・レスター・ウィッシュ
（・ギア　　・ダンシング・シミター）　　・アクス

・リゼッタ・ヨハン＆トム（プルトニカン生命派出所員）

・カイガナ＆モニノラ＆ズンナナ（オークモドキ）

・リンダ・チャペル（ナリスア評議員の娘）

限定アイテム

・奇跡の花　　　　・ミントソーダ
・グリーンドラゴンのうろこ（クレイ→パステル）
・ルーミィの手紙＆キャンディー（→クレイ）

使用アイテム

・コレヌール　　　　　・遠めがね

買い物リスト

・青の聖騎士ダンジョンマップ（２５０Ｇ）
・薬草　　　・チョコ（ルーミィ）　　・変装セット

・スライム型クッキー（シロちゃん）

・ドラゴンのネックレス（トラップ）

クエスト報酬

・マリル金貨×３

備考

・キットンは、プンスー魔法を覚えた！

・ルーミィ、金属の鳥に狙われる。

・パステル達の家、ほぼできあがる。

・トラップの緑のタイツ、先祖代々の大切なものではなかったと判明。

・トラップ、バクマンを乗りこなす。

・パステル達、プルトニカン生命の保険「冒険キング」に入る。

・クレイ、サラの婚約解消。

メモ

・５月半ば

・所持品のグリーンドラゴンの鱗、ジェームラウの兄ジャスティンのものと判明。

・ジョセフ・ボールドウィン（美形ファイター）

・クレイの父はアラン・シーモア・アンダーソン

・クレイ・ジュダはかつてロスマリノという魔法使いとギルニー山に行き、その後青をラッキーカラーにした。

・ルーミィは風の言葉がわかり、花の精が見える。

・ルーミィはエルフのファアルウ族

　サラが病気になったということで、再び思い出の地巡りに出発。一応クレイのご先祖様にも関する話だが、謎の行商人の問題が完全に片付いたわけではないので、どうもすっきりしないものがある。あの戦いの余韻をどこへ持っていけばいいものか。サラに関しても、個人的にクレイとなかなかお似合いだと思っていたので、この展開にはちょっと残念。

　グリーンドラゴンにも出会えたが、ブラックドラゴンやホワイトドラゴンに比べると、随分簡単だったような気がする。盲点をつく隠れ方をしていたせいもあるけれど。それでもやっぱりもう少しドラゴンに出会えた感動が欲しかったような…。クレイ・ジュダがが出てきたのは嬉しかったが。ここのイラストのクレイ・ジュダは本当にかっこいい。

　あと、深刻な状況だったとはいえ、レベルアップを喜ぶ余裕もないというのが寂しい。前はどんな状況でも大喜びで、「レベルアップおめでとうの歌」を歌っていたのに…。クレイはこの短期間に結構レベルアップしているが、この歌とは結構ご無沙汰になっているのではなかろうか。
　それと保険だが、解約しないままで大丈夫なのだろうか。新２０巻終了時点でもう二回目の支払い期限はとっくにすぎていると思うのだが……。

新フォーチュン・クエスト＜１３＞＜１４＞

蘭の香りと消えたマリーナ

旅程

＜１３＞
シルバーリーブ→ブセナラン→グブグビ密林→ガトレアパレス

獲得経験値

＜１４＞

クレイ：７５　　　　　　トラップ：４６

パステル：３２  　　ルーミィ：０　　　ノル：５７　　

キットン:150(レベル4→5 体力+5 知力+9 魔力+18 カルマ+2)

モンスター

・ダークネス・クイーン【14】

・シャドウ【13】　　　　　　・アイアイスライム【14】
・エルディ蛾【13】　　　　　・エルダー蛾【13】

・ゾンビ　　　・スケルトン　　・ティラリス

・ケルベロス【14】　　　　　　・スネークフライ【14】

・ブラックリザードマン【14】　・ガジャジャ【14】　

・レッドリザードマン【14】　　・ウジャジャ【14】

・フライニュイット【14】　　・マイマイート【14】

ゲストキャラ

・マリーナ　　・アンドラス　　・リール（森人）
・マロニド(マリーナの父)　　・リリュエル(マリーナの母)

・シャルル（白山羊郵便）

・パメラ・クイーン　　・アクス
・レディ・グレイス　　・ピン　　・ゾロ

限定アイテム

・王家のカギ　　　・メイドの服　　　・警備員の服
・トカゲ戦士の剣（すぐに刃こぼれする）

・ガトレアの香り　　　　・ニセガトレアダケ
・ガトレアダケ×１０
（全て売却して５万Ｇ。アクスのものとして預かる）

獲得アイテム

・赤い財布（皆がパステルにプレゼント）

使用アイテム

・ホーリースプレー１

クエスト報酬

なし

備考

・サラの病気の原因は、謎の行商人だった。

メモ

・夏

・マリーナは以前ロミリア近くのハントフォードのからくり屋敷を調査していた。

・トラップ達が修行に出たのは３年前。マリーナはそれより前、１２歳の頃に家を出た。

・トラップは子供の頃、エマという大型犬を飼っていた。

・最近、あちこちに冥界の狭間ができている。行商人はそれを使って移動しているらしい。

・マリーナは５歳ぐらいの時、トラップの家へ。

・マリーナは王家の墓所を守るドルチェ家の娘。

　さて、事の起こりはシルバーリーブに届いた一通の手紙から……って、行商人の件やモンスター出没事件が完全に片付いたわけでもないのにのんびりしていていいのだろうか。クレイの人相書きが出回っているから迂闊に動き回れないという事情はわかるのだが、あまりにのんびりしているので、みんな事件のことを忘れてしまったのではないかと心配になってくる。

　サラに続いて、今度はマリーナに危機が訪れたのだが、マリーナも初登場時と比べて随分感じが変わったというか、マリーナにまつわる話に大量の矛盾が含まれていて、どう捉えていいかわからないというか……。

　今回は町中の屋敷が舞台で、ゲームだとなかなか新鮮で楽しめるのだが、この話だと、緊張感や冒険の興奮に欠け、さりとて和気藹々と冒険を進めるゆとりもなく、今ひとつ楽しめなかった。もともと私は塔よりもダンジョンが好きなので、そのせいもあるかもしれない。あと、パステルが冥界に落ちるというのも、唐突過ぎて、いかにも作為的に感じてしまい、物語に入り込めなかった。
　移動が容易になったことで、町の中の話ばかりになってしまうと、やはり物足りない。ドタバタ珍道中にこそ味があったというのに……。

新フォーチュン・クエスト＜１５＞

盗賊たちの見る夢

旅程

ブセナラン→ラギヌス→サンクトペ→ネックス神殿

獲得経験値

クレイ：４２　　　　　トラップ：０

パステル：１５  　　　キットン：１０

ルーミィ：０　　　　　ノル：６０

モンスター

・ブリブライガー　　　　　・ギザギラス

・ボルボール　　　　　　　・フリフラ　　

ゲストキャラ

・ラッシュ・デッカー（ＮＰＣ）
　【盗賊。メレッチ族。トムの友達】

・キム・ジンガー　　　　　　・アクス
・トム・ジンガー（キムの年子の兄。盗賊）

・シェルダン・ファロン（戦士・リーダー）
・クロノ・パトシィ（僧侶。ハーフエルフ）
・ピアス・ファロン（シェルダンの双子の妹。魔法使い）

・ポートン　　・イザベル（ポートンの姉。宿の看板娘）

・ボルン・ネックス（海神）　　　・ウギルギ
・ルンボ(ラギヌスの守り神。ボルンの恋人。丸い物が好き)

限定アイテム

・ブリブライガーの置物　　　・クマの置物

・フニフラ入りの袋

獲得アイテム

・アンロックのマジックアイテム（トラップ）

・布の服（パステル、トラップ、キットン、ルーミィ）

使用アイテム

・ヘイキトウ

クエスト報酬

なし

備考

・シロちゃんはレベルアップした！クマ並の大きさに変化できるようになった！

・クレイだけフニフラの集中攻撃を受け、笑い死にしそうにくすぐられる。

・ノル、「次に言ったギャグが必ず受ける薬」を飲む。

・パステル、キットンの惚れ薬（ラズベリーソーダ味）を飲み、ブリブライガーに一目ぼれ。

・トラップ、マジックアイテムを用い、ロックの魔法を解く

観光スポット

・岬亭（宿屋）

メモ

・夏

　新キャラがたくさん出たけれど、活躍したのはラッシュだけ。
どうも新シリーズになってからゲストキャラの印象が薄く、今回も大勢出てきたわりには殆ど印象に残らなかった。キム・ジンガーについても誰だかすっかり忘れてしまっていたぐらいである。

　手紙で知り合いの危機を知らされたところから冒険が始まる、というのもこれだけ続くと食傷気味で、新キャラの印象の薄さと相まって、この巻自体の存在感がひどく薄いものになってしまったように思う。実際、これまでの冒険を振り返ろうとすると、この巻だけがすっぽり抜け落ちていることもよくある話で……。

　冒険においては、前回お休みだったルーミィが大活躍。やはりメンバーそれぞれ活躍できるのがパーティー戦の醍醐味である。トラップは出番は少ないのにいい所はしっかり持っていき、しかもラッシュのおかげで相対的に評価が上がるという……それに比べ、クレイの不幸なこと……。いないことでその存在が強調されるというのはノルの時と同じだが、それにしてもトラップがいないとつまらない。新１巻ではトラップがいない場面でも結構楽しめたはずなのだが……やはり冒険の喜びが欠けてきている分、キャラクターの魅力で補いたいところを、一人欠けたのは大きいというところだろうか。

新フォーチュン・クエスト＜１６＞＜１７＞

いざ、聖騎士の塔へ！？

旅程

＜１６＞
シルバーリーブ→リーザリオン→ロミリア→トッタテトッカ島

＜１７＞
→ロミリア

獲得経験値

なし

モンスター

・アカンポ【16】　　　　 　　・シー・エレファント【17】　　
・金棘コカトリス（大）【17】　・謎の女【17】

・謎の行商人【17】　　　　　・オーク

ゲストキャラ

・ジェン・ガードナー（レベル１４．戦士）

・ロミーレ（謎の占い師）

・アンジェリカ　　・ユキちゃん
・ロバート・パラカラ（家臣）　　　・ヒュー・オーシ

・ケイナ（イーストガーデンホテル主人）
・ヨンナ（フェアリーワッフルソウルウェイトレス）

・レベッカ・グイン（白騎士団第四部隊隊長）
・マイク・ネスミス（湾岸部隊警備隊隊長）

・クレイ・ジュダ・アンダーソン

限定アイテム

・青の聖騎士ホテルケーキバイキング招待券×１０
・リタのおべんとう　　　　・黒ドリーの実のクッキー

獲得アイテム

・幸運の四つ葉ブローチ　　　　　・スグリのカバン
・緑のヌイグルミ　　　　　　　　・特別通行手形
・ロミリア石のストラップ

登場アイテム

・エレキテルオルカ（エレオル）　　　・エレバード
・エレキテルゼブラ（エレゼブ）　　　・Mr.オートマップ

クエスト報酬

なし

備考

・家、ほぼ完成。

・シロちゃん、飛行＆巨大化ができなくなった。

・クレイの手配、とかれる。

・謎の行商人、ロミーレに姿を変え、一度はエベリンで捕まるが、逃げ出す。

・謎の行商人、ロミーレに化けてルーミィを連れ出す。

・謎の行商人、倒したかに見えたが、逃げられた模様。

観光スポット

【ロミリア】
　　・イーストガーデンホテル　　・デュアン＆アニエス像
　　・フェアリーワッフルの店　　・ソルヴィノ港

【トッタテトッカ島】
　　・青の聖騎士ホテル　・空の宿　・聖なる扉のホテル

メモ

・秋の入り口

【聖騎士の塔】

【１Ｆ】
　入口の扉に罠。床に飛び出た突起の罠。左右に階段一つずつ

【２Ｆ】
　左の階段から来た所にスイッチ。押さえておくと右階段上の柵が消える。フロアではオーク十匹出現。四方に扉。罠、仕掛け多数。記憶力、忍耐力、知力必要。タイムリミットあり。試練モンスター、一定時間を置いて現れる。モンスターを全て倒した後、最初のスイッチを元に戻せば先に進むことができる。

【３Ｆ】
　巨大な金棘コカトリス出現。倒せば先へ進める。

【４Ｆ】
　休息。女性が階段を出現させ、先に行けと誘惑。

【５Ｆ】
　部屋多数。回転床あり。オートマップ不可。望みのものが見える泉あり。

・聖なる祠の聖なる扉を通った先に塔はある。途中で失格した者は、向こう５年間、塔に挑戦する権利を失う。

・失格判定は、色々なことの積み重ねで失点が一定値を越えると決まる。

・塔の試練は人によって、また状況によって変わる。

・クレイ、ここまで失点ゼロ。

　シルバーリーブでの収穫祭に、ヒポちゃんでの旅と、上巻では楽しいことが目白押し。こういうのも好きだが……好きなのだが、くどいようだが、のんびりしていて本当にいいのだろうか。
　でも、上巻のこの楽しさと、下巻の謎の行商人との激闘と、色々な楽しみが詰まった話で、面白かった。ただ、仕方のないことではあるが、クレイの試練が伝聞での描写となったのがなんとも勿体無い。塔でのクレイはとてもかっこよかったけれど。やはりここ最近、クレイのかっこよさが急上昇している模様…。
　それにしても、まさか謎の行商人にストップが効くとは思わなかった。これでまた謎の行商人の株が一段と下がってしまった。
　あと、ここ最近パステルの言葉遣いが変わってきている。トラップはまだしも、パステルにはあまりこういう言い方はしてほしくない、というものが多い。世界観にふさわしからぬものもちらほら。それさえなければもっと楽しめたものを…。
　ところで、保険についてはどうなったのだろう。せっかくヒュー・オーシに会ったことだし、解約手続きをしなくていいのだろうか。あのヒュー・オーシが何も言わないのが不気味だ。

新フォーチュン・クエスト＜１８＞＜１９＞

うれしい再会と人魚のおつかい

旅程

＜１８＞
ロミリア→ユクーゲン丸→島

＜１９＞
→オレロレン国（→海の神殿→ゴツゴツ岩→海草の森→Ｙ字の巨石→星降る島）

獲得経験値

＜５＞

クレイ：218(レベル７→８ 体力＋４ 知力＋１ カルマ＋５)

トラップ：０　　　　　　ルーミィ：0

パステル：０ 　　　　　　キットン：２８

ノル：１３３（レベル５→６　体力＋１６　カルマ＋７）

モンスター

・ドレダンナ【18】　　・ヤドカリンフィッシュ【19】

・マーモンキー【19】　　・シーマンイーター【19】

・イトメキマキ【19】　　・ブルーラグーンドラゴン【19】

・キャットフェイスフィッシュクラッシャー【19】

ゲストキャラ

・カシアス・ロッパ（１８歳。戦士）

・ヨンナ　　・ケイナ　　・ミッキー（船員）

・トマ・リヤサク（自称超自然物理分子力学天才学者）
・リオル＆エミル
(国でただ二人、人間の言葉を通訳できるマーモンキの助手)
・エンドウマ王（オレロレン国王）
・マルペール嬢（エンドウマ王息女）

・リドルメドル　　　　　・シュッシュル族（子ザル）

・ブルーラグーンドラゴン

限定アイテム

・リドルメドルの酒　・ギザギザの木の実　　・シリル水

使用アイテム

・マヨワーズ　　　　・ノルノム　　
・カケルNo.9　　　　・シージェッター

獲得アイテム

・リドルメドルの石　　　・オレンジ色の木の実

買い物リスト

・クロスボウ調整＆ロングソード砥ぎ

・薬草　　　　・旅人の服×人数分

クエスト報酬

銀の扇子（風の魔法アイテム。パステル所持）

備考

・パステル、「ブルーラグーンドラゴンの歌」をうたう。

メモ

・ラッテトッマ（アレンナ国の伝説の魔法使い）
・シリル（伝説のオレロレンの娘）
・サムエル（カシアスの幼馴染）

【カシアスの最初のパーティー】

・トニー・メント（レベル６、戦士。リーダー）
・ギル・オブライエン（レベル４、戦士。トニーの幼馴染）
・フォグ・リット（レベル３、戦士）
・マゴーリ・ベント（レベル４、僧侶）

　さて、この巻で新大陸へ向かって出発とあいなったが、謎の行商人の件はもういいのだろうか。シルバーリーブに現れたロミーレが本物が否かを含め、エベリンで戦った時の様子もジュン・ケイに聞いてみたいところではあるのだが……まあ、この状況でヒュー・オーシの依頼は断れないし、確かに滅多にないチャンスだからこちらを優先してしまったのも無理のないところではあるのかもしれないが……。

　そして、まさかのカシアスの再登場！嬉しいが、彼の不幸ぶりを聞くと素直に喜んでいいものか……やはり運という要素は大きい。まあ、パステル達も最初のクエストで貧乏クジをひいたのは同じだが、そこで皆落ち込まずに笑い飛ばしてしまうあたりが強運のもとになっているのかもしれない。
　ただ、せっかく登場したカシアスも、下巻では出番が少なく、あまり存在感がなかったのが残念なところ。心情の変化を含め、もう少し色々な面で活躍してほしかった。

　あと、海中の様子や星降る島などはいい雰囲気で、久しぶりにワクワクしたのだが、ストーリーの方はいま一つ。せっかくブルーラグーンドラゴンにも会えたのに、そのあたりの描写にあまり気合が入っておらず、とってつけたように感じられた。いい話が余韻もなく…せっかくの歌も、パステルはあまり熱心に歌っていないような……デスピアス相手の時の方が一生懸命歌っていたのではないかとさえ思える。今こそ詩人の本領を発揮するべきところだったのに。

　ノルがようやくレベルアップできたのは嬉しかった。クレイを中心に、最近皆どんどんレベルアップしていたのに、準ファイターの役割を担うノルだけがいっこうにレベルアップしていなかったから、気になっていたのだ。いつも敵の攻撃を体を張って受け止めるばかりで、経験値など手に入らなかったから…。

　ところで、上巻でパステルの見た悪夢は何だったのだろう。予知夢かと思いきやそうではなくて、単に謎の行商人の記憶が悪夢となって現れただけだったのだろうか。

新フォーチュン・クエスト＜２０＞

フレンツ・メーロウ二世の受難

旅程

シングベイ→ピアジェ

獲得経験値

なし

モンスター

なし

ゲストキャラ

・カシアス・ロッパ　　　・アクス（門番）

・フレンツ・メーロス二世
　（ピアジェ国の領土半分所有。国一番の大金持ち貴族）
・アデリーヌ（フレンツ二世の娘）
・シュリーナ（フレンツ二世の妻。ロンザ貴族出身）
・ビットール（フレンツ２世の弟）

・ロシモン（フレンツ２世の執事）
・ゴーウェイ（ビットールの執事）

・トレル（洋服屋）　　　・大トレル（トレルの祖父）

・サヴァラン（魔法使い）

買い物リスト

・プップボンボン　　　　・ボン入りペッペロン麺
・パン＆スープセット　　・ベニダケもどきづけ

クエスト報酬

・調査前金１万Ｐ＋問題解決成功報酬１０万Ｐ

備考

・キットンはキノコ変化をコントロールできるようになった！
（キットンがキノコでいる間は対象もキノコに）

・シロちゃん、うなされる

・ルーミィ、フライが使えなくなる？

・キットン、変化させないスプレーを発明。「キッスグ」なる会社設立の望みを語る。

メモ

【ヒュー・オーシからのクエスト】

・フレンツ・メーロス二世との交渉
　（土地を借りるかわりに領地や財産の被害総額の２割をプルトニカン生命が保証）

・旅費・経費（宿＆食費含む）込み多めの前金５千Ｇ（＝９千Ｐ）、一等船室旅券、及び別途成功報酬。

・依頼達成するも、現時点では未報告。

【シュリーナからのクエスト】

・フレンツ・メーロス二世の病気についての調査。

　新大陸に着いたが、モンスターにも会わず、舞台が殆ど貴族の屋敷に限られていたせいで、あまりこれまでと変わらないように見える。ごく簡単なクエストで危険もないので、おまけの読物という感じだった。

　メンバーがそれぞれの将来について考え始めているが、このシリーズが終わる時は、やはり冒険はいつまでも続くという感じにしてほしい。パーティー解散という形で終わるのは嫌だ……いかにそれが現実的であろうとも。特に将来を見据えているのはキットンで、さすが一番の年長者だけあって現実的だが、やっぱり冒険に行くときには一緒について来てほしい。しかし、快適な旅で、人魚のクエストの他大きなクエストもこなしておらず、せっかく新大陸にまで来ているというのに、そろそろ帰りたいなどと言い出すあたり、パステルはもう冒険者としてはおしまいなのかもしれない……。安定志向に入ったらもう、冒険者ではないと思う。疲れて休む時があっても、しばらくのんびりしていると、冒険の虫がうずいて飛び出さずにはいられなくなる、というのが冒険者なのではなかろうか。ましてや、新大陸である。冒険者なら、胸踊らずにはいられないと思うのだが……。

　ところで、アクスに再会したけれど、ガトレアダケのお金を返さなくていいのだろうか。通貨が違うのですぐには難しかったのかもしれないが、皆忘れているようで気になる。

フォーチュン・クエスト外伝＜１＞

パステルの旅立ち

旅程

ガイナ→ゲインズヒル→ガイナ→ズールの森→エベリン

モンスター

・ゴブリン　　　・チャク・デス　　　・ドッペルスライム

ゲストキャラ

【ガイナ】

・ミケラ先生（担任）　　・メイ先生（地理）
・ダイナ（幼馴染）　　　・メリッサ（クラスメイト）
・ピケル（７歳）　　　　・ジョシュア（ジョセフの助手）

【ゲインズヒル】
・父方の祖母
・ヒルデ（祖母の屋敷で出迎えてくれた人）

【馬車】
・カシアス・ロッパ（１５歳、ファイター、レベル１）

・ルーミィ　　　・クレイ＆トラップ　　・キットン

パステル所持品

・形見のナイフ（護身用）　　・着替え２枚　　・携帯食料
・毛布　　・水筒　　・財布　　他

獲得アイテム

パステルは　冒険者の手引きをもらった！
　　（カシアス・ロッパから）

備考

・クレイ、トラップ、ルーミィ、冒険者試験合格。

メモ

・パステル１４歳、夏。

・ジョセフ（パステルの父、弁護士）

　これまで断片的にしか語られていなかったパステルの冒険者になるまでが描かれる。おおむね想像通りで、初期の頃のワクワクドキドキもつまっており、楽しかった。

　ただ、キットンついてはちょっと残念だった。以前キットンはキットン族として目覚めるまでは、さほど頭が切れるわけでもない、ただの変な人で、冒険者試験合格にも一番苦労したと書かれていたが、実際に読んでみると、合格できなかったのはただのクジのせいで、本人は最初から結構頭脳派として活躍できていた模様。なんとなく拍子抜けというか、ゼンばあさんのありがたみが……。変なキットンが見たかっただけにちょっとがっかりしてしまった。それに、不幸はクレイの専売特許ではなかったのか。今にして思うと、クレイやカシアスがちゃんと「戦士」を引き当てたのが奇跡のように思える。

フォーチュン・クエスト外伝＜２＞

パステル、予備校に通う

旅程

エベリン

モンスター

なし

ゲストキャラ

・ソフィア（詩人クラスの先生）
・ロドリゲス（剣の先生）

・メリッサ・ギル　　　　　・レオナ（メリッサの姉）
・サキ（ルーア人）　　　　・エントニオ
・ドリ（ルーア人。オーレ・ラーデの子孫）

・カタリーナ（沼の精霊使い）　　・ロジャー＆アーベル

・リア・ボード（雑貨店主）

獲得アイテム

・冒険者カード　　・ダンジョンマップ　　・呪文のメモ

買い物リスト

・ファイアー（ルーミィの呪文）
・鍋　　　　　・塩、胡椒少々　　・砂糖１ブロック
・薬草各種　　・食用オイルボトル1/3
・ポータブルカンテラ×３

【計１万７千Ｇ】

備考

・パステル、キットン、冒険者試験合格。

観光スポット

・スンダン予備校　・ボンド・ショップ　　・冒険者ギルド

メモ

・クレイ１６歳、トラップ１５歳、パステル１４歳

・オーレ・ラーデ（フィンドル村出身、有名な詩人）

　どこにも冒険には出かけなかったけれど、エベリンの生活には既に最初の頃のパーティーの雰囲気がにじみ出ており、楽しかった。特に最初の冒険に出発するため装備を整えるところなど、冒険の興奮が伝わってきて本当に面白かった。

フォーチュン・クエスト外伝＜３＞

パステル、初めてのクエスト？

旅程

ズールの森南東＆オシタカのダンジョン

モンスター

・オルスライム　　　　　　・ニュルピ
・ジャイアントドルム　　　・マイマイスライム

ゲストキャラ

・ウォルナット　　・リタ　　・オーシ

・ノル

備考

・クレイ、トラップ、パステル、キットン、レベル１に上がる

メモ

・晩秋

　初めての冒険。初めての戦闘に大興奮！ハイになって思わず歌ってしまうところなど、最高だった。小さなクエストだったけれど、後に経験する数々の大冒険よりも、ずっとワクワクドキドキした。楽しくてたまらなかった。
　寒い中を生還して泣きながらシチューを食べる場面なども大好きで、とても印象に残っている。

　ただ、ページがなくなったのか、ノルとの出会いがあっさりすまされてしまったのはちょっと残念だった

フォーチュン・クエスト　バイト編

消えた少女とロングソード

夕日が二つに見えた夜
お人好しの冒険

旅程

【消えた少女とロングソード】
（ミネリー村）−ミステリーハウス

【夕日が二つに見えた夜】

リーバンクリフ牧場ーマリド

モンスター

【消えた少女とロングソード】

・マニアカラス

【夕日が二つに見えた夜】

・ミケドリア　　　　　　　・ブラックウーゴ

【お人好しの冒険】

・オニギリーナ　　　　　・ゲニロウ

ゲストキャラ

【消えた少女とロングソード】

・メルリ・リスボン　　　・ジェイン（メルリの妹）
・グラナダ　　　　　　　・ミュー

【夕日が二つに見えた夜】

・ジャスパー　　　　　　・フォーレス
・リーバンクリフ　　　　・クリフト

限定アイテム

【消えた少女とロングソード】
・水瓶×２　　　・鏡×２　　　・赤い札

獲得アイテム

フック付ロープ

　シロちゃんに会う前の、パステル達の冒険。バイト編の名にふさわしく、冒険というよりもバイトといった方がいいような内容が中心。理想と現実の差は大きい……。

新フォーチュン・クエストＬ＜１＞

トラップハウスからの挑戦状

旅程

ズールの森近く（トラップハウス）

モンスター

・ティレル　　・ダリ　　・アイアンゴーレム(モンドー型)

ゲストキャラ

・マックス・ザ・トラップ
・ウォーレス・ロビンス（執事・ダリ族）

限定アイテム

・マックスの像　　　　　・ゴーレム笛

クエスト報酬

・トラップ家のタペストリ

付録

・トラップによるトラップに関する話
・Fortune Quest Character's File Limited

メモ

・シロちゃんと出会ったばかりの頃

・「新フォーチュン・クエスト＜３＞」の後出版

　本編に記されなかったもう一つの冒険。トラップハウスでの冒険ということで、当然活躍するのはトラップ。ドラクエの仕掛け床を思い出した。

新フォーチュン・クエストＬ＜２＞

静かな湖畔のモンゲーナ

旅程

アンバー（シルバーリーブより少し南）

モンスター

・モンゲーナ　　　　　　・ゴルゴンゾーラ

ゲストキャラ

・フランシィ（レンジャー Lv.9 ショートソードも装備）
・ルビィ（レンジャー　盗賊技能）
・メロディ（レンジャー　治癒）
・キャシー（レンジャー　ファイアー、エネルギーボルト）

・ディアーナ（ザッカルト家の一人娘）
・ケイト（メイド）　　　・ヒューイ・アランド
・エリーゼ（インフォメーションセンター係員）

・リロウ（ヘビ使い）＆マダガスカル（ヘビ）
・ハッサン（ゴーレム使い）
・メロウ（猫使い）＆ジュリエッタ（猫）

限定アイテム

・モンゲーナのゆびわ

買い物リスト

・猫をゴロゴロいわせる木　　　　・カートリッジ油
・ちょっとだけ口封じする薬　　　・携帯食料　　・くさび

・ポータブルカンテラの替え芯
・クロスボウの矢×５（１本１６Ｇ）

＊ギンブウド（マヒ治癒）売却

クエスト報酬

なし

付録

フォーチュン・クエストＴＲＰＧルールブック

メモ

・「新フォーチュン・クエスト＜７＞」の後出版

・夏の終わり

・パラレルワールド（ＴＲＰＧメイン）

　完全なパラレルワールドで、ＴＲＰＧを小説にしたような感じだが、そのためいつもと雰囲気がちょっと違い、臨場感に欠け、あまり楽しめなかった。最初に装備品を整えたりするあたりは面白かったのだが。

新フォーチュン・クエストＬ＜３＞

冒険者御一行様、クエスト村に御案内！

旅程

エイトモス（ストーンリバー近く）→クエスト村（スタントス村）

モンスター

・ドヌユウユ　　　　　　・マンゴスチンマン
・リベリアン　　　　　　　・ゲンゴゴンゲ　

ゲストキャラ

・ジョー・グッドマン＜ＮＰＣ＞（ファイター）
・アミリ（ファイター）　　　　・バトリ（盗賊）
・グレイ（クレリック。半月神信仰）

・マリアーノ・マクレオ　　　　・メイシーヌ（魔女）
・セルジオ・メントリノ（税務署長兼村長）

・ケントス・ゴロビッチ（商人、依頼人）

獲得アイテム

【ワナワナパニック大作戦クエスト】（宝×１０）

・ブローチ（銀色の小さな花）　　・金貨１枚×５
・ロンノショーコ（打ち身など一瞬で治す）
・センチョーニンジン（怪我を一瞬で治す）
・メモ　　　　　・黄金の楔

【三匹のボスを倒せ！クエスト】

・金の鍵×３　　　・経験値

・ミルイン魚のウロコ

買い物リスト

・各種薬草×２　　　　　　　　・楔、パチンコ
・携帯食料（チョコ、クッキー、乾パン、干し肉、水）

クエスト報酬

なし

観光スポット

・ラビリンス亭　　　　　　・クエスト事務所

メモ

・新フォーチュン・クエスト９巻の後出版

　二人ずつに分かれての冒険というのはなかなかない試みで、面白かった。それも、ＲＰＧの定番クエストをこなすのだから、とても楽しい。名前だけしか出てこなかったクエストも見てみたかった。こういうのをもっとやってほしい……税務署の下りはちょっと長すぎたけど。でも、税務署をダンジョンやモンスターと結びつける発想は面白かった。