タイタニア 関連CD

 

Sinfonia TYTANIA

好きな曲

「タイタニア」「国家」「未来」「大いなる戦い」「絶体絶命」

「タイタニア五家族」「宇宙制覇」「勝利」「虚無」「大団円」

表紙

 「交響曲」だからか、「イラスト」というよりも「絵画」といった雰囲気の表紙。。
 内容も、「タイタニア」という作品そのものに対する解説から、その音楽全体の解説、さらに一曲一曲にまで解説がついているなど充実していて嬉しいかぎり。(最近は絵が一枚だけの寂しいものも少なくないから…)

内容

 まずはメインテーマの「タイタニア」。格調高く、切なくて。虚空漂う宇宙船の残骸のイメージが浮かぶ。

 そして、後に続くは「交響曲」。その名は伊達ではなく、全体に流れがある。テレビで聴いた時から気に入ってCD化を待ち望んでいた曲も多いが、こうして聴くとその魅力は何倍にも増し、初めて聴いたかのような感慨を覚える。

 第一楽章「疾風」の「国家」からたちまち惹きつけられた。その後に続く「疾風」の名にふさわしい戦闘曲もかっこいい。

 第二楽章「旋風」は「タイタニア」の別バージョン「未来」から始まり、「タイタニア五家族」に続く。この曲は、このゆったりとしたリズムが印象に残り、なんとなく気に入っている。

 第三楽章「暴風」はその名にふさわしく、戦闘と、続く「勝利」の曲で構成されている。導入の「宇宙制覇」から低音が胸にずしりと響くが、その後の「大いなる戦い」がものすごくかっこいい。聴いていると鳥肌が立ってくる。「タイタニア」をアレンジしたものだが、とにかく素晴らしくて、これまでの集大成がここにある、という感じがする。

 第四楽章「凪」は、戦い終わってのレクイエム「虚無」から、壮大な中にも少し切なさを残した「大団円」へ。

 本当に、どの曲も聴き応えがあって素晴らしい。ただ、最後にED曲が別バージョンも含めて3曲も入っているのが気になった。カーテンコールにしても、3曲は多すぎて、これらを聴き終わった後には「交響曲」ではなくこちらの印象が強く残ってしまう。この曲だけ雰囲気が違うので、「交響曲」のこちらではなく、2枚目のCDに収録すればよかったのではないかと思う。
#もっとも、その後発売された二枚目は、収録時間がとても長かったので、そこにこれらの曲を入れるのは無理だったかもしれないが。

全17曲 46:49

09.02.18 発売

COLUMBIA

 

ORIGINAL SCORE FOR TYTANIA

好きな曲

「プロローグ」「流星旗軍」「ファン・ヒューリックのテーマ」

「王国は平穏なり」「リディア姫のテーマ」「リラのテーマ」

「敗北」「挫折」「真空の孤独」「ファン・ヒューリックの孤独」

「両雄対峙」「総力戦」「タイタニアの主題によるファンタジー」

「タイタニア五家族~Piano Version」「鎮魂歌〜あの空を、征け〜」

表紙

 今回はアニメの表紙。手書き風の文字で、下に「ORIGINAL SCORE FOR TYTANIA」と入っているのがかっこいい。それにしても、描かれた六人の人物のうち、タイタニア側が5人でヒューリック側が当の一人とは…見栄えの点ではタイタニア側の方がいいのはわかるが、ヒューリック側もドクター・リーなどはなかなか悪くない(むしろヒューリックよりも目立つ)はず。まあ、勢力図という点では妥当なのだろうけど。
#そういえば、「田中芳樹公式ガイドブック」の表紙でも、銀英伝キャラは帝国側は「オーベルシュタインの犬」まで登場しているというのに、ヤン側は2人しかいなかったので、そんなものかもしれない。

 内容は前回同様充実。作品に対する解説から楽曲解説まで。特に楽曲解説は、数が多いのにも関わらず一曲一曲にちゃんとついているから嬉しい。他にも作曲者インタビューや、アニメ各話サブタイトルなどの放送データまで載っている。

内容

 一枚目に収録されていなかった曲のすべてがここに収められている。よく使われていたのに1枚目には収録されていなかった、お気に入りの「流星旗軍」「ファン・ヒューリック」「挫折」などがこうしてCDで聴けるのは嬉しいかぎり。
 それにしても、「作中ラジオからちょっと流れていた曲」まであるのを知り、驚いたものだ。普通は既存の曲(主題歌など)を流すことが多いのに、あれがわざわざ作られたものだったとは……。

 他にも色々な種類の曲がある。「敗北」「悲しみ」「真空の孤独」のような悲しい曲から、「喜び」のような可愛らしい曲まで本当に様々だ。もちろん「武力衝突」のような戦闘曲も。特にかっこいいのは「総力戦」で、聴いていると否が応でもテンションが上がる。

 CDで聴いて良さに気づいた曲もある。たとえば、アニメではそれほど使われていなかった(気がする)「王国は平穏なり」「国家」風の荘重かつ華麗な曲で、好みにぴったり。「リディア姫のテーマ」も導入部はよく聴くが、後半はあまり覚えがなかったものを、この後半が私の好みと合っていて、とてもいい。テレビを見ていた時は、特別好きな曲として記憶に残っていたわけではなかったが、CDを聴いて大好きになった。

 発売日が何度も延びてやきもきさせられたが、待った甲斐はあったと思う。

全43曲 73:21

09.9.26 発売

COLUMBIA

 

タイタニア あの宇宙を、征け

表紙

 ジュスラン、アリアバート、リディア、ヒューリックという、この作品の中では比較的良心的な人物が表紙を飾る。特に奇をてらったところはないが、好感がもてる。

内容

 最初に発売されたタイタニアのCDシングル。初めて聴いた時からこのOP曲には圧倒され、CD発売を待ち望んでいたので、発売日には喜んで買いに行った。しかもこのCDには、OP曲だけでなく、BGMの「タイタニア」「勝利」まで収録されていたのだ。普通こういう場合はOP曲とその別バージョンしか収録されていないのが普通なので、嬉しかった。

 重厚壮大な旋律を朗々と歌い上げるこのOP曲は本当に素晴らしく、陰険な登場人物たち(一部除く)が暗躍する「タイタニア」世界には勿体無いほどだ。何はともあれ、この曲をじっくりとCDで聴けるのはとても喜ばしいことだと思う。

全4曲 11:54   歌:錦織健  音楽:高木洋

08.11.19 発売

COLUMBIA

 

 

 

2009.10.25

 

 

 

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