シリーズ十二国記 |
〜感想・評価〜
ここでは、作品についての評価と感想を述べています。
大好きな作品であり、適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、
楽しんで頂ければ幸いです。
しかし、なにぶん個人的なものですので、もし気分を害することになったらすみません。
注)・評価は5段階評価です。
十二国記 |
評価(原作) | ||||
ストーリー |
5+ |
壮大で奥深い。 |
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オリジナリティ |
5 |
中国をモデルにしているものの、設定などで独自の世界を築き上げた。 |
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一貫性 |
5+ |
細かいところまでよく作られており、しかも矛盾がない。 |
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話の構成 |
5+ |
伏線の張り方など見事。 |
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文章 |
5 |
うまい。 |
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感動 |
5 |
心理描写なども丁寧で、深いところまでつっこんでいるため感動も大きい。 |
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キャラクター |
5+ |
一人一人にすごく存在感がある。 |
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ユーモア |
4 |
世界観やセリフの端々に。 |
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ギャグ |
C |
雁のコンビに少し見受けられる程度。 |
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合計 |
41 |
総合評価 |
5+ |
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非常に緻密な設定のもとに作られている、大変優れた作品である。文章、キャラクター、ストーリー…どれをとっても文句のつけようがない。 |
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感想 |
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好きなキャラクター |
延王尚隆、廉王世卓、利広、利達、 泰麒、景麒、景王陽子、朱衡、松伯 |
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好きな場面 |
(全ての)王と麒麟の契約、 側近に叱られる尚隆、喜ぶ泰麒、 殊晶に叩かれる供麒、宗王一家の団欒 |
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使ってみたい道具 |
碧双珠(近眼とか治るかな?) 水寓刀(色々と知りたいことが…) |
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好きな国 |
奏、景、雁、漣 |
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フェアと称して棚いっぱいに並べられていたので買ってしまった。以前友人から面白いと聞かされていたが、本当に面白かった。すぐに夢中になり、あっという間に既刊を全巻そろえてしまった。その後講談社文庫から発行され、こっちの方が薄くて場所を取らなかったのにと悔しい思いをした。まあ、そっちにはイラストもあとがきもないからこれはこれでよかったのだが。(しかし、なぜ途中で文字が大きくなったのだろう?小さい方が読みやすかったのに) 多数の登場人物が出てくるが、一人一人の存在感が重く、漢字の名前を覚えるのが苦手な私も読み進めるのに不都合は感じなかった。映像も浮かべやすく、設定も細かいので広い世界を感じる。本当に一つの世界を創り出したという感じだ。 ストーリーは重厚でありながらハラハラドキドキ、そして所々、とても感動する場面やセリフもある。こんな優れた作品はそうそう転がっているものではない。出会えて幸運だと思う。 ただ、欲をいえば、早く新刊を出して欲しい。 |
評価(アニメ) | |||
ストーリー |
5 |
よく出来ている。 |
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キャラクター |
4 |
ややイメージと違う部分がある。 |
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画像 |
4 |
背景が綺麗。 |
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音楽 |
5 |
独特の雰囲気が出て、いいと思う。 |
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構成 |
5+ |
他の話への伏線も考え、よく作られている。 |
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演技 |
4 |
人により様々。 |
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遊び心 |
B |
世界が世界なので思いっきり遊ぶわけにはいかないが、所々見受けられる。 |
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オリジナル |
5+ |
原作を知っているとさらに楽しめるようになっている。 |
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原作の忠実度 |
B |
世界設定は忠実、ストーリーはそれを踏まえたオリジナル部分も多い。 |
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合計 |
33 |
総合評価 |
5 |
設定が複雑なので映像化は難しいだろうと思っていたが、それをこれだけ優れた作品に仕上げたのは見事である。原作を読んでいない人には多少分かりづらい面もあるかもしれないが、重要な部分はきちんと説明されているので話についていけないほどではないと思う。わかりやすくするためにオリジナルの部分も多く取り入れながら、原作の設定とも矛盾を起こさず、それどころかより楽しめるようになっているのは凄いとしかいいようがない。テンポも演出もいい。特に、次回予告は独特の味があり、銀河英雄伝説と並んで最も気に入っている。 |
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