勝手に強さランキング

〜青学編〜

 

  強者ぞろいの青学だが、強さに順位をつけるとしたら、どのようになるだろうか?

 とりあえず、No.1手塚とNo.2不二ははっきりしているが、そこから下になると、

どうもはっきりしない。

 そこで、総当たり戦を行った場合の戦績から、誰がどのぐらい強いのか予想して

みることにした。予想の難しい個々の試合模様については後で詳しく検討していくが…

とりあえず、以下のようになった。

 

総当たり戦勝敗予想

 

手塚

不二

菊丸

大石

河村

海堂

桃城

越前

手塚

不二

×

×

×

菊丸

×

×

×

×

×

×

大石

×

×

×

×

×

河村

×

×

×

×

×

×

海堂

×

×

×

×

桃城

×

×

×

×

×

×

×

×

越前

×

×

×

×

 

 

 手塚は「青学最強の男」ということで当然全勝。No.2という設定の不二は手塚に

一敗したのみ。不二VSリョーマの練習試合は雨で中断されたが、一応不二がリード

してたので、不二の勝ち。

 問題は、かつてNo.3だったVSリョーマである。原作では7−5で一応リョーマが

勝ったのだが、その時の乾はリョーマにスプリットステップがあることを知らなかった。

そして、リョーマの球に追いつくこともできなかった。

 だが、今の乾は違う。多くの試合を見て、乾はリョーマのデータはすべて揃えたはずだし

、たゆまぬ努力によって身体能力もずいぶん向上した様子。そう、あの手塚に本気を出さ

せるほどに。リョーマも試合中に変化していくだろうが…それでも今の乾ならなんとか

勝てるのではないかと思われる。

 の他の試合についてだが、手塚と不二を除いては全勝だろう。以前負けた海堂に関

しても、トレーニングのコーチをしているからデータは集まっているはずだし、体力面

でも海堂にひけをとらないはず。だがら、乾が勝つだろう。

 リョーマの他の試合についても…たいていの相手には勝てるだろう。パワープレイヤー

河村桃城あたりがちょっとひっかかるが、河村はツイストサーブを返せない可能性が

高い。両手打ちの波動球にしても、移動速度がやや遅い河村は、その前にリョーマの打球

に追いつけないことも多いだろう。だから、リョーマの勝ち。

 桃城に関しては…難しいところだが、リョーマの方が素早いので大抵の打球は返せる

だろう。ダンクスマッシュにもドライブBで対抗できるだろうし。だから、リョーマの勝ち。

 ただ、海堂は……かつての試合では、消耗戦に持ち込み、リョーマの作戦に気づかなかった

海堂が敗北したが、その時と比べ、海堂の体力は格段に上がっているはず。それに海堂も、

もう同じ手にはひっかからないだろう。よって、リョーマVS海堂は、海堂が勝つのでは

ないかと思われる。

 というわけで、青学の旧3強(この予想では「旧」にならないが)と、「バケモノ3人組

(手塚、不二、リョーマ)」についての予想は一応ついた。残りのメンバーについて、見てみよう。

 

〜菊丸VS.大石〜

菊丸のアクロバティックプレイは、「相手の予想もしないところに球が返ってくる」

というところに利点がある。「とても拾えない球」を返すという点でも相手の意表をつく

効果がある。

 だが、大石は菊丸と長い間ダブルスのコンビを組んでいるため、菊丸がどこでどう返して

くるかはお見通しである。それは菊丸の方も同様だが、相手の意表をつけないということは、

菊丸の長所が全く生かされないということであり、この条件は菊丸の方が痛いだろう。そ

れで長期戦にでもなれば、体力の消耗が激しいアクロバティックプレイは圧倒的に不利。

よって、大石の勝利。

 

〜菊丸VS.河村〜

 河村の波動球を菊丸は返せないだろうが、菊丸はとんでもない状況からとんでもない

ところに球を打ってくるため、河村もそれに対応できない可能性が高い。恐らく、両手

打ちの波動球が打てる状況は、そうそうまわってこないだろう。よって、菊丸の勝利。

 

〜菊丸VS.海堂〜

 自分のペースに持ち込んだ方が勝ち。菊丸のアクロバティックプレイには、海堂は

十分に対処できないだろうから、最初は菊丸有利かもしれない。だが海堂はしつこい。

とにかく粘る。そうして試合が長引く一方で、菊丸の体力はじりじりと削られていく……

というわけで、海堂の勝利。

 

〜菊丸VS.桃城〜

 恐らく接戦になるだろう。桃城のダンクスマッシュやジャックナイフについては、

菊丸は対処法を持たないが、菊丸のアクロバティックプレイについても、桃城は対処法を

持っていない。しかし、桃城の技は使える状況が限られるが、アクロバティックプレイ

なら大抵いつでもできる。桃城は海堂ほどしつこくないと思われるので、菊丸も体力が

尽きる前になんとか勝てるのではないかと思う。よって、たぶん勝つのは菊丸。

 

〜大石VS.河村〜

 河村の両手打ちの波動球。これを大石は返すことができないだろう。また、そうで

ないパワーボールも大石は苦手かもしれない。だが、大石は計算高くコントロールは

抜群。最初は押され気味かもしれないが、きっとうまく作戦を立て、河村の返せない

ところに着実に球を持っていき…最後は勝つだろう。

 

〜大石VS.海堂〜

 どちらもしつこく球を返し、相手のミスを待つタイプである。経験は大石の方があるが、

海堂のスネイクに対し有効な返し技を持っておらず、消耗戦になる可能性が高い。

そうなれば、人並みはずれた体力を持つ海堂の勝利である。

 

〜大石VS.桃城〜

 大変予想のつけづらい試合である。手塚との試合では、どちらも共に6−1で負けて

いる。パワーは桃城に分があるが、コントロールは大石が上。そしてどちらもそこそこ

腹黒い。しかしまあ、計算高さなら大石の方が上だし経験も積んでおり、常に冷静。

桃城の方はといえば、腹黒いと言われる一方、単純とも言われ、すぐに熱くなる。

…大石の方が一枚上手だろう。恐らく大石は、地味だが堅実に相手の球を返し、

桃城の性格を利用してミスを誘うのだろう。

接戦になるだろうが、たぶんギリギリで大石の勝ち。

 

〜河村VS.海堂〜

 河村のパワーに対し、海堂は持久力。…となれば一見海堂が有利だが、河村には両手

打ちの波動球がある。これはまず返せないだろう。そして、海堂とのような持久戦となれば、

波動球を打てる機会も多いはず。ということで、河村有利。波動球を無理に返そうとして、

海堂が怪我をする可能性もある。というわけで、河村の勝利。

 

〜河村VS.桃城〜

 パワープレイヤー対決。桃城のジャックナイフも、河村にはおそらく通用しないだろう。

その一方で、河村の波動球(両手打ち)は桃城も返せないと思われる。移動速度等は

桃城の方が上だから、それだけではまだなんとも言えないが……しかし、桃城の性格から

すると、波動球を取ろうとムキになり、ケガをする可能性もあると思われる。

このことを考慮に入れると、とりあえず勝つのは河村ということになるだろう。

 

〜海堂VS.桃城〜

宿命のライバル同士の対決。

双方とも、「コイツにだけは負けたくない」と思っているに違いないが…

今実際に試合をしたら、どうなるのだろう。

 ダンクスマッシュは、恐らく海堂が出させないようにするだろうが…ジャックナイフ

の方はどうにもならないだろう。しかし、海堂にもブーメランスネイクがある。そして

スネイク。これでじわじわと相手の体力を奪い、隙が出来たところをブーメランスネイクで叩く!

ライバルというくらいだから、実力は拮抗しているのだろうが…そうなれば、当然試合は

長引く。となると、しつこさと体力では右に出る者のいない海堂が有利。

…というわけで、勝つのは海堂だろう。

 

これで、一通りの検討は終了。戦績を見てみよう。

 

 

戦績

 

1.手塚  8勝0敗

2.不二  7勝1敗

3.乾   6勝2敗

4.越前  4勝4敗

4.海堂  4勝4敗

6.大石  3勝5敗

7.菊丸  2勝6敗

7.河村  2勝6敗

9.桃城  0勝8敗

 

 以上のようになった。

 試合には相性があるが、海堂の人並み外れた体力としつこさは殆どの相手に有効なため、

いろいろと有利なようだ。

 副部長の大石は、飛び抜けた強さはないが、堅実で安定しており、しかも計算高いので、

強さは中くらい。菊丸は長期戦になると不利。やはりダブルスの方が適しているようだ。

 河村は波動球を会得したことが大きい。これを繰り出せば返せる人は殆どいない(無理

に返そうとすれば怪我をする)ので、大きな武器である。

 桃城の0勝8敗は少々意外な結果だが…様々な側面において平均以上の力は持ってい

ると思う。ただ、計算高さや安定性、長期戦ということになれば上手は何人もおり、それ

以外の相手に関しても、「何か飛び抜けた技」という点で負けている。桃城のダンクスマ

ッシュやジャックナイフは確かに強烈で、返せない人も多いが、ある程度発動条件が限ら

れる。パワーは飛び抜けており、体力、移動速度等もいい方だが…それだけでは足りない

のだろう。まあ、試合には相性というものもあるから、青学には桃城と相性のいい相手が

いなかった…ということも言えるかもしれないが。

 

 ちなみに、私はテニスに関し、殆ど知識を持ち合わせていない。  

 それ故この勝敗予想に関しても、信憑性は薄いと思われる。

 それでもこんな予想をしてみたのは、自分なりにこの謎についてある程度の答えを

出しておきたかったからである。

 だから、この勝敗予想に納得のいかない人も、どうかあまり気にしないでいただきたい。

 そして、この勝敗予想で疑問視される点や問題点、そして自分の予想と違う点などが

あれば、是非教えて下さい。

 

 

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