カルマート公国
かつて、レティディウス公国があり、今でも各所(特にマインの村あたり)に当時の遺跡が残っている。
カルマート公国のやや北は、大きな街道からも外れた立派な北国。
一時期邪教集団がはびこっていたが、かの「ドラまた」リナ=インバースとその一行によって壊滅。
カルマート公国には魔道関係の施設があまりない。
<ヴェゼンディ・シティ>
カルマート公国のやや西よりにある、かなり大きな町。ラルティーグ、ディルスへと続く街道の分岐点にあり、昔から、交易の町として栄えている。
魔法の道具屋(マジックアイテムショップ)は一軒しかない。
*ヴェゼンディから少し北に行った、ゼラムとかいう町のあたりで採れる香草がある…らしい。
<ベゼルド>
一時期、デーモンが原因不明(実はドゥールゴーファのせい)の大量発生をしたことがあったが、それでもわりと平和。緊張感がない、ともいえるかもしれない。ハイパー・デーモンに攻めてこられたこともあったが、「デモン・スレイヤーズ」リナ達の活躍で、事なきを得た。
二十年近く前、オリハルコンが出たという噂があった。そのため、北に廃鉱となった穴だらけの山もある。実は、そこに魔剣ドゥールゴーファがあった。
<ソラリア・シティ>
けっこう大きな城下町。町の中心には、このあたりを治めるロード・ラングマイヤーの城がある。
町の中心に鎮座する、ロード・ラングマイヤーの城は、規模から言うと、大きくもなく、小さくもなし。つくりにもそれほど特色があるわけではない。明灰色の石を組み上げ、装飾の方も、華美すぎず、地味すぎず、可もなく不可もなく、と言ったところ。ひとことで言えば、「平凡な城」。
一時期、城のまわりには怪しい施設(実はキメラ工場)ができていた。ここでは、前ベルギス国王一味により人魔の合成実験など非道な人体実験が行われていた模様。
町全体を壁が囲むが、町が大きくなるにつれ、壁を増築していったせいで、ぐねぐねと不規則に走る壁によって、いくつもの区画に分断されており、慣れていない人間にとっては、動きにくいことこの上ない。特に方向音痴の人間でなくとも、余程注意していなければ、あっという間に迷子になってしまうこと請け合いである。
町の端にある、開発途上の区画は、町の整備などは行われておらず、とりあえず、片っ端から家が建てられている、といった感のある、雑然としたところ。治安などに関しても、いまいちの感があり、当然、荒っぽそうな奴、怪しい奴などが結構いたりする。しかしそれゆえにこそ、身をひそめるにはもってこいだろう。トラブルに巻き込まれたら、とりあえずこの辺りに身を潜めるのも一つの手かもしれない。
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