鋼の錬金術師

〜感想・評価〜

 

ここでは、作品についての評価と感想を述べています。

大好きな作品であり、適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、

楽しんで頂ければ幸いです。

 

 

注)・評価は5段階評価です。

 

 

鋼の錬金術師

評価(原作)

ストーリー

深く、それ故に容赦のないストーリー。

オリジナリティ

錬成陣、という概念。

一貫性

4+

色々と伏線が張られており、今のところ際だった矛盾もない。

話の構成

伏線の張り方などはうまいが、ヒューズの死や、第五研究所の情報など、登場人物感の情報伝達が遅すぎるような気がする。

画面構成

ヒューズの死などは見物。ただ、個々のコマが大きめに作られており、そのため話の進みが遅く感じられる時がある。

主人公の髪の色故か、全体的にやや白っぽいようなイメージもあるが、迫力がある。

感動

4+

手足、合成獣、ヒューズ…衝撃の連続!

キャラクター

4+

それぞれ得意な分野が違うこともあり、覚えやすい。

ユーモア

グリードアイランドとか。

ギャグ

A

四コマ最高!

合計

38

総合評価

 命、不死など非常に重いテーマを扱っており、話に深みがある。主要キャラも容赦なく死ぬので、予断を許さない展開。ホムンクルスなど謎も多く、衝撃的な内容とあいまって、読者を惹きつけて止まない。質の高い、面白い作品である。

感想

好きなキャラクター

  1. ロイ・マスタング
  2. リザ・ホークアイ
    マース・ヒューズ

4.エドワード・エルリック

心に残った話

(アニメ)

「第2話  禁忌の身体」

「第3話  おかあさん……」

「第7話  合成獣が哭く夜」

「第8話  賢者の石」

「第13話 焔VS鋼」

「第17話 家族の待つ家」

「第21話 紅い輝き」

「第25話 別れの儀式」

「第31話 罪」

「第37話 焔の錬金術師
      戦う少尉さん
      第十三倉庫の怪」

「第42話 彼の名を知らず」

「第48話 さようなら」

「第49話 扉の向こうへ」

「第50話 死」

「第51話(最終話)」

錬金術師になれるなら

氷の錬金術師
(空気中の水分を氷結させる。つらら型や礫にして敵を攻撃したり出来る。のどが渇けば水にして飲めるし、何より夏場は涼をとれる!クリスマスに雪をふらせたり、といった使い方も出来る。それに、湿度を調節できるので、焔の錬金術師にも勝てる…かもしれない。)

好きな歌

「ブラーチャ」「メリッサ」

Mother Land

欲しいアイテム

  • 銀時計
    (懐中時計、というアイテムは昔からの憧れ)
  • 大佐の手袋
    (なんだかかっこいい。それに、錬金術が使えなくても冬はこれで暖をとることもできそうだ。)

 よく本屋で目立つ所に置いてあったのを記憶していたので、名前だけは知っていた。そんな時にアニメが始まり、見始めたらこれが面白かった。第二話の最後で、ニセ教祖にかりそめの命を与えられた鳥たちが、上空の高みで消えていく場面が印象的で、その次の週から録画を始める。その第3話にひどく心を動かされ、決定的にはまることとなった。その後コミックを揃え…今に至る。

 コミックでは、アオリの効いた予告とカバー下の漫画(?)に心揺さぶられ、アニメでは先の読めない展開に胸を高鳴らせる。本当に楽しい一年だった。アニメが終わってしまい、毎週なんだか物足りない気分である。

評価(アニメ)

ストーリー

5+

…見事!やられた、という他はない。感動、意外性ともに文句のつけようがない。

キャラクター

際だつ個性と特技。

画像

5+

美しい。

音楽

5+

強い衝撃、感動…それらを劇的に盛り立てる。この作品は、この素晴らしい音楽なしにはなりたたなかった。

構成

5+

演出が素晴らしい!
#かつてエドがロゼに言った言葉を、今度はロゼが返すとか……。

演技

ここぞという場面では、本当にぞくぞくした。

遊び心

4+

エドとホーエンハイムのその後。現実世界との繋がりが、最大の遊び心のような気がする。

オリジナル

5+

それはもう一つの、素晴らしい物語。この作品に出会えたことを幸せに思う。

原作の忠実度

C

原作のエピソードを取り入れつつも、途中から殆ど違う話に。

合計

42

総合評価

5+

 大変良くできた映像作品である。

 映画的な演出がなされており、大変美しい。音楽と合わせ、映像ならではの美しさがよく出ている。アクションシーンも迫力があり、良くできている。

 重いテーマが背景にあるだけに、暗くなりがちな話だったが、それだけに登場人物(特にエド)の前向きな姿勢が光る。そして最後は、これまで見てきた矛盾・歪みなどを知りつつも、
「世界は不完全だ。だからこそ、美しい」
とそこに希望を見出すという、奥行きの深さを感じさせる終わり方。太陽に手をのばす場面が全てを象徴している。あちらの世界がこちらの世界とつながっていた、という設定にも驚かされた。

 本当に、素晴らしい作品だった。この作品に出会うことができたのは何よりの幸運、望外の喜びである。

 

 

 

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