CD
レビュー・ヒカルの碁〜サントラ・ドラマ
CD〜
〜サウンドトラック〜
ヒカルの碁 音楽撰 遙かなる高みへ |
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思った通り、綺麗な曲が勢揃いしている。アニメを見ていてすっかりこれらの曲を気に入ってしまったのだが、 CDが出るのを待っていた甲斐があったというものだ。それぞれの曲名も、惹かれるものが多い。CMで、「極み」「この一手にすべてを」などの文字が画面に現れた時、それは煽り文句だとばかり思っていて、まさか曲名とは思わなかった。ブックレットの目次が縦書きになっているところも、雰囲気が出ていていいと思う。 |
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02/1/23 avex mode |
音楽:若草 恵 |
ヒカルの碁 音楽撰二 昂る想い |
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今回も、前回同様、曲はもちろん、曲名・ブックレットなど、全てにおいて申し分ない。 特に、佐為が消えるあのシーンで流れた「さよなら、ヒカル」もちゃんと入っており、この曲についてもきちんと語られていたのが嬉しかった。サントラのなかには、よく、「もっとも好きだと思った曲」が入っていなかったりすることが時々あるため、買う前は少々不安だったのだ。だが、「ヒカルの碁」は、期待を裏切らなかった。また、丁度アニメで佐為が消えて間もない頃でもあり、解説の言葉一つ一つが身に染みた。写真も佐為のこのシーン一色で…。 この曲は、佐為が消えるところと、最終回の夢で佐為と再会するシーンの二回しか使用されなかったのだが、最も心に残る曲である。この曲のためだけでも買う価値はあったというものだが、むろんそれだけではなく、他の曲も皆素晴らしい。特にお気に入りの CDのうち一枚である。 |
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03/2/19 avex mode |
音楽:若草 恵 |
ヒカルの碁 主題歌全集 |
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01: Get Over 02: ボクらの冒険03: ヒトミのチカラ04:I’ll be the one 05:SINCERELY~ever dream~ 06:Days 07:FANTASY 08:MUSIC IS MY THING Bonus track 09:Get Over<special mix> |
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ほとんどの曲は既にサントラに収録されているので、これを買うのは少々無駄なような気もしないでもなかったのだが、それでも買ったのは、09が気になったからである。 「これは、最終回の終わりに長々と流れた、全ての主題歌をつなげあわせたようなアレか?」と……。 外れたらひたすら悲しい。かなり危険な賭ではあったが、珍しく勝利することができて、一安心である。 |
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02/3/5 avex mode |
音楽:若草 恵 |
〜ドラマ
CD〜
ヒカルの碁〜それぞれの季節(とき)〜 |
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第一局 佐為篇「出会い」 ヒカルと会ったばかりの頃のことを、佐為の視点から思い出す。車、テレビ、自動販売機などに驚く佐為が楽しい。最後に「末永くよろしくお願いします、ヒカル」という佐為の言葉を聞いて、何やら複雑な気分に。 第二局 ヒカル篇「炎上前」 コミックの後ろにちょこっと出てきた囲碁部の劇!…の準備の話。加賀がおいしいところ取りで、やたらとかっこいい。三谷をうまく挑発して劇に参加させたり、筒井から定石本ならぬ台本を取り上げたりするところも、さすが加賀、という感じだ。。 第三局 アキラ篇「二つの才能」 「選ばれてあることの恍惚と不安、共に我にあり…か」(ベルレールの詩)…と、芦原さんが、意外に詩人らしいことを口にするので驚いてしまった。 この「二つの才能」は、「アキラとヒカル」という面の他にも、昔塔矢名人が幼いアキラに言った、「もっとすごい才能を二つ持っている」の「二つの才能」という面も持っているのだろう。 EDは、最終回のように、次々と未来の情景が流れていくようでよかったと思う。その時の映像が次々と浮かんできた。 |
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02/12/18 AVEX INC. |
脚本:横手美智子 |
ヒカルの碁〜流れゆく情景(おもいで)〜 |
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第一局「卒業」 オリジナルの話。原作・アニメでは、なんだがずいぶんと呆気ない気がしたので(といっても、実際はそんなものだろうが)、ここでそれが取り上げられたのが嬉しい。 筒井のこれまでの回想や、 「三谷は絶対戻ってくるし、進藤君はプロになる。どんな定石よりもこれは確かだ」 というセリフに少々心打たれた。一同の、三谷に対する思い入れの強さを改めて感じたし、そんな囲碁部の雰囲気が、やはり好きだと思った。 それにしても、ここでも加賀はいい味出している。昔からちょくちょく囲碁部にちょっかいをかけていたらしく、初めて筒井に会ったときに 「おっと。自己紹介がまだだった。俺は加賀。加賀鉄夫。 覚えておくと、いいことがあるかもしれないぜ」 というセリフがすごく加賀らしくてかっこいい。 卒業式で、全部ボタンを取られたのを自慢する加賀も面白かったし、筒井が囲碁を続けることを確認して嬉しそうな加賀もよかった。 第二局 加賀篇「影武者」 ここでも加賀の独壇場。原作を読んだ時、これもアニメで見たいと思ったので、アニメとまではいかずとも、こうしてドラマ CDで聞けて嬉しい限りだ。内容紹介の、「その瞬間囲碁部後輩たちは、加賀のおもちゃと化していた…」というのもなんだか笑えた。 第三局「藤原佐為 VS塔矢アキラ」佐為の視点から見た、運命のあの一局。やっぱり音楽がつくと、緊迫感が出ていい。背後で雷が鳴っているのも雰囲気が出る。 |
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03/10/29 AVEX INC. |
脚本:横手美智子 |