夜神月・名言集
「驚いてないよ リューク。
……いや… 待ってたよ リューク…」
(
思いっきり驚いてるように見えましたが。
しかしそれでも、早々に立ち直るところは流石。
「覚悟はできてるよ リューク…
僕は死神のノートをわかっていて使った… そして死神が来た…
僕はどうなる…? 魂を取られるのか?」
(
「僕も…退屈だったから…」
(
最も強力なる動機。
「そうとも… 僕にならできる……… いや…
僕にしかできないんだ やろう!!
デスノートで 世の中を変えてやる」
(
後の月の座右の銘、「僕ならできる」が初めて登場した瞬間。
「世の中に知らしめるんだ 僕の存在を
正義の裁きをくだす者がいるって事を!!」
(
これに高笑いが加わったら完璧です。
「それすらもいつか 愚民は気づくだろう。
「こんな事をしていれば消される」と…
そして僕が認めた 真面目で心の優しい人間だけの世界を創る」
「そして僕は 新世界の神となる」
(
page.1「退屈」)「愚民」などと言っているあたり、ノートを拾った当初から、神の素質はあったらしい。
何はともあれ、新世界の神・キラ様誕生の瞬間である。
「世界中の人間がもう感じているんだ。
正義の裁きをするものの存在を」
(
page.2「L」)嬉しそうです。
「人間ていうのはこんな生き物なんだ リューク。
例えば学校のホームルームで
「悪い人を殺していいか?」なんて議題があがるわけがない。
しかしもし それが議題になったとしたら
皆が良い子ぶり「それはいけない事です」って言うに決まってる。
もちろんそう答えるのが正しいし
人間は公共の場などでは 表面上はそうでなければいけない。
しかし 本音はこっちだ。
怖がり表だって僕の存在を認めようとはしないが
誰が書いたかもわからないインターネット上では もう「キラ」が蔓延している」
(
鋭い洞察力。
「でも やっぱりリュークは 人間って生き物をよくわかってない。
前にも言ったろ
人間ってのは裏表のある愚かな生き物だって…」「この人間社会で 本当に信頼しあって生きている人間なんてほんのわずかさ。
それが警察という枠の中でも…
ましてや警察と
L 信頼関係なんて最初からないに等しい。 顔も名前もわからない奴を信用できるか?」
(
やはり日頃から実際に人間社会に身を置いているだけあって、人間心理に詳しい。
「
Lを捜し出すのは 僕じゃない…警察が
Lを突き止める。そして僕がLを消す…」全ては僕の駒……。
「危険? また変な事を言うね リュークは。
僕は最初から危険を冒しているじゃないか。
そしてその全ての危険は 逆に僕を安全にするんだ。
家から小火が出るのと死刑になるの どっちがいいか さ」
(
見事な覚悟!!
「他に前もって言っておくべきことは もうないんだろうな?
死神リューク」
(
死神よりも偉そう。なにせ、新世界の神ですから。
「しかしそうやって 目だの翼だの取引していくうちに
いつの間にか本当の死神にされてしまう…
そういう話も面白いじゃないか」
(
本人は冗談だと主張するが、きっと半分は本気だったに違いない。
「死神と一緒にされたくないね。
僕は人間として 人間の為にデスノートを使っているんだ」
(
その命がつきるまで…?
#きっと、死神からすれば、ごくわずかな時間。
「そんな勉強 今頃している様じゃ駄目だよ…」
(
模試全国一位の夜神月さんから、全国受験生へのアドバイス。身も蓋もない…。
「こういう時は 僕だけが疑われ 監視されていると考え行動するべきだ」
(
キラたるものの心得。
「まあ 石橋を叩いて渡るぐらいじゃないとな」(by火口)
「死神が人間を殺すのと 人間が人間を殺すのを同じ次元で考えるな」
(
なかなか大変なことで、最初は5日で4キロ痩せたりも。
「僕はノートを拾ってこの能力を得た事を不幸だなんて一度も思ったことはない。
この能力を得た僕は 最高に幸せだよ。
そして 最高の世界をつくる」
(
しかし、その表情は見えない……。背後には、黒い影。
「友達?… 話を合わせただけだ。
最初から「友情を求めてくるなら受け入れてやろう」と言っていたはずだ。
流河は夜神月のうわべの友達
Lはキラの敵だよ」その胸中は、月のみぞ知る……。
「ここで死んでも 真相は何もわからないままだ。
だったらまだ逃げた方がいい。
その間に真相がわかる事もある いや 逃げながらでも真相をつかんでやる」
(
負けず嫌いで前向きな性格は変わらない。
「何言ってるんだ?
こっちから追い詰めないで 捕まえられるはずがないだろ」
(
そうやって、キラであった時にも
Lを見つけたのだから。
「竜崎 僕がいる限り一人という事はない。この約束もある」
(
ああ、なんと驚くような友情に篤い熱血主人公に……!!
「私は
Lです。」かつて驚かされたこの一言を、今度は自分が使うことになろうとは…。
「この僕が 今存在するキラを捕まえた その後で…キラに…
殺人犯になると思うか?そんな人間に見えるのか?」
(
この時の言葉には、少しの嘘もなかった。しかし……。
「…………いや 日本でそれは許されない」
(
…そう。この時の月は、Lよりも遙かに正義に忠実な人間だった………。
(準備は記憶を失う前に全てしてある… 大丈夫だ 僕ならできる)
(
この暗示こそ、キラをキラたらしめているもの!
(いいか竜崎…
ルールとはいつの世界も 神とされる者によって創られるものだ。
おまえは僕のつくった嘘のルールに平伏し 新世界の神に逆らおうとした罪で死ぬんだ)
(
「ミサ 二人で犯罪のない優しい人間だけの新しい世界を創っていこう」
(
新世界の神・キラ様の口説き文句。
「これからは… 新世界の創世を見せてやるよ」
(
キャッチフレーズの世界でも神となったキラ様のお言葉。
(できる…新世界!!)
(
この確信には、ついつられてしまいそうに…。
「キラは大量殺人犯… 悪 それも事実
そのキラを支持している人間も多い それも事実…
しかし きっとキラもわかっているんだ
自分がやっている事が 悪だという事を
しかし 自分が犠牲になってでも 世の中を変える…
それが キラの選んだ真の正義……………」
(
キラの本心。彼らはこの言葉を覚えているだろうか。
「キラを捕まえれば キラは悪
キラが世界を支配すれば キラは正義」
(
勝てば官軍 負ければ賊軍。世の中そんなものか…。
(しかし これから世界はどんどん加速し キラに傾いていく。
必ずキラが正義になる)
(
あともう少しだったのに、最後に崖から落ちたのでは…。
(ここまできたら いかに民衆の力を利用するか…
もう 数では不利にならないはず…)
(
このあたりの冷静さが、月が優れたキラたる所以。
「民衆」という言葉を自然に使うあたり、既に神の意識。
「なんとしても 全世界の人がキラに平伏す前に キラを捕まえるんだ。
確たる証拠と共にキラを突き出せば
世界・政府・人々 また必ず考えが変わります。
やはりキラは殺人犯 悪だと言い出すに決まっています」
(
人の心理というものを実によくわかっている…。
(違うぞ魅上…キラは犯罪を抑止するための存在であるべき
更生した人間への裁きは恐怖を生む…
魅上
(おまえ)のやり方は 罪を許さない ただそれだけ…)月にとって、キラは手段。しかし魅上にとってはキラが目的。故に月は頂点に立つ。
「そう 僕がキラ ただそれだけの事だ」
(
背筋が震えた。
#こんな衝撃と興奮は、そうそう味わえるものではない…!
「僕はその新世界の神に 君は女神になるんだ」
(
殺し文句として使用されたが、自分と相手をよく見て使わないと大変な事になるだろう。
(そして相対した時 どちらがそれにより備え どちらがより上を行くか…
その時 この戦いが終わり 僕が頂点として立つ始まりとなる!)
(
既に勝利を確信している。その自身が月をキラたらしめる。
「そうだ 僕がキラだ」
(
神、降臨。
「いいか 僕はキラ そして 新世界の神だ」(略)
「もはや 僕
(キラ)は正義 世界の人間の希望」一挙手一投足が人々を惹きつける…。演説でも神だ。
「まだ世の中は腐っている 腐った人間が多すぎる……
ならば なくさなければならない」
(
この考えは、魅上がより強く持っているのだろう。
「人間は幸せになる事を追求し 幸せになる権利がある
しかし一部の腐った者の為に 不意に いとも簡単にそれが途絶える」
「…事故じゃない 腐った人間が生きている事による必然」
(
かような体験のある人が言えば、非常に説得力のあるであろうセリフ。
月は恐らくそのような目に遭ったわけではないのだろうが、そう思わせるような、かなりの説得力がある。
「悪は悪しか生まない 意地の悪い人間が悪事を行い
世にはびこるならば弱い人間はそれを習い 自分も腐っていき
いつかはそれが正しいと 自分を正当化する」
「悪は…腐った者は…なくすしかない」
(
腐ったリンゴの法則。
「幸せになる権利
それは皆に平等にある いや なくてはならない。それは他の人間を攻撃したり
陥れたり ましてや殺す事で 得るものではない。互いの幸せの邪魔をすることなく 互いの権利を尊重し
個々の幸せを求めていくのが 人間同士のあるべき姿」
(
至極もっともな意見である。
「それを維持するための攻撃」をどの程度まで認めるかで、キラを支持するか否かが変わってくるのだろうが…。
「世の中が変わってくれば人間も変わってくる…優しくなれる…」
(
小説版「ロサンゼルス
BB連続殺人事件」で、Lが南空ナオミの絶対の信頼を
「本来人間は
地球上で一番優れた生物として 進化していかなければならない。 …だが 退化していたんだ…」
(
腐敗は昔からあったと思うけど。
「僕にしかできない 人を殺すのが犯罪なんて事はわかっている
しかしもう
それでしか正せない いつかそれは認められ 正義の行いとなる」後の歴史を信じて。…かつて処刑された英雄達も、こんなことを思っていた人が多いような気がする。
「ノートひとつで世界を…人間を 正しい方向へ導けるか?
私利私欲の為にしか使えない 自分の為にしか使えない
馬鹿な器の小さな人間しかいないじゃないか」
(
確かに、月以上にキラをこなせる人がいるとは思いにくいが…。
「おまえにだってわかっているはずだ
人間には明らかに死んだ方がいい人間がいる
害虫は殺せるのに 何故害のある人間を殺すのを悪とする」
(
ここまで言い切るとは…。
「おまえが今 目の前にしているのはキラだが 新世界の神だ」
(
さあ、平伏すがいい。
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