鋼の錬金術師 関連書籍・
CD
TV Animation Fullmetal Alchemist
Original Soundtrack1 |
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予約しておいたのだが、購入前に、一度店内を見てみた。……が、これは見当たらなかった。売り切れたのか、見つけられなかったのか、それはわからないが。 普段なら、「売り切れていないなら見つけられないはずはない」と思うところだが、これは、見落としても不思議ではない外見をしているのだ。非常にシンプルな外見で、それがいかにも「鋼の錬金術師」らしい。……シンプルすぎる気もするが。ブックレットも全てモノクロで、イラスト、写真も殆ど無く、二人の文章もそれほど長くないので、妙に余白が目立つ。まあ、なまじイラストなどでびっしりうまっていたりしたら、かえって雰囲気にそぐわないだろうから、たぶんこれでいいのだろうが……やっぱりちょっと寂しい気がする。ううむ……。 そして、一番の問題は、「ブラーチャ」! 3話「おかあさん」で、この曲を耳にした時から CDの発売を心待ちにさせた、今回もっとも楽しみにしていた曲である。やはり期待通りの非常に美しい曲で、一番のお気に入り!気になっていた歌詞もちゃんと載っていたのだが……なんと、全部ロシア語!そして、和訳なし!!……読めるかあ!!! うう、なんと酷なことを……。英語みたいな、わりとメジャーなものならともかく、ロシア語という、かなりマイナーな言語で和訳なしとは……(涙)。基礎も知らないし、辞書すら持っていないぞ。なぜ和訳をつけてくれなかったのか……。 しかし、それ以外はおおむね満足のいくものであった。収録曲は、やはりどれも素晴らしいものばかりで、特にキメラ事件のあたりで使われたものが印象深い。具体的な場面がありありと思い浮かんでくる。その場面と音楽が完全に結びついている証拠だろう。 ただ、 OP・EDの音量が、他と比べてやや大きくなっているような気がする。普通に聞いていて、この二曲になると、その変化に時々驚かされる羽目になる。 |
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33曲 62:03 |
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2004/3/24発売 |
定価¥3,150 |
TV Animation Fullmetal Alchemist
Original Soundtrack2 |
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前回の表紙が「静」だったのに比べ、今回の表紙は「動」。色も、前回と違って鋼一色ではないのでわかりやすい。 そして、内容には十分満足!素晴らしい!!なんといっても、収録された曲の数々が、どれも大好きなものばかりで……。 特に、あの「罪(ロイVS大総統)」、「露命(コーラスつき)」「絢爛」「追想(ブラーチヤ)」がお気に入り。 |
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30曲 63:30 |
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2004/12/15発売 |
定価¥3,150 |
TV Animation Fullmetal Alchemist
Original Soundtrack3 |
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表紙がかっこいい!なんといっても、ロイ・マスタングだ。お気に入りのキャラが表紙になるのは嬉しい。 音楽は、作中使われなかったのではないかと思われるものがちらほら。 今回、「ブラーチヤ」の歌詞(カタカナで、ロシア語)つき譜面が載っていたが、やはり日本語訳を載せてほしい…。 |
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27曲 72:32 |
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2005/5/18発売 |
定価¥3,150 |
HAGAREN SONG FILE
EDWARD ELRIC |
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01.明日への場所 02. RETURNABLE MEMORIES(Words:Masato Amada Music&Arrangement:ats-) 03.鋼のこころ (Words:Seiji Mizushima Music&Arrangement:Kazuya Nishioka) 04.明日への場所( Instrumental)(Music&Arrangement:Kosuke Morimoto) |
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表紙 まっすぐに前を見据えるエドが大きく描かれ、なかなかかっこいい。思わず目がいってしまう。曲も、3種類入っているのが嬉しい限り。 01 明日への場所 キャラクターソングらしい、明るい曲。これも前向きでエドらしく、なかなかいい。 02 RETURNABLE MEMORIESスローテンポで短調の、かっこいい曲。まさしく「鋼の錬金術師」といった感じで気に入っている。 03 鋼のこころ これは、どうも…曲が「鋼の錬金術師」らしくないというか、好みじゃないというか。歌詞は、キャラクターごとに個性がでており、いい歌詞だと思うのだが。曲はもっとシリアス調の方がよかったような……。 |
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4曲 17:50 |
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2004/8/18発売 |
定価¥1,155 |
HAGAREN SONG FILE
ROY MUSTANG |
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01.月の裏側 02.少年よ、信じるなかまよ (Words: Natsumi Tadano Music&Arrangement:ats:Kazuya Nisioka) 03.雨の日はノー・サンキュー (Words: Natsumi Tadano Music&Arrangement:Kazuya Nishioka) 04.月の裏側( Instrumental)(Music&Arrangement:Kazuya Nishioka) |
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表紙 とにかくかっこいい!!まっすぐ上を目指す大佐。そして、発火布をはめた手で襟を正す…。エドに続き、こちらも決意を秘めた表情で、つい見とれてしまう。 01 月の裏側 02 少年よ、信じるなかまよ こちらはとにかく明るい感じ。最初のがシリアスバージョンのロイ・マスタングなら、こっちはギャグバージョンのロイ、それも「ロイ」よりも「ロイ達」というイメージだ。同じ波の繰り返しが多い曲調がメロディーを印象づける、リズム感のある曲。 03 雨の日はノー・サンキュー ジャズ調で、少し古い映画のようなイメージ。二人で傘をさして、ミュージカル見物にでも行くような感じだろうか。これは歌詞がとにかく面白い。 |
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4曲 18:39 |
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2004/12/15発売 |
定価¥1,155 |
HAGAREN SONG FILE
ALPHONSE ELRIC |
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01.あの夢の向こうへ 02.ボクハココニイル (Words: Seiji Mizushima Music&Arrangement:Luke Takamura) 03.トランス トゥ ホムンクルス (Music&Arrangement:Akira Ishiguro) 04.あの夢の向こうへ( Instrumental)(Music&Arrangement:Kazuya Nishioka) |
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表紙 綺麗な表紙。パステル調のピンクの背景と青い小鳥が、ほんわりと温かい。ただ、この鳥、最初に見たとき、一瞬串刺しになってるのかと思ってしまった……。 01 あの夢の向こうへ 02 ボクハココニイル 短調が胸に残る。歌詞も、「鎧の身体のアルフォンス」の心情をよく表しており、この歌は重く響く。 03 トランス トゥ ホムンクルス これは、正直あまり好みではない。まあ、ホムンクルス達が仲良く合唱とかされてもそれはそれで困るのだが……。それにしても、何故ホムンクルスの歌がアルのCDに入っているのだろう? |
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4曲 21:12 |
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2005/3/24発売 |
定価¥1,155 |
鋼の錬金術師
パーフェクト ガイドブック |
重箱の隅をつついた「ハガレン第一研究所」と、読み切りの「盲目の錬金術師」が面白かった。他にも色々と面白い特集があり、全体としてもそれなりにまとまとまっている。だから、十分に合格レベルのものではあるが……残念ながら、それ以上でも、ない。 期待していたほど多くの新情報が得られなかった、というのもあるし、データブックという観点からみてもいろいろと不十分な点がある。例えば、キャラクター。イラストの占める割合が大きく、実のところ情報量はかなり少ない。年齢すらも記されていないのだ。名場面とそれに対するコメント(煽り)が載っているだけで…。年齢(時々忘れる)・家族・職業(現在の階級)などは最低限載っていてほしい情報だし、欲を言えば、そのキャラの能力もゲーム風などに紹介してほしかった。錬金術におけるスピード、威力、デザインセンス、知識等と、錬金術以外の能力(格闘・情報収集・人望等)を、数値化・五段階(もしくは十段階)評価・グラフ化(犬夜叉奥義皆伝のように)…などの方法で示してくれれば、ずいぶんと面白いものになったと思う。 他にも、公開してほしかったデータはいろいろある。例えば、
……等々。しかし、期待に反し、実際に載っていた情報は、あまりにも少なかった。「ヒカルの碁」や「犬夜叉」の公式の関連書籍、そしてこれのすぐ前に発売された「テニスの王子様20.5」などを見て期待が大きくなりすぎていた面もあるのだろうが……。 もし次に発売されるならば、場面の引用はもっと減らして情報を詰め込んで欲しい。 |
2003年12月19日初版発行 |
鋼の錬金術師
パーフェクト ガイドブック2 |
なんと、あのチェスの老将軍はホークアイの祖父!?など、幾つか驚きの新事実が発覚。用語辞典やカバー裏のマンガなども面白い。全体的に、1よりも満足できた。 ただ、読み切りは1に比べると今ひとつ。師匠の雪山修行の物語なのだが、「一は全、全は一」はすでに本編で語られたテーマ。それに、師匠の師匠についても、結局わからずじまい。まあ、1と違ってギャグ色が強いから、別にそれでもいいのだが…しかし、面白いことは面白いものの、大笑いするほどでもなく、シリアスに特化した1の読み切りに比べると、今ひとつ印象が薄い。どうせなら、完全にギャグの方が面白かったかもしれない。 |
2005年5月19日初版発行 |
ハガレン研究所DX | |
おお、今回はなかなかの充実度! 4コマをはじめ、様々な企画が盛り込まれ、歯ごたえは十分。国の仕組みなど、まだまだ不明な点は多いが、それは後々明かされていくのではないかと思う。 ちなみに、これの性格診断で、私は大佐と同じ「マイペース」になった。なんだか嬉しい。 |
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2004年10月21日初版発行(9月30日発売) |
鋼の錬金術師 オフィシャルファンブック | |
Vol.1 これで500円は高い……。1〜10話までを簡単にまとめただけの内容。一応対談なども収められてはいるが、それ以外に特に目を惹くものはない。「この本で初めて目にする!」という情報が少ないのだ。いや、それ以前に、文字が少なすぎる。これではとても満足のいく内容は得られない。 Vol.2 これもVol.1と似たような構成で、内容が薄い。 Vol.3 これは面白い!!ヒューズの死んだ回「別れの儀式」を含む21〜30話を含むとあって、今回は軍部中心!!対談も、私のお気に入りの軍部3人(マスタング大佐・ホークアイ中尉・ヒューズ中佐)の役の人達で嬉しい。また、監督と脚本家の対談もあり、結構つっこんだ内容まで知ることができて楽しめた。 何より、これまでと構成をがらりと変えてきたのがいい!各話ごとに編集の解説と、監督もしくは脚本家のコメントがついていて読み応えがあり、楽しめる。やはり、こうでなくては!これなら500円の価値はある。 Vol.4 今回もなかなか面白かった。前回同様、各話ごとのコメントもついていたし。これまでグリードには、とりたてて関心があるわけではなかったが、これで新たな見方ができたのはよかった。差別についても……。 Vol.5 今回も充実の内容。もともと作品自体に深みがあり、色々な見方ができるので、こうして副読本でさらなる視点を提示されることで、より楽しめる。 Vol.5では、脚本家へのインタビューが特に興味深かった。キャラに対し、ちょっと距離があるような印象も受けたが、そういうものなのかもしれない。最終回については、ちょっと物足りない…かな? |
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企画・制作:少年ガンガン編集部 |
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Vol.1 2004年2月28日初版発行Vol.2 2004年4月30日発売Vol.3 2004年6月30日発売Vol.4 2004年8月30日発売Vol.5 2004年10月30日発売 |
鋼の錬金術師 シナリオブック | |
Vol.1 色々とわかって嬉しい事は嬉しいのだが……。カラーページや上段の写真はなくてもいいから、十二国記の脚本集みたいに文庫サイズにして、もっと安くしてほしかった。 Vol.2 表紙がロイ・マスタング!嬉しい!!手触り、色と相まって、とてもかっこいいのだ。オフィシャル・ファンブックでも言及されていたが、巻末の差別についての話が興味深かった。映像でちらりと見ただけでは気づかなかったリオールの街の様子もよくわかったし。 Vol.3 グラトニーが人間を食べると紅い石を生み出せる、というのがこれではっきりした。紅い石製造用というだけでは今ひとつわかりにくかったから。この巻はとにかくホムンクルス中心。 Vol.4 う〜む…。もっといろいろな余談を期待したのだが、最終回の詳しい設定説明(マスタングの軍復帰理由)等もなく、少々淋しい気がした。それでも、ハウスホーファー教授やヘスなど、最終回近くに出てきた人物・用語の注釈は嬉しかった。 |
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監修◆水島精二 ストーリーエディター◆會川 昇 |
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Vol.1 2004年10月15日初版発行Vol.2 2004年11月19日初版発行Vol.3 2005年1月12日初版発行Vol.4 2005年3月18日初版発行 |
劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
シナリオブック |
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まず、紙質がいいのに驚いた。もちろん、中身はそれ以上の出来で、まず巻頭コメントから感銘を受ける。 時代にこだわった詳細設定もすごい!そして奥深いストーリー…。コメントや解説など、どれ一つとっても、重みがある。映画ということで、時間制約があるのがもったいない。是非、制約なしの小説版も出してほしいところだ。これは映像だけでなく、小説にも非常に適した作品だと思う。 あと、これを読んでいて、非常に映像向けに作られている、というのも感じた。アクションシーンが多いのはもちろん、歌と映像でこれまでの出来事を説明するなど、映像ならではの見せ方が採り入れられているのがわかる。 もともと、劇場版は見るのを我慢して、かわりにこれを読んですませようというつもりだったのだが、決定稿からも、さらにいくつかの変更があったようだし、それに何より、こうしたあまりにも「映像」に適した描かれ方をしているのを見ると、やはり劇場版も見たいと思ってしまった。 |
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ストーリー・脚本◎會川昇 監修◎水島精二 |
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2005年8月22日初版第一刷発行 |
「鋼の錬金術師」解読 | |
ところどころ日本語がおかしかったり何の説明もなしに急に話が飛んだりで、色々と読みにくいのだが、取り上げられている仮説は意外性のあるものも多く、なかなか面白かったといえる。 ただ、キャラクターに関しては、一応章が設けられてはいるものの、その考察はずいぶんと浅いのが残念。最後に補足の章があり、一般に物語に見られる様々なパターンからこの作品の今後を予想したり、「等価交換」に対する取り扱いに変化が生じてきている点を指摘したりしているのだが、今回一番面白いと思ったのはこの部分。お義理のようなキャラクター考察を入れるよりも、いっそキャラクターに関する部分を削ってこっちをメインにすればよかったのではないかと考えてしまう。 それにしても、内容はとにかくとして、やはり文章・構成の面では問題がありすぎると言わざるを得ない。誤字が多いのは研究本にありがちなこととしてまあ許容範囲だが、複数の人間が執筆しているせいか、一冊の本の中で、内容の重複や食い違いが見受けられるし、アニメと原作も中途半端に混ざっている。 考察に対する姿勢はよかったので、次(アニメ終了後、この研究本のパート2が出るらしい)は文章・構成にもっと気をつかってくれることを願う。 |
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著者・中央ウロボロス研究所 |
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2004年8月10日第一版第一刷発行 |
「鋼の錬金術師」解読 パート2 | |
さすがに前回同様深い考察で、残された疑問点などが大体解消された。コミックスの解説などうなずけるし、映画関係の用語解説もありがたかった。 構成も、前回よりはすっきりとまとめられ、やや読みやすくなっている。ただ、文章に、少し回りくどい感じは残ったが……。 |
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著者・中央ウロボロス研究所 |
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2005年7月30日第一版第一刷発行 |
「鋼の錬金術師」研究書 | |
「『鋼の錬金術師』解読」とはまた違った切り口で目の付け所はいいし、視点が一貫しているのもいい。作中に出てくる図像解説なども面白い。 …が、問題は、論の進め方。「仮定の仮定」の上に推論を重ねているようなところがあり、どうもすっきりしない。 「『鋼の錬金術師』解読」は、数カ所にポイントを絞った深い考察がポイントだが、これは、良くも悪くも「普通の研究本」と言えるだろう。 |
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東京アルケミスト協会 |
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2004年8月1日初版第一刷発行 |
鋼の錬金術師 キャラコレ | |
オールカラーなのは嬉しいが、全キャラをフォローしているためか、1キャラあたりのページ数はそれほど多くなく、突っ込みも浅い。だが、まあそれでも、一応抑えるべきところは抑えており、可もなく不可もなくといったところ。 |
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企画・制作:青島岳志・春山尋・松下正孝・若松久美子・早柏伸哉 |
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2004年11月11日初版発行 |
鋼の錬金術師 コンプリート マテリアル サイド |
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珍しい対談の組み合わせなどがあって、結構楽しめた。アルの腰にチョークがついていたのも初めて知ったし(今まで気づかなかった……)、最初の特集(?)も面白い。でも、肝心の絵は、オフィシャルファンブックと重なる部分が多い…。ラフスケッチでキャラのセリフが入ってたりするのは面白かったが。 |
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企画・制作:青島岳志・春山尋・松下正孝・若松久美子・早柏伸哉 |
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2005年1月7日初版発行 |
鋼の錬金術師 コンプリート ストーリー サイド |
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詳しい解説つきで、読み応え十分!これだけあれば、完全掌握!!各話ストーリー解説だけでなく、用語解説なども詳しく、これまで曖昧な謎となっていたことがわかってよかった。 #ところで、第三クールキャラクター紹介で、猫復活を願う少女メニィの名前が、「チコ(猫の名前)」と記されていた…。違和感がないので余計おかしい。 |
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企画・制作:青島岳志・春山尋・松下正孝・若松久美子・早柏伸哉 |
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2005年3月29日初版発行 |
鋼の錬金術師 ART BOOK 2 | |
最初、買うつもりはなかったのだが、表紙につられて買ってしまった。物憂げな大佐…かっこいい!そして中身は意外や意外、見た事もないイラストがたくさん、写真集のように収められていて、予想外に楽しめた。てっきり、アニメの一場面を集めた(マテリアルサイドに近い)ようなものだと思っていたのだ。これは嬉しい誤算だった。 |
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企画・編集:株式会社スクウェア・エニックス |
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2005年1月12日初版発行 |
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