伝勇伝 キャラクター

 

 

シオン・アスタール

能力

政戦両略

特技

人を使う

DQ風スキル

剣、素手、魔法、カリスマ、狂える勇者

趣味

仕事、ライナいじめ

 ローランドの若き英雄王。銀英伝風に言えば気さくなラインハルト。腐った貴族に憤り、血筋を蔑まれながらも己の力で王位を掴む、という経歴のみならず、生活が質素でやや貧乏性めいたところまでラインハルトに似ている。

 銀色の長髪に金色の瞳、高い理想と熱い志を持っている、というこの作品一番の私のお気に入りキャラ。そして私のお気に入りキャラの例に漏れず、不幸への道を邁進中。どうか死にませんように……。

 

 

ミラン・フロワード

能力

謀略

特技

暗殺、ブラックジョーク

スキル

魔法、カオス、黒叡の指輪

趣味

シオンを最高の王(ミラン観)にすること

 漆黒の長髪に濃紺の瞳。黒づくめの出で立ちは存在感抜群。銀英伝風に言えばオーベルシュタインだが、オーベルシュタインと違って美青年で、人気も上々の様子。そのかわり、美貌と人気の代償か、オーベルシュタインよりも能力は下がっているらしく、時々とんでもない間抜けなミスをするのがご愛嬌。

 「鋼の錬金術師」のキンブリーのように独特の美学をもって動いており(ただし殺人狂ではない)、その美学でもってシオンに心底惚れ込んでいる。
 余談だが、貴族一同に向かっていきなり「死んでください」などと告げるところは、ミストバーン(ダイの大冒険)にも似ていると思う。主への惚れこみようも。

 

 

ライナ・リュート

能力

魔法、受け流し(精神ダメージ無効)

特技

いつでもどこでもいくらでも寝る

スキル

魔法、素手、ゆとり、複写眼

趣味

昼寝

 大の面倒臭がり屋で、いつも寝てばかりいるが、過酷な境遇で育ってきたため、大抵のことでは動じることも、感情を露にすることもない。常にゆとりと、全てを受け容れる優しさを持っているが、反面、何事にも執着せず、諦めの良すぎる面も。シオンやフェリスの影響でその傾向も変わりつつあるが、基本的な性格はなかなか変わらないようである。

 一応主人公だが、どういうキャラかなかなか掴めずにいた。遺物探しも欠伸しながらやっているような状況で、ライナ側の物語になかなか緊迫感が生まれなかったのも、このライナの性格ゆえだろう。「タイタニア」もそうだったが、主人公が積極的に動きたがらない性格だと、やはり物語としては冗長になってしまうものかもしれない。

 

 

フェリス・エリス

能力

神速の剣術

特技

団子ならいくらでも食べられる

スキル

剣、団子、美貌

趣味

団子探求

 ライナの相棒。いつも無表情だが、相棒であるライナだけはそこにある感情を読み取ることができる。

 通常であれば男剣士に女魔法使い、という組み合わせになるところを反対にしたのがこの作品の面白いところ。「大剣でライナをどつくフェリス」の図はこの作品の名物となっている。

 

 

クラウ・クロム

能力

戦闘指揮

特技

戦闘

スキル

剣、素手、熱血、黒手

趣味

訓練

 作品によっては主人公にもなれそうな熱血キャラ。ライナはあの通りやる気がないし、シオンはシオンで大きすぎる苦悩を抱えている上に得体の知れないものにとり憑かれている。
 そんな中、クラウは珍しく影のないからりと明るい陽性のキャラで、赤毛赤目の目立つ容貌もあって暗くなりがちなこの作品の中でも特にシリアスなシオン陣営を明るくするのに一役買っている。
 ノアと恋に落ちたり特殊能力(腕)を持っていたり大声で叫ぶ回数が作中でおそらくトップクラスだったりと、少年漫画の主人公たる条件はおおむね揃えているが、悲しいかな出番はあまり多くない。ミランと犬猿の仲だが、ミランに出番を食われることもその理由のひとつだったりするかもしれない。

 

 

ノア・エン

 元エスタブール公主。凛とした気品を備え、君主たる資質も高かったが、残念ながら世間知らずだったため、側近とミランに利用されることとなった。
 この後将軍にでもなって軍を率いたりするようになれば面白かったのだが、そういうこともなかったため活躍の場は失われ、出番は減る一方である。

 

 

ミルク・カラード

能力

カラード小隊指揮

特技

ボケ

スキル

魔法、素手、チャーム

趣味

不明

 ギャグ担当。ライナが好きで、一応シリアスな過去などもあるのだが、全くそのようには見えない。シリアスな事柄も、彼女が絡むとどこかギャグに見えてしまうという特異な能力の持ち主。別作品から来たかのように、物語から完全に浮いている…。

 

 

ティーア・ルミブル

能力

みなごろし

特技

魔眼保持者勧誘

スキル

素手、殲滅眼

趣味

不明

 とにかく桁外れに強い。人間に対しては恐るべき殺戮者、しかし魔眼保持者には優しいお兄さん。百八十度態度が違うので戸惑う。人間を激しく憎んでいるが、オルラ兄妹の所業を見ていれば、それもむべなるかな。しかし彼は、その態度がまた彼の憎んでやまない人間と同じだということに気づいていない……。

 

 

レファル・エディア

能力

政戦両略

特技

不明

スキル

剣、カリスマ、グロウヴィル

趣味

不明

 シオンと同じくある種の王の理想像。共通点も多いが、キャラのイメージはシオンが彗星ならこちらは岩。国のイメージ(ローランドが岩でこちらが彗星)と正反対になるところが面白い。
 ざっくばらんな性格で親しみを持ちやすい反面、シオンのような繊細さには欠ける。堂々たる覇王で、好感の持てる人物だが、よく考えるとやっていることは王らしく結構えげつない。

 

 

オルラ兄妹

能力

勇者の遺物、魔眼に関する知識

特技

暗殺、魔眼収集

スキル

來獣の指輪、エレミーオの櫛、アイルクローノの鎌

趣味

不明

 えげつなさならナンバー1。にっこり笑って人を殺す。鎌を持っているところなどは、まさに死神。人の憎悪をかきたてること、彼らの右に出る者はいない。

 

 

2011.8.6

 

 

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