ヒカルの碁

〜感想・評価〜

 

ここでは、作品についての評価と感想を述べています。

大好きな作品であり、適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、楽しんで頂ければ幸いです。

 

注)・評価は5段階評価です。

・コミックは、15巻から所有しています。それ以前のも、所有はしていませんが、一度目は通しました。

 

 

 

ヒカルの碁

評価(原作)

ストーリー

スポーツ漫画の王道。

オリジナリティ

題材が新鮮。

一貫性

特に矛盾は見受けられない。言葉の問題などもリアル。

話の構成

よくできている。まさに王道!

画面構成

うまいと思う。

キャラの成長につれ顔も変わり、多数の登場人物もよく描き分けられている。

感動

数ある名場面。非常に感動。

キャラクター

4+

人間味あふれるキャラクターが多数登場。

ユーモア

あまり見かけない。

ギャグ

C

真面目な作品である。

合計

40

総合評価

 大変質の高い作品である。殆ど文句のつけようがない。佐為編の終わり方も素晴らしい。あまりにきれいな終わり方だったので、北斗杯編が始まったときは正直驚いた。だが、こちらも長くなりすぎず、綺麗な終わり方をした。もっと続いてほしかったとも思うが、だらだらと続いて作品全体の質が下がるのも嫌なので、これでよかったのであろう。

感想

好きなキャラクター

1,アキラ 2.加賀、岸本 

3.佐為、筒井、芦原、高永夏

好きな場面

  • 「牙をむくアキラ」アキラ、初め   ての挫折。これでハマった。
  • 「さよなら」佐為が消えた…。
  • 「決心」ヒカル、アキラに生涯碁を打つことを告げる…桑原の言が心に染みる。
  • 第一部最終話 最高の終わり方

好きな音楽

「さよなら、ヒカル」「交わる道」

「とまどい」「導き」「神の一手」

「想い、あふれて」「心」「名残」

「この一手にすべてを」「目覚め」

「一つの結末」「いつもそばにいる」

「前を向いて」「今、勝負の時を迎え」

等々…数え上げたらきりがない。

好きな歌

OPGet Over

ED「ボクらの冒険」「SINCERELY

  「Days

好きな手

ノゾキ、切る、切り取り、ツギ等

 名前は聞いたことがあったので、なんとなくアニメを見始めて…3話目の「牙をむくアキラ」で見事にはまった。あの情熱。毎週夢中になって見ていた。静かな情熱がひしひしと伝わってきて、こちらも熱くなれる。院生編では多少ダレ気味な感もあったが、塔矢アキラが出てくると、話が途端に熱くなる。

 そして、佐為が消えるシーンや塔矢が叫ぶシーンなど…名場面といわれる場面では、大げさな言い方になるが魂がふるえるのを感じた。特に、佐為が消える場面の

「ヒカルもまた誰かのために存在するのだろう。その誰かもまた別の誰かのために。…千年が二千年、神の一手に続く遠い道のり…」

というセリフや桑原本因坊の

「碁は二人で打つものなんじゃよ」

というあたりのセリフには、長い長い時間の流れを見た気がして、深い感動に包まれた。このような感動を与えてくれる作品には、早々お目にかかれるものではない。この作品は、いつまでも記憶の中で生き続けるだろう。

 

 

 

評価(アニメ)

ストーリー

原作を忠実になぞっている

キャラクター

4+

特に違和感はないと想う。

画像

5+

いつ見ても美しい。もはや芸術。

音楽

5+

綺麗な曲が多い。場面にもよく合っており、特に「さよなら、ヒカル」は素晴らしいの一言。

構成

よく出来ている。

演技

全体的に見て悪くないのでは。

遊び心

CMも比較的真面目だし。

オリジナル

原作通り。

原作の忠実度

A

セリフの細部に至るまで、殆ど忠実に作られている。

合計

29

総合評価

 原作に忠実にアニメ化されている。原作の質が高いのでストーリーなどの質が高くなるのは当然だが、映像としても素晴らしい。絵、間の取り方、音楽…どれをとっても一級品である。

 特に音楽。佐為が消える場面では、てっきり「神の一手」「心」(以前OPの前に流れていた曲)あたりが使われると思っていたので実際に見たときは驚いた。原作のあの雰囲気が、見事に表現されていたと思う。

 次週使われるセリフのみで構成される次回予告もわりとよくできていた。やや難を言えば、遊び心が少なく殆どオリジナルがないため枠を壊すような勢いに欠けることだが、原作の質の高さを考えれば、これはこれでいいのだろう。

 

 

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