FQキャラクター

 

 

クレイ・S・アンダーソン

年齢

18歳

職業

ファイター

役割

リーダー、良心

趣味

剣の手入れ

家族

父(ロンザ騎士団長)、母(元詩人)、祖父、
アルテア&イムサイ(4歳年上の年子の兄)

特殊スキル

煮込み料理、裁縫、工作、キットンの物真似
マダムキラー、かばう

Eロングソード
E竹アーマー+1
Eブレストアーマー
Eクレイ・ジュダのペンダント
Eグリーンドラゴンのウロコ

ショートソード

プレートアーマー
ウッドシールド
モヒカンヘルメット

 本名クレイ・シーモア・アンダーソン。伝説の青の聖騎士クレイ・ジュダ・アンダーソンの曾孫。代々騎士の家系で、祖父、父、兄二人も全員騎士。クレイも幼い頃から鍛えられ、レベルこそ低いものの剣の腕はかなりのもので、装備も最初から揃っていた…はずが、旅立って早々にトラップのギャンブル癖の犠牲となって、竹アーマーの戦士として世に知られることとなった。

 とにかく優しくて、正義感も責任感も人一倍強い……という申し分のない性格なのだが、それがかえってアダとなるのか、なぜか貧乏くじをひいてばかり。DQにおいても戦士というのは運のよさが低いものだが、クレイのはまた特別で、不幸といえばクレイ、クレイといえば不幸というほどにこの二つは分かちがたいものとなっている。ドッペルゲンネルがクレイに化けた時、この「不幸」までもコピーしてしまったのはご愛嬌。どこまでいっても不幸からは逃れられぬものらしい。

 しかし、これだけ不幸に好かれていても、ひねくれることもなければ長く落ち込むこともない。心配性だが基本は呑気で、ひたすらにいい人なのだ。どれだけ不幸な目に遭ってもさして深刻に受け止めず、穏やかに笑っているというのはなかなかできることではないだろう。それは彼の能力値にも現れて、最初はさほどでもなかったカルマがあれよあれよという間に急上昇。この分だと、数年後にはノルに追いつきそうな勢いである。

 最初は不幸だけあってファイターなのに活躍の場が少なかったが、話が進むにつれて不幸とセットで活躍できるようにはなり、カルマと、そしてなぜかかっこよさもどんどん上がっていった。

 最初の頃、クレイは自分の血を見て気絶するような、かっこいいというより少々抜けているというイメージがあった。考え事をする時目を閉じる癖があり、寝ていると勘違いされたこともあるが、それも顔に似合わず涎をたらして寝ているような印象がつきまとっているが故だろう。ハンサムで性格もいいのに、なぜか不幸でかっこよさもさほど高くないというのがクレイだった。それが今では殆ど別人かと思うほどかっこよさが上がり、時にクレイ・ジュダと見まごうほどになっている。

 ちなみにかっこよさが上がり出したのは、新シリーズに入ってから。新1巻でもらったグリーンドラゴンのウロコは、幸運のお守りとしては役に立たなかったが、実はかっこよさを上げるアイテムだったのかもしれない。そういえばパステルも、グリーンドラゴンの所へ行く際クレイにあれを渡されてから(その後返したのかどうかは知らないが)、やたらと色々な人から好かれているような気がする。

 でも、今のかっこいいクレイも好きだけど、あの自分のソード汚れるの嫌さにパステルのショートソードを借りるような初期のクレイも好きだったので、そういう所が見られなくなったのは少々寂しくはある。

<クレイの不幸一覧>

ファイターなのにあまり活躍できない

・戦闘において一人だけ重傷を負う
 (笑い病、石化など)

・オウムに変身させられる

・穴や崖、階段から落ちた時、必ず他の人間の下敷きになる

・味方の使った爆弾に巻き込まれる

・攻撃対象がランダムのはずの罠モンスターからなぜか必ず集中攻撃を受ける(ネックス神殿など)

・似顔絵が各地に手配されて幾度もトラブルに巻き込まれ、最も肝心な時に誤認逮捕・拘束される

・好かれたくない人に好かれてしまう(リグレクなど)

・パーティーが財政危機に陥ると、売却候補の筆頭にクレイの所持品が挙がる

・デスピアスのスキスキ光線を浴びる

<今後の強化>

 最初から高い攻撃力を誇っていたロングソードはシドの剣であることが判明し、防具の方も、めでたく竹アーマーに+1の魔法がかけられ手放せぬものとなったことで、装備においてはかっこよさと本人の満足度以外は問題なく、さしあたって強化の必要はないだろう。強いていえば、幸運の四葉ブローチをできるだけたくさん装備するべきだということぐらいだろうか。

 また、開始時のレベルは4だったが、どんどん上がって今は7。体力は順調に上がり、特にカルマの上昇が著しい。この分でいけば、クレイ・ジュダのようにオートチャーム状態になる日も夢ではない…かもしれない。

<小さな疑問>

 「白い竜の飛来した町」で里帰りした時に家から持ち出したプレートアーマーはどこへいったのだろう。「キットン族の証」では一度質屋に入れる羽目に陥ったものの、「偽りの王女」で無事取り戻し、キスキン国へもそれを着て行ったはずだ。だが、そのクエストが終わり新6巻でシルバーリーブに帰ってくると、皆はクレイがまだまともなアーマーを持っていないかのように「報酬でまずはクレイのアーマーを買おう」と話し、本人も熱心に広告を見ていたりする。クレイが実家から持ち出したアーマーよりいいアーマーなどそうそう売っていないだろうし、他にも買うべきものはたくさんあるのに、これはどういうことだろうか。武器防具の類が好きだから見ていただけ、というのならわかるのだが、そういう風ではなかった。
 その後シルバーリーブが襲撃されて、家が燃えてしまった際に、件のプレートアーマーは融けてしまったとも考えられるのだが、そのことへの言及が一切ないのはおかしいし、やはりそれ以前のアーマーを持っていないかのような描写がひっかかる。
 となると、キスキンからシルバーリーブへの帰途に何かあったとしか考えられない。魔物との戦闘で駄目になったか、船が沈みそうになって海に落としたか、トラップがまたギャンブルで大損したのか。家から便りが来て「あのアーマーは実は騎士団のものだから返すように」と迫られたという可能性もある。
 可能性が高いのは後者だろうか。そうすれば、アーマーを家に返さなくてはならなくなったクレイのために、優しい(笑)兄達が竹アーマーに魔法をかけて送りつけてくるという話に繋がりやすくなる。アーマーを手放したばかりとなれば、クレイもそれを装備せざるを得ないだろうから。
 そう考えれば、サラディーの王様からもらったブレストアーマーを竹アーマー+1と一緒にクレイが装備していた理由も納得できる。さすがにブレストアーマーとプレートアーマーの重ね着はできないだろうし(イラストを見ても重ね着しているようには見えなかった)、その頃はまだ家もないからどこかに保管しておくこともできず、持ち運ぶにはかさばりすぎるから、プレートアーマーとひきかえに実家に置いてきたのだろうと思っていた。それをまた装備していたということは、実家から送ってきたとしか考えられない。実家からプレートアーマーを手放すよう指示したのでなければ、あちらではクレイがブレストアーマーをまた必要とするなどとは考えず、わざわざ送ってはこなかったろう。
 …と、このように考えて一応納得はしたのだが、やはり作中に説明がほしかったところではある。

 

 

トラップ

年齢

17歳

職業

盗賊

役割

交渉、情報収集

趣味

ギャンブル

家族

ブーツ一家の一人息子

特殊スキル

鍵開け、罠外し、忍び足、ダーツ、ゲーム、
手品、ヒポの運転
交渉(宝が絡むと普段の約三倍の能力を発揮)

E強化型パチンコ
E派手な服
E忍び足用ブーツ

盗賊七つ道具
ブルークリスタルダイス
トラップチェッカー
ファイアーガン

パチンコ
緑のタイツ
星のかけら

ドラゴンのネックレス

 本名ステア・ブーツ。大盗賊団ブーツ一家の一人息子で、クレイとは幼馴染。小さい頃から修行を積んできたため、最初から盗賊としてはほぼ完成した能力を持っている。
 通常の盗賊スキルに加え、敏捷性もずば抜けており、口の悪さと逃げ足の速さは天下一品。ギャンブルと宝箱には目がないあたり、最も冒険者らしい冒険者といえる。(寝起きの悪さは冒険者としては少々問題だが)

 毒舌家のトラブルメーカーだけど、トラブルもモンスターの攻撃も、抜群の身のこなしで避けてしまうのは流石。しかし、避けたそれが仲間(主にクレイ)に当たってしまうことも数多い。けれど本人は、マイペース故にそんな仲間の批判もどこ吹く風。能力は高いが、彼とパーティーを組むにはある程度高いカルマの持ち主でないと、諍いの原因となるかもしれない。実際、相手がクレイでなければ、トラップがギャンブルでクレイのアーマーまですってしまった時点でパーティー解消となっても不思議はなかったろう。

 とはいえ、現実主義で裏表がなく、よく言えばはっきりものを言うトラップは、ことにこのようなお人よしパーティーにあっては貴重な存在。パステルにとっても作品全体にとってもいい刺激となっている。
 ただ、新シリーズに入ってから子供っぽさが強調されているきらいがあり、言葉の端々から受ける印象もだいぶ変わってきた。旧シリーズの、飄々として何ものにもとらわれず、傍迷惑なほどどこまでも自由なところが好きだったのだが、今は色々なものにとらわれすぎているような気がする。その一方で思っていることを何でも口には出さずに抱え込むようになって、若干その魅力は減じてしまったかもしれない。

 カルマは低いが悪運強く、クレイとは反対に運はわりといい方で、活躍の機会が多い。セリフの数も、恐らく作品中最も多く、よく目立つ。多少その性質が変わってしまったとはいえ、トラップの舌先三寸の活躍は、読んでいて非常に楽しい。

<今後の強化>

 初期レベルは3だったが、今は5。体力、知力共に順調に伸びている。カルマは低いが、パーティーの平均カルマは非常に高いので、特に困ることはないだろう。盗賊としてのスキルは既に極めており、魔力もあるためマジックアイテムを使えば魔法の鍵を外したりすることもできる。
 武器であるパチンコは、確かな命中率を誇れるパーティー唯一の飛び道具として重宝していたが、攻撃力の低さだけが問題だった。だが、それも強化型パチンコの入手によりまずまずの攻撃力を確保できるように。盗賊としてはもう十分すぎるほどだが、魔力もあるためお金が余っていればファイアーガンなどでさらなる攻撃面でのパワーアップを図れるだろう。
 防具はただの派手な服なので少々心もとないが、身かわし率が非常に高いため、敵の攻撃を受けるようなことは滅多になく、さしあたって強化する必要はないだろう。
 DQでは、武闘家と盗賊はあまりお金がかからないが、トラップもまさにそうで、貧乏パーティーにはありがたい存在だろう。問題はギャンブル癖だが、最近は所持金以上のものは賭けていないようなので、トラップも成長はしているのかもしれない。

<小さな疑問>

 冒険者カードにある「窃盗罪11件」が気になる。一体何をやらかしたのか……。
 それなりにいいこともしているのに、カルマが一向に上昇しないというのにも首を傾げてしまうところだが、カルマがただの善悪の行いだけでなく、「どれだけ心安らかに過ごせたか」も基準になるらしいことを思えば納得できる。「キットン族の証」以降、トラップはしょっちゅういらいらしているので、カルマが上がらなくても仕方ないだろう。

 

 

キットン

年齢

36歳

職業

農夫(薬剤師)

役割

知恵袋、四次元ポケット

趣味

キノコ研究

家族

妻・スグリ、妹、姉
兄二人(ガイ・キットン&ダイ・キットン)
弟二人(オイ・キットン)

特殊スキル

大声、薬の知識、キノコの知識
キットン魔法(キノコ変化、バンザイ魔法、
プンスー魔法)

Eクワ
Eたびびとのふく

モンスターポケットミニ図鑑
薬草百科
新キノコ大図鑑
薬草
キットン族の手鏡

草の種、爆弾、惚れ薬、
次に言ったギャグが受ける薬
ホーリースプレー1

フォローアップドリンク

そこだなスプレー

コレヌール、ノルノム

 本名ノイ・キットン。お風呂嫌いの外見からはとてもそうは見えないが、キットン族王家の生き残り。長く記憶を失っていたが、キットン族の試練を経て記憶を取り戻し、妻スグリとも再会を果たして、当初の旅の目的は無事達成された。

 いい意味でも悪い意味でもマイペースで、知的好奇心旺盛な学者肌。最初はただの変人だったが、記憶を取り戻してからはどんどんまともになって、今ではせいぜいちょっと変わった人、という程度。年長者らしいかっこよさも発揮するようになった。特にスグリと再会した際に見せたかっこよさでは、こちらのキットンへの好感度も大幅に上がったものである。そんなキットンは確かに魅力的でもあるのだが、「探せば身近にいそう」というところまで変人レベルが下がってしまったので、それがちょっと物足りなく感じたりもする。

<今後の強化>

 初期レベルは3だったが、今は5。武器がクワという攻撃力の低さを考えると、ここまで上がったのは幸運だと言えるだろう。イベントを通じて魔力と知力が驚異的な伸びを見せ、習得したキットン魔法は有用性の高い補助魔法として使えるようになった。回復魔法は使えないものの、薬草を使いこなせるので、僧侶役としては十分に機能を果たしているといえる。カルマは最初は0で、特に良くも悪くもなかったが、普通はそんなものかもしれない。スグリに会ってからは心の平安を得たのかそのカルマも少し上がった。全体として、能力値だけを見ると、最も高いのはキットンかもしれない。

 戦闘においてはモンスターポケットミニ図鑑で弱点を調べるのが役目だが、すぐパニックになるため調べるのに時間がかかり、役に立たないことも多い。流石に一度遭遇したモンスターのことは忘れないものの、できれば図鑑を暗記して、すぐに弱点を教えてほしいものである。とはいえ、キットン魔法を習得した今も、戦闘時におけるキットンの第一の役目はモンスターの弱点を調べることで、キットンがあたふたしながらモンスター図鑑を広げるというのがこのパーティーの名物ともいえるものなので、読者としては今のままの方がありがたい。

 防具はただの旅人の服だが、大抵パーティーの真ん中という安全な位置にいるので、危険な目に遭うことは少ない。とはいえ、体力はともかく敏捷性の方は大変心もとなく、現在の装備では不安が残る。せめてパステル並の装備は整えて、多少の攻撃は防げるようにしておいた方がいいだろう。

<備考>

 サラディーの土地を肥沃にした功績により、肖像画が記念切手になる。

 

 

ノル

年齢

23歳

職業

運搬/運送

役割

運搬、癒し

趣味

あやとり

家族

メル(双子の妹)

特殊スキル

優れた聴力、小動物と話せる、家具作り、
怪力、かばう、におうだち

Eハンドアクス
大八車
へい、親方
パーティーの荷物

こん棒

 つぶらな瞳がチャームポイントの巨人族。怪力でありながら物静かで優しく、まさしく縁の下の力持ちを体現したかのような人物。

 巨人族にしては小さい方だが、それでも平均よりはだいぶ大きいため、安宿では部屋に泊めてもらうことができず、大抵床か納屋で寝る羽目になる。そんな不遇をかこつ彼だが、不平の一つももらすことなく、いつも穏やかににこにこしている。そんな彼だからカルマも桁外れに高く、動物やアンデッドなどからよく好かれている。

 惜しむらくは、無口な故目立たないこと。大抵の場合、小説では無口なキャラというのは存在しないも同然であり、ノルも例外ではない。しかし同じパーティーの一員でありながら、これではあんまりな気がするので、なんとかもう少し活躍してほしいものだ。

<今後の強化>

 初期レベルは4で、今は5。体力とカルマは順調に上がっており、特にカルマの高さには目を瞠るものがある。だがその一方で、知力は低い。なんとルーミィ並である。そういえば、クレイも知力が途中から伸び悩んでいるが、知力とカルマの両立は難しいものなのかもしれない。でも、いくらなんでもこれはないのではなかろうか。どのような基準で知力を測定しているのか知りたいものだ。

 しかし、ファイターのクレイがレベル4から7へ、詩人のパステルや農夫のキットンですらレベル3から5に上がっているというのに、前線に立つことの多いノルがたった1しか上がっていないというのは、少々悲しいものがある。クレイもそうだが、カルマが高いとかえって活躍できないものなのだろうか。

 とはいえ、前線に立ってはいても、武器を振り回すより体を張って仲間を守ることの方が多い現状を考えれば、これも仕方のないことかもしれない。キットンが安心してモンスターポケットミニ図鑑を調べられるのも、後方でのんびり作戦を立てることができるのも、皆彼のおかげである。

 そんな彼だが、守りの要であるのに防具はただの旅人の服で、守備力は非常に低い。そのために一度は命を落とすことになった。本来なら、パステルよりもノルの装備を整えるべきだったろう。せめてレザーアーマーの一つも装備していれば防げた怪我の、なんと多いことだろう。今からでも遅くはない。大至急ノルにまともな防具を装備させるべきである。ノルにも装備できるアーマーとなるとなかなか難しいかもしれないが、幸いにも手元にはブラックドラゴンのウロコがある。頑丈なベストのようなものを買ってきて、それに+1の魔法をかければいい。今ならば、頑張ればなんとか資金も調達できるだろう。今すぐそうすべきだ。二度と悲劇を繰り返さないために。

<小さな疑問>

 ノルのアーマーもクレイが作るわけにはいかないのだろうか、と思ったが、二人してカランコロンにぎやかな音をさせながら歩いていると、冒険者だが旅芸人だかわからなくなるのでとりやめになったのだろう。

 

 

ルーミィ

年齢

不明

職業

魔法使い

役割

マスコット

趣味

食事、口真似

家族

不明

特殊スキル

記憶力、魅惑の瞳、バーサク(フライ)
妖精を見、話すことができる

E銀のロッド
Eジャンプスーツ
呪文を書いたメモ

ファイアー

ストップ

コールド

フライ

 ファアルウ族というエルフの子供。ズールの森で山火事に遭い、両親とはぐれていて泣いているところパステルと出会った。両親の消息は不明。フライが得意な種族で、エルフの宝を守っていたらしいが、詳しいことはわかっていない。謎の行商人から狙われており、彼女についてはまだまだ謎が多い。

 左利き。外見に似合わず大変なくいしんぼうで、「おなかぺっこぺこだおう!」が口癖。ただ、トンジャンだけは苦手らしい。

 シロちゃんを片時も離さず、パステル、クレイ、ノルには特によくなついている。なぜかドワーフが好きらしく、ドワーフではないものの、力持ちで鳥と話せるノルに憧れている模様。

<今後の強化>

 初期レベルは2で、今は4。魔力は順調に伸びており、当初は松明程度の威力しかなかった魔法も、今では立派な主戦力。一人で二つの魔法を同時に使って、ジャイアントスパイダーゴンを倒せるまでになった。フライについては天性の素質を持っており、時に凄まじい威力を発揮する。

 今後覚える魔法としては、今ある攻撃魔法、特にコールドを強化するのがいいだろう。補助魔法はキットンが使えるし、ファイアーは魔法を使わずとも同等の効果を起こすことが可能だからである。マグマンや一部のスライムのように、コールドがなくては倒せない敵もいるから、ルーミィは今や戦力としても欠かせぬ存在である。

 防具は普通だが、いずれ成長することを考えればあまり高価なものを買うわけにもいかないだろう。それに大抵はクレイかノルにおんぶしてもらって守られているから、パーティー内では常に最も安全な場所にいるともいえる。ただ、魔法のレベルはあまり高くないので、フォローアップドリンクをたくさん持っておいた方がいいだろう。

<小さな疑問>

 エルフは人間とは年のとり方が違うようで、今のところ登場時と比べて殆ど変化は見られないが、大きくなったらどんな風になるのだろうか。

 

 

シロちゃん

年齢

不明

職業

白い竜

役割

マスコット

口癖

〜デシ

家族

ホワイトドラゴン族の長の末っ子(兄がいる)

特殊スキル

幸運、策敵(危険が迫ると緑の目に)、飛行、
巨大化、熱いのデシ、まぶしいのデシ

E毛糸の三角帽子
E羽つきリュック

ドラゴンの宝玉

緑の風呂敷

ベスト
ホワイトドラゴンの血

 本名トレイトン・サブラァニア・ファンデュ。幸運を呼ぶと言われるホワイトドラゴンの子供。ホワイトドラゴンは出会った人間の願いを一つ叶えることになっているのだが、それがパステルの「一緒についてきてほしい」というものだったため、パーティーに加わることになった。特にトラップを慕っている模様。

 とにかくけなげで賢く、可愛らしい。思わず抱きしめたくなる愛らしさ。パステルは最もいいお願い事をしたのではなかろうか。

 可愛いだけで十分すぎるところを、ドラゴン故に数々の特殊能力を有し、各地のドラゴンや精霊にも顔がきく。おまけにシロちゃんが仲間に加わってから、さしたる犠牲もなくレベルの高いクエストを次々にこなしている。シロちゃんがいなければどうなっていたかと思うと、少々怖ろしくなるほどだ。

<今後の強化>

 ドラゴンもレベルアップするらしく、最初は下手だった飛行も今では実用レベルになり、小型か巨大化かの二択しかなかった体の大きさに、中型という選択肢も加わった。これでダンジョン内の通常戦闘でも活躍できるだろう。
 次のレベルアップは人の形をとることらしい。是非見てみたいものだ。(人の形をとっても角やシッポだけはそのままだったり、口調は変わらなかったりするのかもしれないけど)

<小さな疑問>

 ホワイトドラゴンの血は万病に効き、重傷を負ってもたちまち治癒してしまう。普通の怪我ならキットンの薬草で十分だが、命にかかわるような重傷を負った場合、薬草だけでは心もとない。とても気軽には使えないが、僧侶のいないこのパーティーにおいて、シロちゃんの血はいざという時に助けになる…はずだった。だが最近は、命にかかわるような重傷を負っても、なぜかシロちゃんの血を使おうとはしない。非常に頼みづらいのは確かだが、生きるか死ぬかという時にまで頼ろうとしないのはなぜなのか。もしかすると、母親と再会した時に、「ホワイトドラゴンには、人間と行動を共にする場合、○回までしか血をあげてはいけないという決まりがある」といった風なことを聞かされたのかもしれない。……そうでも考えないと、とても説明がつかない……。

 

 

パステル・G・キング

年齢

16歳

職業

詩人/マッパー

役割

財務管理

趣味

小説執筆

家族

祖母(由緒正しい家柄らしい)

特殊スキル

小説執筆、料理、方向音痴

Eショートソード
Eレザーアーマー
Eかわのマント
Eかわのブーツ

クロスボウ
薬草入りチョコレート

ハンカチ、キャンディ、
鉛筆、リボン、
マッピーマーカー、

バンホウ

 主人公。ちょっぴりドジで泣き虫だけど、明るく立ち直りが早いという性格は、典型的な主人公のものといえるだろう。マッパーなのに方向音痴で、気が優しくて感激屋、というところもまさにこのパーティーの色を表しているといえる。類は友を呼ぶのだろうか。

 父親が弁護士だったためか、「高い」と言われている本もそこそこ読める環境にあり、冒険への憧れを募らせ冒険者となった。小さい頃から修行を積んできたわけではなく、思い立ったが吉日とばかりに冒険者資格試験を受けにいき、そこからとんとん拍子にパーティーまで決まってしまった。
 そのためか、新シリーズに入ってからは、パーティーにおける自分の存在意義について悩んだりしている。しかし、それを言えばもともと詩人という職業自体があまり役に立たないものなのではなかろうか。RPGを思い返してみても、詩人というのはイベントに必要だから仕方なく連れていくといったような存在でしかなく、基本的には足手まといな職業である。それはFFの詩人が最初に覚える特技が「かくれる」であることを考えても確かだろう。一部の魔物相手に絶大な効果を発揮することもあるが、それとても他のメンバーで対処できないわけではないし、そのような魔物も多くはない。何より、パステル自身はそういう特殊な歌を歌えないのである。
 普通なら、パーティーを組むのにかなり苦労するところだったろう。詩人というのは、必要なクエストの時だけそこそこのレベルのを連れて行くというのが一番いいからだ。レベル1の詩人と組もうと考える人はあまりいないだろう。
 そうした逡巡を経てこなかったために、後で悩むことになってしまった。それも、人間関係における自己の存在意義と、冒険者のパーティーにおけるそれとをごっちゃにして悩んでしまったため、ややこしくなったようだ。

 パステルの存在は、このパーティーに家族的な温かみを出すのに大きなものとなっていると思う。ただ、最近ではその雰囲気に馴染みすぎたのか、冒険への欲求が薄れているようで、主な関心が日常生活や人間関係に移って、冒険に出てもあまり興奮しなくなったのは読者としては残念である。

 基本的に、詩人が本領を発揮するのは戦闘以外の面でである。詩人がいるからこそパーティーの活躍が世に広まる。実際、パステルのおかげで「アンジェリカ王女のお仲間」の称号を得て、数々の恩恵を受けることができた。こうした側面は無視できない。もっとも、クレイの竹アーマーまで世に広まってしまったのは、本人にとってはあまり嬉しくないかもしれないが…。

<今後の強化>

 最初は3だったレベルも今は5。悩みから脱却した後の、特にここ最近での体力と知力の上昇が著しい。さほど何かが変わったようには見えないのだが、この伸びは一体どうしたことだろうか。

 マッパーだけど、天性の方向音痴は重度で、何度も行っているエベリン(しかも一時は住んでいた)ですら道に迷うほど。マッピングしても地図がぐちゃぐちゃになってしまう。これは地道に経験を積んでいくしかないだろう……経験で改善されるものなのかどうかわからないが。やはり望み薄なマッピングよりは、戦闘面での強化に専念した方がいいかもしれない。

 武器は、弓と剣。弓は練習しているというだけあって、たまに運良くあたるようになってきてはいるが、まだ実用レベルとは言い難い。それでも今のところ、パーティーにおいて最も攻撃力が高く、飛距離のある飛び道具なので、これが使いこなせるようになれば、一気に戦力として活躍できるようになるはずだ。

 また、剣の方も、せっかく仲間に達人レベルの剣の使い手がいるのだから、努力すればまだまだレベルアップが見込めるはず(あのリナ=インバースも、ガウリイと修行してからさらに強くなったのだし…)。もっと剣の腕が上がって、急場をある程度しのぐことができるようになれば、後方の守りについて、キットンやルーミィを守ることができるようになる。そうなれば、クレイやノルも思い切り戦えるようになるだろう。本人が主戦力にはなれなくても、ノルを攻撃に回せるようになれば、そのメリットは大きい。

 防具は既にそこそこのものを手に入れたのだし、武器も悪くない。後は本人の腕だけである。

<小さな疑問>

 まず気になるのは、一体どうやってあのレザーアーマーを買ったのかということだ。クレイ、トラップ、ノルの装備は出会った時から殆ど変わっておらず、キットンもクワとモンスターポケットミニ図鑑を手に入れただけ。装備が飛躍的に強化されているのは、思えばパステルだけなのである。最近までは各自の誕生日ごとにエベリンに冒険者カードの更新に行かなければならなかったから、その費用を捻出するだけでも大変だったろう。ルーミィの魔法を買うのが精一杯で、とてもレザーアーマーを買えるほどにお金をためることができたとは思えない。おまけにクロスボウまで……。ヒールニント以前にも、何か実入りのいいクエストがあったのだろうか。クレイのアーマーやノルの装備を買えるほどではないけれど、パステルのレザーアーマーならなんとか買える、という程度の……。体力・守備力の低いキャラから装備を揃えるというのは鉄則なので、パステルの装備から強化することには、仲間からも反対意見はなかったのだろう。しかし後になって思えば、ここでパステルの装備を買うよりも、もう少しお金をためて、前線に立つノルにまともな装備を買うべきだったかもしれない。

 あと、エベリンで苦労して手に入れた白いマントをマウルに食べられたからと、リーザ国で新しいマントを買っていたが、この時は家が焼けたばかりで殆どお金などなかったはず。セール中の古着とはいえ、どこに白いマントを買うお金があったのだろうか……。もしかすると、金銭感覚も最初の頃とは変わってきていて、ないと言いつつも多少はあったのかもしれない。

 

 

好きなアイス

パステル

イチゴミルク

ルーミィ

チョコミント、ナッツ、クッキーチョコ

クレイ

紅茶

トラップ

ナッツ

キットン

メッ茶

ノル

バニラ

 

 

 

2012.9.30

 

 

 

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