アイテム図鑑
〜武器〜
<エルメキア・ブレード>
相手の精神のみを切り裂くと言われている。
<餓骨杖>
魔王の武器。その名前のみを伝説に残す、魔王自身の一部。
棍のような杖で、その片端に、任意に赤ん坊の頭ほどの大きさをした赤い宝玉を出現させ、防御・攻撃に使用する。
<吸魔の剣(仮)>
- 切れ味は並の上、というところだが、呪文を一回だけ吸収する。ただし、どの程度まで強い呪文を吸収できるのかは見当がつかない。
- 普通に戦うと、その吸収した呪文と似た、おまけの効果を発揮する。
- 剣をかまえて「行け」と念じれば、剣に込められた呪文を、呪文本来の形で一気に解き放つことができるただし、解き放つと、次の呪文をかけてやるまで、ただの剣に戻ってしまう。
- 斬るにしろ解き放つにしろ、どちらも本来の術に比べれば、かなり威力は落ちる。
<赤竜の剣>
赤の竜神の剣だと言われている。
<鉄鎖鞭(チェン・ウィップ)>
- 名の通り、目の粗いチェーンの先に、小さな重りをつけたもの。
- 太い木の幹が半ば近くまでえぐられるほどの威力。使うものが使えば、へたな剣よりよほど物騒な武器となる。
<光の剣(烈光の剣)>
- かつて魔獣ザナッファーを倒した剣で、ガウリイの家に代々伝わる家宝だった。
- 数多ある伝説の魔力剣のの中でも、その実力はトップクラス。
- 正式名称は、「烈光の剣(ゴルンノヴァ)」。実は異界の魔王、「闇を撒くもの(ダーク・スター)」の五つの武器の一つ。
- ダーク・スターの分身であり、一部でもある存在(もの)。
- 普段は柄のみで、「光よ!」という言葉と共に発動。光の刃が生まれる。
- 人の意志力を、剣の刃という形に具現化するもの。それゆえ、「光の剣」の破壊力は、使い手の意志力に比例する。
- 物質的な破壊力もさることながら、相手の精神そのものを断ち切る、という性質をも持ち合わせている。言うなれば、存在そのものを破壊する剣。
- ルーン・ブレイカーの中でも影響を受けない。
- かけられた呪文(竜破斬など)を収束・増幅する。その破壊力は絶大なものとなるため、攻撃呪文をこの剣にかけ、魔力の刃を形成するというのも、リナ&ガウリイがよく用いた戦法であった。
- 一度刃を打ち出すと、ごくごく短いではあるのだが、次の刃を生み出すまでに時間のブランクが生まれる。
<斬妖剣(ブラスト・ソード)>
- 無上の切れ味を誇り、魔王竜をも切り裂く名剣。伝説にすらその名を残す。
- 薄紫に輝く刀身。
- 周囲の魔力を糧とし、それを切れ味に転化する剣
- 切れ味は超一級―いや、非常識。切っ先を下にして落としただけで、石畳の上に突き刺さり、石を斬りながら横倒しになる。鞘におさめて一振りすれば、ぱっくり鞘が斬り割れる。鞘が木や革でできているなら、鞘におさめるその時に、手応えもなく鞘を斬る。
- それはまるで、自動辻斬り装置のようなシロモノ。伝説の名剣というより、切れ味だけが優先しまくった、ただのおマヌケアイテム。
- このように、本気で見境なしの切れ味をしていたせいで、今はわざと呪文で切れ味を抑えている。
<祝福の剣(ブレス・ブレード)>
神聖樹(フラグーン)の分身と言われる神刀で、神聖樹と常に共鳴しており、持つ者の精神を浄化し、増幅する能力がある。刀身は白銀色。
*“神聖樹(フラグーン)”
瘴気を吸収・浄化することによって成長する聖木の苗で、丘ほどの大きさにまでも成長する。かつて光の剣の戦士が竜族から手に入れ、サイラーグに植えた。
<ボーラ>
- ヒモの両端、もしくは三つ又になったヒモのそれぞれの端に、重りをつけただけのもので、投げて目標を生け捕りにするのに使われる。
- 鳥を捕る時などに、よく使われる。
<魔剣ドゥールゴーファ>
妖刀にして魔族たるもの。人に憑依して心を蝕み、肉体を変質させて、強力な魔物と化す剣。
<魔力剣>
- 通常、魔法の道具屋(マジックアイテムショップ)などで売られている魔力剣
- 呪符や護符で、多少切れ味を強化してある、という程度。対魔能力に関しては、ひ弱なゴーストとかが相手なら、多少効くだろう、という程度の威力しかない。
- 普通の剣を銀で覆って宝石の呪符をくっつけただけ。魔法をはじいたり、純魔族を斬ったりはできない。
- 普通の剣が何十本は買えるくらいの値段はする。
- 魔力剣のコレクション、などという真似ができるのは、よほど財力がある奴か、でなければ、ドロボーくらいのものである。中古でたたき売るにしても、魔力剣、という形で売るのと、呪符だけバラして売るのとでは、かなり差額が出る。
〜防具〜
<黒いショルダー・ガード(材質不明)>
リナが以前使っていた、大ガメの甲を削り出したのと材質は似ているが、手触りなどが微妙に違う。つやのない黒地に、金のふちどり。左右にひとつずつはめ込まれた「宝石の護符。かざりけはあまりないが、持ち上げてみると意外に軽く、つくりもしっかりしているし、何よりがんじょうそうである。
<三ツ目竜(ラージャ・ドラゴン)の骨の削り出しの防具>
軽くて丈夫と評判だが、その原料となる三ツ目竜は最近ほとんど見かけなくなり、今ではたいてい、そのテの防具は、どこに行っても在庫切れ。持ってる奴は無論持っているが、もともと売るつもりがないらしく、大抵自爆しそうなほどの値段をつける。たまに安いのがあっると思ったら、呪われていたりするので注意。
<魔律装甲(ゼナファアーマー)>
- 少々変わった形をした白い鎧。これが変形・展開して大きさを増すと、かの「白い巨人」となる。
- 精神世界面への干渉力をある程度自由にコントロールでき、こちらの意識コントロールで、変形も可能な半生体甲冑。
- 鎧の背中が瞬時に変形し、一対の、細長い翼となることも。かなりの高速移動ができる。
- エルフを装備者とした能力調整になっている。
- エルフのメンフィスが装備しているが、メンフィス専用のゼナファは、メンフェス以外の者の言うことは聞かないし、ある程度は勝手に行動する。
【特殊効果】
〔ブレイク&アタック〕
鎧のみが上へ跳び、閃光の吐息(レーザー・ブレス)を吐きかける。
〔封印(シールド)〕
精神世界面と装備者とを完全に切り離す。ゼナファで精神世界面封印(アストラル・シール)された装備者は、接触型以外の魔力攻撃を一切受け付けなくなる代償に、自身も魔力発動が不可能になる。
〔封印解除(ディスシールド)〕
封印(シールド)を解除する。
〔魔力収束(マナコンバージョン)〕
鎧の左腰のパーツを取り外し、白い剣とする。その後、「ゼナフスレイド!」で空を薙ぐと、光の衝撃波は、空間を超え、対象自身の体の中から生まれ出て、背へと抜ける。
<呪霊鎧(リチュアル・アーマー)>
- 革鎧にも似た、軽装鎧。
- 精神世界面への干渉能力を増幅する機能がある。
- 黄金竜の長老、ミルガズィアが着用。
〜その他の道具類〜
<ルオ=グラオンの書>
近代の五大賢者の一人とされるルオ=グラオンが、かたときも手元から離さず、また、誰にも見せることのなかった一冊の本。彼がその本と共に消えたため、価値ある魔道書だと思われていたが、実際は、ただの雑記帳である。
<オリハルコン>
- 銀色よりやや鈍く、沈んだ輝きを見せる金属。
- 産出量は、金などと比べてもかなり少ない希少品。
- 末端では、白金の数倍の値段で取引されていたりする。
- 普通の人にはなじみの薄い金属だが、魔力をある程度遮断する、という面白い性質を持っているせいで、魔道士うちでは研究・実験用にかなり需要が高い。
- 呪文の干渉を殆ど受けないため、オリハルコン鉱脈の採掘場では、鉱脈のある地点に地精道の呪文をかけまくる、という方法が採られているようだ。それだけで、余計な土砂はどこかに消えて、呪文の干渉を受けにくいオリハルコンだけが、勝手に精製されてその場に残る、という寸法だ。
<温室>
- 透明なガラスの板で家を作り、その中で草や花などを育てる。中の温度を調節すれば、季節の違う花なども育つ。
- 真ん中に石の柱がたっており、寒い時とかはその石を熱して、温室の中が、長時間あたたまり続けるようになっている。
- ただし、内部の温度を一定に保つのが難しい。また、近所の悪ガキがイタズラ半分で石投げただけでも、かなりの被害が出る。壊れやすくて手間もかかるため、普通の魔道士も、まず作ろうとはしない。
- リナも、書物で読んだか話で聞いたことがあるくらいのもの…というぐらい珍しい。
<大きさはちょっとした小屋くらい!縦横に走る金属の柱!
そこにはめこまれた透明板ガラス!
その内に草木の緑を優しく抱えた、それはまさしくクリスタルの城!
ちょっと言いすぎ!>
(温室を発見したリナ=インバースさんの手記)
<ガラス>
普段目にするガラスと言えば、教会などのステンド・グラスくらいのもので、あまり普及はしていない。
あまり頑丈とは言えず、衝撃であっさり割れたりする。
平たく大きな、なおかつ透明度の高いガラスを作るにはそれなりのウデを持った職人と設備が要り、当然値段も高くなる。
<異界黙示録(クレアバイブル)>
- こことは別の世界の、魔族達や、魔道の奥義が示されている魔道書。オリジナル一冊と、その部分的な、不完全な写本のいくつかのみがどこかに存在するという。
- こちらの投げかける問いに対する答えとなるべき知識をもたらすもの。
- 実は、その正体は、異空間に飛ばされた水竜王の知識である。
- 歪み、狂った空間の中心にして発生点。異界からの知識の奔流をもたらすもの。
<携帯食料>
リナが荷物の中に用意しているが、硬いしマズいし塩気が多く、ジューシーではない。
<煙の出ない魚焼き網>
魔道士グリムワルドが発明した。魚を焼いても煙が出ない。一見普通の焼き網と変わらないが、実際は、魔道技術の集大成と言っても過言ではないもので、原材料費だけで金貨二十枚はかかるという、色々な意味でスゴいモノ。
<賢者の石>
- 見た目は石炭の親戚、としか映らない貧相な小さな黒い石。
- 魔力を拡大・解放する魔血玉のかけら。
- 魔力の増幅器で、歴史の上に登場するのはわずか数回のみ。それだけ数が少ないのだが、これを使った一人の見習い魔道士によって、一つの国が滅ぼされたこともある。
<魔血玉(デモン・ブラッド)―魔力増幅器>
- 魔力を拡大・解放する。
- 「完全なる賢者の石」。強力無比な魔力増幅器。
- 火炎球の直撃を受けても無傷。
- 石の硬度を持つが、かみ砕くこともできる。
- 魔力増幅器としては赤、黒、青、白の四つの石からなり、それぞれが、赤眼の魔王(ルビーアイ)、闇を撒くもの(ダーク・スター)、蒼穹の王(カオティックブルー)、白霧(デス・フォッグ)の四体―この世界の魔王と、他の世界の魔王三体を表している。
- それは、簡単な動作と短い呪文の詠唱で、術者の魔力容量を増幅させる。増幅の呪文を唱えるぶんの時間が余計にかかってしまうが、術の効力はケタ違いに上昇する。
- 四つの呪符を胸の前で正十字になるようにして、増幅の呪文を唱えてから、使いたい呪文を詠唱すればいい。
- 増幅の呪文を唱えると、首のところとベルトのバックル、そして両の手首につけた四色の呪符が、四色の薄く鈍い輝きを放つ。そうすると、それとはっきりわかるほど、全身に魔力がみなぎる。
<影の鏡(シャドゥ・リフレクター)>
- もともと対魔族用にシャザード=ルガンディが開発したもので、これで相手を映し出すことにより、その映し出した相手と全く同じ能力―肉体的な能力は無論、技術や知識などといった、経験的な能力をも持ち、なおかつ相手と全く逆の性質を持つ『影(シャドゥ)』を生み出す、というシロモノ。
- 結局シャガードは、これを世に出すことなく、どこへともなく封印したという。そこに『敵』が存在する限り、それを鏡で映し出すことによって、敵と同じ能力を持つ『味方』を無数に生み出すことができる―つまり、この鏡一枚さえあれば、世界を征服することさえたやすいことである、と思われていたから。しかし、実際は、敵意をむき出しにして襲ってくる敵に、それと同じ能力を持った、無数の無抵抗主義者を生み出すというもので、現実的に、どうなるというものでもない。製作者のシャザード=ルガンディがこの鏡を封じた真の理由は、壊すにはもったいないが、世間に出すのは恥ずかしい、というものだったと思われる。
- 大きさは、普通の壁掛け鏡くらいなものだろうか。前に立って、肩から上が映るほどの大きさの丸鏡である。鏡のまわりのふちどりは、おそらく魔道銀(ミスリル)だろう。細い蛇がからまり合っているかのように、複雑な紋様を描いている。やや紫がかった鏡面が、魔法の明りを照り返し、ぬめるような光沢を放つ。
- 使う時は、鏡を対象に向け、呪文を唱える。唱え終わると同時に、鏡は黒い霧を吹き出す。やがて、霧のおさまったその後には、『影』がいる。
- この鏡は、これを悪用としたラガンをリナが捕える際、破壊された。なお、鏡が破壊されても、生み出された『影』は消えない。
<宝石の護符(ジュエルズ・アミュレット)>
- そのままペンダントなどに組み込んでも簡単な護符として充分に使え、武器や防具に組み込めば、その性能を増すことができる。
- 大人の拳ほどの大きさ。魔道を使ってそのサイズのものを造り出すことは造作もないが、天然のものには滅多にお目にかかれるものではない。
【オシャレでゴージャス、実用的。
今、中流以上のご家庭で流行中。
貴方もお一つ、宝石の護符(ジュエルズ・アミュレット)】
(キャッチコピー インバース雑貨店)
<タマゴのカラに仕込んだ血糊>
対ナーガ用究極兵器。
<バムンの秘薬>
小さな城くらいなら兵士ごと買えるような値段。
<ブラウディアの木の実>
皿一杯で、遊んでいても食うのに困らない程の財産が消える。
<ブルーリーの実>
魔道実験などにもよく使われる、睡眠効果の強い木の実。
<細いロープ>
魔力強化が施してあり、見た目は細いが、小柄なドラゴンぐらいなら、ぶら下げられるほどの強度はある。ちなみに、リナのザックに入っている。
<記録玉(メモリー・オーブ)>
紅い宝玉で、データを覚え込ませてある。ハルシフォムが使用していた。
<呪法球(ルーンオーブ)>
- 天候の一時操作などの、大がかりな儀式魔法などに使う、淡く輝く宝珠。
- 値段で言えば、ちょっとした家が、家財道具と土地つきで、二つ三つ買えるくらい
- ちなみに、落とした程度であっさり割れるようなヤワなシロモノではない。
<レグルス盤>
- 見た目は、コインを一回り大きくしたような、銀色のチップ。
- 俗に言う、魔法の道具(マジックアイテム)。大きな町の魔法屋ならば、大抵二枚一組で売っている。片方に向かって、簡単な呪文を唱えてから話しかけると、その声が、もう一枚のあるところで聞こえる、というシロモノ。
- 隔幻話のように映像がついているわけではなく、歩いて一日より遠い距離になると、話も通じなくなるが、面白半分に買っていく者も結構いるとか。二枚セットで金貨百枚くらいの値段。
- 本来は、離れた相手と話をするためのアイテムだが、盗聴器のかわりにも使える。
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