映画・各作品感想

 

 

ハリー・ポッターと賢者の石

 深い深い森の中に佇む古城。それぞれの場面は、予想通りだったり、予想からだいぶ外れていたり。しかし、その殆どは、「そうか、これがそうだったのか!」と肯定的に感じられるものであり、「予想とかけはなれていて不満」というのはあまりなかった。時間的な制約のため、いろいろと削られたエピソードもあるが、そのかわりにオリジナルのエピソードが入っていて、キャラクターやその心情をつかみやすいよう工夫がなされている。中でも、マクゴナガルの授業に遅刻したハリーとロンに対し、

マクゴナガル「時計に変身する?」

ハリー「道に迷って……」

マクゴナガル「じゃあ、地図に変身する?」

というシーンは、マクゴナガルの性格がよく表れていて、気に入っている。

 ただ、今回、スネイプがそれほど嫌な奴には見えないーハリーを憎んでいるという描写が弱いこともあって、ハリー達がスネイプを犯人と断定するのがいささかこじつけのようにも思えてしまう。

 

ハリー・ポッターと秘密の部屋

 夥しい数のクモに囲まれたり大蛇に襲われたりと、「クモ嫌い派」「ヘビ嫌い派」双方にとって試練の回。蛇語はよくできており、不気味さがよく伝わってくる。マンドレイクをはじめとするCGもよくできているが、それだけに、「絶命日パーティー」が削られたのが残念である。

 最後の対決場面は、映画らしくアクション要素がより多く取り入れられており、ハリーがヒーローらしく見えた。

 

 

 

 

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