精霊魔術

<精神>

 

烈閃槍(エルメキア・ランス)

相手の精神に直接ダメージを与える光の槍を作り出し、撃ち出す術。肉体は一切ダメージを受けず、人間なら、直撃しても極度の精神衰弱状態を引き起こし、しばらくの間寝込んでしまうぐらいで、死ぬことはない。精神生命体である魔族などに有効。

<備考>

  • 精神世界面からのコントロールを崩壊させることで、ゴーレムなどを倒すこともできる。
  • レッサー・デーモン程度なら一撃で倒すが、力のある魔族にとっては、決して致命傷になるほどのものではない。
  • 本来なら直進するしか芸がないが、アレンジして「ブレイク!」で好きな場所ではじけさせることも可能(アメリア使用)。ただし、そうすると術が拡散しているぶん、威力は本来のものと比べて、かなりダウンしている。

使用された回数

69回(8位)

主な使用者

リナ(53)他

 

 

烈閃咆(エルメキア・フレイム)

 「裂閃槍」の強化版。槍ではなく、人間の胴体ぐらいの太さのある光の柱を対象に向かって打ち出す。肉体を傷つけることはないが、人間の精神ならあっさりと破壊するだけの威力を持つ。

<備考>

 呪文にアレンジを加え、手のひらの先以外の場所に出現させることもできる。

使用された回数

5回

主な使用者

リナ(1)、ゼル(1)、ミリーナ(3)

 

 

烈閃牙条(ディスラッシュ)

 「烈閃槍」の拡大版。特に違う点は、数条の槍を同時に放つことで命中率を高くしているところである。さらに、一撃でブラス・デーモンを消滅させられるレベルまで、威力の方も強化されている。

使用された回数

1回

主な使用者

ミリーナのみ

 

 

崩霊裂(ラ・ティルト)

映像

蒼白い火柱で目標を包み込む。

 精霊魔術中最強の攻撃呪文。精神面から相手を滅ぼす技。敵単体にしか通用しないが、威力は必殺。その攻撃力は、「竜破斬」に匹敵するとさえ言われている。

<備考>

  • 個人にしか攻撃することができない、精神を持つ者にしか通用しない、などの欠点もある。
  • 二重にかけられ、竜破斬と交じると反応しあい、皓い火柱が目標を包み込む。

使用された回数

29回(15位)*アメリア・ゼルの最多使用呪文。

主な使用者

アメリア(16)、ゼル(9)、ミリーナ(4)

 

 

影縛り(シャドゥ・スナップ)

 目標の影に突き立てたナイフや杭によって、精神世界面から相手の動きを束縛する技。

<備考>

  • 派手さもかけ、小技ではあるが、技術を要する術。
  • その名の通り「影」がないと成立せず、いったんナイフが刺さっている影が消えると、たちまち術の効果も消えてしまうという、わりとモロいところもある術。
  • どれほど力をこめようと、大地に影があるかぎり、この術を破ることは不可能。
  • もともとこの術は尋問用に創り出されたため、体は動かなくても口だけはきける。

使用された回数

7回

主な使用者

リナ(5)、ゼルガディス(1)

 

 

冥壊屍(ゴズ・ヴ・ロー)

映像

大地に映る黒い影が、敵をめざして地をかける。

 相手の精神を、次いで肉体を順番に滅ぼしていく「影」を召喚する術。大地に映るその影は、一直線に目標へと突き進み、接触した瞬間対象を精神世界面から消滅させる。

<備考>

 本来ならば、一直線に進むしか芸のない術だが、リナはアレンジを加え、影を自在に操ることができる。

(「パチン!」指を鳴らして、左手を大きく振り回してコントロール。)

使用された回数

5回

主な使用者

リナ(2)、ゼルガディス(3)

 

 

妖影縛(シャドゥ・ウェブ)

 自分の影を触手のように伸ばし、それで対象を貫くことによって、「影縛り」と同じ効果をもたらす。触手を一度に何本も伸ばすことで、複数の対象を一気に縛ることが可能。その欠点も「影縛り」と同じである。

使用された回数

1回

主な使用者

ギルファのみ

 

 

呪霊四王縛(アストラル・ブレイク)

 目標に対し精神世界面から干渉して、その存在を消滅させる術。ブラス・デーモンあたりでも、一撃で消滅させるほどの威力を誇る。その強力さのわりに、呪文詠唱に時間がかからないのが強みである。

使用された回数

1回

主な使用者

ミリーナのみ

 

 

夢幻覚(イリュージョン)

 対象に幻覚を見せる術。術者は自分の心の中に、見せたいと思うものの姿を強く思い描き、そのイメージを呪文によって増幅・具現させ、相手の頭の中に送り込む。従って、術者と対象以外にはその映像は全く見えないため、地味だが応用力は高い。

<備考>

  • 幻覚を見せている間は、術者は集中していなければならず、他の術を使うことはできない。
  • はたから見ると、とことん間抜け。

使用された回数

2回

主な使用者

怪しい村長のみ

 

 

虚霊障界(グームエオン)

 精神世界面に干渉し、術者の周りに魔力を遮断する対魔法結界を張る術。

<備考>

 術の系統を選ばないため強力だが、魔術以外のもの(投げナイフなど)には通用せず、素通りしてしまうので注意が必要。

使用された回数

3回

主な使用者

ルーク、ミリーナ、ズーマ

 

 

魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)

映像

刃が、ほのかに赫い輝きを放つ。

 武器に魔力をこめる、切れ味強化の術。魔力をこめた武器を介して、魔力を直接相手に叩き込むことができるため、魔族にも有効。

<備考>

  • 永久に魔力を封じ込めることができるわけではなく、その効果はあくまで一時的なもの。
  • 昔どこかで見つかった魔力剣を、魔道士が研究して、その技術応用して作った術。

使用された回数

10回

主な使用者

リナ(4)、ゼルガディス(6)

 

 

霊王結魔弾(ヴィスファランク)

 両の手のひらに増幅した魔力を集結するもの。魔力をこめた拳で殴ることによって、対象に直接魔力を叩き込むことができる。

<備考>

  • 「炎の槍」レベルの威力の攻撃呪文なら、拳で打ち落とすこともできる。
  • 拳をふるう度に、こめられた魔力は弱くなっていってしまうので、注意が必要。
  • ジェレミーさんの「アストラル護身術」の正体?

使用された回数

4回

主な使用者

アメリアのみ

 

 

雷竜降(ガイ=ラ=ドゥーガ)

映像

近くの海面が大きく渦巻き、その中心から、一匹の雷撃竜が姿を現す。

 雷撃竜(プラズマ・ドラゴン)を召喚する術。大量に水のあるところでないと呼び出すことができない。

使用された回数

2回

主な使用者

ナーガのみ

 

 

魔竜吠(グ・ル・ドゥーガ)

身振り

胸の前で合わせた両手の指は次々と形を変え、さまざまな印を結ぶ。

映像

力あることばに応え、空間が黒くひき歪む。そしてそれは、次の瞬間、巨大な一匹の竜の姿をもって具現した。

 伝説の「魔王竜」を召喚する術。

<備考>

  • 漠然と魔王竜を召喚する術だから、特定の一匹を召喚することはできない。
  • 出せるのはあくまでも一匹。一匹を出して、それはそのままにしておいて、別の一匹を召喚する、というのは無理。

使用された回数

6回

主な使用者

リナ(1)、ナーガ(5)

 

 

霊王崩爆旋(ガルク・ルハード)

 術者とその周りを中心に、精神と肉体と双方にダメージを与える爆風を巻き起こす術。無差別広範囲型の呪文だが、術者のそばに固まっていれば、巻き込まれることはない。

<備考>

 本来ならば、それ一発で石造りの家をぶち砕くほどの術ではないのだが、老朽化の進んでいる家には、十分なダメージのようなので、気を付けねばならない。

使用された回数

1回

主な使用者

ナーガのみ

 

 

螺光衝霊弾(フェルザレード)

映像

白く渦巻く光弾が、対象をなぎ倒す。

 渦巻く光の帯が、対象にダメージを与える術。ブラス・デーモンあたりでも、一撃でしとめる威力を持つ。

使用された回数

16回

主な使用者

ナーガ(1)、ルーク、ミリーナ

 

 

青魔烈弾波(ブラム・ブレイザー)

身振り

呪文を唱え、右手のひらを静かに前に突き出した。

映像

青い光の衝撃波が、対象を突き抜ける。

 目標をに向かって一直線に進む、青い光の衝撃波を放つ術。それは、人間や他の生物には衝撃波としての効果、アンデッドや魔族には対しては、極度の苦痛だか不快感だかを与える光として作用する。

<備考>

  • 風による衝撃波ではなく、指向性も強いので、まっすぐな通路でなら、安全に使用できる。
  • 人を殺すほどの力はないが、相手を失神させる程度の力はある。
  • 本来ならば、魔族に対しては、ほとんど効果がないのだが、増幅をかければかなり効く。デーモンを倒すことも可能。

使用された回数

29回

主な使用者

リナ(23)、アメリア(1)

 

 

獣魔吠(ヴォル・ガ・ドゥーガ)

映像

疾る魔力光が虚空に輝跡を刻み残して、逆五紡の魔法陣を描き出す。その中心部に生まれた影は、みるみる大きさを増しながら、一つの形を取ってゆく。そしてー輝く魔法陣が、光を減じ、消えた時、それは姿を現した。

 獰猛・残忍で炎の吐息を吐くという黒い巨犬、ガルムを召喚する術。

使用された回数

1回

主な使用者

ペス=バズエルのみ

 

 

 

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