兵器カタログ

 

 

プラズマ・ブラスト

主な使用者

ソードブレイカー(ヴォルフィード)

 六基の増幅チップを射出すると、それらはソードブレイカーのまわり、正六角形の位置で、はりついたように動きを止める。
 そして、展開したサイ・バリアに触れるなり、増幅チップは青白い輝きを放つ。
 発射と共にバリアから、蒼く輝く十数条のプラズマが、きれいな曲線を描きつつ、敵に伸びていく。

「ソードブレイカー」にのみ搭載されている、高出力の必殺武器。
ただし、発射にしばしの時間がかかる上、射程距離はそう長くない。

 

消去(イレイズ)システム

主な使用者

ヴォルフィード(=ソードブレイカー)のみ

 プラズマ・ブラスト射撃時に使用される増幅チップを応用したもので、負の意識を糧としている「デュグラデュグドゥ」達と逆の精神波長を使用していることを利用して、双方のエネルギーを相殺し、機関停止させるシステム。

 

サイ・バリア

主な使用者

遺失宇宙船

 強大な防御力を誇るが、それゆえの弱点もある。
 バリア展開中は、こちらからの攻撃が不可能なのは言うまでもなく、エンジンも使えなくなる。風船の中でいくら風を起こしたところで、風船そのものが動くわけではないのと同じ理屈。
 バリア・エネルギーを噴出させ、それを推進に利用するという方法もあるが、エンジンの出力には遠く及ばない。

 

リープ・レールガン

主な使用者

遺失宇宙船

 磁気射出された実弾は、一定距離で炸裂し、小さな転移装置を四方に撒き散らす。
 転移装置は一定距離を進むか、バリアや障害物と接触すると作動し、半径
50mほどのエリアだけを空間転移させる。むろんその範囲に何かがあれば、それもまとめて転移する。

 これに接触したものは、防御力、バリア類の有無に関わらず、その一部を空間ごとえぐり取られることになる。逃れ得る手段は回避のみ。
 ただ、開放位置を設定してから放たなければならないため、相手の動きが速すぎると使えない。また、兵器の性質上、いったん間合いを外してしまえばおしまいという弱みもある。

 転移装置を組み込んだ実弾は、現在人が持っている科学技術では製造不可能。使用分はキャナルがソードブレイカーの自動修復装置を流用して作っているが、生産能率は低く、フル稼働させたとしても、一時間に一つ、なんとか作れるかどうかといったところ。

 

メテオ・マッシャー(隕石潰し)

主な使用者

宇宙軍

 幾本かに分裂した、細長いエネルギー放出ユニットをアームで固定し、外部から送り込まれたエネルギーを一気に放出する。
 いわば、直径約
40mの超巨大ビーム砲。

 隕石破砕用の大口径エネルギー砲。かなりの射程とエネルギー量を誇る。
 本来は、惑星に落下し、大きな被害を及ぼすと予想された隕石を破砕するための道具だが、宇宙軍一馬鹿馬鹿しい兵器としても名高い。

 全長300mほどの細長いユニットで、口径40mのエネルギー砲。
 巨大なエネルギー放出ユニットに、申し訳程度のバーニアがついたものと言った方が正確かも知れない。
 欠点も多く、エネルギー輸送艦数隻とメテオ・マッシャーとを直接エネルギーチューブで接続させる、などというかなりとんでもないことをしなければ、発射は不可能。
 安上がりのいい加減なつくりだけあって、当然トラブルも多く、たとえフルパワーの半分の出力で撃ったとしても、一度発射した途端どこかが故障を起こす、などということはざらである。
 限りなく不良品に近いものではあったが、その威力には絶大なものがある。

 

パワード・スーツ(装甲強化服)

主な使用者

レイル、ナイトメア警備員

 厚い装甲、みなぎるパワー。武器はオプションのもある。
 普通はサイ・ブレードが袖の中に格納されていて、簡単なエネルギー・ガンとして使われている。

 

サイ・ブレード

主な使用者

ケイン、スターゲイザー

  • バンダナ状の細い帯(額に装着)
  • 増幅器(小さな箱。腰に装着)
  • 発振器(長さ20cmほどの金属製の筒)

#以上の3つのパーツからなり、これら全ては細いコードで繋がっている。

形式ナンバーはPB025S。ブレードを収束してしまう電磁干渉波がある。

  • バンダナから人間の精神力を抽出し、腰の増幅器で増幅。
    端末の金属筒
    (発振器)から、エネルギー剣(長さ7,80cmの光の刃)の形で具現させることができる。
  • 発振器を前後に引き伸ばし、伸びた部分を「く」の字に折り曲げる。そして、発振器が拳銃のできそこないのような形になると、発振モードが自動的に、ブレード固定タイプから、射出モードに切り替わる。
  • 意識を額に集中すると、バンダナ状の受容器から取り出された人の精神エネルギーは、腰の増幅器でその力を増し、ビームエネルギーに変換されて、発振器に光を結実させる。

 バンダナと腰の増幅器は、お世辞にもお洒落とは言えない代物。これこそが、このサイブレード・ユニットが流布しなかった最大の原因と見る説もある。
 バンダナや増幅器なしで、発振器だけでもサイ・ブレードを具現される事は、理論上は不可能ではないのだが、それにはケタ外れの精神力、集中力が必要とされる。そのため、理屈はともかく人間には不可能―ということになっている。

 精神物理学の生んだ道具で、バンダナで抽出した人の精神力を増幅し、発振器からエネルギー刃として具現させたり、またそれをエネルギー銃のように飛ばしたりできる。別名根性サーベル(ミリィ命名)

 特徴はまずエネルギー。つけている人間が気を失うか、戦意喪失をしない限り、エネルギー切れ、などということはない。

 しかし問題は殺傷能力。
 剣と銃とで戦うのなら、無論剣の方が圧倒的に有利。
 また、飛び道具として使った場合、地上で使うなら、衝撃がダメージとして加算される実弾の方が有利である。

 他に色々と問題もあり、今ではほとんど使われてはいない武器。しかし、レーザートーチ替わりに使うこともできるおかげで、宇宙軍の白兵部隊などで採用されている。一般にはその名すらあまり知られていない様子で、宇宙軍の他、使うのは一部の趣味人に限られる。

 

麻痺銃(パラライズ・ガン)

主な使用者

ミリィ

 出力の調整がきくタイプ。
 出力を最強にすれば大型の動物でも倒せるが、弱くすれば、ほんの1
,2分、体の自由が効かなくなる程度。
 ミリィが護身用として使用している。

 

その他の兵器

  • サイ・ブラスター【ソードブレイカー】
  • 電磁バリア[通常兵器]
  • ミサイル[通常兵器]
  • ビーム(粒子砲)[通常兵器]
  • レールガン(磁気射出弾)[通常兵器]

 

 

 

2007.1.6

 

 

 

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