塔矢アキラ
(ニギリ)
「ボクがにぎりますね」
(当たり)
「当たりですね。キミが黒番です」(はずれ)
「はずれですね。それではボクが黒を持たせていただきます」
(対局前)
「お相手いたしましょう。
棋力はどれくらいですか?」
「さぁ、はじめましょう」
「○○くんですね、よろしくお願いします」
まだ始まってないんだから、もう少し柔らかく言ってもいいと思うんだが…。
ニコリともせずに言われると、ちょっと怖いものが……。
(最初の一手)
「序盤の数手が勝敗の行方を左右する…」
(通常)
「ボクなら…ここだ!」
「…見えてきた…」
「…よし、ここはいける!」
(石三つ以上取る)
「この一打でボクに有利な流れに傾きましたね」
うぐぐぐぐ。
(石取られる)
「…しまった!」
いや、そこまで深刻にならなくてもいいんじゃ……。
(攻撃)
「…ギリギリまで踏み込む!」
本っ当にギリギリまで踏み込んでくるなあ……。
うう、こんなところまで来なくていいものを……。
頼むから、もうすこし手加減してくれーーー!
(守り)
「…わずかなスキもユルみも見せるわけにはいかない!」
ちょっとは見せてほしい……。
(攻め合い)
「この攻め合い、手をユルめるわけにはいかない!」
(好手?)
「…押されている…!? ボクが!?」
(最善の一手)
「キミには高みを目指す覚悟はあるか…」
↓
(青龍)「いくぞ!」
すごい気迫。
(終局確認)
「これで終局です」
(主人公が終局確認)
YES
「終局ですね」NO
「いえ、まだ終局していませんよ」
(主人公勝利)
「…これが…キミの実力…!」
「○○くん、ボクはキミの名前を忘れない…
「そしていつかキミをつかまえてみせる!」
ヒカルは?
(塔矢勝利)
「予想以上のお力でした。
また、お相手いたしましょう」
いや、そんな怖い顔で言わなくても……。
(中押し勝ち)
「…ありません」
↓
「………」
「………」
「………」
「…おとうさん…」