精霊魔術

<火>

 

火炎球(ファイヤー・ボール)

身振り

パン!と手のひらを胸の前で打ち合わせ、呪文を唱えながらゆっくりと左右に開いていく。

映像

生まれた光球が何かにぶつかるとともに、はじけて、紅蓮の炎を撒き散らす。

 わりとポピュラーな「火」の攻撃魔術。術者が放った小さな光の球が、何かに衝突するや否や爆発、四散して、あたりに炎を撒き散らす、無差別集団殺戮用の攻撃呪文。人間なら、あっさりとレアくらいに焼き上げることができる。

<アレンジ・バージョン>

  • 本来なら何かに接触した時点で炸裂するものだが、アレンジを加えて「ブレイク!」もしくは「ブロゥアップ!」の言葉と同時に指をならし、任意に破裂させることも可能。(光球は十個近くに分裂し、いくつもの小爆発を引き起こす)
  • アレンジを加えることで、光球を術者の後ろや掌の間以外の場所に出現させることもできる。
  • アレンジを加えて、飛行軌道をコントロールすることもできる。

<備考>

  • この呪文を操れるかどうかが、一人前の魔道士と言えるかどうかの一つの目安となっているようだ。
  • 光球自体には、烈風に逆らって飛ぶほどの力はない。
  • 炎自体が相手に通用しなくても、これで吹っ飛ばされて叩きつけられれば、衝撃がダメージになる。
  • 見た目と音が派手なせいで、先手を打って敵をビビらせるには最適。
  • 熱量は、術者の力量によって異なる。魔道の才長けた達人の放つ火炎球なら岩をも溶かすが、普通の魔道士が同じ術を使ったところで、岩に焦げ目をつけるのがせいぜいである。
  • リナ=インバースの放つ火炎球は、絶好調の時なら、直撃すれば鉄さえも溶かす。
  • 密室で炸裂した火炎球は、通常の倍近い破壊力を生む。
  • 「氷結弾」と同時に唱えると、相互干渉を起こして互いに消滅する。

使用された回数

133回(1位)

主な使用者

リナ(77)他

 

 

炎の矢(フレア・アロー)

身振り

ポーズもいらず、お手軽、簡単。

映像

呼びかけと同時に、目の前に十数本の炎の矢が出現。「GO!」で相手に向かって突き進む。

 その名の通りの攻撃呪文。慣れれば複数本の矢を出現させることもでき、リナが絶好調の時にこれをやると、どちらかと言うと、「フレア・シャワー」といったシロモノになる。攻撃魔法全体の中では、それほど習得は難しくない部類に入り、呪文詠唱に要する時間も少ない。実用性も高く、最もポピュラーな術の一つである。

<アレンジ・バージョン>

  • 自分の背面に矢を出現させることもできる。ただし、前に出現させたのと違って狙いはつけられない。
  • 自分のかなり前に炎の矢を出現させて、自分の方に向かって解き放つことも可能。それにより、自分と鍔迫り合いをやっている相手の背後に命中させ、倒すこともできる。心臓には悪いが。
  • 普通に使えば、十本以上の矢を出現させるところを、わずかに一本しか出現させないかわりに、呪文の詠唱時間は、なんと普通に唱えた時のおよそ半分という大幅短縮!…というのもある。

<備考>

  • 魔道士でなくとも、丸暗記した呪文をそのまま口にするだけで発動する。
  • 術者の魔力容量が高いほど、一度に多くの矢を生み出せる。
  • ある程度の魔道士になると、相手が一人だけならば、炎の矢を放つとき、微妙にそれぞれのタイミングや狙いをずらしたりして、よけられにくくするものである。

使用された回数

86回(7位)

主な使用者

リナ(45)他

 

 

炎の槍(フレア・ランス)

 複数の「炎の矢」を一本の槍として収束し、単体の目標に向けて放つ術。条件次第によっては、直撃すれば鉄をも溶かす「火炎球」と同等の熱量を持ち、相手をあっさり黒コゲにするほどの威力がある。

使用された回数

11回

主な使用者

リナ(8)他

 

 

破弾撃(ボム・スプリッド)

映像

解き放たれたオレンジ色の光球は、任意の位置で、一瞬にして膨れあがり、はじけ散った。

 一見「火炎球」にそっくりだが、熱は全く発生せず、殺傷能力もかなり低い。そのかわり、術者の任意の位置ではじけさせることができる。あまりポピュラーな術ではないので、火炎球と見せかけて、相手がよけたところではじけさせる、などということもできる。

使用された回数

9回

主な使用者

リナ(7)他

 

 

烈火陣(フレア・ビット)

映像

数十発の小さな光の球が、対象の周りに着弾、無数の小爆発を引き起こす。

 数十発の小さな光の球を生み出し、それを目標にぶつけ、炸裂させる術。ただし、一つ一つの光球は、少し威力のあるパンチ程度しかない。

使用された回数

2回

主な使用者

リナのみ

 

 

爆煙(炎)舞(バースト・ロンド)

映像

術者のまわりに生まれ出た、二十発近い光弾が、向かい来る対象を直撃し、炎となって弾け散る。

 威力の乏しい火炎系の攻撃呪文で、もっぱら威嚇やデモンストレーションに使われる。音と見た目はかなり派手だが、殺傷能力はかなり乏しい。

<備考>

・無数の光球を生み出し、目標の側で炸裂させ、炎を撒き散らすが、直撃を食らっても、悪くて全身ヤケド。

使用された回数

21回

主な使用者

リナ(11)、ナーガ(1)、アメリア、

ニード、ローザ、ウィレーネ、ローザ

 

 

暴爆呪(ブラスト・ボム)

映像

術者のまわりに、十数個の、にぎりこぶしほどの大きさをした光の球が出現する。

 火力を数倍にアップした火炎球を複数同時にぶっぱなすようなもの。無数に生み出された光球の一つ一つが、「烈火球」に近い威力を持っている。

<備考>

  • 史上はじまって以来、この呪文が使えたのは、古の賢者レイ=マグナスのみ。
  • これの呪力結界は、斬りつけてきた剣士をはじき飛ばすほどの力がある。

使用された回数

4回

主な使用者

リナ、コピーレゾ、アイレウス、ゼロス

 

 

烈火球(バースト・フレア)

映像

目標となる空間に光の球が生成され、次の瞬間にはその光球が炸裂、蒼白い炎の舌を噴き上げる。

 火炎系最強の術で、その威力は、火炎球の十倍近くにも及ぶ。相手が人間ならば、骨すら残さず燃やし尽くし、石人形すら、いともあっさり溶かし去るほどの術。

<備考>

 「氷魔轟」とぶつかると、ド派手な音と閃光と、濃い煙が生まれるだけで、破壊力そのものは相殺消滅する。

使用された回数

2回

主な使用者

リナ、ローザ

 

 

炎熱鞭(バム・ロッド)

映像

にぎった右の手のひらの中に、魔力の炎のムチを生む。

 手のひらから伸びる炎の鞭を生成し、目標を攻撃する。その威力は「炎の槍」に等しく、鞭は自分の意志でコントロールできる。

使用された回数

3回

主な使用者

リナのみ

 

 

爆炎矢(ヴァ・ル・フレア)

 一見大きめの「炎の矢」のようだが、目標に命中した途端炸裂し、凶悪な殺傷力を発揮する。

使用された回数

1回

主な使用者

ハルシフォムのみ

 

 

炎裂砲(ヴァイス・フレア)

 「爆炎矢」の強化版。火力も、炸裂したとき広がる魔法の範囲も大きくなっている。この魔法を使えば、人が立って通れるくらいの穴を壁に開けることもできる。

使用された回数

1回

主な使用者

リナのみ

 

 

蓮獄火炎陣(ヴレイヴ・ハウル)

 術者の前方に広がるあたり一帯の大地を溶岩の吹き溜りと化す術。方向性のある術なので、術者の後ろにいれば一応安全である。

使用された回数

0回

主な使用者

ゼルガディスのみ

 

 

炎裂壁(バルス・ウォール)

【炎の壁】

映像

かざした術者の手のひらの先で、炎は左右に割れ、あさっての方に流れてゆく。まるで、炎が自らの意志で壁を作り出したかのように。

 「炎の壁」の応用技で、向かってくる炎に魔力干渉し、炎を左右に吹き散らす。目の前に炎の壁が広がっていても、術者には、温かい程度の熱しか伝わらない。

使用された回数

8回

主な使用者

リナ(7)

 

 

炎呪封殺(フレア・シール)

【耐火の術】

映像

炎は鼻先で、見えない壁に阻まれたかのように、ひたりっと止まった。

 かなり高位の耐火の呪文。その防御力の強大さは、爆炎の中にいても、一切の熱を感じることがないほどである。ただし、あまりに詠唱時間が長すぎるため、実戦で使うことは難しい。

使用された回数

3回

主な使用者

ナーガ(2)、ミリーナ(1)

 

 

炎霊滅鬼衝(ルーン・フレイア)

 火精から直接引き出した超高熱の炎を、槍の形にして目標に投げつける術。「烈火球」には多少劣るものの、炎の対個攻撃魔術の中では最強を誇る。また、この呪文は、純粋なエネルギー体に近いため、発火する心配がないのも特徴である。

使用された回数

1回

主な使用者

ミリーナのみ

 

 

獄炎招(アビスフレア)

 リナも知らない術で、魔力の炎を生み出す。風の呪文では防げない。

使用された回数

1回

主な使用者

ルークのみ

 

 

 

 

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