ラルティーグ王国

 

*キノコの一種で、味よし香りよし歯ごたえよし!秋の味覚の帝王と言われているが、一般人の口に入ることは滅多にない。なにしろ採れる数が少なく、大抵は、貴族やら金持ち連中やらに買い上げられ、ごくまれに、普通の店に並んだとしても、そのお値段はバカ高い。

 

 

<セレンティア・シティ>

 

   代々、神官長が中央の本院と全寺院を司り、選ばれた四人の大神官が、

  四つの分院の細かな運営を任される、という仕組みになっているらしい。

<北の神殿>

 「水の神殿」(ケレス大神官)。水竜王ラグラディアを祀る場所。

 壮麗な寺院が佇んでおり、建物は、ブルーを基調にした洗練されたデザイン。敷地の方も、かなり広い。

 水竜王の礼拝堂には、壁や柱にとりつけられた、乙女の姿を模した燭台に、魔法の明りが皓々と灯り、広い空間を照らし出す。横四列に並ぶ長椅子の間を、エメラルドグリーンの紋様が描かれた蒼い絨毯がのびている。真ん中の広い通路がのびる先には、水竜王を祀る祭壇がある。

<東の神殿>

 火竜王ヴラバザードを祀る。

 赤…というか、レンガ色をしている。

<西の神殿>

 空竜王バールウィンを祀る。

 色を除けば、北や東の神殿と、全く同じ形をしている。

 空を表す、白と空色に塗り分けられた宮殿と、手入れの行き届いた庭。

<南の神殿>

 地竜王ランゴートを祀る。

 

 

<タイレル・シティ>

 

 

 

<フィガロ・シティ>

 

 

 

<ドライアド・シティ>

 

 

 

<デミダス・シティ>

 

・街のはずれに城をかまえていたロード・カイラスは、以前、国王から反逆の嫌疑をかけられ、たまたま居合わせた魔道士リナ=インバースに城ごと吹っ飛ばされた―――ということに、公式ではなっている。

 しかし、実は反逆の話はあくまで誤解で、もともと魔道畑の人間だったロード・カイラスの才を惜しんだデミダス・シティ魔道士協会が、リナに彼の脱出を依頼していた…というのが事件の真相。もちろん、吹っ飛ばされたと見せかけ、ロード・カイラス及びその部下達は、全員無事である。無論、この事実は一般には内緒で、魔道士協会の極秘事項となっている。

 

 

<ウィンボウ・シティ>

 

 ラルティーグ王国の一端に位置する、さして大きくもない町。大きな町ではないのだが、そこには小さな城があり、魔道士協会もあった。ちなみに、ここの騎士団には人材がいないらしく、アブナいタイプの人間ばかりいるようで、「騎士団恒例コンテスト・今のうちに逮捕しておきたい男ベストテン」なるものがあったりする。以前、ここで、大臣が領主の娘を誘拐するという事件があった。

 

 

<プロキアム・シティ>

 

 陽が落ちて、街に明りが灯る頃。このプロキアム・シティは、大地に降りた星の海と化す。

 街そのものが、大きな坂の途中につくられているせいで、建物の中以外は、町中が坂といっても過言ではない。

 街の一番高い場所には展望台。天気のいい日にここに登ると、国境を越えてはるかテルモード・シティまでが見渡せる。(注:このことから、この街はラルティーグ王国にあると推測)。

 その見晴らしの良さに目をつけたのが、何代か前の市長だったという話。

 彼は魔道士協会に働きかけ、街のいたるところに街灯を設置し、夜になると、協会の魔道士達に、魔法の明りを灯して回らせるようにしたのだ。これが、治安向上と観光の両面で大きく役に立ったのである。

 プロキアムを見ずして観光を語るな、などとさえ言われ、夜間照明のアイデアを、アトラスだったかどこだったかの街がパクって、これまた話題になる、ということもあったとか。

<観光客達があたりにぞろぞろたむろしているのが多少気になるが、たしかに街の夜景は美しかった。頭上には満天の星々。そして眼下にもきらめく無数の光。>

   ―この街を訪れたリナ=インバース(15?)さん―

・また、街から少し離れた所には湖があり、散歩コースとしても最適である。

*ただし、展望台にはバカップルがうろついていることもあるので注意。

 ちなみに、現魔道士協会評議長クラーク=サンドリッド氏の一人息子マーカスは、恋人のレイチェルと町でも有名なバカップル。町の風紀が乱れる、と、この街の商工会長からも、あまり快く思われていないらしい。

 

 

 

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