屍鬼とは

 

 

屍鬼

発生

甦生するのは、数人に一人。
起きあがるのは、最低でも死後72時間以上たって後。死後丸四日を過ぎ五日目に入るあたりが観察ポイント。
甦生する体質は遺伝する。両親ともに甦生した場合、子は人狼になる可能性がある。

弱点

日光に当たると焼ける。また,日中は休眠状態となる。
招かれなければ、人の住む所に踏み入る事ができない。

塩は無効だが、基本的に呪術は有効。

  • 十字架や本尊、仏像の光背(仏像自体は平気)など、直線が配置された図形は恐怖刺激になる。
  • 鈴の音など、澄んだ金属の音は、総じて恐怖心を喚起する。
  • 抹香や線香などの芳香にはひどく嫌がる様子を見せるが、普通の香料には反応なし。

対処法

異常に治癒能力が高いため、倒すには頭部を切断するか、心臓か肝臓に杭を打つ。
ちなみに、一切の薬物
(麻酔含む)は効かない。

特殊能力

  • 屍鬼は伝染する。屍鬼に襲われ死んだ者は、屍鬼となることがある。
  • 吸血の際、獲物を恍惚状態にし、暗示をかけることができる。
  • 割り込む(既に襲われている者を別の屍鬼が襲う)と暗示が効きにくくなる。
  • 屍鬼は高い治癒能力を持つが、生前の損傷は再生できない。
  • 夜目が利く。また、血の匂いで同族か否かを判じることができる。

屍鬼は人を襲い、血液を採取する。非常に知的で生産的な存在で、計画的に行動する。身体は死の直後の状態で凍結されている。死んではいないが、生きてはいない。血液と脳だけが生きており、脳生の死体だと言える。

 

人狼

発生

人狼は死んだことがない。死なずに、ただ変ってしまう。しかし、なかなか生まれず、屍鬼が30人かそこら襲ってやっと一人出る、という程度。

弱点

屍鬼よりは耐性があるものの、神域に入るのがつらい。日光は平気だが、他は屍鬼と同様。

対処法

屍鬼と同様。

進化した屍鬼。脈も体温もある。昼間にも出歩くことができ、普通の食事でも持ちこたえることができる(ただし、血の方が効率はいい)

 

 

桐敷家の人々

 

桐敷 沙子(きりしき・すなこ)

役割

屍鬼達のリーダー。

13歳の娘(SLE)を装う。

容姿

長い髪

経歴

死んで火葬になるような時代ではなかった昔から、長い時を生きてきた。

屍鬼達の狡猾なリーダー。機を見るに敏で、用心深いが、帰属できる社会への頑是ないほどの執着を持っている。静信のファン。


桐敷 千鶴(きりしき・ちづる)

役割

沙子の母親(SLE)を装う。

容姿

一見、二十代の終わりに見え、美人で品がある。

経歴

50年前に、辰巳に襲われ屍鬼になった。
かつては夫がいたが、すぐに南方で死亡。

単純な、子供じみた愚かさー無邪気さがある。


桐敷 正志郎(きりしき・せいしろう)

役割

人間。桐敷家の主人を装う。

容姿

四十代半ば。洗練されている。

経歴

父親は地位も財産もあったが人でなしで、そのためその子として孤立し、屍鬼になりたいと望むようになった。

屍鬼達の協力者。両親は甦生しなかったため、自身が屍鬼となれる確率は低い。


辰巳(たつみ)

役割

桐敷家の使用人を装う。

容姿

一見、二十代の半ばに見える。

人狼で、沙子とは長い付き合い。虚無主義者。


江渕(えぶち)

桐敷家の医者兼家庭教師を装う。

 

  • 桐敷家の車は、白の外車とワゴンっぽい車が一台ずつ。
  • 猟銃が五挺ある。
  • 引っ越しには「高砂運送」(真夜中の引っ越しトラック)を利用

 

 

その他の屍鬼

 

倉橋 佳枝(くらはし・よしえ)

役割

山入の采配をしている。

容姿

中年の女


佐々木(ささき)

役割

高見の後任の駐在。滅多に姿を見せない。

容姿

一見30歳ぐらい。
目が据わっていて、あまり人相がよくない。


今泉(いまいずみ)

役場の新所長。一度も役場に現れていない。

 

 

人狼

 

速見(はやみ)

役割

葬儀社の者。

容姿

五十代の小男で、常に笑っているかのような細い目をしている。

経歴

都会育ちで田舎を知らない。沙子に命じられて半年前、葬儀社に就職した。

 

 

 

 

2006.10.25

 

 

 

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