精霊魔術

精霊魔術

＜地＞

　

振動弾（ダム・ブラス）
映像	赤い光の玉を目標に向かって打ち出し、命中した時点で自爆。命中したものに高振動を与え破壊。
魔力を衝撃波と化して、目標を、粉々に粉砕する術。
＜備考＞ちょいとした石壁くらいなら、あっさりぶち破るくらいの破壊力はある。呪文増幅をかけておけば、石壁どころか、一抱えやふたかかえの石でもあっさりぶち砕く。被害が他に波及しないため、壁や天井に穴を開けたい時などに便利。
使用された回数		１００回(４位)
主な使用者		リナ（７８）、ルーク、ミリーナ、ナーガ、ニード

　

　

爆裂陣（メガ・ブランド）
映像	呪文とともに、術者を中心に、渦を描いて大地の上に波紋が疾る。それが対象に触れたその瞬間、その足元の地面が怒濤の勢いで天に向かって駆け上る。
足元の大地を爆発的に吹き上げる術で、直撃しても、運が悪けりゃ死ぬかもしれない、といった程度の殺傷能力しか持たない。
＜備考＞板の床では使えない。（石畳の上では使えるようだ）直撃を受ければ、死なないまでも、戦闘不能に陥ってしまう。
使用された回数		４６回（９位）
主な使用者		リナ（４３）、ナーガ（２）、ルドルフ（１）

　

　

炸弾陣（ディル・ブランド）
映像	術者を中心にドーナツ状に土砂を吹き上げる。（「爆裂陣」と同じ。）
「爆裂陣」のもととなった呪文。ある一点―普通、術者の立っている場所を中心として描かれた環状のエリアの大地を、真上に向かって爆発的に吹き上げさせる、という術で、いわば土礫を下から放つようなもの。
＜備考＞板の床では使えない。爆裂陣より威力は劣るが、「火炎球」などに比べてコントロールがやりやすく、また、呪文を唱えるのに必要な時間も遙かに短い。攻撃呪文としては二流以下で、ちょっと丈夫なローブでも着ていれば、例え直撃されてもまず死ぬことはないだろう。牽制、もしくは殺したくない相手の戦闘力を殺ぐ、といった場合に使われる程度で、術者を保護する呪力結界でもその破壊力をほぼ無効化することができてしまう。
使用された回数		１９回
主な使用者		リナのみ

　

　

地撃衝雷（ダグ・ハウト）
身振り	右手を高々と差し上げ、目に見えぬ何かをその右の手のひらに持ったまま、それを大地にたたきつけるような動きをする。大地が脈動しはじめたら、右手を再び大きく振り上げ、「大地よ！我が意に従え！」
映像	大地が脈動し、水面のごとく揺れ動き、流れ、激しく脈打つ。大地は瞬く間に無数の錐と化し、敵の群れを真下から突き上げ、貫く。
手に集めた魔力を大地に向かって叩きつけ、地殻に影響を与え、巨大な岩の錐を無数に隆起させる術。
使用された回数		７回
主な使用者		リナ（３）、ゼル（３）、ローザ＝ライマン（１）

　

　

地精道（ベフィス・ブリング）
映像	たむっ！と壁に手をつくと、土がほこほこ削り消え、長いトンネルが延びてゆく。
大地の精霊に干渉して行う、ひらたく言えばトンネル掘りの術。
＜備考＞土ならばどのような固い岩も貫通できるが、鉄や木の板に穴を開けることはできない。術者のコントロールに従い、あたりの土がぽこぽこ消えてゆくが、どこに消えるのかは不明。トンネルを、巻き貝のカラのような状態で掘ることで、足元に、ちょっとしたクレーターを作ることもできる。
使用された回数		３７回(１１位)
主な使用者		リナ（３５）、ナーガ（１）

　

　

礫波動破（ヴィーガスガイア）
大地につけた手から波動を走らせ、ある一定の場所に、地震に似た強力な振動を起こす術。その振動は強力であり、狙った建物を一軒だけ粉砕したりすることもできる。直接生物へ攻撃するわけではないが、殺傷力は高い。
使用された回数	１回
主な使用者	ナーガのみ

　

　

霊呪法（ヴ＝ヴライマ）
映像	地面が盛り上がり、ねじれ、形を整えて、巨大な人の形を作り出す。
地の精霊に働きかけ、辺りの土・岩・石などを寄せ集め、巨大な石人形（ゴーレムを作り出す術）。
＜備考＞壁を崩したい時や、床石をひっぺがしたい時にも重宝する。
使用された回数		２２回
主な使用者		リナ（１２）他

　

　

石霊呪（ヴ＝レイワー）
映像	「力ある言葉」と共に、大地に転がる無数の岩が脈動した。岩は転がり、あるいはあちこちでぶつかり合い、徐々に形を変えながら、人の数倍の大きさを持つ竜？の形をとった。
地精に干渉して無数の岩で竜を形作り、近くを浮遊する低級霊を憑依させて、石人形と化す術。ナーガ・オリジナル呪文のため、必ず暴走する。
使用された回数		５回
主な使用者		リナ（１）、ナーガ（４）

　

　

地静霊呪（ダグ・ブレイク）
地の精霊魔術、あるいはその力によって生み出された土人形（ゴーレム）などに影響を及ぼす術。辺り一帯への地精の干渉を断ち切り、自然の状態に帰す、一種の破呪である。これにより、攻撃呪文の効果は消え去り、土人形を単なる土塊に戻すことができる。
使用された回数	１回
主な使用者	リナのみ

　

　

爆術法（グレイボム）
映像	対象の足元に生まれる光。そして生じる大爆発。
対象の足下の地面を爆発させ、その衝撃によってダメージを与える術。むき出しの地面のある場所でしか使うことが出来ない。
使用された回数		２回
主な使用者		リナのみ

　

　

地雷破（ダグ・ブレイク）
対象の足下の地面を爆発させ、その衝撃波によってダメージを与える術。「爆術法」と違うのは、地面が露出していない石畳の上などでも使うことができるという点にある。その分やや詠唱時間が長いという欠点がある。
使用された回数	６回
主な使用者	リナ（４）、ルーク（１）カーシャ＝フラナガン（１）

　

　

地撃崩斬（ブレードハウト）
剣の一振りが大地の上を疾る、衝撃波タイプの術。ただの衝撃波ではなく、対象がよけても進路を変更して追いかけていくという追尾機能を持つ。
＜備考＞　速度はあまり早くないが、それはあくまで、身をかわすには、の話。走ってこれから逃げ切ることは無理。ただし、ショーート・ソードなどを地面に突き立てて犠牲にすれば、衝撃波も消滅する。
使用された回数	１回
主な使用者	ガルダのみ

　

　

地封穿（デイバインド）
身振り	「力ある言葉」と同時に、とんっ、と右足を踏みならす。
映像	大地から生えた無数のツルで対象の全身をからめとる。
パティシエのジョージが、畑を荒らす獣達を捕まえようと、我流で作ってみた呪文。獣にはあまり効果が上がらなかったようだが、逃げる人間を捕まえることはできたようだ。
使用された回数		１回（２１巻）
主な使用者		ジョージ

　

　

地霊咆雷陣（アーク・ブラス）
詠唱呪文	―風と大地とに眠る　精霊達の怒りの力― ―今こそ力を雷と化し　天（そら）と大地をひとつなぎ　風よ（以下不明）
映像	天井と床とを繋ぎ、無数の雷がほとばしる。
術者を中心に、かなりの広範囲―街の数区画くらいの広さにわたって雷撃を撒き散らす、かなり豪快な術。雷撃の威力は低く、心臓が弱ってでもいない限り、死んだりはしないだろうが、よくてしばらく行動不能。下手をすれば神経に障害が残る。
＜備考＞雷撃系の高等呪文で、精霊魔術の中でも、かなり高度な技。効果範囲がやたらと広く、限定空間内で使われては、かわすことなどまず無理。無差別広範囲の雷撃呪文だが、術の特性をきちんと把握していれば、避雷針みたいなもの（剣など）を利用して、雷撃の軌道をそらし、そこに収束させることで防ぐことは可能。「風魔咆裂弾」とぶつかると、妙な相互干渉を引き起こすのか、すさまじい雷撃と烈風とが荒れ狂い、その場にいる全員（ナーガをも含む）に、かなりキツいダメージを与える。
使用された回数		９回
主な使用者		リナ（２）、ナーガ（２）、ミリーナ（１）、バズエル（２）、サミー（１）、ギザン（１）

　

　

　

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