ロスト・ユニバース

〜感想・評価〜


ここでは、作品についての評価と感想を述べています。

大好きな作品であり、適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、
楽しんで頂ければ幸いです。

しかし、なにぶん個人的なものですので、
もしも気分を害することになったらすみません。

 

 

注)・評価は5段階評価です。

 

 

ロスト・ユニバース

 

評価(原作)

ストーリー

やや後味の悪い話が多いが、淡々と話は進む。それが「宇宙開拓時代」の雰囲気によく合っているような気がする。

オリジナリティ

舞台は宇宙だが、雰囲気は開拓時代で何でもあり。「変なシュミ」としてケインのマントが描かれているのもオリジナリティかも。

一貫性

4+

4巻からいきなり急転直下の展開(一部のんびりしていた時もあったが)になったが、3巻との間が随分あいたわりには、矛盾なく一貫していた。

話の構成

4+

基本的に一話完結。全五巻が、綺麗にまとまっている。ただ、まとまりすぎていて、少し物足りない気も。ナイトメア絡みでない普通の仕事の話ももっと読んでみたかった。また、あれだけスレイヤーズとの関連を匂わせておいて、実は…というのは、ちょっと残念。

文章

すんなり溶け込める。

感動

ラスボス敗北の理由がとてもよかったと思う。

キャラクター

主要登場人物の数は少なく、スレイヤーズキャラほどのインパクトもないが、キャナルがいい味出してる……。

ユーモア

目立つように、もしくはひっそりと仕掛けてある。ケインとミリィの息もぴったり。

ギャグ

B

面白いが、スレイヤーズほどの勢いはないか……?

合計

34

総合評価

 基本的には、「スレイヤーズ!」の舞台が宇宙になった話……かと思いきや、スレイヤーズに比べると、全体的にシリアスな、そして暗い雰囲気がつきまとう。青空の下で戦うのではなく、漆黒の宇宙や夜、雨降る裏町が舞台となっていることが多いせいもあるかもしれない。話自体も、やや後味が悪い。しかし、それがこの話の個性ともなっている。

感想

好きなキャラクター

ケイン、キャナル

好きな場面

奇跡の生還(4巻)

大気圏内戦闘(4巻)

キャナルの「交渉」

好きな話(アニメ)

「乙女還る」

好きな船

ソードブレイカー(ヴォルフィード)

ラグド・メゼギズ

 これを読んだのはスレイヤーズがきっかけだが、スレイヤーズと違って三人称であることと、全体的にやや暗い雰囲気から、ギャグを混ぜつつもどこかクールな感じに。次にどんな敵が出てくるかも楽しみだった。

 三巻までは一気に読んだが、それから四巻が出るまでが長かった。そのうちにアニメも始まり、四巻からは絵柄もアニメに近いものに変わったせいか、レイルが随分と若々しく、かっこいい感じに変わっていた。絵一つであそこまで印象が変わるのか…とも思うが、話の方も、ややアニメに引きずられたふしがある。これより後に販売された1〜3巻の表紙も変わっていたが(そういえばスレイヤーズも、後に一巻のイラストが変わった)、私の中のキャナルのイメージは、古い方のイラストのままである。


評価(アニメ)

ストーリー

3+

最終回近辺はなかなか感動的な話になっていたが、それまでは今ひとつ…?

キャラクター

原作とはだいぶ違っているが、これはこれでいいと思う。

画像

CGにちょっと違和感を感じることも…。

音楽

いいと思う。

構成

最終回近辺とのギャップが……。

演技

だいたい合ってると思う。

遊び心

シリアスな原作で描けなかった、軽い事件を色々と……。

オリジナル

サイコードファイナル等で話は盛り上がったが、「日常の軽い話」はどうも今ひとつ……。

原作の忠実度

C

敵味方のキャラの違いなどを含め、原作のエピソードもだいぶ変わっている。

合計

28

総合評価

 原作のエピソードが少ないので、普通のトラブル・コントラクター生活を、オリジナルのエピソードと共に描く、というのはこちらの期待するところでもあるのだがーその話があまり面白くなかった、というのが悲しいところ。
 終盤のサイコードファイナルやアリスのエピソードなどは話を盛り上げるのに一役も二役も買っていてよかったとは思うが、その一方で、スターゲイザー以外の敵キャラは、いかにもファンタジーに出てきそうな恰好で、この世界観の中ではやや違和感が……。キャナルがソードブレイカーの外でも活動可能で、なおかつ立体映像なのに普通の人間のように物に触ったりできる、というのも、色々と反則のような気がする。

 

 

 

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